写真のクオリティが一気に上がる!PL(偏光)フィルターのススメ

あき


写真のクオリティが一気に上がる!PL(偏光)フィルターのススメ

こんにちは、メディアディレクターのあきです。

夏といえばアウトドア! 海などのレジャーを楽しみつつ、写真をたくさん撮るぞという方も多いと思います。

そこで今回は、空や水面を撮る際に持っておきたいアイテム「PL(偏光)フィルター」についてご紹介したいと思います。

「プロテクター」と「フィルター」の違い

「レンズプロテクター」とは?

一眼レフカメラなどのレンズの先端部分に取り付ける丸くて薄いガラス製のプロテクターを「レンズプロテクター」と呼び、これはレンズ面の破損を防ぐだけでなく、埃や指紋などの汚れを防いでくれます

レンズ面を破損してしまうと、場合によっては新品レンズと大差ない金額を支払って修理に出すことになってしまいますが、このプロテクターをつけておけば、そういったトラブルを未然に防ぐことができます。

大体1,500円前後で購入でき、家電量販店でも販売されていますので、つけていない方は購入を強くおすすめいたします。(レンズによってはレンズ面が飛び出しているため、プロテクターを装着できない場合もあります)

レンズの口径によってサイズが異なりますので、お手持ちのレンズの口径にあったものを選びましょう。

取り付けは簡単! ネジ式になっていますので、レンズの先端に回しながら装着するだけです。

「レンズフィルター」とは?

レンズフィルター」は上記のプロテクターと同じ部類に入りますが、フィルター効果を追加したものです。

フィルターは主に「レンズ面の保護」と「画の変化」を担います。(プロテクターは無色透明のガラス面ですが、フィルターは薄く色がついています)

フィルターには大きく分けて、3種類があります。

  • PL(偏光)フィルター:光の表面反射を抑える効果がある
  • UV(紫外線)カットフィルター:遠くの景色をはっきりと写すことができる
  • ND(減光)フィルター:明るい場所でシャッタースピードを下げて撮影できる

今回はこの3つの中から「PL(偏光)フィルター」について、詳しくご紹介します。

「PL(偏光)フィルター」について

「PLフィルター」の「PL」は、「Polarized Light」の略です。

偏光(へんこう)
光波の振動方向の分布が一様でなく、つねに一定の平面に限られている光。振動方向が一直線上に限られる直線偏光、円や楕円を描く円偏光・楕円偏光がある。自然光は反射すると偏光になる。⇔自然光。

引用元:偏光とは(デジタル大辞泉) – コトバンク

フィルターのガラスとガラスの隙間に特殊な「偏光膜」という薄い膜を挟んだフィルターです。レンズに入ってくるある特定の光をカットする仕組みになっています。

フィルターは構造上、2枚重ねになっているため厚くなりやすいです。できるだけ薄いフィルターを選んだ方が良いでしょう。ただし、値段もその分上がってしまいますので、予算を考慮して選ぶようにしましょう!

メリット

PL(偏光)フィルターの主なメリットは以下の3つです。

  1. ガラスや水面などの表面反射を抑えることができる
  2. 空などをハッキリとしたコントラストで撮影することができる
  3. レタッチの手間が減る

デメリット

主にデメリットは以下の4つになります。

  1. シャッタースピードが落ちる
  2. 通常のプロテクターに比べて約1.5〜2倍ほど値段が上がる
  3. 逆光では効果がない
  4. 紫外線に弱く劣化しやすいため平均して2年程度の寿命

実際に使ってみよう!

実際にこのフィルターを使った写真を例に、解説していきたいと思います。

使用したカメラとレンズ、フィルター

まずは、今回使用した機材をご紹介しますので、参考までに。

Nikon デジタル一眼レフカメラ D800 ボディー D800

Nikon 標準ズームレンズ AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED フルサイズ対応

MARUMI カメラ用 フィルター 58mm DHGサーキュラー P.L.D偏光フィルター 63098

1. 空の撮影の場合

ではさっそく装着・未装着について比較しましょう。

はじめにPL(偏光)フィルターを使用せずに撮影した写真から!

_AKI9221

設定 ISO:800、シャッタースピード:1/2500、f/5.6

空の色がのっぺりとしてしまっています。肉眼で見ると白い雲も、写真にすると灰色に曇ってしまっています。

 

続いて、PL(偏光)フィルターを使用して撮影した写真がこちらです。

_AKI9220

設定 ISO:800、シャッタースピード:1/640、f/5.6

未装着の写真と比べて、雲のコントラストが出ていますね。フィルターを装着しただけで、こんなにも空の色が鮮やかになるんです!

2. 水面の撮影の場合

先ほどの場合と同様、装着・未装着について比較しましょう。

まずはPL(偏光)フィルターを使用せずに撮影した写真から。

_AKI9197

設定 ISO:800、シャッタースピード:1/100、f/5.6

水面が反射してしまっています。海や川で撮影されるとき、このような反射に悩まされたという方も多いのではないでしょうか。

 

続いて、PL(偏光)フィルターを使用して撮影した写真がこちらです!

_AKI9199

設定 ISO:800、シャッタースピード:1/40、f/5.6

水面の反射が抑えられ、水の中がよく見えますね。このように、フィルターを装着することで透き通った水を簡単に表現することが可能になります!

作例

実際にPL(偏光)フィルターを使用した作例をご紹介します。

「国際フィルターフォトコンテスト」(ケンコー・トキナ)

Unknown

こちらは水面の撮影にPL(偏光)フィルターを使用しています。フィルターを使用することで水の美しさを表現しています。

上記リンク先の写真は、水面だけでなく、周りの植物にもフィルターの効果が効いていてコントラストがはっきりとしていますね!

このように、PL(偏光)フィルターは空や水面の撮影だけでなく、植物の撮影のときにも使用することができます。

まとめ

PL(偏光)フィルターを使うことで、表現の幅が一気に広がり、さらに撮影が楽しくなるはずです。今までフィルターを使用したことがない方は、この機会にぜひ購入してみてはいかがでしょうか?

よいカメラライフを!

あき
この記事を書いた人
あき

メディアディレクター

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