こんにちは、LIGブログ編集部です。みなさんは「Google AdSense」を利用していますか?
メディア、ブログなどのマネタイズの方法としてもっとも有名であり、利用されている方は多いかと思います。LIGブログももちろん導入しており、編集部では過去にこちらの記事「GoogleアナリティクスとAdSenseやAdWordsなどの外部ツールを連携してみよう」などで紹介させていただきました。
では、どうしてAdSenseはこんなにも普及しているのでしょうか。その魅力のひとつは「サイトを訪れた人がクリックするだけで収益が発生する」という点です。導入の際に審査がありますが、そこまでハードルの高いものではなく、申請承諾も2、3日で結果が出ます。
ただし、AdSenseには遵守すべき規約がいくつかあり、それらに違反すると広告配信が停止されることがあります。最悪の場合、アカウント凍結にもなりかねません。そこで、今日は見逃しがちな禁止事項をまとめました。AdSenseをお使いの方は、自身のメディア運用にぜひお役立てください。
禁止コンテンツの事例
まず、AdSenseで基本的に禁止コンテンツとされるものをご紹介したいと思います。アダルトサイトNGなどは周知の事実かと思いますが、ポイント付与サイトNGなどの規約はご存知でしたか?
Googleコンテンツポリシーでは、以下の10項目に違反するものが禁止コンテンツとされています。
- アダルトコンテンツ
- 個人、集団、組織を誹謗中傷するコンテンツ
- 著作権で保護されているコンテンツ
- 薬物、アルコール、タバコに関連したコンテンツ
- ハッキング、クラッキングに関連したコンテンツ
- 報酬プログラムを提供するサイト(「報酬提供」サイト)
- Google ブランドを使用しているサイト
- 暴力的なコンテンツ
- 武器および兵器に関連したコンテンツ
- その他の違法なコンテンツ
引用元:禁止コンテンツ|Adsense ヘルプ
簡単にまとめると、一般的な違反行為・犯罪行為を助長する内容、「アルコール」「タバコ」「アダルトコンテンツ」などの子どもの閲覧にふさわしくない内容がNGになっています。
上記の10項目をより詳細に確認すると、いくつか不思議な部分を発見しましたので、下記にてご紹介させていただきます。
4つの不思議な禁止事項
1. 胸元がゆったりしている服を着ている女性の画像はNG
繰り返しにはなりますが、成人向けの「アダルトコンテンツ」を含むサイトには、Google広告を掲載することが許可されていません。子どもが閲覧するのにふさわしくない、というのがその理由です。それでは、何を基準にアダルトコンテンツと判断しているのでしょうか。
Googleが提示している基準は下記です。
アダルトコンテンツに該当するかどうかの判断に迷う場合は、そのコンテンツを子どもに見せても問題がないかどうか、職場の同僚の前で閲覧しても恥ずかしくないかといった基準を目安にしてください。
引用元:アダルト コンテンツ|Adsense ヘルプ
また、コンテンツポリシーには、「性的内容を示唆するコンテンツや性的刺激を目的とするコンテンツに Google 広告を掲載することは許可されません」と明記されています。ここで重要なのは、性的欲求を刺激すると見なされるコンテンツは違反の可能性があるということです。
つまり、水着や胸元がゆったりしている服を着ている女性の画像もグレーです。ともに場合によっては「違反」と判断されます。なお、コンテンツの内容に関わらず、他のDSPなどでの広告画像が水着だった場合も「違反」認定されてしまうことがあるので注意しましょう。
最終判断はAdSense側でなされるため、意外なポイントで広告が停止される場合もあるかもしれません。
2. ワインやシャンパンはOKだけど、ビールはNG
意外な禁止事項であり、驚いた方もいるのではないでしょうか。
Googleが定める禁止事項には「アルコール」の条文があり、そこでワインとシャンパンの販売や宣伝はOKでも、ビール・リキュールなどのアルコール度数の高いお酒の販売や宣伝はNGと明記されています。
梅雨を過ぎて「夏といえばビール!」と打ち出したいとしても、AdSenseを導入していればブログでの宣伝・販売促進はNGです。
ただ、ビールの製造方法の紹介やビールサーバーなどの販売・宣伝はOKのようです。また、パブや居酒屋などのビールを飲めるお店の紹介はOKです。間接的な紹介はいいが、直接購買につながるものはダメと覚えておきましょう。