こんにちは、デザイナーの白浜です。
前回の記事「Photoshopを使った今流行りのシネマグラフの作り方まとめ」ではシネマグラフについて書きましたが、今年はシネマグラフだけでなくVine、Instagramビデオなどの短かめの動画を使ったコンテンツをよく見かけるようになりました。
そこで今回は、コンテンツにVineやInstagramビデオを取り入れたプロモーションを紹介していきたいと思います。
それぞれの特徴
まず最初に、さらっとそれぞれの特徴をおさらいしたいと思います。
特徴 | Vine | Instagramビデオ |
---|---|---|
長さ | 6秒 | 15秒 |
フィルター | × | ○ |
編集 | × | 一つ前の動画を削除できる |
ループ再生 | ○ | × |
共有 | Facebook、Twitter | Facebook、Twitter、Tumblr、Flickr、forsquare、mixi |
動画の埋め込み | ○ | ○ |
ビデオのインポート | × | × |
(2014年8月21日現在)
主な違いはその秒数ですね!
Vineは6秒、Instagramビデオは15秒。15秒となると、ちょっと短いCMぐらいの尺があります。
あとInstagramビデオはフィルターがかけられること、1つ前の動画を削除できることなどが強みです。
オシャレなブランドのプロモーションなどはInstagramビデオに分がありそうです。
一方、Vineはその短さとループ再生というところを活かして、インパクト勝負で面白い動画が多い印象です。
さらに詳しい情報については、以下の記事をご参照ください。
▼参考記事:どこがどう違う?―InstagramビデオとTwitterのVineを詳細比較 – TechCrunch
http://jp.techcrunch.com/2013/06/21/20130620instagram-video-vs-vine-whats-the-difference/
追記:
と…、書いてるそばから、新たな情報が!
Vineに動画アップロード機能と編集機能が付くみたいです!これで最後の最後に失敗してやりなおし~が避けられますね!
▼参考記事:Vineがアップデート、カメラロールからの動画アップロード、編集が可能に – ギズモード・ジャパン
http://www.gizmodo.jp/2014/08/vine_10.html
Vineを使ったプロモーション
ということで、Vineを使ったプロモーション事例を紹介します。
前半はいくつかのVineをまとめたプロモーションサイト、後半はプロモーションのVine動画そのものです。
ピューロのうわさ 100 | サンリオピューロランド
http://www.puroland.jp/uwasa100/
サンリオピューロランドのプロモーションサイト。キャラクターによるピューロランド紹介ムービーが面白くてかわいい!
ものによってはめっちゃシュールだったりします。(マイメロが麺の湯切りをしているだけの動画が突如Twitterで流れて来たときはお腹抱えて笑いました。)
場所や投稿日時でソートがかけられたり、古い動画も埋没しないように工夫されていたりと、よく考えられていると思います。
知リ100 Supported by オロナインH軟膏
一見旅行系のサイトかな?と思いきやオロナインH軟膏のプロモーションサイト。
雑誌やポスターのようなエディトリアルデザインにWEBコンテンツらしい動きをMIXする手法が今年流行っているそうなのですが、こちらのサイトも動く雑誌といった感じです。
6秒間でも写真だけのサイトよりも体験1つ1つの空気感が伝わってきて、素敵だなと思いました。
Disney Side Video Contest | Vine Your Disney Side
海外ディズニーの「Show Your Disney Side」コンテストサイト。
あなたのディズニーな一面を投稿して商品をもらおう!的なサイトです。Vineはこのようなユーザ参加型のコンテストのツールとしてもよく使われています。
優勝ビデオの発想がオシャレで素敵ですね。
サマソニバックステージからメッセージ|SUMMER SONIC 2014公式サイト
http://www.summersonic.com/2014/attractions/vinemirror.html
今年開催された音楽フェスSUMMER SONIC2014のバックステージの様子をまとめたページです。
6秒間とはいえ、やはり動画だとライブの臨場感や興奮がより伝わってきますね。時間も短く手軽に撮れるVineは、こういうライブレポートなとに向いているかもしれません。
adidas UK
adidas UKオフィシャルアカウント。 Vineはボタンを押している間動画が記録され、それらをつないで6秒間のムービーを作る仕様なので、ストップモーション的表現がわりと簡単にできるのですが。 それにしてもこのボールの動画は良くできているな~と思いました!!秒数を計算して撮影しているのでしょうか?転がりながらボールのデザインの変遷を表現するっていうアイデアもいいですね。
Internet Explorer
https://vine.co/internetexplorer
お馴染み、Internet Explorerの公式アカウント。
ぐっ・・・アニメーションにされると憎めないじゃないか。
IEの魅力をキャラクターたちが紹介しています。かわいいです。(悔しい)
新江ノ島水族館
https://vine.co/u/908001300803887104
新江ノ島水族館のオフィシャルアカウントなのですが、クラゲをただただ眺めているとものすごく癒されます。今年はまだ1回も水族館に行っていない!(去年は3ヶ所も行ったのに。)
新江ノ島水族館はプロジェクションマッピングなど、先進的なものを積極的に取り入れていますね!
Vineビデオまとめサイト
最後にVineを使った企業のプロモーションをまとめたサイトがあったので紹介します。
Brandsonvine
「SHOWCASE」から一覧で見ることができます。眺めているだけでも楽しいです。
Instagramビデオを使ったプロモーション
MINMI | UNIVERSAL MUSIC JAPAN
http://www.universal-music.co.jp/minmi/news/shinkyoku-video/
ファンからInstagramビデオを募ってMINMIの新曲プロモーションビデオを作ろう!という企画。Instagramビデオはフィルターが使える分、Vineよりオシャレな雰囲気の動画が多いからこそできる企画だなと思いました。
ブランド公式アカウント
ファッションブランドのInstagramアカウントにはビデオがよく用いられています。
しかし、Instagramビデオもビデオのインポートはできないはずなのですが・・・ブランド公式サイトでちょいちょい見かけるCMのようなハイクオリティな動画は・・・一体どうなってるんでしょうか?特定のアカウントだと動画をアップロードできるのでしょうか?その辺を誰か詳しく教えてください。すごく気になる。
今回はカッコいいビデオがあったブランドをピックアップしてご紹介します。
ルイヴィトン公式アカウント
http://instagram.com/louisvuitton
エルメス公式アカウント
adidas公式アカウント
http://instagram.com/adidasoriginals
サムネイルに三角形のマークがついているものを再生してみてください。
うん、カッコいいやつばっかりです。
まとめ
これからVineやInstagramビデオを使った仕掛けを考えてる人の参考になればと思ってまとめてみました。
けっこう公式アカウントでも放置アカウントだったり、若干ネタ切れ感も出てきたりしているのですが、Vineの動画アップロードなどでまたちょっと流れが変わってくるかもしれませんね。動向を見守りましょう。