イーワーカーというサイトのコストの達人というコーナーに工数計算の一例が載っていた。
このサイト、近々閉鎖してしまうようなので、そのうちこのリンクも意味はなくなってしまうのですが、せっかくなので紹介させてもらいませう。
工数計算の中に、開発スタッフの単価の例が載っていて、それがちょっと興味深かった。
スタッフ単価の決め方は会社単位で結構違うようで、これが通例だというのはどうもなさそうなのですが、主なところではスタッフの実績や年収から単価を求めるのが一般的のような感じの雰囲気っぽいです。
上記のコーナーには年収から単価を求める具体例も載ってました。
例えば、年収が450万の人の場合。会社側から見て、この人にはまずこの金額の給与を1年間に支払うわけですが、それとは別に、福利厚生だの何だのという費用の負担も会社はしなければならない。その費用の負担と年収を合わせたものを雇用コストと呼ぶそうですが、この雇用コストの計算はおおよそ年収の1.5倍くらいを見ると良いようです。だから450万の年収がある人の年間の雇用コストは 450 × 1.5 = 675万円 になりますね。
単純に考えて、この人は年間に675万円以上の売り上げを立てないと、会社にとっては赤字です。だからといって675万円ぴったりでも微妙。それじゃ会社の利益がないですからね。会社がどれだけの利益を期待するのかはそれこそ会社単位で違うでしょうが、ここでは30%の利益率を期待していることにしましょうか。
いや、決してアストロデオがそうなんだよってことじゃなくてね。っていうか、ぶっちゃけうちの社長がどれだけの利益率を期待してるか、正確な数値は知らないです。まあ、たぶんあの人のことだから、具体的に何%みたいなことは特に考えてないような気もしますけど。多けりゃ何でも良い、みたいな。
さて、年間雇用コストが675万かかる人が30%の利益を上乗せするとなると、まあめんどいので計算は省きますが、964万円くらいになります。これがこのスタッフの年間収支になるわけです。
1か月の勤務日数はだいたいのところが20日としているはずなので、1年でおよそ240日。これを元に1日の単価を出すと 964 ÷ 240 ≒ 4万円 になります。したがって、この人の単価は4万円ということになりますね。
あくまでもこれは一例なので、450万の人なら絶対に1日あたり4万で動かなければいけないというわけではありませんが、こういう目安があると自分の単価も出しやすいかと思います。
しかし、年収450万ですか……今の僕にとっては、結構高いラインですよ、その年収。
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