Web事業部実績紹介_Webマーケティング
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2012.12.07

「社員をサーフィンに行かせよう」-パタゴニア創業者の経営論。

たか

先日、人事担当者の方達を対象にしたセミナーで講師をしてきました。その際に参加者の方から、御社の経営スタイルはパタゴニア(patagonia)に似ていると教えて頂きました。パタゴニアは僕自身も90年代アメカジブームの際に購入した記憶があり、ブランディングが上手い会社という認識がありました。教えて頂いた書籍を読んで共感した箇所をご紹介します。

“let my people go surfing.”  – 社員をサーフィンに行かせよう。

本のタイトルにもある、「let my people go surfing. 社員をサーフィンに行かせよう」はパタゴニアの社内の非公式ルールです。平日の午前11時だろうが午後2時だろうが、いい波が来ているのにサーフィンに出かけない方がおかしいということです。

実際、パタゴニアの本社はカリフォルニア州ロサンゼルスから西に約100キロメートル、太平洋を望むベンチュラにあり、

パタゴニア日本支社も鎌倉市にあります。社員がサーフィンに行きやすい場所にあるみたいです。

LIGも全員長期夏休み制度を実行すべく、今季頑張っているのですが、バックグラウンドにある考え方が非常に似ていました。
※まずは今季のスゴイ目標に達成しないとなんですが…。

バックグラウンドにある考え方

アプローチは違えど、LIGの考え方と非常に近かったです。パタゴニアの「社員をサーフィンに行かせよう」を実現したい理由を抜粋します。

責任感を持たせる

「今からサーフィンに行ってもいいか。」「いつまでに仕事を終えなければならない」などと、いちいち上司に確認を取る組織はイケてない。もしサーフィンにいく事で仕事が遅れたら夜や週末に仕事をして、遅れを取り戻せばよく、そんな判断を一人一人の社員が出来る組織を望んでいる。

その通りだと思います。社員一人一人が責任を持ち、タスクのスケジューリングとリソース配分が出来ている組織は強いはず。

 効率性を重視する

自分が好きなことを思いっきりやれば仕事も捗る。午後にいい波が来ると分かればサーフィンに出かけることを考える。するとその前の数時間の仕事はとても効率的になる。また、外出中に仲間に迷惑を掛けたくないといこともあるだろう。

こちらも同じように感じています。大人として仲間として各自が自分自身が効率的に動けるのが一番です。WEB業界は何かと長時間働くイメージです。もちろんリリース前やタスク過多の場合はしょうがないにしても、闇雲に長時間働くのではなく一人一人の生産性を最大化するにはどうしたらいいかを考えた方が建設的です。

ライフスタイルの一つとして仕事をコントロールする

サーフィンでは「来週の土曜日の午後4時から」などと前もって予定を組むことは出来ない。その時間にいい波がくるかどうか分からない。サーファーでもスキーヤーでも同じで、いい波が来たら、いい雪になったらすぐに出かけられるように、常日頃から生活や仕事のスタイルをフレキシブルにしておかなければならない。

フレキシブルいいですね。遊びや趣味にしてもそうですが、常に融通をきかせることが出来る時間を確保しておく方が何事もスムーズにいきます。そのためにはタスクに追われるのではなく、タスクを能動的にコントロールする必要があります。

協調性とコミュニケーション

パタゴニアには「私がサーフィンに行っている間に取引先から電話があると思うので受けておいて欲しい。」と誰かが頼むと「ああいいよ!楽しんでおいで」と誰もが言える雰囲気がある。そのためには、誰がどういう仕事をやっているか、周囲の人が常に理解していないといけない。

LIGでもツーマンセル体制を今季から導入し、誰かが仕事を抱え込み、倒れたり怪我をした場合のリスクヘッジや、旅行や子育てなどライフスタイルに合せた休暇をとれる組織作りを目指してます。そのためにはコミュニケーションとノウハウと仕事の効率的な共有が必要で、地道にですが短時間でも進捗ミーティングを頻繁におこなったり、フォルダ構成、フレームワークやドキュメントの共有、タスクとリソース管理/共有に力を入れてます。コミュニケーションと組織化と、あとは信頼関係が大事だなと感じてます。

まとめ

そもそもLIGには原価がないのでサプライヤーとの関係など違いはありますが、根本にある考え方は非常に近く、とても勉強になりました。また、この仕組みは会社が従業員を信頼していないと成立しません。パタゴニア創業者のイヴォンは、この経営組織論をMBAと読んでいるようです。経営学修士ではなく「Management By Absence(不在による経営)」の意味で。

ひたすら働くことを推奨しているわけではなく、仕事と遊びと家庭の境界線をはっきり引かないでおく。こういう仕組み作りには自主性と責任感と、共通の価値観や文化、信頼感が重要になってくるのだと感じました。

「組織作り」「自主制」「経営理念」「フィロソフィ」「組織の文化、価値観」「革新性」とかのキーワードに興味がある方は是非、こちらの本を読んでみてください。

let my people go surfing. 社員をサーフィンに行かせよう-パタゴニア創業者の経営論