モテたくてモテたくて震えてます。どうも、ヨシキです。
web関連の職種がメジャーになるに伴い、web関連会社では美人な社員さんが増えましたよね。「美人の多い会社」という特集をネットや雑誌でみかけ、あぁ自分もこんな会社で働きたいな、と思われている方も多いかもしれません。
実は僕は普段「美人が多い」と評判の会社(非web系)で働いています。実際いろんな人に羨ましがられます。
しかし、イケメンでも肉食系でもない全くモテない人間が、美人の多い会社で働くことって何か意味があるのでしょうか?それって本当に幸せなことなんでしょうか?
そこで本日は大真面目に「美人が多い会社で、イケメンでも肉食系でもない非モテ人間が実際に働いてわかった8つの真実」を紹介していきたいと思います。
1. 美人が多い会社で働くと、仕事に対してフラットな目線が保てる
日本には「美人は3日で飽きる、ブスは3日で慣れる」という偉大な格言があります。これを美人が多い会社に当て嵌めると「美人は3日で慣れる」ということになります。いくら美人であっても、見るたびに「やべー!超美人だ!こりゃもう仕事になんねーよ!!」となるヤツは重度の変態です。実際、すぐに見慣れます。
さらに、会社の同僚というのは毎日顔をあわせる上に、目的も利害も全て一致している間柄です。顔がよければ多少問題があってもOK!とはいきません。取引先担当者が美人という場合とは、この日常性の濃さが決定的な違いとなります。
また、美人がいるからといって仕事のヤル気アップにつながるか、というのも微妙なところです。プロジェクトに一人だけちょっとキレイな子がいる、という「相対的」な意味での美人なら、その子に好かれようと頑張ってしまうことは正直あると思います。しかし、周囲が「絶対的」な意味での美人だらけだと、逆にその種類のモチベーションは消えてしまいます。
そういう意味では、美人が多い会社はフラットに仕事に向き合う環境が整っている、といえるでしょう。
2. 美人が多い会社で働くと、夏が少し嫌いになる
制服や襟付きシャツが義務づけられている会社でもない限り、胸元は見えます。LANケーブルを差しているとき、プレゼン用の資料を確認しているとき、ゴミを拾うとき。女の子が少し前屈みの姿勢になれば、ブラジャーは見えます。逆にもう、服の存在を感じさせないぐらいハッキリとブラジャーだけ見えます。襟元がゆるくなる夏場は特にそうです。
しかし思い知らされるのは、ブラジャーという製品の持つ完璧なディフェンス力。「わざと見せてんじゃねーか?」というぐらい豪快に見えていても、中身は決して見えません。あまりにも簡単に見えるブラジャーに対し、あまりにも固い守備。それらを交互に見続けることで、ある日ふと「ブラジャーもまた、衣服の一つにすぎない」という真理を悟ります。美人の胸元にあろうが、道端に落ちていようが、所詮はTシャツなどと同様の布製品でしかないのです。
むしろ、ブラジャーを見せる美人に対し「見てもどうにもならないものを、わざわざ見せやがって」と怒りすら覚えるようになります。そして最後には、夏そのものを嫌うようになるのです。「あぁ、今年もあの季節がきた」と。
余談ですが、パンツは滅多なことでは見えません。駅の階段などを見ていてもわかるとおり、ちょっとした工夫でパンツが見えるのを防ぐ技術に関しては、女性は天才的です。だからこそ、パンツはプレミアムな価値を持ち続けるのでしょうね。
3. 美人が多い会社で働くと、福利厚生費が支給額以上に充実する
銀座の高級クラブなどのホステスさんは、日経新聞を読んだり経済誌を読んだり、日々勉強を怠りません。一流の経営者や商社マンを相手にする際、彼らの話題にある程度ついていき、適切な相づちを打つためです。これは男性が女性に対し「教えたがる」傾向が強い一方で、会話レベルでは「教養」を求める傾向が強いためであり、単純に顔がキレイならそれで全部OKとはいかないからです。
しかし同じ会社の美人が飲みの相手であれば、仕事の話をすれば当然ホステスさん以上に盛り上がります。さらにホステスさん相手のように、謎のテーブルチャージや砂漠の水より高いドリンク代、そしてフルーツ代を請求されることもありません。ちょっと多めに会計をもってあげるだけで感謝までされます。しかも「ハイ、よろこんで!」の勢いです。飲みにいくお店のレベル自体も、実際それぐらいで十分だったりします
これを「会社に女の子が全然いなくて、ストレス解消で高級クラブ通うようになった場合」と仮定してみれば、相当な額の『つもり貯金』ができます。年齢や役職が上の人ほど、この恩恵を受けるようになるでしょう。
勤務条件について、交通費や住宅手当と同様に“福利厚生の一部”としてこれを考慮するのは、人によっては非常に重要なことだと思います。
4. 美人が多い会社で働くと、日常的に胸に痛みを覚える
「会社中の美人と付き合ってやるぜ!」などという戦国武将みたいな野望を抱いていない限り、大概の美人については特別な感情を持つことはありません。単に「あぁ可愛い子だな」と思い、一緒に仕事をし、たまに遊んだり飲みに行ったり、という同僚としての関係が続くだけです。
しかし、美人に彼氏ができた話などを聞いたときは勿論、オフィスや飲み会の場で他の男性社員とベタベタしている光景を見ただけで、胸が少し痛むのも事実です。何かの御礼などで後輩の子をちょっと高い店に連れて行ってあげたとき、「あ、この店、前に彼氏に連れてきてもらったことありますー」とか言われ、妙に複雑な気持ちになるのも事実です。
これは「女は愛嬌」という格言どおり、男が可愛いと思う女の子の大半は「会話とリアクションが上手い子」であるため、ペットなどに対する独占欲のような感情が心のどこかに芽生えてしまっているのが要因でしょう。
それゆえに美人が多い会社では、失恋でもないのに喪失感にも似た謎の胸の痛みと、うまく付き合っていく必要があります。毎週なんとなく見ていた漫画やドラマが終わったときのような感覚を、周囲の美人の数だけ感じてしまうのです。
「この胸の痛みのせいで失った集中力さえあれば、自分はもっと大きな仕事を成し遂げられたはず。」そう思いながら、今日も胸に痛みを覚え続けるのです。
5. 美人が多い会社で働くと、美人と付き合える確率が少しだけ上がる
ものすごく当たり前の話ですが、美人はモテます。モテるがゆえに変な苦労を背負ってしまい、「モテるって思ったほど楽しくなさそうだな」とモテない自分に思わせてくれるぐらい、モテます。
そんな美人と付き合える確率は、同じ会社ならもちろんハネ上がります。少なくとも、別の会社であれば本来打席に立つことさえなかったワケですから。しかし、打者としての自分の本来の実力を見失ってはいけません。美人がメジャーのエース投手だとすれば、こっちは中学レベルでの補欠部員です。目をつむって振ったバットに偶然ボールがあたるという程度の、薄い打率であることを忘れないようにしましょう
そして名作漫画『SLAM DUNK』で、自分を見下す対戦相手に対し「中学時代無名だった奴が、翔陽(強豪高校)に入ったからってのぼせやがって」と吐き捨てる名シーンがあったように、環境自体を自分の実力と勘違いするのは大変危険なことです。第三者から見た時の自分、というのは常に意識しておかないと、ただのイタい人になるので注意が必要です。まして「社内恋愛はリスクが高い」というのは常識。チャンスは何度もないので、断固たる決意が必要です。モテ期なんて期間があるのは、ファンタジーの中だけです。
6. 美人が多い会社で働くと、会話がイタリア人のようになる
「美人ですね」と言われ、過剰に戸惑うでも照れるでもなく「ありがとうございます」と言えますか?言えるのが、美人です。
周囲が美人ばかりだと、相手を褒めるのにも抵抗がなくなります。ファッションだろうと髪型だろうと、とりあえず目についたものを褒めておけば、美人は受け流してくれます。その気軽さ・気安さこそが、会話力を成長させてくれるのです。そのうち、まるで天気の話をするかのように、相手を自然と褒めることができるようになるでしょう。まるでイタリア人みたいで、とてもオシャレですね。
さらに、美人の好きなブランドやメーカーなどを何となく覚えて(他のグループでの)会話で口に出すと、凄くオシャレに詳しい人のように思われます。顔のパーツだけなら、美人もそうでない人も、実は大差ありません。やはり雰囲気などを含めた全体的な構成要素が、その人の印象を決定づけます。美人はローマと同様、一日にして成らず。それがわかっているかのように振る舞えれば、もはやあなたはイタリア人ですね。
オシャレが溢れ出し、とどまるところを知りません。
7. 美人が多い会社で働くと、モテるための向上心を失ってしまう
美人は、モテに対する知識レベルではあなたを成長させてくれる一方で、意識レベルでは退化させてしまう危険を含んでいます。
何の努力もせずとも、美人たちと楽しく飲みに行ったり遊んだりすることができる環境で、あなたは傷ついてまでも「モテよう」と努力を続けることができますか?何もしなくても毎日長時間一緒にいる美人たちに対し、必要以上に気合いを入れ続けることはできますか?さらに、美人たちは当然彼氏がいたり必要以上にモテたりしているので、自分との間にある格差に対しては諦めのような気持ちが芽生えてしまいます。
それらの全てがあなたから向上心を奪い、やがては居心地のいいぬるま湯から出られなくなってしまうのです。
例えばサッカーのレアル・マドリードのような超名門チームの補欠である程度給料を貰ってしまうと、格下のチームに移籍してまでレギュラー争いから始めるというのは、精神的に難しいものがあります。状況としては同じようなものでしょう。同時に、普段接している仲間よりも美人でない相手にいきなり気持ちが動くのか、という疑問も残り続けます。もともとがモテない人間であれば、尚更でしょう。
美人社員が多い会社の男性社員が意外にイケてないように見えるのは、実はこういった向上心の喪失が主な原因なのではないでしょうか。
8. 美人が多い会社で働くと、新入社員を見るのが憂鬱になる
美人が多い会社というのは、ある世代だけに傑出した美人が集合するというわけでは勿論なく、毎年一定数の美人が入社してきます。
彼女たちにとっては当然ここが初めての会社経験となるわけであり、ついつい何も知らない純粋無垢な存在のように思ってしまいます。しかし、彼女たちとて22〜3歳の立派な大人です。組織経験という意味でも、ついこの前まで大学四年生として、サークルやバイト先などで神の如く振る舞っていたわけです。まして美人であるならば、単に仕事のやり方や会社のルールを知らないだけで、対人スキルは既に自分より上だったりする場合もある訳です。(但しそれは決して悪いことではなく、むしろハイジみたいな純粋な少女のほうが会社では面倒くさい存在になる、というのは事実です。)
美人が多い会社に長くいると、飲み会やバーベキューなどのイベントで若さ全開の彼女たちを見たとき、楽しい一方で少し沈んだ気持ちになります。社内でしか評価されない程度の「相対的」な美人であれば、新入社員がその美人ポジションを先輩から奪うことで美人の「絶対量」は安定します。しかし、社外でも評価される美人であれば、1つ年齢を重ねたところで状況は何も変わりません。美人の「絶対量」が単純に増し、既に①~⑦で述べたような精神的苦痛がさらに増えるだけです。
彼女たちの成長と共に会社にまた美人が増えてしまうことを、無意識に想像してしまうからでしょう。やがてパブロフの犬レベルで、新入社員を見ると条件反射的に憂鬱になってしまうのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
美人がある一定数以上存在している環境、というのは実に素晴らしいことです。どうせ働くなら、美人がいない会社より、多い会社のほうがいいに決まっています。しかし、そこにどれだけの価値を見出すかはあなた次第です。マッチ売りの少女が最後に見た光景と同様、美人の見せてくれる世界の多くは儚い幻です。
そして、どれだけ美人が多い会社であっても、そこに日本中の美人が集合している訳ではないことを決して忘れないでください。休日、街に出てみましょう。きっと美人がたくさんいることに気づくはずです。最近は「すっぴんからメイクでこんなに美人に!」という記事をよく見かけるように“カワイイは作れる”んです。
自分の会社の同僚は作られた美人なのか、ナチュラルな美人なのか。席を並べている程度の関係では、現代の魔法を見抜くことは決してできないでしょう。
でも、何一つ気にする必要はありません。そんな真実なんて、モテない人間にとっては
生きていく上でさほど重要なことではないのだから。