ベンチャー企業の新卒・インターン採用/求人イベントに参加して考えた、ベンチャーで働くということ

ベンチャー企業の新卒・インターン採用/求人イベントに参加して考えた、ベンチャーで働くということ

さんぺー

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こんにちは! インターンのさんぺーです。

私はLIGに内定をもらっている2015年度の新卒なのですが、上司が日増しにものすごい勢いで増量していくので「この会社にいると太るのかな、大丈夫かな?」と思うことがあります。

ベンチャー企業って“ハードワーク”や“ブラック企業”というイメージが先行しがちですし、学生は就活を考えるにあたって「実際どうなの?」と気になっているものではないでしょうか。

LIGもいわゆるベンチャー企業で、私もそこで働くことになりますが、これまで「ベンチャー企業で働く」ということをしっかり考えたことはありませんでした。

そんなときパッションナビ(※)様から、ベンチャー企業が集結し、学生と交流できる新卒・インターン採用/求人イベント「情熱フェスタ」にお誘いいただいたので、他のベンチャー志望者の学生が、どんなモチベーションでいるのかを取材することにしました。

今回は、イベントの様子をレポートし、私なりにベンチャー企業で働くということについてまとめてみました。

これからベンチャー企業に就職したいと考えている学生のみなさん、そして、ベンチャー企業の採用担当者のみなさんも、ベンチャー企業志望の学生が働くということをどんなふうに考えているのかについて、参考になれば幸いです。

(※)2020年6月、就活サイト「パッションナビ」から「CheerCareer(チアキャリア)」へ名称変更しました。

そもそもベンチャー企業ってどういうもの?

まずは、世間一般的に言われているベンチャー企業の定義をまとめてみました。世の学生もだいたいこのようなイメージではないでしょうか。

ベンチャー企業とは

ベンチャー企業とは
新技術や高度な知識を軸に、大企業では実施しにくい創造的・革新的な経営を展開する中小企業を指す。

引用元:Wikipedia – ベンチャー

“創造的・革新的”とあるように、ベンチャーとは「新しいことに挑戦し続ける」姿勢で、まだ世の中にない価値を生み出そうとする企業のことです。

ベンチャー企業の特徴として、一人一人の裁量が大きいということが挙げられます。自分が「こうした方がいい」と感じればそれを実行することもできます。こういったやりたいことをできる環境から、新しいモノやサービスが生まれていくところに、魅力を感じる学生も多いかと思います。

何年か前の非常識が今では常識であるように、現在の非常識が未来では常識になっている可能性があります。ベンチャー企業は、その「未来の常識を作る」ために価値を生み出そうと挑戦している企業と言えるでしょう。

倒産率が高いって聞くけど・・・

ベンチャー企業の倒産率という調査はないので、経済産業省中小企業庁の2005年のデータを参考に考えたいと思います。

このデータによると、起業してから10年後にその中小企業(全事業)が存続している割合は26%(四捨五入)です。

起業してから10年後の数字だけを見ると、存続率が低いように見えますし、1年目のきつい時期は翌年まで存続している割合が73%と低めです。

しかしその後は次第に安定し6年目からは90%以上の割合で存続しています。中小企業は経営が安定していないイメージが先行しがちですが、6年目を越えている企業の多くは安定した経営ができていると考えられます。

参考:第1部 2005年度における中小企業の動向 第2節 事業の存続・倒産と再生 – 経済産業省中小企業庁

ということで、情熱フェスタに行ってきました!

「情熱フェスタ」とは、ベンチャー企業のトップが集結し、学生と交流できる新卒・インターン採用/求人イベントで、総合職や営業職、エンジニア職など職別で開かれています。

今回参加させていただいたのは営業職の情熱フェスタだったので、「経営者に自分自身を売り込みたい」というスタンスの学生がたくさん集まっていました! 自立心や成長意欲のある学生さんたちからは、就活を終えた私もいい刺激を受けることができました。

以下、情熱フェスタで垣間見た学生の姿をレポートします。

どんなサービスがあればより便利になるかを考える

グループワークでは初対面の学生たちがスリーマンセルで「価値ある新しいサービスを生み出す」という課題に取り組んでいました。

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個人のコミュニケーション能力とチームワーク、そしてサービスのアイデア性など、普段から「どんなサービスがあればより便利になるか、より多くの人が幸せになるか」を考えている学生たちが多いことに驚きました。

ベンチャー企業やスタートアップの精神の根っこにあるものを体験できるのは面白いと思います。

社会的意義があるかどうかにフォーカスする

先ほど考えた「価値のある新しいサービス」を経営者の方々に直接プレゼン。論理がきちんと展開されるだけでなく、ユーモアがところどころ織り込まれるなど、学生のプレゼン能力の高さに驚かされました。

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私の印象に残っているのは「企業と鉄道会社を仲介し、遅延証明を代行するサービス」です。都心では電車通勤の方が多いので、個々人で遅延を証明するよりもその方が効率的である、とのことでした。また、鉄道会社は遅延証明を発行する必要がなくなるので、ウィンウィンの仕組み。

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「多くの人が困っていることや不便に感じていること」にフォーカスしていることと、企業だけでなく学校などでも導入できるという汎用性の高さに好感を持ちました。社会的意義があるというのは、事業を大きくするのとは別に、考えなければいけないことだと思いました。

自分の意志を持って企業を選ぶ

ベンチャー企業ごとのブースがあり、パネルディスカッション時に興味の持った企業さんの説明会を聞くことができました。

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主に「なぜ現在の事業を始めたか、それにどんな価値があるのか。何を実現することを目指しているのか」というお話。企業の話を聞く学生たちの眼差しが真剣で、自分の将来をしっかり考えていることがわかります。その上で、企業の理念や方針と自分の気持ちがマッチングしていることは、とても重要なことではないでしょうか。

就活ではネームバリューがあるという理由で大手企業を選ぶ学生もいますが、今回のイベントに参加していた学生たちは自立心をもち自分の意志で企業を選んでいることがうかがえました。

情熱フェスタにいた学生の特徴

今回のイベントにいた学生たちには以下のような特徴があったように感じました。こういった学生たちこそがベンチャー企業を盛り上げ、未来を創りあげていくのではないでしょうか。

  1. 変化を求める人
  2. 自分が主体となって動ける人
  3. 挑戦意欲や独立志向のある人

新しいサービスや仕組みを考えているときの学生たちは生き生きとしており、常に変化を求め、変化を楽しんでいるように感じました。また、今回のイベントは少人数グループワークで、一人一人の裁量が大きくなるため、自分が主体となって動けなければいけません。

将来的には起業したいと考えている学生にも、先輩経営者が起業した経緯について直接話を聞けるのは学生と企業のどちらにもいいイベントだと思いました。

ベンチャー企業に就職するということ

LIGでインターンを始めてから半年弱の間に実際に私が感じてきたことと今回のイベントを合わせて、ベンチャー企業に就職するということに関して、下記の3つにまとめてみました。

  • 自分の責任と成長
  • 個々のスキル×チームプレー
  • 明日解散!となっても生きていける力をつける

1つずつお話したいと思います。

自分の責任と成長

インターンをはじめてからこの半年弱で私の「仕事」が大きく変化しました。インターンながら、LIGブログの運営に深く関わるようになったのが理由です。
裁量が大きい分プレッシャーを感じることもありますが、やりがいや達成感というのはとても大きいです。

個々のスキル×チームプレー

ベンチャー企業では、チームプレーが大切です。個人のスキルは重要ですが、さらなるチームプレーによって、仕事の質と量は大きく飛躍できるでしょう。

同じ目標を持つ仲間たちと、そこに向かって走っている感覚は、刺激的で楽しく働けます。

明日解散!となっても生きていける力をつける

これは上司がよく言っていることです。先程の統計でデータが出ていたように、10年後の存続率というのは26%です。つまり、74%の中小企業は10年と保ちません。

こういった危機感を常に持つことで、1つ1つの仕事に対して貪欲になりますし、その分自然と実力もともなっていきます。こういった環境は、ベンチャー企業の特徴の1つだと言えます。

ベンチャー企業を志す学生へのメッセージ

今回参加させていただいた情熱フェスタを開催しているの浅井さまから、ベンチャー企業を志す学生へのメッセージをいただきました!

prof 浅井 慎吾氏
株式会社アイ・パッション代表(※)。ワクワク感あふれる就活ステージを提供する「パッションナビ」の運営を通じて、『ヒトとの「出会い」を大切にし、ヒトの成長を実現し、ヒトの夢を叶える』という経営理念の実現を目指す。

「ベンチャーで働く」という選択肢に、光を灯し、そこで活躍する人財を一人でも多く増やすこと。それが、我々の存在意義だと考えています。
アイ・パッションが目指すのは、「ベンチャー企業1,000社に1万人の雇用創出」。人と人、人と仕事の幸福な出会いをサポートし、個人と企業を成長へと導くことで、この世の中を活気づけていくこと。
そのためにスタートしたのが、意欲溢れる若者とベンチャー・成長企業を繋ぐ就職サイト、「パッションナビ」です。

ベンチャー企業は裁量が大きく、さまざまな経験ができ、責任も求められる。だからこそ面白く、圧倒的な成長を遂げられます。そして、ベンチャーにおいて個人の成長は、そのまま企業の成長へと繋がっていきます。

自分自身のスキルアップだけでなく、組織の成長も楽しむことができるのか。ベンチャー企業との出会いでは、そこをしっかりと見極めてください。

(※)2020年7月1日、株式会社アイ・パッションから株式会社Cheerへ変更になりました。

まとめ

CheerCareerのイメージ画像

いかがでしたでしょうか?

ベンチャースピリットに溢れる学生たちの集まるイベントを通して感じた、ベンチャー企業で働くということについてのまとめでした。

興味のある方はぜひ次回の情熱フェスタに参加してみてください。熱意のある学生と出会いたい参加企業も募集しているそうです!

ベンチャー企業を多数掲載中
「CheerCareer(旧パッションナビ)」はこちら

※学生さんも企業さんも、こちらのページからご応募できます!

ではでは!

 

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5年通った大学を卒業しました。今年は、麻雀のプロ資格取得を目指して頑張ります。

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