Web事業部実績紹介
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2014.10.14

Webディレクターが「0から1を作る」ための戦略設計に必要な4つのステップ

なかみー

こんにちは、制作部の長をやらせてもらってます、なかみーと申します。

最近はやや肌寒い日も増えてきて、体調管理に気をつけたいですね。こんなときこそ、日々鍛えているボディが活きてくるのです。

さてさてWebディレクターのみなさまは、夢いっぱいに目を輝かせた上司やクライアントから、以下のようなことを言われた経験が、一度はあるのではないでしょうか。

「自社メディアをほしいと思ってたんだよね」「◯◯を楽にできるようなアプリがあったらいいなぁ」「◯◯に似たようなサービスをつくって」etc.etc.

ただ、僕自身も何度か経験がありますが、単純に前例に近いものを実現するだけでいいのであれば、実はそんなに大変な作業ではありません。

Webディレクターにとって一番大変なのは、新規系のサービスの実現。つまり“0から1を作る”ことです。そこで本日は、“0から1”を作るために必要なプロセスを、4つのSTEPで紹介していきたいと思います。

それでは、いってみましょう。

STEP1. 目的を明確にしよう

新規系のサービスは、何かの課題を解決するために生み出されます。つまり、その時点で既に何らかの問題が発生していることになります。

まずは新サービスを投下する市場・状況・シーンが抱える問題・課題などを把握するようにしましょう。たとえば

  • 今までのサービスは◯◯が不便
  • 他のアプリは使いづらい
  • 便利なんだけど分かりづらい

ここに挙げられるような事項は、多ければ多いほど良いと思います。なぜなら、それがそのまま新サービスを作る目的となるからです。

STEP2. 競合を理解しよう

「そうか!その手があったか!」などという斬新な発想は、なかなか出てこないと思います。これだけサービスが多様化している現在では、ブルーオーシャンはほとんどなく、どこにいっても必ず競合が存在します。

つまり、周りは敵だらけ。「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」と故事にもあるように、まずは簡単な表を作るなど、できるかぎり競合を調査するようにしましょう。

例えば、サービス系であれば

  • ユーザ数
  • 業界シェア
  • 特徴的な機能
  • 競合に対しての強み
  • 競合に対しての弱み
  • 運営会社
  • 運営会社の他のサービス
  • 想定される今後の動き

などを列挙していき、競合を丸裸にしていきましょう。ぼんやりとではあっても、攻め方が見えてくると思います。

STEP3. ターゲットを理解しよう

どんなサービスにも必ずユーザが存在します。これから自分が作るサービスは、一体誰が使うのか。そんな「ターゲットユーザ」を洗い出すポイントは2つにまとめられます。

  • そのサービスは誰が使うべきか
  • そのサービスはどんな人に使ってもらいたいか

前者はサービスを必要としている人たちです。そのため、コアターゲットになりうる存在です。
後者は作り手側の意志であり希望であります。そのため、サブターゲットになりうる存在です。

作り手側の意思や希望は、サービスにとって必須条件とは限りません。たとえば「インフルエンサーになるような人に使ってほしい(ソーシャルで拡散してほしい)」という希望があったとしても、相手がそのサービスを必要としているとは限らないからです。

このようにしてターゲットを導き出した後は、より理解を深めるためにインサイトとペルソナを使い、ターゲット特性の理解を深めていきましょう。

STEP4. 戦略をたてよう

最後のSTEPとして、これまでの材料をベースに戦略をたてていきましょう。サービスの場合は戦略を“機能”と置き換えてもかまいません。
どんな攻め方をすれば競合に勝てるのか、ユーザに必要とされるのか。たとえば

  • 課題を解決するためにはどんな機能が必要か
  • 競合に勝つためにはどんな機能があればよいか
  • ターゲットに使ってもらうには何が必要か
  • 広めるにはどんな仕組みが必要か

などについて、それぞれをブレイクダウンして、機能レベルにまで落とし込んでいきます。ここから機能をどう表現するか、実装順位はどうするか、どの機能を一番の売りにするべきか、などについての簡単な戦略や強みを洗い出します。

ここまでできたら、最後に言葉をつなげてみましょう。

今まで紹介してきたSTEP1.〜4.をたどれば、“0から1”を作るための指針が完成するはずです。

  • このサービスは、
  • こんな人達に対して、
  • こんな方法で、
  • こんな課題を解決するものです。
  • それをこんな戦略で攻めていきます。

これらがサイトの指針であり、コンセプトの原型となります。そしてコンセプトは仮説となり、仮説は判断が必要となるときの“基準”となります。

0から何かを生み出すときには、さまざまなことを考えなければなりません。
課題、問題点、必要機能、ターゲットユーザ、デザイントンマナ、環境、利用シーン、心配事etc.etc.。やることがあまりにも多すぎて、さじを投げたくなるでしょうし、混乱もしてしまうと思います。

でも、まずは落ち着きましょう。サービスの本質や使命を理解し、順序立てて解決していけば、指針が導きだされます。そして指針があれば、判断に迷いがなくなり、常に一定の基準で考えることができるようになります。

だからこそ、この基準というものはサービスを作るときに不可欠なのです。

まとめ

以上、参考になりましたでしょうか。

しっかりと順序立てて考えることで、“0から1”を作り出すことを楽しめるようになっていただければ、と思います。

それでは、また!