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2014.07.07

経営者視点で家計簿を見て、損益計算書と利益計画書の読み方・作り方を学ぶ

村上

経営者、主婦、そして九州ライターの村上です皆さんこんにちは。さて、ボーナスの時期が近づいて参りましたね。主婦としては、老後のことも考えて、もらったお金はある程度貯蓄に回したい。一方で、経営者としては、会社もいざというときに備えて、ある程度の資金を準備しておきたい。

この2つの立場の悩みは意外と似ていて、それは「じゃあ一体どれくらい稼げばお金は貯められるのか?」というものです。

じつは、家計を預かる主婦がつけている家計簿は、会社の損益計算書・利益計画書と考え方が同じなのです! ということは、家計簿を上手くつけることで、経営者視点を養えるということ。社会人になったばかりの人などにとってはとっつきにくいこれらの書類を、家計簿を題材に理解してしまいましょう。

家計簿と損益計算書で現状把握をしよう

まずは皆さんの給与明細の項目から、家計簿に必要な内容を挙げてみましょう。

家計簿

こんな具合ですね。その他の出費は友人の結婚式などがあった場合などの予定外の出費になります。車の修理費なども意外と毎月ちょこちょこかかってきますので、差し引き額はある程度残しておきたいな、という感覚がわかると思います。

これを会社の損益計算書と比較してみます。

損益計算書

2つを並べてみるとわかりやすいですが、家計簿と損益計算書の考え方はまったく同じものです。

2つの関係性

会社の経営においては、営業利益をどれだけプラスにできるかというのが重要になってきます。経営者視点を養いたい方は、ぜひ先月の売上などで営業利益を出してみてください。現状を把握するだけでも計画の立て方が変わってきます。

現状を把握して「じゃあどれくらい貯めればいいのか?それにはいくら必要なのか?」を逆算してみましょう。

安定した経営(生活)に必要な利益計画書を作成しよう

経営において頭が痛いのが資金繰り、たとえ売上が黒字でも、資金の回収は1〜2ヶ月遅れるものです、その間の補填ができず、黒字倒産ということもあります。経営者として必要なのは最低6ヶ月間は運用できる資金を準備することです。

これは、自分が急な病気で半年間入院する事になった際の生活費、と考えるとわかりやすいです。準備しておかないと、いざというときに取り返しがつきませんよね。ということで、ここからは安定した経営に必要な利益計画書の作り方をご紹介します。

1. 必要な金額を知る

1ヶ月に必要な支払いは会社も家計も変わりません、家賃・光熱費・返済金など、毎月どれくらいが必要なのか事前に調べておきましょう。粗利益に対して人件費・経費などをどれくらいにするかを計画します。

経営における黄金比

人件費
人件費=粗利×20%(労働集約型の場合は粗利×60%)
必要経費
戦略経費+節減可能経費=粗利×30%(労働集約型の場合は20%)

※戦略経費は広告費など売上を伸ばすために必要となる経費のことです

経常利益
目標経常利益=粗利×20%

 2. 貯めたい金額を決めて逆算しよう

目的に合わせて運転資金を何年で貯めるかを決めて、月々に貯める金額を計算します。

毎月貯蓄する金額
目標金額÷目標年数÷12

3. 利益計画書を作る

目標金額が計算できたら、先ほどの損益計算書を元にして、必要とする売上を計画していきましょう。今回は毎月5万円を貯めるのに必要な売上を計画してみましょう。

1ヶ月を計算したら、3ヶ月・6ヶ月・12ヶ月の3パターンを作成すると、事業計画書としても役立ちます。

計画書

毎月5万円貯めていくならば、売上が30万必要ということがわかりますね。そこからは30万の売上を確保するために、会社であれば営業を伸ばすのか、経費を節約するのかといった、具体的な会議が必要になってきます。

闇雲に「売上を伸ばそう」「経費を節約しよう」よりも、「いくら必要だ」という具体的な目標が明らかになっているほうが、社員も動きやすいはずです。

家計の場合はいきなり給料を上げる、というわけにはいきませんので、どの部分を節約するのか、または副業などを考えて収入を増やすかの計画を立てることになりますね。

まとめ

備えあれば憂いなし、いざというときに動けるかどうかはやはり資金にかかってきます。人生や経営のチャンスを逃さないために、しっかり貯蓄をしておきましょう。ではまた!