Web事業部実績紹介
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2014.04.16

コーポレートスローガンから学ぶ、プロジェクトを成功に導く一言とは。

John

LIGでメディアディレクターをしております、ジョンと申します。

Webについては、日々、勉強中の身でございます。あ、純日本人です。

元々コピーライターをしてきたこともあり、今回は、人と事業を動かす(可能性が高くなる)言葉について、実際のコーポレートスローガンから紐解いていきたいと思います。

その前に、コーポレートスローガンについて軽く説明しておきましょう。

コーポレートスローガンとは
大きく言ってしまえば企業の顔にあたるものですが、もう少し身近な言葉に置き換えると企業の「テーマ」とも言えるかと思います。

たとえば、これから担当するプロジェクトのテーマ(またはコンセプト)を策定する立場にいらっしゃる方は、優れたコーポレートスローガンのノウハウを応用することで、もっと魅力的なテーマを掲げることができるかもしれません。

なんとなく、で決められたテーマよりも、一定の戦略のうえで掲げられたテーマのほうが、結果としてプロジェクトもうまくいくのではないかと思うからです。

そのためにはまず、「優れた」を定義しなければなりません。

優れたコーポレートスローガンって?

3T

コーポレートスローガンのポイントは、大きく3つあると思っています。

いずれも企業の姿勢を表すものである、という前提で、

  • 端的であること
  • 社外を意識していること
  • 社内も意識していること

が大切であると、ぼくは考えます。
「端的」「対社外」「対社内」。
「3T」と覚えてください。

1) 端的であること ~それは、覚えやすい言葉か。

いいことを言っていても、それが覚えづらかったり、長すぎたり、口の端にのぼりにくい言葉であれば意味がありません。興味を惹きつけ、かつ、記憶に残るような言葉であればあるほど、コーポレートスローガンとしての機能は果たしやすいはずです。

2) 社外を意識していること ~それは、世の中の共感を得られるか。

コーポレートスローガンは、世の中に対して、何かしらの約束をしています。「こんなことを言ってくれるなんて、いい企業だな」「こんなことを目指す企業は、きっとサービスも魅力的なんだろうな」と、顕在・潜在顧客の心に訴えかけられる言葉ほど、その役割を果たしているのではないでしょうか。

3) 社内も意識していること ~それは、社内に活力を与えるか。

ただし、世の中に約束をしても、自社の生み出すサービスや商品が見合ってなければ意味がありません。よって、コーポレートスローガンは、従業員に活力を与えられるかどうかが重要と考えます。

そこにいる人たちは、生まれも、性別も、性格も、年齢も、スキルもバラバラです。ただ、「私たちはこのために働いているのだ」という、全員が目指すべき北極星のようなものを共有できれば、自ずとパフォーマンスが上がり、結果として世の中に提供できる価値も向上していくのだと思います(当然、言葉を浸透させていく施策も並行させていかねばなりません)。

それでは、以上の3点を意識しながら、実際のコーポレートスローガンを見ていきたいと思います。

実際の事例(各企業のコーポレートスローガンから)

1) タワーレコード様

tower record

「No pain, no gain.」を元にして書かれた、という記事を、いつか見たことがあります(間違っていたらすみません)。この構文は語呂がよく、リズミカルに頭の中に入っていくという意味でも、記憶に残りやすい言葉です。

さらに、音楽を愛してやまない従業員と、それに共感する生活者が集う場所が、あのタワーレコードの店舗なのだなあと、ついつい想像してしまいます。

ちなみにぼくはこの言葉を目にした直後、気づいたらタワレコ新宿店に向かっていました。

2) 資生堂様

2

こちらも、いちど読んだだけでスっと心に入っていく語呂のよさがあります。もしもこれを、何の考えもなしに言葉にしたら「ずっと美しく生きる」になると思います。

でも、「ずっと」と言われるよりも「一瞬も、一生も、」と言われたほうが、美しくありたいと願う女性の強い意志が感じられます。女性の永遠のテーマを、こんな素敵な言葉で表現されたら、もはやファンにならざるを得ません。

ちなみにぼくはこの言葉を目にした直後、気づいたら資生堂のファンデーションを塗っていました。

3) シャープ様

sharp

現在のスローガンは「目指してる、未来がちがう。」ですが、かつてはこちらの画像の言葉でした。シャープという会社が放つシャープという言葉で、一瞬で記憶に残ります。そして、この企業が生み出す製品への自信も同時に感じられます。

何よりぼくは「でしょ」がポイントだと思っていて、企業と生活者の、この絶妙な距離感を決定づけているような気がしています。

ちなみにぼくはこの言葉を目にした直後、気づいたらAQUOSを買いに電気屋へ走っていました。

4) サントリー様

suntory

まず、すごくシンプルです。これ以上削れないし、足せない。余計なものを極限まで排除した結果、この端的な言葉に仕上がったのだと推測します。また、企業のスタンスとして、提供する製品(飲料水)に対する責任感が強く表れていますね。

食品系の企業でつい訴えたくなってしまう「おいしい」ではなく、もっと根源の、水に対しての考え方や捉え方を訴求してみせることで、自然と「おいしい」までもが包括されているように感じてしまうから不思議です。

ちなみにぼくはこの言葉を目にした直後、気づいたらコンビニの商品棚にあるサントリー製品を買い占めていました。

5) アップル様

6

まったく英語ができないぼくでも、すぐに理解できました。そして、いいなと思いました。何より素晴らしいのは、アップルから発表される製品が、このスローガンを体現しているところにあるからではないでしょうか。

ということは、やはり社内の従業員にも浸透していて、結果として生活者の共感を得ている。それらすべての現象が、この一言から始まっているのではないかと思えて仕方ありません。

ちなみにぼくはこの言葉を目にした直後、リンゴをかじっていました。

さいごに

いかがでしたでしょうか?社内のメンバーが一丸となり、顧客の共感を獲得していくためには、もしかすると、その起点となるテーマづくりが重要になってくるのかもしれませんね。「端的」「対社外」「対社内」の3つ、ぜひとも意識してみてください。

レッツ、3T!