みなさんこんにちは、メディアマネージャーそめひこです。仕事仕事でプライベートが台なし、そんな僕の願いはただひとつだけです。
「良い人にジョインしてもらいたい」
何言ってんだこいつ?となりそうですが、マネージャーとして採用を行う立場になって、いつもそう思っています。
普段は自社メディアを中心に採用を行っており、それはそれで大満足だったのですが、逆にそれだけしか知らないのも機会損失しているような気がしておりました。
今回は、採用のやり方をこれまでとは変えて、初めて成果報酬型転職サイト『Green』でリクルーティングをしたので、その一部始終についてレポートしてみたいと思います。
とくに、企業の採用担当の方のお役に立てれば幸いです。
レポートをお届けする前に
はじめに、Greenでリクルーティングをするに至った経緯をお伝えします。
まず、転職サイトGreenのPR記事を制作することになりました。その打ち合わせと同時期にLIGも採用を行っており、せっかくだから実際にGreenを使ってみた記事にしよう!となった次第です。
このときにお互いに約束したことが「嘘偽りのない正直なレポート・感想を記事にする」ということでした。ですので、最悪の場合はディスって終わることもあり得ました。
以上の経緯を説明した上で、最初にお伝えしておきたい僕の感想は「予想以上に、凄い良かった」です。
採用の詳細について
本題に入る前に、今回実施した採用について詳細をご紹介しておきます。
転職サイトGreenについて
Greenは株式会社I&Gパートナーズが運営する「
求人を出した職種と期間について
LIGにはメディア運営や、企画制作を行うメディア事業部と、受託でWebサイト、サービスサイト等の制作を行う制作事業部の2チームがあるのですが、今回は制作事業部のWebデザイナー、フロントエンドエンジニア、さらに会社全体として幹部候補の求人を掲載しました。また、求人掲載は1ヶ月間行いました。
自社スペックと採用担当について
LIGは、現在制作事業部が約30名、メディア事業部が約15名で、全体として50人程のWEB制作会社です。また、基本的に各事業責者が自チームの採用を行っています。
転職サイトGreenでリクルーティングをやってみた
それでは、実際にGreenのリクルーティングで行ったことと、その結果どういう反応があったのかをご紹介させて頂きます。
実際のリクルーティング
Greenのリクルーティングでは、具体的に以下の3つを行いました。
1. 企業情報、募集ページの作成と掲載をする
求人を掲載するにあたって、企業情報ページと募集ページの作成を行いました。求人を掲載する上で、LIGがどういう会社なのか、どういう経緯で今回募集するのか、どういう人材がほしいのかなどを明記していきます。普段はGreenで制作代行をされているみたいですが、今回は自社で記事を書く手前、特別にLIGで書くことを許可して頂きました。
今まで自社メディア内で採用記事を執筆したことはありましたが、いざ他社のフォーマットで外部に掲載される記事を書くとなると難しく、
- どうすれば自社の雰囲気を伝えることができるのか
- LIGのことを知らない人に対してどのようなことを伝えればいいのか
- 見せ方の観点で他社との差別化をどう図ればいいのか
など、丸1日くらいかけて文章を書き、写真選定を行いました。ここの見せ方次第では、LIGと求職者の親和性が保障できなくなってしまうので、入念にチェックを繰り返して記事を作成していたからです。この工程に結構時間がかかるので、制作代行をされていることにも納得がいきました。
今回は企業情報と募集ページのみの作成を行いましたが、その他PRページなどを記入することも可能です。
2. スカウト機能で、求職者にメッセージを送る
Greenに登録している企業は、求職者にどのような方がいるのかを知ることができます。こちらから求職者にアプローチする手段として、
- スカウト(採用したい求職者にメッセージを送る機能)
- 「気になる/会いたい」機能(後述しています)
の2種類があります。
スカウトでは5名にメッセージを送って、1名から応募を頂きました。ただ、両方を使ってみた結果、より便利だったのと、Green側の担当の方の勧めもあって、結果的には「気になる/会いたい」機能を中心に使っていく形になりました。
3. 「気になる/会いたい」機能でアプローチをかける
「気になる/会いたい」機能はGreenのリクルーティングの中で弊社のマネージャー陣に1番好評でした。「気になる」機能とは、スカウトのようにメッセージを送らないまでも、ちょっと気になっていることを相手に通知し、自社を見てもらう機能です。
登録者の中から良いなと思った方にいきなりメッセージを送るのではなく、「あなたのこと気になってるんだけど、私を見てくれない?」という感じで、気になってますという通知だけを行います。
この機能、使ってみたら超秀逸。「スカウト」はいきなり告白するような感じですが、「気になる」はちょっとアプローチをかけて、相手が自分に振り向いてくれるかを確認する感じです。実際の恋愛と置き換えて考えたら、どちらでより成果が上がるかは…。
LIGからは14名の方に「気になる」を押し、そのうち折り返しアプローチをくださった方が10名もおられました。
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また、結果的に登録者から頂いた「気になる」に対して会ってみたい場合は、「会いたい」を送付することができます。下でもお伝えしますが、9名の方に「会いたい」を送って、実際に6名の方と面接する運びになりました。
1ヶ月間リクルーティングを行った結果
まずは求人掲載しての反応ですが、
求職者からの応募・気になるの総数 201件 / 月
(掲載期間は予想外の反響により、正確には3週間ちょっとでした)
これまで行ってきた採用と比較すると、驚きの数字になりました。自社メディアで記事をリリースしても、デザイナー、エンジニアに来た応募実績は平均10件前後だったので、予想以上に多かったという印象です。
また先ほどもお伝えしたこともありますが、アプローチをかけた点でいうと、
- スカウトからの返答率 1 / 5 (20%)
- 気になるからの返答率 10 /14 (71%)
- 会いたいからの実際の面接率 6 / 9 (66%)
予想以上の反応があったな、というのが正直なところです。アプローチしたそもそもの母体数が少ないのは、有難いことに求人掲載したことによって多くの応募を頂け、また返答率が高かったため、短期間でアプローチを終了したためです。
Greenを使ってみた感想
Greenの求職者をざっくり見てみると…
- 基本的に応募してくださった方のスキルが高かった
- 優良企業で経験を積んでいる方が多かった
- LIGとの親和性が高かった
総じてこのようなみなさんでした。リクルーティングを行う前に予想していたよりも、はるかに優秀な方が多かったです。
また、求人サイトを使ったリクルーティングは、スキル・経験は高くても、LIGとの親和性が低いのではないか、という疑問はありましたが、その点に関しては、企業情報や募集ページのところできちんと自社の雰囲気を伝えられていれば、問題がないということも、面接を通してわかりました。
その他、使っていて良かったと思ったポイントが、
- 繰り返しになるけど「気になる」機能が秀逸だった
- 「返し漏れ」などのリマインダー機能で返答が滞ることを防げた
- 求職者を増やす、内定率を高めるためのテクニックが公開されていた
の3点になります。とにかく「気になる」機能の返答率が高く、リクルーティングでかなり役に立ちました。多数の求職者にてんやわんやしていた際には、リマインダー機能に何度も救われ、また管理画面上で求職者を増やしたり、内定率を高めるためのテクニックが公開されたりしているので、次のアクション・組み立てがしやすかったです。
使ってみた感想を一言でまとめるのであれば、冒頭にもお伝えしましたが「予想以上に、凄い良かった」となります。求職者のスキル、親和性、またそもそもの応募母体数も多く、結果として使用前に想定していたよりも好印象になっています。
ただし…
今まで自社メディアでの採用を行っていたのと、他求人サイトで掲載していたことを考えると、成果報酬型の分、ちょっと割高です。この点に関してはベンチャー企業であるLIGにとっては、今後どうしようかな、と迷うポイントになっています。
まとめ
今回Greenを使ってみて、マネージャー間で採用に関しての考え方が少し変わりました。それは「リクルーティングを行う際は、自社メディアだけに軸を置くのではなく、Greenを中心に他転職サイトもしっかりと見ていこう!」というものになります。それもひとえに、
「良い人にジョインしてもらいたい」
からです。やはり実際使ってみて良かったというのが採用チームの印象で、ちょっと割高になっても、良い人にジョインしてもらえるのであれば使うべきだ、という結論になりました。ただ、自社メディアで募集した求職者とLIGの親和性はやはり相当高いので、そこと比較してしまうとGreenでは足りない部分もあり、ジョインしてもらいたい人に応じて、使い分けていければと思っています。
現在、Greenを使ったリクルーティングで入社してくださるメンバーも無事に決まり、業務に応じて適宜、結果の掲載を行う予定です。
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最後にもう一度Greenのご紹介!今回リクルーティングで使用したGreenは株式会社I&Gパートナーズが運営する「