5. 箇条書きは体言止めにする
名詞や代名詞を「体言」といいますが、提案書や報告書の箇条書きでは「体言止め」を用いるのが有効です。実際に比較してみましょう。
まず、体言止めではない書き方の例になります。
- 改革のために3つの提案があります1. 品質管理を強化する
2. 社内コミュニケーションを促進する
3. 社員の意識改革をおこなう
次に、体言止めでの書き方の例になります。
- 改革のための3つの提案1.品質管理の強化
2.社内コミュニケーションの促進
3.社員の意識改革の実施”
体言止めを用いるほうが、読む人に強い印象を与えることがわかります。
6. 「など」の使用を避ける
「など」は便利な表現ですが、具体性に欠けるため、文章を曖昧にしてしまう恐れがあります。
- × 提案書などを拝見した結果、課題などが発見されました
○ 提案書、および報告書を拝見した結果、課題3点、および所感2点が発見されました。
「など」を使わずにできるだけ内容を具体的に述べていくと、文章が締まります。
7. 「ず」と「づ」を正しく使い分ける
「ず」と「づ」の使い分けは難しいですが、迷ったらひとまず濁音を外して考えてみると、大抵の場合はどちらが正しいのかわかります。
- 気ずく → 気すく
- 気づく → 気つく
元々は気がつく、という意味なので、気づく、が正解となります。
他にも
- わしずかみ / わしづかみ(つかむのだから、わしづかみ、が正解)
- かたずける / かたづける(片に付けるから、片づける、が正解)
というように、濁点を外しても何となく意味が通じるほうが正解、ということがわかります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
あまり細かく考えすぎるのもよくないですが、文章をスッキリと見せるには、このような「オキテ」をチェックしてみることもおすすめです。
せひお試しいただくとともに、皆さん自身でもいろいろなオキテを加筆・修正していくことで、より便利なチェックリストになっていくのではないでしょうか。
それでは、また!