2021.01.19
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名詞や代名詞を「体言」といいますが、提案書や報告書の箇条書きでは「体言止め」を用いるのが有効です。実際に比較してみましょう。
まず、体言止めではない書き方の例になります。
次に、体言止めでの書き方の例になります。
体言止めを用いるほうが、読む人に強い印象を与えることがわかります。
「など」は便利な表現ですが、具体性に欠けるため、文章を曖昧にしてしまう恐れがあります。
○ 提案書、および報告書を拝見した結果、課題3点、および所感2点が発見されました。
「など」を使わずにできるだけ内容を具体的に述べていくと、文章が締まります。
「ず」と「づ」の使い分けは難しいですが、迷ったらひとまず濁音を外して考えてみると、大抵の場合はどちらが正しいのかわかります。
元々は気がつく、という意味なので、気づく、が正解となります。
他にも
というように、濁点を外しても何となく意味が通じるほうが正解、ということがわかります。
いかがでしたでしょうか。
あまり細かく考えすぎるのもよくないですが、文章をスッキリと見せるには、このような「オキテ」をチェックしてみることもおすすめです。
せひお試しいただくとともに、皆さん自身でもいろいろなオキテを加筆・修正していくことで、より便利なチェックリストになっていくのではないでしょうか。
それでは、また!