【制作会社が解説】Webディレクターの職務経歴書の書き方|例文・テンプレート付き

【制作会社が解説】Webディレクターの職務経歴書の書き方|例文・テンプレート付き

Shohei Osawa

Shohei Osawa

こんにちは。Web制作会社LIGが運営する、クリエイター専門の転職エージェント「LIGエージェント」の大澤です。

Webディレクターの職務経歴書は、「実績はあるはずなのに、なぜか書類選考が通らない」「PV改善やCVR向上といった成果を、どう数値化して書けばいいのかわからない」と悩む方がとても多い書類です。

なぜなら、Webディレクターの仕事は調整・管理・判断が中心で成果物が見えにくく、実力を「言語化」して伝える力が、そのまま書類選考の通過率を左右するからです。

この記事を書いているLIGは、自社でも多数のWebディレクターを採用してきた「応募書類を受け取って、通す/見送るを判断している側」でもあります。そこで本記事では、採用担当が実際にどこを見ているのかという現場の視点から、項目別の書き方・実績の数値化テクニック・そのまま使える表形式のサンプル・経験別の書き分けまで、まるごと解説します。

目次 

この記事は、Webサイト制作・DX支援を手がけ、自社でも多数のWebディレクターを採用してきた株式会社LIGが、現役ディレクター・採用面接官の知見をもとに執筆しています。

Webディレクターの職務経歴書で採用担当が見ている4つのポイント

職務経歴書を書き始める前に、まず「採用担当が何を見ているのか」を押さえておきましょう。書き方のテクニックも、相手の視点がわかっていなければ空回りしてしまいます。

実際にWebディレクターの選考を担当しているLIGのディレクター・ジョーさんは、書類選考のときの心境をこう語っています。

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ディレクターの選考では、正直「騙されないぞ」という気持ちで見ています。デザインが綺麗とか、数値が何倍になりましたとか、そういう華々しい実績よりも、そこに至るまでの過程やコミュニケーションの取り方が一番大事だと思っているんです。

つまり、「何を達成したか」という結果だけでなく、「どう考え、どう動いて達成したか」という過程までセットで伝わる職務経歴書が評価されます。この前提を踏まえて、採用担当が確認している4つのポイントを見ていきましょう。

①何を・どの規模の案件を担当したか

最初に確認されるのは、担当してきた案件の「種類」と「規模感」です。コーポレートサイトなのかECサイトなのかLPなのか、月間数万PVの規模なのか数百万PVの規模なのかで、求められるスキルはまったく異なります。

「Webサイトを担当しました」だけでは、採用担当はあなたの経験の輪郭をつかめません。サイト種別・PV規模・予算規模・チーム人数といった事実を添えることで、「どんな環境で揉まれてきた人なのか」が一目で伝わります。

②どんな役割・スキルで関わったか

次に見られるのが、プロジェクトの中で「どの工程を・どこまで」担当したかです。Webディレクターの業務は要件定義・ワイヤーフレーム作成・進行管理・品質管理・効果測定など多岐にわたるため、自分の担当範囲を明確にすることが欠かせません。

たとえば同じ「リニューアル担当」でも、要件定義から手を動かしたのか、運用フェーズの改善だけを担ったのかで評価は変わります。「ワイヤーフレームは自分で作成」「デザインは方向性のみ指示」のように、関与の深さまで書くと、入社後の活躍イメージが具体的になります。

③どんな実績・成果を出したか(とその過程)

CVR改善率・PV増加数・納期遵守率など、成果を数値で示せると説得力が一気に増します。ただし前述のとおり、採用担当は数字の派手さだけを見ているわけではありません。「なぜその成果が出せたのか」という工夫や判断の過程まで書けると、再現性のある人材として評価されます。

数字が出せない案件でも、「業務を進めるうえで意識したこと」「トラブルをどう乗り越えたか」を書くことで、十分にアピール材料になります。

④そもそも履歴書と職務経歴書はどう違う?

意外と混同されがちですが、履歴書と職務経歴書は役割がまったく異なります。整理しておきましょう。

役割 書く内容
履歴書 プロフィールの確認(足切り用) 氏名・学歴・職歴の期間など、変わらない事実
職務経歴書 自分を売り込む企画書・プレゼン資料 スキル・実績・貢献できることのアピール

履歴書が「あなたという人の事実」を伝える書類なら、職務経歴書は「あなたという商品のカタログ」です。Webディレクターにとっては、まさにここが勝負どころになります。

【項目別】Webディレクターの職務経歴書の書き方

ここからは、職務経歴書の各項目について具体的な書き方を解説します。Webディレクターならではの視点を盛り込むことがポイントです。

作成の基本マナー(枚数・フォント・形式)

各項目を書き始める前に、ビジネス文書としての体裁を押さえておきましょう。内容と同じくらい、ここはディレクターの「チェック能力」が見られるポイントです。

推奨
枚数 A4で2〜3枚程度(1枚だと薄く、4枚以上は読む負担に)
フォント ゴシック体(メイリオ・游ゴシックなど)でモダンな印象に
日付表記 西暦・和暦は書類全体で統一(Web業界は西暦が一般的)
提出形式 PCで作成しPDFで送付するのが一般的
誤字脱字 厳禁。提出前に必ず読み返す

特に誤字脱字は、品質管理を担うWebディレクターにとって致命的なマイナス印象になります。提出前に時間を置いてから客観的に読み返すことをおすすめします。

職務要約(最重要:経験年数・強み・実績を3〜5文で)

職務要約は、Webサイトでいう「ファーストビュー」にあたる最重要項目です。採用担当はここを読んで、続きを読むかどうかを判断します。200〜300文字で「経験年数と領域」「最大の強み」「主な実績」の3要素を簡潔にまとめましょう。

💡 職務要約に盛り込む3要素
  • 経験年数と主な領域:Web制作会社で5年、コーポレート・ECサイトの新規構築に従事 など
  • 最大の強み:SEOを意識したコンテンツ設計と、社内外10名規模の進行管理 など
  • 主な実績:担当サイトのCVRを120%改善、納期遅延ゼロで完遂 など
【記入例:職務要約】

Web制作会社にて6年間、コーポレートサイト・ECサイト・LPの新規構築および運用改善に従事してまいりました。要件定義からワイヤーフレーム設計、制作進行管理、効果測定まで一貫して担当し、特にSEOを意識したコンテンツ設計を強みとしています。担当サイトのオーガニック流入を前年比180%に改善した実績があり、直近ではデザイナー3名・エンジニア4名のチームマネジメントも担当。全プロジェクトを納期遅延ゼロで完遂しています。

職務経歴(在籍企業ごとに案件単位で役割と成果を明記)

職務経歴書のメインコンテンツです。Webディレクターの場合は、在籍企業を直近から時系列で並べ、各社の冒頭に会社情報(事業内容・規模)を置いたうえで、その中を担当案件(プロジェクト)ごとに分解して書くと、キャリアの流れと個別の成果の両方が伝わります。時系列でダラダラ業務を羅列せず、次の項目で整理しましょう。

各社の冒頭に書く会社情報
企業名/在籍期間/事業内容/従業員数・規模
案件ごとに書く項目
プロジェクト概要/担当期間/ポジション・役割/チーム体制/担当業務/実績・成果(数値で)

下記は、会社情報と1案件を、コピペOKのサンプルと同じ体裁でまとめた記入例です。

企業名:株式会社〇〇クリエイティブ
在籍期間:2020年4月〜2024年3月
事業内容:Web制作・Webコンサルティング
従業員数:65名

期間 詳細
2020年4月

2024年3月
【職種】
Webディレクター(正社員)

【案件】大手アパレルブランド ECサイトリニューアル

  • 担当期間:2024年1月〜2024年8月
  • 体制:ディレクター1名、デザイナー2名、フロントエンド2名、バックエンド1名
  • 担当業務:要件定義、ワイヤーフレーム作成、進行管理、品質管理、GA4による効果測定
  • 実績:CVRを0.8%→1.4%(+75%改善)/直帰率を62%→43%(-19pt)/予算500万円に対し追加費用なし・納期通りに納品

活かせる経験・知識・スキル(カテゴリ分けで一覧化)

ここでは、あなたの「武器」を一覧化します。採用担当がスペックを一目で把握できるよう、ツール名や言語名はカテゴリ分けして具体的に記載しましょう。

スキルは、ツール名や言語名を「PCスキル・ツール」「言語・技術知識」「専門スキル」のようにカテゴリ分けして整理すると、採用担当がスペックを一目で把握できます。

このとき、習熟度を「★5段階評価」や「経験〇年」で示すのは避けましょう。これらはあくまで自己評価であり、本人にとっての★5が、世間の基準では★1ということも珍しくないため、採用担当はほとんど指標にしていません。LIGの採用面接官・ちぐさんも、★評価や年数表記は自己評価ゆえに信用しにくいと話しています。

代わりに、「具体的に何ができるか」を行動ベースのテキストで表現するのがおすすめです。たとえばFigmaなら「Figma経験3年・★★★★☆」ではなく、「Figmaでワイヤーフレームからプロトタイプまで作成し、デザイナーと並走できる」と書けば、レベル感が誰の目にも正確に伝わります。HTML/CSSのような技術知識も「実装はエンジニアに依頼するが、コードを読んで修正指示は出せる」のように、できる範囲を言葉で示すとミスマッチを防げます。

■活かせる経験・知識・スキル(記入例)

分類 具体的にできること
PCスキル・ツール Figma・Adobe XDでワイヤーフレーム/プロトタイプを作成。Backlog・Notion・Asanaで複数案件を並行管理
言語・技術知識 HTML/CSS/JavaScriptを読んで修正指示が出せる(実装はエンジニアに依頼)。WordPressの基本設定・更新ができる
専門スキル SEO内部対策の設計、GA4・Looker Studioでの分析・改善提案、UI/UX設計、取材・ライティング
学習中の領域 本格的な広告運用は未経験のため、現在Google広告認定資格の取得に向けて学習中

そして、このスキル欄でぜひ意識してほしいのが「できること」だけでなく「できないこと・これから伸ばしたい領域」も正直に書くという視点です。LIGの採用面接官・ちぐさんは、入社時に正直なスキルマップを提示した応募者についてこう語っています。

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自分に何が足りてないかを客観的に分析できているというのは、「うちの会社とマッチするな」「入社したらこの案件でこんな成長ができるな」というのが見えるので、これは経験が短い人ほどやってほしいです。スキルマップだけで20分は語れます。

▲スキルマップの例

「できます」と書いて入社後にできなかったら、お互いに不幸です。できないことを言える=期待値のすり合わせができる人材として、むしろ信頼につながります。正直なスキルの棚卸しは、職務経歴書でもポートフォリオでも強力なアピールになるのです。

▼採用される職務経歴書・ポートフォリオの作り方は、LIGの現役ディレクターが実例をもとに解説したこちらの記事も参考になります。

自己PR(客観的評価と自己評価を書き分ける)

自己PRは、職務経歴欄で書ききれなかった「仕事へのスタンス」や「思考のプロセス」をアピールする場所です。ポイントは「客観的評価(事実・数字)」と「自己評価(強み・姿勢)」を明確に書き分けること。どちらか一方では印象が偏り、混ぜて書くと内容が薄まります。

また、「コミュニケーション能力があります」のような抽象表現は避け、「エンジニアとデザイナーの間に立ち、専門用語を噛み砕いて翻訳することで手戻りをゼロにした」のように、具体的な行動ベースで書くのが鉄則です。前章のジョーさんの言葉どおり、「すごいでしょう」ではなく「こういう背景があるからこうした」と、理由をロジカルに語れる自己PRが評価されます。

【記入例:自己PR】

私の強みは「データに基づいた改善提案力」と「制作チームと事業サイドの橋渡しができるコミュニケーション力」です。

Webディレクターとして重視してきたのは、感覚ではなくデータを根拠にした意思決定です。GA4やヒートマップでユーザー行動を分析し、優先度の高い施策から順にPDCAを回した結果、自社ECサイトのCVRを1.2%から2.8%へ引き上げました。あわせて、技術的な内容をクライアントにわかりやすく伝える力と、ビジネス要件を制作チームが動きやすい形に落とし込む力の両方を磨いてきました。貴社でも、データと対話を武器にWebサイトを成果につなげるディレクションを実践してまいります。

実績が伝わる「数値化」と「言語化」のテクニック

Webディレクターの職務経歴書で最も差がつくのが、この「数値化」と「言語化」です。ここを工夫するだけで、書類通過率は大きく変わります。

PV・CVR・予算規模で定量的に見せる

「サイトをリニューアルしました」だけでは、その価値は伝わりません。可能な限り、次の指標を盛り込みましょう。

示せること
PV / UU数 担当したサイトの規模感(高負荷対応の経験など)
CVR / 売上 ビジネスへの貢献度(Before/Afterで示すと効果的)
予算規模 プロジェクトの責任の重さ・リスク管理能力
チーム人数 マネジメントの範囲・調整力

特にCVRや直帰率は「0.8%→1.4%」のようにBefore/Afterで示すと、改善幅が直感的に伝わります。

数字が出せないときの表現方法(守秘義務対策)

「守秘義務があって具体的な数字を出せない」というのは、多くのディレクターが直面する悩みです。その場合は、数字を諦めるのではなく「相対値」や「ぼかした規模感」に置き換えて表現するのが有効です。

💡 数字が出せないときの言い換え例
  • クライアント名・サイト名 → 「大手通信キャリアのキャンペーンサイト」「月間50万PV規模の女性向けメディア」
  • 具体的な改善数値 → 「前年比120%達成」「直帰率を約2割改善」などの相対表現
  • 売上・予算 → 「数千万円規模のプロジェクト」とレンジで表現

業界や規模感が伝われば、採用担当は十分にあなたの経験を評価できます。面接の場で口頭補足する前提で、書類では差し支えない範囲に置き換えておきましょう。

調整力・マネジメント力をSTAR法で言語化する

数字で表しにくい「調整力」や「トラブル対応力」こそ、Webディレクターの真価が問われる部分です。これらは「STAR法」を使うと、説得力のあるエピソードに変わります。

書く内容(例)
Situation(状況) 納期遅延が発生しそうな状況で
Task(課題) クライアントと制作チームの板挟みになったが
Action(行動) 優先順位を整理し、段階的な納品スケジュールを再交渉して
Result(結果) 品質を落とさず予定通りのローンチを実現した

「どんな困難があり、どう乗り越えたか」をこの順番で書くだけで、あなたの問題解決能力が具体的に伝わります。

【無料テンプレート・コピペOK】Webディレクターの職務経歴書サンプル

ここまでのポイントを踏まえた、Webディレクター用の職務経歴書テンプレートとサンプル全文です。テンプレートのダウンロードと、そのままコピペして使える見本の両方をご用意しました。ご自身の経歴に合わせて数値や固有名詞を書き換えてご活用ください。

職務経歴書テンプレートを無料ダウンロード

すでに項目が埋まったWebディレクター用の職務経歴書テンプレートを無料で配布しています。以下のLIGエージェント公式LINEから入手し、自分の情報に書き換えるだけで完成します。

テンプレートの使い方

  1. 以下の公式LINEに登録し、トーク画面に「職務経歴書」と送信する
  2. 自動返信で届いたリンクから自分用にコピーして編集
  3. 〇〇の部分を自分の情報に書き換える
  4. 不要な項目は削除、追加したい項目は自由に追加
  5. 完成したらPDFまたはWord形式で書き出す

テンプレートはこちら(公式LINE)

コピペで使える職務経歴書サンプル全文

実際の職務経歴書は、在籍企業ごとに、その中を案件(プロジェクト)単位で表形式に整理すると読みやすくなります。以下はそのままコピペして使える表ベースのフォーマット例です。

職務経歴書(Webディレクター)

2026年6月1日現在 氏名:山田 太郎

■職務要約

Web制作会社およびインハウスのWebディレクターとして9年間従事してまいりました。制作会社ではEC・コーポレート・LPのディレクションを年間20〜30件担当し、要件定義から制作進行・納品・効果測定まで一貫して対応。インハウス転向後は自社ECサイトのリニューアルをリードし、CVRを1.2%から2.8%へ改善しました。SEO・Web解析・UX改善の知識を強みに、制作チームのマネジメントから外部パートナーとの折衝まで対応できることが強みです。

ポートフォリオ/実績資料:https://portfolio-example.com

■職務経歴

企業名:株式会社〇〇クリエイティブ
在籍期間:2017年4月〜2022年3月
事業内容:Web制作・Webコンサルティング
従業員数:65名

期間 詳細
2017年4月

2022年3月
【職種】
Webディレクター(正社員)

【担当業務】

  • コーポレート・EC・LP・採用サイトの制作ディレクションを年間20〜30件担当
  • クライアントへのヒアリング、要件定義、サイトマップ・ワイヤーフレーム作成
  • デザイナー・エンジニア・ライターへの制作指示、進行管理、品質確認
  • 見積作成、スケジュール・予算進捗の管理

【実績①】コンテンツSEO支援によるオーガニック流入改善

  • 概要/目的:クライアントサイトのSEO診断・改善提案・実施支援(月次5〜8社)
  • 担当領域:SEO内部施策の設計、ライターへの記事発注、効果測定
  • 成果:担当クライアントの自然検索流入を6ヶ月で約180%増加

【実績②】制作フローの改善による納期遅延の削減

  • 概要/目的:外部パートナーとの連携体制を見直し、進行の属人化を解消
  • 担当領域:進行管理ルールの整備、品質チェック工程の標準化
  • 成果:制作案件の平均納期遅延率を15%→3%に削減

 
企業名:株式会社〇〇コマース
在籍期間:2022年4月〜現在
事業内容:自社ECサイト運営(月間PV約80万・年間売上約5億円規模)
従業員数:120名

期間 詳細
2022年4月

現在
【職種】
Webディレクター(インハウス)

【担当業務】

  • 自社ECサイトのUI/UX改善施策の立案・優先順位付け・実施・効果測定(PDCA運用)
  • A/Bテストの設計・実施・分析
  • 社内デザイナー2名・外部エンジニアチームの進行管理

【実績①】ECサイト全面リニューアルのPM

  • 概要/目的:予算500万円・期間9ヶ月の自社ECサイト全面リニューアル
  • 担当領域:要件定義、制作会社の選定・RFP作成、社内関係者(営業・物流・CS)との要件調整、進行管理
  • 成果:CVRを1.2%→2.8%に向上(約2.3倍)

【実績②】UI改善によるカート離脱率の改善

  • 概要/目的:購入導線のボトルネックを分析し、入力フォーム・導線を改善
  • 担当領域:仮説立案、ワイヤーフレーム作成、効果測定
  • 成果:カート離脱率を38%→24%に改善

 
■活かせる経験・知識・スキル

分類 具体的にできること
ディレクション 制作会社/インハウス双方での経験。要件定義〜ワイヤーフレーム作成〜進行管理〜効果測定まで一貫して対応できる
SEO・解析 内部・外部・コンテンツSEOの改善提案が可能。GA4・Looker Studioでデータを分析し、改善仮説の立案・検証ができる
UX・ツール Figma・Adobe XDでワイヤーフレーム/プロトタイプを作成できる。Backlog・Notion・Asanaで複数案件を並行管理できる
技術知識 実装はエンジニアに依頼するが、HTML/CSS/WordPressのコードを読み、修正指示を出せる
学習中の領域 本格的な広告運用は未経験のため、現在Google広告認定資格の取得に向けて学習中

 
■資格

ウェブ解析士(2023年取得)/Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)

■自己PR

私の強みは「データに基づいた改善提案力」と「制作チームと事業サイドの橋渡しができるコミュニケーション力」です。GA4やヒートマップでユーザー行動を分析し、優先度の高い施策からPDCAを回すことで、自社ECサイトのCVRを1.2%から2.8%へ引き上げました。技術的な内容をクライアントにわかりやすく伝える力と、ビジネス要件を制作チームが動きやすい形に落とし込む力の両方を持つことが、私の最大の強みです。貴社でも、データと対話を武器に成果につながるディレクションを実践してまいります。

なお、スキル欄の「学習中の領域」のように、できないことや学習中であることを正直に添えるのが、本記事で繰り返しお伝えしているポイントです。誇張せず、誠実に棚卸しした内容こそが信頼につながります。

経験・キャリア別の書き分けポイント

Webディレクターと一口に言っても、出身や目指す方向によって評価されるポイントは変わります。応募先に合わせて、強調する内容を調整しましょう。

受託制作会社から事業会社へ転職する場合

受託制作出身者は「納品力」「制作スキル」は評価されやすい一方、「ビジネス視点」が不足していると見られがちです。「サイトを作った」で終わらせず、「クライアントの課題をどう解決したか」「納品後の運用でどう数値を伸ばしたか」というマーケティング視点を厚く書きましょう。KPI設計やGA4を用いた改善提案の実績があれば、事業会社でも通用する人材だとアピールできます。

事業会社から受託制作会社へ転職する場合

逆に事業会社出身者は、「多様な案件への対応力」と「スピード感」を懸念されがちです。特定の自社サービスだけでなく、競合調査やトレンド把握を日常的に行っていること、社内の多部署を巻き込んで推進した調整力をアピールしましょう。限られたリソースで成果を出した経験は、コスト意識の高さとして評価されます。

未経験からWebディレクターを目指す場合

実務未経験でも、前職の経験からWebディレクションに通じるスキルを掘り起こすことが重要です。プロジェクトの進行管理・顧客折衝・チームのとりまとめ・数字管理などは、そのままWebディレクターの業務に直結します。あわせて、個人でのWebサイト運営やGA4の学習、副業での制作補助など、独学での取り組みを積極的に記載しましょう。

✅ 未経験者がアピールしやすい前職経験
  • 営業・接客で培った折衝力・ヒアリング力
  • プロジェクトや店舗運営でのスケジュール・数字管理
  • チームリーダー・とりまとめの経験
  • 個人ブログ・SNS運用、独学でのツール学習

マネージャー・プロデューサーを目指す場合

上位職を目指すなら、個人の作業スキルよりも「チームビルディング」「予実管理」の経験が重要です。「メンバー3名の育成を担当し全員を独り立ちさせた」「外注費のコストカットで利益率を5%改善した」など、組織と数字に対する貢献を中心に据えましょう。自分が手を動かしたことより、チーム全体でどう成果を出したかを語ることが、リーダーとしての資質の証明になります。

書類選考に落ちる職務経歴書のNGパターンと改善策

「経験はあるのに書類が通らない」という場合、以下のNGパターンに陥っていないか確認してみてください。

専門用語の羅列だけで「何ができるか」が見えない

「SEO、UI/UX、LPO、GA4、GTM……」とキーワードを詰め込むだけのケースです。単語が並んでいるだけでは、「用語を知っているレベル」なのか「実務で使いこなせるレベル」なのか判断できません。

⚠️ 原因(落ちる書き方)
  • 「SEO対応」とだけ書いている
  • 知識レベルか実務レベルか不明
💡 対策(通る書き方)
  • 具体的なアクションとセットで書く:「SEO内部施策として、サイト構造の最適化とメタタグ設計を担当」
  • 習熟度を添える:「読み書きレベル」「指示出し可能レベル」

実績がチームのものか個人のものか曖昧

大規模プロジェクトで「チームの実績」を「自分の実績」のように書いてしまうと、面接で深掘りされた際にボロが出ます。採用担当が知りたいのは、あくまで「あなたが何をしたか」です。

「大規模リニューアルを担当」ではなく、「大規模リニューアルにおいて、トップページの要件定義と外部ライター10名の進行管理を担当」のように、自分の担当領域を正直に切り出しましょう。範囲を絞って正直に書くことが、かえって信頼性を高めます。

業務の羅列で成果が書かれていない

「〇〇を担当」「△△を実施」と業務内容を並べるだけで、成果や工夫が書かれていないパターンです。Webディレクターは結果が求められる職種のため、各業務に「どんな成果が出たか」「何を意識して取り組んだか」を一言添えるだけで印象が大きく変わります。数値が出せない場合でも、工夫したポイントを書くことで成果への姿勢が伝わります。

Webディレクターの職務経歴書に関するよくある質問

Q: ポートフォリオと職務経歴書、どちらが重要ですか?

どちらも重要ですが役割が異なります。職務経歴書は「業務遂行能力と実績」を論理的に伝えるもの、ポートフォリオは「制作物の質やプロセス」を視覚的に伝えるものです。Webディレクターの場合、まず職務経歴書で実務能力を判断されることが多いため、両方をセットで用意するのが理想です。採用される職務経歴書・ポートフォリオの作り方は、LIG現役ディレクターの実例から学ぶ「採用される」ポートフォリオの作り方で詳しく解説しています。

Q: 守秘義務で実績を公開できない場合はどうすればいいですか?

クライアント名やサイト名を伏せて記載しましょう。「大手通信キャリアのキャンペーンサイト」「月間50万PVの女性向けメディア」のように、業界や規模感が伝わる表現に置き換えるのがおすすめです。改善数値も「前年比120%」など相対的な表現にすれば、守秘義務と具体性を両立できます。

Q: HTML・CSSなどの技術スキルは書くべきですか?

記載をおすすめします。基礎知識があることはエンジニアとのコミュニケーションを円滑にし、品質管理にも役立つため、プラスに評価されます。ただし「実装はエンジニアに依頼するが、基礎的な読み書きは可能」のように、自分のレベルを正確に伝えることが大切です。誇張すると入社後のミスマッチにつながります。

Q: 職務経歴書は何枚にまとめるべきですか?

A4サイズで2〜3枚程度が目安です。1枚では経験の深さが伝わらず、4枚以上になると読む負担が大きくなります。プロジェクト単位で要点を整理し、採用担当が短時間で強みを把握できる構成を心がけましょう。

まとめ

Webディレクターの職務経歴書では、担当プロジェクトの規模・予算・成果を「数値化」し、自分の役割と判断を「言語化」する2つの軸が、書類選考の通過を左右します。本記事のポイントを振り返りましょう。

  • 採用担当は過程を見ている:華々しい数字より「どう考え、どう動いたか」をセットで伝える
  • 在籍企業ごとに案件単位で書く:規模・役割・チーム体制・成果をフレームワークで整理する
  • できないことも正直に書く:弱みや学習中の領域を示すことが、期待値のすり合わせと信頼につながる
  • 応募先に合わせて書き分ける:受託/事業会社/未経験/マネージャー志望で強調点を変える

漠然と「ディレクションを担当」と書くだけでは、実力は伝わりません。プロジェクトごとの成果と自身の貢献が明確に読み取れる職務経歴書を仕上げれば、年収アップ・キャリアアップにつながる転職を実現できるはずです。

Web制作会社LIGが運営する「LIGエージェント」では、制作現場を知るプロが、あなたの経験を最大限に活かせる職務経歴書づくりからキャリア相談までサポートしています。「この職務経歴書で大丈夫かな」と不安な方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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Shohei Osawa
Shohei Osawa Digital Education / HR / Manager / 大澤 昇平

人材事業「LIG Agent(LIGエージェント)」責任者/キャリアデザイナー。人材採用・育成、キャリア開発、事業戦略立案を専門とし、ホスピタリティからクリエイティブ分野まで幅広い業種での人材マネジメントに精通している。大手テーマパークホテルの人事部門でキャリアをスタートし、その後ホテル・観光業特化型の人材サービス企業で国内外の採用支援や経営企画を経験。2022年2月よりLIGに参画し、人材関連の経験を活かしてクリエイティブ人材の育成と支援に従事している。

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