転職エージェントはやめとけと言われる7つの理由|使うべき人と賢い活用法を徹底解説

転職エージェントはやめとけと言われる7つの理由|使うべき人と賢い活用法を徹底解説

Rei Nakabayashi

Rei Nakabayashi

こんにちは、クリエイターの転職を支援する「LIGエージェント」の中林です。

「転職エージェントに登録したけど、希望と違う求人ばかり紹介される……」「担当者の対応が悪くて不信感しかない」そんな経験から、転職エージェントは「やめとけ」と言われることがあります。

しかし、転職エージェントの仕組みを正しく理解して賢く活用すれば、転職成功の強力な味方になるのも事実です。

この記事では、転職エージェントが「やめとけ」と言われる7つの理由と、その背景にあるビジネスモデルの裏事情、悪質な担当者の見分け方、そして失敗しないための具体的な活用方法まで、徹底的に解説します。

目次 

転職エージェントが「やめとけ」と言われる7つの理由

転職エージェントを利用した人の中には、「もう使いたくない」と感じるケースも少なくありません。ここでは、その具体的な理由を7つ紹介します。

理由①:希望と異なる求人ばかり紹介される

最も多い不満が、「希望を伝えたのに、まったく違う求人ばかり紹介される」というものです。

なぜこうなるのか?

  • 担当者が持っている求人の中から紹介しているため、希望に完全に合う求人がない
  • ノルマ達成のために、「内定が出やすい求人」を優先して紹介している
  • 担当者があなたの希望を正しく理解できていない
  • あなたの経歴やスキルでは、希望する求人に応募できないと判断されている

特に、大手エージェントでは1人の担当者が50人以上の求職者を抱えているため、一人ひとりの希望を丁寧にヒアリングする時間が取れないケースもあります。

理由②:担当者のレスポンスが遅い・連絡がしつこい

「質問しても返事が遅い」「勤務中なのに何度も電話がかかってくる」といった、担当者の連絡に関する不満も多く見られます。

レスポンスが遅い理由:

  • 担当者が多数の求職者を抱えており、対応が追いついていない
  • 転職市場が活発になる12月〜3月は特に忙しく、返信が遅れがち
  • あなたの優先度が低いと判断されている(スキルや経験に対して紹介できる求人が少ない)

連絡がしつこい理由:

  • ノルマ達成のために、早く応募や面接を進めたい
  • 求人企業から「早く候補者を紹介してほしい」と急かされている
  • 他のエージェントに先を越されないよう、囲い込みをしている

理由③:内定承諾や応募を急かされる

「もう少し考えたいのに、内定承諾を急かされる」「まだ応募するか決めていないのに、書類を勝手に送られた」といったケースもあります。

これは、担当者のノルマ達成が優先されている典型的なパターンです。

  • 月末や四半期末など、ノルマの締め切りが迫っている
  • 企業側から「早く決めてほしい」と言われている
  • 他の候補者と比較されており、早く決断しないと内定が取り消される可能性がある

しかし、転職は人生の大きな決断です。急かされても、納得できるまで時間をかけて判断する権利があります。

理由④:担当者の態度が悪い・相性が合わない

「上から目線で話される」「否定的なことばかり言われる」「人の話を聞かない」といった、担当者の態度に関する不満も多く見られます。

態度が悪い担当者の特徴:

  • 高圧的で上から目線の物言いをする
  • 求職者のスキルや経験を見下すような発言をする
  • 面談の時間を守らない、遅刻する
  • 言葉遣いが悪い、敬語が使えない
  • こちらの話を最後まで聞かず、一方的に話を進める

特に、ベテランの担当者の中には、求職者のスキルを見抜いて高圧的な態度に出る人もいます。逆に、若手の担当者は経験不足で頼りないと感じることもあるでしょう。

理由⑤:企業情報を詳しく把握していない

「紹介された企業について質問しても、詳しい答えが返ってこない」「面接に行ったら、聞いていた条件と違った」というケースもあります。

なぜ企業情報を把握していないのか?

  • 新人や若手の担当者で、企業との関係が浅い
  • 多数の企業の求人を扱っており、すべての企業を詳しく把握できていない
  • 企業側から正確な情報を受け取っていない
  • 求人票の情報をそのまま伝えているだけで、実態を確認していない

特に注意が必要なのは、求人票と実際の条件が異なるケースです。残業時間、雇用形態、給与体系などが違っていた場合、入社後に大きなトラブルになる可能性があります。

理由⑥:自分のペースで転職活動を進められない

「もっとじっくり考えたいのに、次々と面接が入れられる」「複数の企業の選考を同時に進められて、余裕がない」といった不満もあります。

転職エージェントは、効率的に転職活動を進めるためのサポートをしてくれますが、その「効率」が求職者のペースと合わない場合、ストレスになります。

  • 同じタイミングで内定が出るよう、複数の選考を並行して進める
  • 1日に複数の面接を詰め込まれる
  • 在職中で時間が取れないのに、面接日程を勝手に調整される

特に、在職中で転職活動に割ける時間が限られている人にとっては、この「ペースの強制」が大きな負担になります。

理由⑦:結局、内定が出るかは本人次第

「転職エージェントを使えば転職できると思ったのに、ぜんぜん内定が出ない」という不満もあります。

しかし、転職エージェントは「転職を保証するサービス」ではありません

  • 内定が出るかどうかは、あなたのスキル・経験・面接での対応次第
  • エージェントは書類添削や面接対策でサポートするが、最終的な合否は企業が決める
  • 希望する条件が高すぎる場合、紹介できる求人が限られる

転職活動がうまくいかないとき、その原因を「エージェントのせい」にしてしまいがちですが、自分自身の市場価値や希望条件を見直すことも必要です。

転職エージェントとは?基本的な仕組みを理解しよう

「やめとけ」と言われる背景には、転職エージェントのビジネス構造があります。 ここからは、その仕組みをわかりやすく解説します。

転職エージェントのビジネスモデル(成功報酬制の仕組み)

転職エージェントは、企業から成功報酬を受け取ることで運営されているサービスです。求職者は完全無料で利用できますが、その裏には明確なビジネスモデルがあります。

報酬の仕組み 求職者が企業に入社した際、企業から転職エージェントに成功報酬が支払われる
報酬額 入社者の想定年収の30〜35%程度(年収500万円の場合、150〜175万円)
支払タイミング 入社後、一定期間(通常3〜6ヶ月)の定着確認後
返金制度 早期退職の場合、企業に報酬の一部または全額を返金する契約が多い

この仕組みが理解できると、「なぜ担当者が内定承諾を急かすのか」「なぜ希望と違う求人を紹介されるのか」といった、「やめとけ」と言われる理由の背景が見えてきます。

担当者(キャリアアドバイザー)には営業ノルマがあり、できるだけ多くの求職者を入社させることで成果が評価されます。そのため、求職者の希望よりも「内定が出やすい求人」や「早く決まりそうな求人」を優先してしまう担当者も存在するのです。

ただし、ほとんどの転職エージェントでは返金制度があり、早期離職が続くと信頼低下や取引に直結します。だからこそミスマッチを避ける動機は強く、マッチしない求人は見送りを伝えるケースもあります。

長期的に定着し、企業・求職者双方の満足度を高めることが、最終的にエージェントの利益にもつながるのです。

転職サイト・直接応募との違い

転職エージェント以外にも、転職サイトや企業への直接応募という方法があります。それぞれの特徴を比較してみましょう。

項目 転職エージェント 転職サイト 直接応募
求人検索 担当者が紹介 自分で検索 企業サイトから
非公開求人 ○(多数あり) △(一部あり) ×(なし)
書類添削 ○(担当者が対応) ×(なし) ×(なし)
面接対策 ○(企業別対策) ×(なし) ×(なし)
年収交渉 ○(代行してくれる) ×(自分で交渉) ×(自分で交渉)
マイペース度 △(担当者と連絡) ○(完全に自分のペース) ○(完全に自分のペース)

※表の内容は横スクロール可能です。スクロールして内容をチェックしてください。

それぞれにメリット・デメリットがあり、自分の状況や転職活動のスタイルに合わせて使い分けることが重要です。

「やめとけ」と感じた人の実際の体験談

ここでは、実際に転職エージェントを利用して「やめとけ」と感じた人の体験談を紹介します。

ケース1:希望を無視した求人紹介で時間を無駄にした

30代男性・営業職の場合

「IT業界の営業職を希望していると伝えたのに、紹介されたのは不動産や保険の営業ばかり。『とりあえず面接を受けてみてください』と言われて何社か受けたが、まったく興味が持てず、結局内定をもらっても断った。時間を無駄にしただけだった」

このケースの問題点:

  • 担当者が希望する業界の求人を持っていなかった
  • ノルマ達成のために、とにかく面接を受けさせようとした
  • 求職者の希望よりも、自社の都合を優先した

このようなケースでは、早めに担当者を変更するか、別のエージェントに切り替えるべきでした。

ケース2:担当者の態度に不信感を抱いた

20代女性・事務職の場合

「初回面談で職務経歴を話したら、『その経験じゃ難しいですね』『もっとスキルを身につけてから転職したほうがいい』と否定的なことばかり言われた。紹介された求人も、希望より年収が100万円以上低いものばかり。見下されているように感じて、すぐに退会した」

このケースの問題点:

  • 担当者の言葉遣いや態度が高圧的だった
  • 求職者の可能性を引き出すのではなく、否定から入った
  • 信頼関係を築く努力をしなかった

担当者との相性は非常に重要です。不快に感じたら、我慢せずに担当者変更を依頼しましょう。

ケース3:強引に内定承諾を迫られた

30代男性・エンジニアの場合

「A社とB社から内定をもらい、もう少し考えたいと伝えたら、『A社は今すぐ返事しないと取り消しになる』『B社は条件が悪いからA社にすべき』と強く勧められた。後で自分でA社に確認したら、返事の期限はまだ1週間あった。エージェントに嘘をつかれて、信用できなくなった」

このケースの問題点:

  • 担当者が虚偽の情報を伝えた
  • ノルマ達成のために、早く内定承諾させようとした
  • 求職者の判断を尊重せず、強引に誘導した

このような悪質な担当者に当たった場合は、すぐに別のエージェントに相談し、正確な情報を確認することが重要です。

悪質な転職エージェント・担当者の見分け方

「やめとけ」と言われる原因の多くは、悪質な担当者に当たってしまうことです。ここでは、注意すべき担当者の特徴と見分け方を紹介します。

注意すべき担当者の5つの特徴

以下の特徴に当てはまる担当者は、信頼できない可能性が高いです。

特徴①:こちらの話を聞かず、一方的に話を進める
希望条件や転職理由を丁寧にヒアリングせず、自分の都合で話を進める担当者は要注意です。
特徴②:企業のデメリットやネガティブな情報を全く伝えない
どんな企業にもデメリットはあります。良い面しか伝えない担当者は、入社させることだけを考えている可能性があります。
特徴③:連絡が遅い、または返信がない
質問への返答が遅い、面接結果の連絡がない、といった担当者は、あなたの優先度が低いか、単純に対応能力が低い可能性があります。
特徴④:とにかく応募や内定承諾を急かしてくる
「今すぐ決めないと内定が取り消される」「他の候補者に決まってしまう」など、焦らせる発言が多い担当者は、ノルマ達成を優先している可能性があります。
特徴⑤:希望条件を伝えても、明らかに違う求人ばかり紹介してくる
一度や二度なら理解できますが、何度伝えても希望と違う求人を紹介される場合は、あなたの希望を理解する気がないか、紹介できる求人がない可能性があります。

面談時にチェックすべきポイント

初回面談では、以下のポイントをチェックして、担当者の質を見極めましょう。

チェック項目 良い担当者の対応 悪い担当者の対応
ヒアリング 希望条件や転職理由を丁寧に聞いてくれる 一方的に話を進める、聞く姿勢がない
求人紹介 希望に合う求人を厳選して紹介してくれる 大量の求人を紹介し、「とりあえず受けて」と言う
企業情報 企業の良い面も悪い面も正直に教えてくれる 良い面しか言わない、質問に答えられない
レスポンス 質問に対して迅速かつ丁寧に回答してくれる 返信が遅い、または無視される
態度 親身に相談に乗ってくれる、尊重してくれる 上から目線、否定的、見下すような態度

こんな対応をされたら要注意

以下のような対応をされた場合は、担当者の変更を検討しましょう。

  • 「あなたのスキルでは難しい」と否定的なことばかり言う
  • 勝手に書類を送られる、面接日程を決められる
  • 複数回にわたって希望と違う求人を紹介される
  • 面接結果や企業からのフィードバックを共有してくれない

転職エージェントを使うメリット・デメリット

「やめとけ」と言われる理由を理解した上で、改めて転職エージェントのメリット・デメリットを整理しておきましょう。

メリット:無料で受けられる6つのサポート

転職エージェントを利用する最大のメリットは、プロのサポートを完全無料で受けられることです。

メリット①:非公開求人に応募できる
一般には公開されていない、好条件の求人に出会える可能性があります。転職エージェントが扱う求人の7〜8割は非公開求人と言われています。
メリット②:履歴書・職務経歴書の添削をしてもらえる
プロの視点で書類をチェックしてもらえるため、書類選考の通過率が上がります。自己PRや志望動機の書き方もアドバイスしてもらえます。
メリット③:面接対策を受けられる
企業ごとの面接の傾向や、よく聞かれる質問を教えてもらえます。模擬面接を実施してくれるエージェントもあります。
メリット④:企業との日程調整や交渉を代行してくれる
面接日程の調整、年収交渉、入社日の調整など、企業とのやり取りを代行してくれます。在職中で時間が取れない人には特に便利です。
メリット⑤:企業の内部情報を教えてもらえる
求人票には載っていない、企業の雰囲気や社風、実際の残業時間など、リアルな情報を教えてもらえる場合があります。
メリット⑥:客観的なアドバイスがもらえる
自分では気づかない強みや、市場価値を教えてもらえます。キャリアの方向性についても相談できます。

デメリット:理解しておくべき3つの限界

一方で、転職エージェントには以下のような限界もあります。

デメリット①:自分のペースで進めにくい
担当者と連絡を取り合う必要があるため、完全に自分のペースでは進められません。面接日程などもある程度エージェントに合わせる必要があります。
デメリット②:担当者の質に左右される
担当者の経験やスキル、相性によって、サポートの質が大きく変わります。悪い担当者に当たると、転職活動がうまくいきません。
デメリット③:紹介される求人が限られる
エージェントが保有する求人しか紹介されないため、世の中のすべての求人を見られるわけではありません。特定の企業や業界に弱いエージェントもあります。

転職サイト・直接応募との比較表

前述した比較表を再掲します。それぞれの特徴を理解して、自分に合った方法を選ぶことが重要です。

項目 転職エージェント 転職サイト 直接応募
求人検索 担当者が紹介 自分で検索 企業サイトから
非公開求人 ○(多数あり) △(一部あり) ×(なし)
書類添削 ○(担当者が対応) ×(なし) ×(なし)
面接対策 ○(企業別対策) ×(なし) ×(なし)
年収交渉 ○(代行してくれる) ×(自分で交渉) ×(自分で交渉)
マイペース度 △(担当者と連絡) ○(完全に自分のペース) ○(完全に自分のペース)
向いている人 初めての転職、サポートが欲しい人、忙しい人 自分のペースで進めたい人、幅広く求人を見たい人 応募企業が決まっている人、採用コストを抑えたい人

※表の内容は横スクロール可能です。スクロールして内容をチェックしてください。

転職エージェントを使うべき人・使わないほうがいい人

ここでは、転職エージェントを使うべき人と、使わないほうがいい人の特徴を整理します。

使うべき人の特徴

以下の項目に1つでも当てはまる人は、転職エージェントの利用を検討してみましょう。

  • 初めて転職する人:転職活動の進め方がわからない、何から始めればいいか不安
  • 転職活動に時間が取れない人:在職中で忙しく、求人検索や企業とのやり取りに時間を割けない
  • 書類選考や面接に自信がない人:職務経歴書の書き方や面接での話し方に不安がある
  • 年収アップを目指している人:年収交渉を代行してもらいたい、市場価値を知りたい
  • 非公開求人に興味がある人:一般には公開されていない求人にも応募したい
  • 客観的なアドバイスが欲しい人:自分の強みや適性を客観的に見てもらいたい
  • 業界や企業の内部情報を知りたい人:求人票だけではわからないリアルな情報を得たい

特に、初めての転職や、働きながらの転職活動には、エージェントのサポートが非常に役立ちます

使わないほうがいい人の特徴

一方で、以下のような人は、転職エージェントを使わずに転職サイトや直接応募を利用するほうが合っているかもしれません。

  • 完全に自分のペースで進めたい人:誰にも急かされず、じっくり時間をかけて転職先を決めたい
  • 応募企業がすでに決まっている人:特定の企業に入りたいと決めており、その企業の求人が転職サイトや公式サイトで公開されている
  • 幅広く求人を見たい人:特定のエージェントが持っている求人だけでなく、世の中のすべての求人を自分で検索したい
  • 担当者とのやり取りが煩わしいと感じる人:電話やメールでの連絡、面談などが負担に感じる

転職エージェントを賢く活用する7つのコツ

ここからは、転職エージェントを失敗せずに活用するための具体的なコツを7つ紹介します。

コツ①:複数のエージェントに登録する(2〜3社推奨)

もっとも重要なのは、複数のエージェントに登録して比較することです。

1社だけだと、その担当者の質が良いのか悪いのか判断できません。2〜3社に登録することで、以下のメリットがあります。

  • 担当者の質を比較できる
  • 各エージェントが持つ独占求人に出会える
  • 1社が合わなくても、他のエージェントに切り替えられる
  • 複数の視点からアドバイスをもらえる

おすすめの組み合わせ:

  • 大手総合型エージェント1〜2社(リクルートエージェント、dodaなど)
  • 特化型エージェント1社(業界や職種に特化したエージェント)

コツ②:希望条件を明確に伝える

担当者に希望条件を伝える際は、できるだけ具体的に伝えましょう。

伝えるべき項目:

  • 希望業界・職種(第1希望〜第3希望まで)
  • 希望年収(最低ラインと理想)
  • 勤務地(通勤時間の上限、転勤の可否)
  • 働き方(リモートワーク、残業時間、休日)
  • 企業規模(大手、中小、ベンチャーなど)
  • 譲れない条件・妥協できる条件

曖昧に伝えると、担当者も紹介する求人を絞り込めません。「これだけは譲れない」という条件は特にはっきり伝えましょう

コツ③:面談前に質問リストを準備する

初回面談では、担当者の質を見極めるためにも、事前に質問リストを準備しておきましょう。

面談時の質問リスト例:

  • 私の経歴で、どのような業界・職種が狙えますか?
  • 現在の市場価値はどれくらいですか?
  • 紹介していただける求人は何件くらいありますか?
  • この企業の離職率や平均残業時間はどれくらいですか?
  • 書類選考や面接対策はどのようにサポートしていただけますか?
  • 年収交渉はどのように進めていただけますか?
  • 内定後、入社するか悩んだ場合、相談に乗っていただけますか?

これらの質問に対する担当者の回答で、経験の豊富さや誠実さを判断できます。

コツ④:合わない担当者は変更を依頼する

「この担当者とは合わないな」と感じたら、我慢せずに担当者の変更を依頼しましょう。

担当者変更の依頼方法:

  • エージェントの公式サイトの問い合わせフォームから依頼
  • サポートデスクに電話で依頼
  • 担当者に直接メールで依頼(気まずい場合は上記の方法を推奨)

依頼する際の文例:

「いつもお世話になっております。現在、○○様に担当していただいておりますが、私の希望とのミスマッチを感じております。大変恐縮ですが、別の担当者に変更していただくことは可能でしょうか。よろしくお願いいたします。」

担当者の変更は、転職エージェントでは一般的に行われていることです。遠慮せずに依頼しましょう。

コツ⑤:紹介された求人は自分でも調べる

担当者から紹介された求人は、必ず自分でも企業の公式サイトや口コミサイトで調べましょう

  • 企業の公式サイトで事業内容や社風を確認
  • 口コミサイト(OpenWork、転職会議など)で社員の評判を確認
  • ニュース検索で最近の動向を確認
  • SNSで企業の雰囲気を確認

担当者の情報だけを鵜呑みにせず、自分でも情報を集めて判断することが重要です。

コツ⑥:内定承諾を急かされても冷静に判断する

「今すぐ決めないと内定が取り消される」と言われても、焦らず冷静に判断しましょう。

内定承諾前に確認すべきこと:

  • 実際の内定承諾期限を企業に直接確認する
  • 労働条件通知書の内容を細かくチェックする
  • 年収、残業時間、休日などの条件が求人票と一致しているか確認
  • 入社後のキャリアパスや評価制度を確認
  • 不安な点は、内定承諾前に企業に質問する

転職は人生の大きな決断です。担当者に急かされても、納得できるまで時間をかけて判断する権利があります。

コツ⑦:断る際はしっかり理由を伝える

紹介された求人や内定を断る際は、しっかりと理由を伝えましょう。

断り方のテンプレート(求人を断る場合):

「○○社の求人をご紹介いただきありがとうございます。検討させていただきましたが、今回は応募を見送らせていただきます。理由は、[勤務地が希望と合わない / 残業時間が多い / 業務内容が希望と異なる]ためです。引き続き、[具体的な希望条件]に合う求人がございましたら、ご紹介いただけますと幸いです。」

断り方のテンプレート(内定を断る場合):

「この度は内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございました。大変悩みましたが、[他社のオファーを受けることにした / 現職に残ることにした / 条件面で折り合いがつかなかった]ため、今回は辞退させていただきます。貴重な機会をいただき、ありがとうございました。」

理由を伝えることで、担当者はあなたの希望をより深く理解し、次に紹介する求人の精度が上がります

よくある質問(FAQ)

転職エージェントに関するよくある質問にお答えします。

Q1. 転職エージェントと転職サイトはどっちがいい?

A. どちらが良いかは、あなたの状況によります。

  • エージェントが向いている人:初めての転職、サポートが欲しい、忙しい、書類や面接に不安がある
  • 転職サイトが向いている人:自分のペースで進めたい、幅広く求人を見たい、応募企業が決まっている

両方を併用するのがもっともおすすめです。エージェントで非公開求人を紹介してもらいながら、転職サイトで自分でも求人を探すことで、より多くの選択肢を得られます。

Q2. 登録したのに連絡が来ないのはなぜ?

A. いくつかの理由が考えられます。

  • 紹介できる求人がない:あなたの経歴やスキルに合う求人が現在そのエージェントにない
  • 登録内容が不十分:職務経歴の内容が薄く、担当者が紹介できる求人を判断できない
  • 優先度が低いと判断された:他の求職者と比較して、優先度が低いと判断された

対処法:

  • 登録内容を見直し、職務経歴を詳しく記載する
  • 自分から問い合わせフォームやサポートデスクに連絡する
  • 別のエージェントにも登録してみる

Q3. 紹介された求人を断っても大丈夫?

A. もちろん大丈夫です。

興味のない求人に無理に応募する必要はありません。むしろ、しっかり断ったほうが、担当者はあなたの希望を理解しやすくなります

断る際は、理由を具体的に伝えましょう。「勤務地が遠い」「業務内容が希望と異なる」など、具体的な理由を伝えることで、次の求人の精度が上がります。

Q4. 担当者の変更はどうやって依頼する?

A. 問い合わせフォームやサポートデスクから依頼できます。

  • エージェントの公式サイトの問い合わせフォームから依頼
  • サポートデスク(カスタマーサポート)に電話で依頼
  • 担当者に直接メールで依頼(気まずい場合は上記を推奨)

担当者の変更は一般的に行われていることなので、遠慮せずに依頼しましょう。「希望とのミスマッチを感じている」「別の担当者の意見も聞きたい」といった理由で十分です。

Q5. 複数のエージェントに同じ求人に応募してもいい?

A. 絶対にNGです。

同じ求人に複数のエージェントから応募すると、以下のような問題が起きます。

  • 企業側が混乱する
  • エージェント同士でトラブルになる
  • あなた自身の信用が失われる
  • 選考が無効になる可能性がある

複数のエージェントに登録している場合は、どのエージェントから応募したかを管理し、重複応募を避けましょう。

まとめ:転職エージェントは「やめとけ」ではなく「賢く使おう」

転職エージェントが「やめとけ」と言われる理由と、その背景にあるビジネスモデル、そして賢い活用方法を解説してきました。

仕組みを理解すれば怖くない

転職エージェントは、企業から成功報酬を受け取るビジネスモデルで運営されています。そのため、担当者にはノルマがあり、求職者の希望よりも「内定が出やすい求人」を優先してしまうケースもあります。

しかし、この仕組みを理解していれば、悪質な担当者を見分け、適切に対処することができます。

重要なポイント:

  • 転職エージェントは「やめとけ」ではなく、「使い方次第」
  • 悪質な担当者に当たったら、すぐに変更を依頼する
  • 複数のエージェントに登録して、比較・判断する
  • 紹介された求人は自分でも調べて、情報を確認する
  • 内定承諾を急かされても、冷静に判断する時間を取る

自分に合った活用方法を見つけよう

転職エージェントは、初めての転職や、働きながらの転職活動には非常に役立つサービスです。

  • 書類添削や面接対策で選考通過率を上げられる
  • 非公開求人に出会える
  • 年収交渉を代行してもらえる
  • 企業との面倒なやり取りを任せられる

一方で、自分のペースでじっくり進めたい人や、応募企業が決まっている人は、転職サイトや直接応募のほうが合っているかもしれません。

自分の状況や転職活動のスタイルに合わせて、転職エージェント・転職サイト・直接応募を使い分けることが、転職成功への近道です。

転職エージェントを「やめとけ」と一方的に否定するのではなく、仕組みを理解して賢く活用し、納得のいく転職を実現しましょう。

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Rei Nakabayashi
Rei Nakabayashi Digital Education / Education / Career Designer / 中林 玲

クリエイタースクール「デジタルハリウッドSTUDIO by LIG」にてキャリアデザイナーを務める。営業、企画、運営が主な職務。Web制作フリーランス経験を活かし、実践的なクリエイティブ教育の提供に取り組んでいる。専修大学卒業後、教育事業への関心からLIGに新卒入社。

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