Sora 2(ソラ2)とは?OpenAIの動画生成AIの使い方と活用事例

Sora 2(ソラ2)とは?OpenAIの動画生成AIの使い方と活用事例

Shota Yamazaki

Shota Yamazaki

こんにちは! AI推進チームの山﨑です。

OpenAIが2025年9月にリリースした動画生成AI「Sora 2(ソラ2)」。

テキストや画像から動画を生成できるSora 2は、物理法則の再現を得意とし、音声生成や自分の顔を動画に登場させる機能も備えています。

この記事では、Sora 2をこれから使ってみたい方に向けて、基本概念から使い方、活用事例、注意点まで解説します。


※本記事の内容は2026年3月時点の情報をもとに執筆しています。紹介しているAIツールの仕様やライセンス条件は変更される可能性があります。最新情報や商用利用に関する詳細は、必ず各サービスの公式サイトおよび利用規約をご確認ください。

Sora 2とは? OpenAIが開発した動画生成AI

Sora 2出典:OpenAI

Sora 2の基本概念

Sora 2は、ChatGPTで知られるOpenAIが2025年9月にリリースした動画生成AIです。

テキストで指示を入力するだけで、その内容に沿った動画を自動生成します。

さらに、映像だけでなく、セリフ、環境音、効果音なども同期させて生成できる点が大きな特徴です。

Sora 2の主な特徴
  • テキストから動画生成:プロンプト(指示文)を入力するだけで動画を作成
  • 画像から動画生成:静止画をアップロードして動画化
  • 物理法則の再現:重力やバランスなどを自然に表現
  • 音声の同時生成:映像に合わせた音声やナレーションも自動生成
  • キャラクター機能:自分の顔や声を動画に登場させられる
  • 汎用性:縦型/横型、アニメーション/実写風/3D風などの豊富なスタイルが選択可能

従来の動画制作では専門知識や高額な編集ソフト、長時間の作業が必要でした。しかしSora 2なら、動画制作の経験がない方でも、アイデアさえあれば簡単に映像を作成できるようになります。

初代SoraとSora 2の違い

初代Soraと比較して、Sora 2は以下の5つのポイントで進化しました。

1. 物理法則の再現精度が大幅向上

Sora 2の最も大きな進化は、物理法則の再現精度です。

初代Soraでは、物体の動きや重力表現のリアリズムには限界がありました。たとえば、バスケットボールがゴールに当たって跳ね返る動きや人がジャンプする動きなどに不自然さが残っていました。

Sora 2では、以下のような物理的要素をより自然に再現できるようになっています。

  • バランス:人が歩いたり走ったりする際の重心移動
  • 反発:ボールの跳ね返りする際の
  • 剛性:物体の硬さや柔らかさの表現
  • 浮力:水中での物体の動き
  • 慣性:動き出しや止まる際の自然な挙動

その結果、フィギュアスケート選手がトリプルアクセルしたときの髪の動きなど、高度な動作もより自然に表現できるようになりました。

2. 音声生成機能の追加

初代Soraは映像のみの生成でしたが、Sora 2では音声の同時生成が可能になりました。

映像と音声のタイミングが自動的に同期されるため、以下のような音声要素を自然に組み込めます。

  • ナレーション:説明や解説の音声
  • 会話・セリフ:キャラクター同士の対話
  • 効果音:足音、ドアの開閉音、環境音など
  • BGM:シーンに合った背景音楽

この機能により、映像と音声を別々に制作して後から合成するといった手間がなくなり、動画制作の効率が大幅に向上しました。

加えて、セリフに合わせた口の動きや、走る・物を落とすといったアクションに対する音のタイミングも高い精度で生成することが可能です。

3. キャラクター機能で自分を動画に登場させられる

Sora 2の目玉機能の一つが「キャラクター機能」です。

これは、ユーザー自身の顔や声を取り込み、生成された映像に自分を登場させられる機能です。

キャラクター機能でできること
  • 自分の顔写真をアップロードして、動画の主人公として登場
  • 友人や家族の顔を使った動画の作成
  • 自分の声を録音して、キャラクターに喋らせる
  • 実写では撮影が難しいシーン(宇宙空間や歴史的な場面など)に自分が登場

この機能により、個人のプロモーション動画や教育コンテンツ、エンターテインメント作品など、より身近で親しみやすい動画を簡単に作成できるようになりました。

単に”顔写真”として扱われるのではなく、身体の雰囲気や表情の癖などがモデル化されるため、よりリアルに動画で再現できます。

一度使ったキャラクターは何度でも使いまわすことができるのでSNS運営などの継続的なコンテンツ作成にも適しています。

権限設定で、勝手に他人が顔や声を使って動画を作成することを防ぐことはできますが、他人の顔を無断で使用すると肖像権の侵害になるため、注意が必要です(詳しくは後述の注意点セクションをご覧ください)。

4. Multi-Shot Consistency(マルチショットの一貫性)の向上

Sora 2では「Multi-Shot Consistency(マルチショットの一貫性)」という技術が大幅に向上しました。

これは、複数の動画ショット(シーン)にわたる複雑な指示をシームレスに処理できる機能です。

たとえば、以下のような指示を一度に出すことができます。

  • 「シーン1:朝の街並みを俯瞰で撮影」
  • 「シーン2:カフェに入る主人公のクローズアップ」
  • 「シーン3:コーヒーを飲む様子をスローモーション」

初代Soraでは1つのショットずつ生成する必要がありましたが、Sora 2ではストーリー全体を通した連続性のある動画を生成できます。

たとえば、動画内のキャラクターをシーンをまたいで登場させることや動画の一部分を変更することが可能になり、長尺かつ拡張性の高いため動画が生成できるようになりました。

さらに、アニメ風、シネマティック、ドキュメンタリー風など、さまざまなスタイルでの生成にも対応しています。

5. ソーシャル機能の統合

Sora 2にはTiktokのようなソーシャル機能が統合されています。

  • 動画の共有:作成した動画を簡単にSNSやコミュニティで共有
  • 縦スクロール形式:TikTokのような縦スクロールで他のユーザーの作品を閲覧
  • コメント機能:他のユーザーの動画にコメントやリアクション
  • 作品の発見:トレンドや人気作品を簡単に見つけられる

単なる動画生成ツールではなく、ユーザー同士の交流を意識したクリエイターコミュニティとしての側面も持つ設計になっています。

Sora 2の主な特徴

Sora 2を実際に使う前に、何ができて何ができないのかを理解しておくことが重要です。

Sora 2でできること

機能 具体例
テキストからの動画生成 「夕暮れのビーチを歩く女性」といったプロンプトから動画を自動生成
画像からの動画生成 静止画をアップロードして、その画像をベースにした動画を作成
高解像度での出力 フルHDなどの高品質な動画生成
複数のスタイル対応 リアル、アニメ、3DCG、イラスト風など多様なスタイル
音声の同時生成 ナレーション、会話、効果音、BGMを映像と同期して生成
キャラクター機能 自分の顔や声を動画に組み込む
マルチショット編集 複数のシーンをつなげたストーリー性のある動画

特に注目すべきは、物理法則を理解した自然な動きです。人間の動作や自然現象(雨、雪、波など)を違和感なく表現できる点は、他の動画生成AIと比べても優れています。

Sora 2の制限事項

一方で、Sora 2にも以下のような制限があります。

  • 著作権・商用利用:確立されたものがなく条件が時期によって変わる可能性がある
  • 地域制限・年齢制限:利用可能地域や年齢制限が設定されている
  • 誤認識:人間の手や指などが乱れるなどは完全に解消されていない
  • 生成時間:高品質な動画は生成に数分〜十数分かかる場合がある
  • 動画の長さ:一般ユーザーで最大15秒程度、上位プランで最大25秒程度が上限(1分などの長尺動画は今後のアップデートで対応予定)
  • 細かい調整:生成後の細かい編集機能は限定的(外部編集ソフトとの併用が推奨される)
  • 日本語対応:プロンプトは英語が推奨されており、日本語での精度はまだ発展途上
  • ウォーターマーク:生成動画にはOpenAIのウォーターマークとC2PAメタデータ(改ざん検知用)が自動埋め込みされます

また、物理法則や音声生成についての精度は向上したものの、細かい部分の表現はまだ完璧ではない場合があります。生成された動画に不自然な箇所が含まれる可能性も理解することが必要です。

Sora 2の使い方

それでは、Sora 2を実際に使い始めるための手順を詳しく見ていきましょう。

Step1:アカウントの準備

リリース当初は招待制でしたが、 現在は日本、アメリカ、韓国、カナダにおいて、期間限定で招待コード不要で利用可能になっています(将来的に再び招待制に戻る可能性があります)

OpenAIの公式サイトからアカウントを作成しましょう。対応プランは時期によって変わる可能性があるため、詳細は公式の料金ページで確認することをおすすめします。

Step2:プラットフォームの選択(アプリまたはWeb版)

アカウントの準備ができたら、次はプラットフォームを選択します。

現在はWeb版に加え、iOS版およびAndroid版アプリが利用可能です。

2025年11月にはAndroid版もリリースされました。スマートフォンで手軽に撮影・生成を行いたい場合はアプリ版、詳細な編集を行いたい場合はWeb版といった使い分けが便利です。

アプリのダウンロードと登録手順
  1. アプリをダウンロード(iOS/Android)、またはhttps://sora.chatgpt.com/にアクセス
  2. OpenAIアカウントでログイン
  3. 利用規約を確認して同意
  4. プロフィール設定(任意)

Step3:プロジェクトの作成と動画生成

それでは実際に動画を生成してみましょう。

と言っても作り方は簡単で、生成したい動画の説明(プロンプト)を入力して「生成する」ボタンを押下するだけです。

プロンプトの書き方のコツは、具体的かつ詳細に記述することです。

以下、プロンプトの比較です。

プロンプト比較①

プロンプト

犬の動画

できた動画はこちら。

プロンプト比較②

プロンプト

A golden retriever running joyfully through a sunlit meadow, birds chirping, slow motion, cinematic lighting, 4K quality

次に、「ゴールデンレトリバーが日差しの中の草原を喜んで走る様子、小鳥のさえずり、スローモーション、シネマティックな照明、4K品質」と英語で入力すると……

 
このように、時間帯、天候、カメラアングル、照明、動きの速度などを具体的に指定すると、イメージに近い動画が生成されやすくなります。

Step4:生成した動画の編集と共有

動画の生成が完了したら、プレビューで確認し、必要に応じて調整や共有を行います。

生成後の主なアクション
  • プレビュー確認:生成された動画を再生して品質をチェック
  • 再生成:満足できない場合は、プロンプトを調整して再度生成
  • ダウンロード:端末に動画を保存(MP4形式)
  • 共有:Soraコミュニティや各種SNS(X、Instagram、TikTokなど)に直接投稿
  • 外部編集:他の編集ソフト(Adobe Premiere、iMovieなど)でさらに編集

生成された動画が完璧でない場合も多いため、外部の編集ソフトと組み合わせて使うのが実践的な活用方法です。

Sora 2で基本的な映像を生成し、細かい調整やテロップの追加、複数動画の結合などは編集ソフトで行う、といった使い分けがおすすめです。

Sora 2の料金プラン

料金体系は以下のようになっており、契約プランによって利用範囲が変わります。

※料金プランの詳細は公式サイトをご確認ください。提供状況は時期によって変わる可能性があります。

プラン 料金(月額) Sora 2 Sora 1 備考
Free
(無料版)
0円 利用可
(上限あり)
不可 回数・速度に制限あり
ChatGPT Go 1,400円 利用可
(上限あり)
不可 Freeより制限緩和
ChatGPT Plus 3,000円 利用可
(上限あり)
利用可
(上限あり)
生成上限拡大
ChatGPT Business 3,900円
(年払い/1名)
利用可 利用可
(上限あり)
データ学習なし
ChatGPT Pro 30,000円 拡張 拡大 安全措置あり

※各プランの上限到達後は、クレジット購入で追加の動画生成が可能です。詳細はこちらをご確認ください。

実際に使ってみた


 
キャラクター機能を使って自分の声と顔を動画に登場させてみました。構成、セリフ、雰囲気など指定通りですし、口の動きも違和感は少なく感じます。

完成度が高く、人の顔がリアルに再現されるのは正直少し驚きました。

プロンプトを書く際には、指示しているのに抜けることがあり、細かい指示をどう伝えるかに苦戦しました。OpenAIが出しているプロンプトのサンプルをあらかじめChatGPTに理解させてからプロンプトを作成すると、かなり精度が上がった印象です。

また、英語&JSON形式でプロンプトを作ると伝わりやすいと感じました。キャラクター機能でいろいろな人を登場させてみても面白そうです!

プロンプトはこちら↓

JSON

{
  "version": "v1",
  "aspect_ratio": "16:9",
  "shots": [
    {
      "id": "scene_1_pc_operator_ai",
      "duration": 3,
      "prompt": "Ultra-realistic cinematic close-up of a person operating a premium laptop in a luxurious modern office. As they type, soft holographic UI elements and subtle floating AI-assistant indicators appear above the keyboard. Transparent data panels flicker briefly. Natural daylight, elegant materials, warm reflections, shallow depth of field. High-end AI-driven tech company atmosphere.",
      "camera": "smooth slide-in, shallow depth of field",
      "style": "realistic, cinematic, luxury, AI-enhanced"
    },
    {
      "id": "scene_2_code_display_ai",
      "duration": 3,
      "prompt": "Transition into the laptop display. Clean HTML, CSS, and JavaScript code scrolls smoothly. Transparent AI analysis overlays appear on top: floating keywords, dependency graphs, heatmap-like highlights indicating AI understanding. Crisp text, premium screen glow, futuristic minimalist UI.",
      "camera": "gentle push-in toward the screen",
      "style": "realistic, luxury tech, AI visualization"
    },
    {
      "id": "scene_3_ai_meeting",
      "duration": 5,
      "prompt": "High-end corporate meeting scene with three professionals around a stylish wooden table, each with a laptop. The character is clearly positioned as Person A in the meeting. Person A (the character) smiles and says in a friendly tone: 'リグって本当におもしろい会社だよね'. IMPORTANT: The word 'LIG' must be pronounced as 'リグ'. Person B laughs lightly and replies: 'リグブログ読むの好きなんだよね'. Person C nods with a grin and adds: '最近AI推進チーム作ってAIの取り組みに力入れてるらしいよ'. Floating holographic AI dashboards appear above the table: charts, system diagrams, and animated summaries. Soft cinematic lighting, premium materials, glass walls, and bokeh background enhance the AI-powered corporate mood.",
      "camera": "slow orbit around the group, smooth dolly",
      "style": "luxury, cinematic, AI-driven corporate realism",
      "character": {
        "person": "@yamashi_kun",
        "role": "Person A"
      }
    },
    {
      "id": "scene_4_logo_fadein_ai",
      "duration": 4,
      "prompt": "Premium AI-style logo reveal. A dark, elegant gradient background with soft particle flow. The text 'LIG' appears horizontally centered, fading in with a subtle holographic shimmer. Thin digital tracing lines animate around each letter, as if AI is constructing them in real time.  Gentle blue-white glow, floating micro-particles, and minimalist high-end branding.",
      "camera": "slow dolly-in toward the logo",
      "style": "luxury minimalist, futuristic AI branding"
    }
  ],
  "overall_style": "High-end cinematic realism with subtle AI-enhanced elements",
  "note": "Persons B and C remain AI-generated."
} 

Sora 2の活用事例

マーケティング・広告での活用

マーケティング分野では、Sora 2を使って短時間で大量の広告素材を生成できます。

マーケティングでの具体的な活用例
  • 商品紹介動画:新商品のプロモーション動画を数分で作成し、A/Bテスト用に複数バリエーションを制作
  • SNS広告用の縦型ショート動画:Instagram ReelsやTikTok向けの15〜25秒動画を量産
  • 説明動画:サービスの使い方や特徴を分かりやすく解説する動画
  • ブランドストーリー:企業の理念やビジョンを視覚的に表現した動画

特に中小企業や個人事業主にとって、従来は高額だった動画広告制作が低コストで実現できる点が大きなメリットです。

たとえば、新商品のプロモーション動画を外注すると10万円以上かかることもありますが、Sora 2を使うことで低コストで作成できます。

ただし、生成回数に制限があるため注意が必要です。

教育コンテンツでの活用

教育分野では、視覚的に理解しやすい教材を簡単に作成できます。

教育での具体的な活用例
  • 歴史的な出来事の再現:歴史の授業で、江戸時代や明治時代の街並みを視覚的に再現
  • 科学実験のシミュレーション:実際には危険な化学反応や物理現象を安全に動画で説明
  • 語学学習:日常会話のシチュエーションを動画で再現し、リスニング教材として活用
  • オンライン講座:講師が説明する内容に合わせた視覚的な補助教材を作成

特に、実写では撮影が難しいシーン(宇宙空間、深海、歴史的な場面など)をリアルに再現できるのがSora 2の強みです。

教育現場では予算が限られていることが多いため、高額な教材制作費をかけずに質の高い動画教材を作れる点が評価されています。

エンターテインメント(短編映画・アニメーション)での活用

クリエイティブな表現の場でも、Sora 2は大きな可能性を秘めています。

エンターテインメントでの具体的な活用例
  • アニメーションのプロトタイプ:ストーリーボードを実際の動画として可視化し、企画のプレゼンに使用
  • キャラクターデザイン:キャラクターの動きや表情を確認するためのテスト動画を作成
  • 映像の方向性共有:チーム内で完成イメージをすり合わせるためのモックアップ作成

特に個人クリエイターやインディーズ制作者にとって、アイデアをすぐに形にできることは大きなメリットです。

ただし、現時点では著作権の取り扱いが明確でないため、外部公開や商用利用には慎重な判断が必要です。

個人クリエイターの表現手段として

Sora 2は、個人のクリエイターにとって動画制作の練習やアイデア出しに役立ちます。

  • 動画制作の技術習得:編集やプロンプト設計のスキルを磨くための練習
  • アイデアの可視化:頭の中にあるストーリーやキャラクターを形にして確認
  • 結婚式や誕生日のサプライズ動画:キャラクター機能を使って、友人や家族が登場するプライベート動画を作成
  • ポートフォリオ作品:映像制作者やデザイナーが自分のスキルをアピールするための作品集
  • 趣味の創作活動:自分が考えた物語やキャラクターを動画で表現し、内輪で楽しむ

動画制作の経験がなくても、Sora 2なら気軽に試すことができます。

Sora 2を使う際の注意点

Sora 2は魅力的なツールですが、使用にあたっていくつかの重要な注意点があります。

著作権の取り扱い

Sora 2で生成した動画の著作権については、OpenAIの利用規約・ポリシーに基づきます

著作権の基本ルール
  • 生成した動画の利用権:OpenAIのポリシー(利用規約)に基づき、ユーザーは生成物を商用・非商用問わず利用する権利を持つ
  • 動画自体の著作権(日本の法律):完全にAI任せで自動生成された動画には、原則として著作権が発生しない(自分の作品として法的に保護されるには、プロンプトの細かな調整や生成後の編集など、人間の「創作的寄与」が必要)※参考:文化庁「AIと著作権について」
  • 既存作品の再現:既存のキャラクターや作品を無断で動画化すると著作権侵害になる可能性がある
  • 音楽や画像の使用:他人の作品(音楽、画像など)を素材として使うと著作権侵害になる可能性がある
禁止されている利用例
  • 違法行為や危険な行為に関わる用途での使用
  • 他者の知的財産権・肖像権を侵害するような動画の生成
  • 性的に不適切または搾取的な表現を含むコンテンツの生成
  • 詐欺・なりすましなど、悪意あるディープフェイクの生成
  • 虚偽の情報を広める目的での利用や誤解を招くコンテンツ生成

また、OpenAIがオプトアウト方式を採用しており、利用されたくない権利者は公式のプライバシーポータルから申請して削除してもらう必要があります。

たとえば、著作権侵害に該当する動画を利用していた場合、権利者から個別に報告され、法的な問題になる可能性があります。商用利用の際は特に慎重に確認しましょう。

キャラクター機能使用時の肖像権リスク

キャラクター機能は非常に便利で面白い機能ですが、他人の顔を本人の同意なく使用すると肖像権の侵害につながります。

肖像権とは、「自分の顔や姿を勝手に使われない権利」のことで、日本では裁判例を通じて人格権の一部として広く認められています。

キャラクター機能の使用で気をつけるべきこと
  • 本人の許可を得る:友人や家族の顔を使う場合でも、必ず事前に許可を取る
  • 有名人の顔は使わない:芸能人や著名人の顔を無断で使用すると、肖像権侵害やパブリシティ権侵害になる可能性が高い
  • なりすましや誤解を招く利用を避ける:他人を中傷したり、デマ・偽情報につながる動画を生成しない
  • 商用利用は特に注意:広告や営利目的で使用する場合は、必ず正式な許諾を得る

また、キャラクター機能では本人が録画して認証する仕組みが採用されていますが、それでも同意のない人物を登場させないよう細心の注意が求められます。

特に企業がマーケティング目的で使用する場合は、特に注意が必要です。

商用利用時の確認ポイント

Sora 2をビジネス目的で使用する場合は、以下のポイントを必ず確認しましょう。

確認項目 チェックポイント
利用規約 商用利用が制限されていないか
著作権 生成物の利用券がユーザーにあるか
素材の権利 使用した画像・音楽・映像が他者の権利を侵害していないか
肖像権 人物が含まれる場合、本人の許可が得られているか
品質 ビジネス用途に十分な品質かどうか

規約は適宜更新されるので、最新の規約を確認するようにしましょう。

まとめ

Sora 2は、OpenAIが開発した動画生成AIです。

テキストや画像から高品質な動画を生成できるこのツールは、物理法則の再現、音声生成、キャラクター機能など、多彩な機能を備えています。

初代Soraから大幅に進化し、マーケティング、教育、エンターテインメントなど幅広い分野での活用が期待されています。

Sora 2の主なポイント
  • テキストや画像から動画を自動生成
  • 物理法則の再現を得意とし、自然な映像表現が可能
  • 音声も映像と同時に生成できる
  • キャラクター機能で自分の顔や声を動画に登場させられる
  • 一部の国(日本含む)で招待コード不要で利用可能(期間限定)

ただし、利用にあたっては著作権や肖像権、ディープフェイクリスクへの配慮が必須です。特にキャラクター機能を使う際や商用利用の際は、法的リスクを十分に理解したうえで活用しましょう。

Sora 2は一般公開されており、動画制作の経験がない方でも試すことができます。

プロトタイプ作成やアイデアの可視化など、使い方を工夫することで動画制作の可能性が広がります。動画コンテンツの制作を考えている方は、Sora 2を選択肢の一つとして検討してみてはいかがでしょうか。

Sora 2をさっそく試してみる

💡 あわせて読みたい! 最新AIツールの活用術
LIGブログでは、Sora 2以外にもさまざまな生成AIの実践的な使い方を解説しています。

この記事のシェア数

大学卒業後、2024年4月に新卒入社。スポーツ大会公式WEBサイトの保守・運用プロジェクトにてディレクション業務を担当。また、大規模ECサイト基幹システムの保守・運用プロジェクトでは、海外事業部のエンジニアと連携し、開発案件にも従事。

このメンバーの記事をもっと読む
10年以上の開発実績があるLIGが、最適な開発体制や見積もりをご提案します
相談する サービス詳細を見る