転職エージェントの使い方をプロが解説!最大限活用する6つのコツ

転職エージェントの使い方をプロが解説!最大限活用する6つのコツ

Suzuka Otomo

Suzuka Otomo

こんにちは、転職エージェント「ReNew by LIG Agent」でクリエイターのキャリアデザインを担当している大友です。

転職エージェントは、転職を成功させたい効率的に転職活動を行いたいというような求職者の方へとてもおすすめなサービスです。

しかし、「転職エージェントって気になるけれど、いまいち使い方がわからない……」と考えている方も多くいらっしゃると思います。

そこで今回は、はじめて転職エージェントを利用する方に向けて、転職エージェントの基本的な利用方法や使い倒すコツを、プロがていねいに解説していきます!

転職エージェントの使い方の流れとポイント

まずは、転職エージェントを登録してから内定が決まるまでの基本的な流れについて解説していきます!

一般的に転職エージェントの利用は、以下の5つのステップで進んでいきます。

  • 【STEP1】登録
  • 【STEP2】面談
  • 【STEP3】求人紹介
  • 【STEP4】応募・選考
  • 【STEP5】内定・入社後フォロー

【STEP1】登録

各転職エージェントのサイトの登録フォームから必要情報を入力して会員登録を行いましょう。

必要な基本情報の例は以下のとおりです。

  • 基本情報(氏名・生年月日・連絡先など)
  • 転職の希望条件(勤務地・希望職種)
  • 面談希望日時
  • ポートフォリオ(クリエイター系職種)

登録時の情報はできるだけ詳しく記入しましょう! 事前情報の登録を十分に行うことで、以下のようなメリットがあります。

  • 事前にエージェント側が情報を把握することで、業界や希望職種などに詳しい適した人が担当者になりやすい
  • 希望条件にあった求人を面談時に提案してくれる
  • 面談時に応募書類やポートフォリオの添削をしてくれる

面談設定時に履歴書・職務経歴書の提出を求められることもあり、あらかじめ準備していると今後の流れがスムーズになります。クリエイター系の職種であれば、作品やポートフォリオを一緒に送ると丁寧です。

【STEP2】面談

登録後エージェント側が情報を確認したのち、担当者からメールや電話で面談設定の連絡がされます。通常1週間以内に電話やメールなどで連絡が来ることが多いです。

多くの場合、Google MeetやZoomのオンライン面談、もしくは電話や対面で面談が行われます。

面談当日の流れ

面談当日の流れは以下のとおりです。

  1. 自己紹介
    まずは自己紹介からです。といっても面接のような堅苦しいものではありません。

    ここで担当アドバイザーは事前に登録された情報の確認を行い、そして求職者の方が「どんな人なのか」を知るための質問を行います。簡単に現在の状況や転職を考えたきっかけなどを聞いていくなかで、求職者の方の人柄や、どんなことができる人なのか、強み弱みなどを判断していきます。

    逆に求職者の方も担当のアドバイザーの方がどういう人なのかを知る時間にもなります。

    どんなことを話すかを事前に考えておくと、当日落ち着いて面談に臨むことができますよ!

  2. ヒアリング
    現在の状況や転職の希望条件なぜ転職がしたいかなど、担当アドバイザーから詳しくヒアリングされます。

    自己紹介で話した現在の状況や経験の話をさらに掘り下げていき、なぜ転職を考えているのかや将来のキャリアプランについてなど転職に対しての思いや希望について情報をまとめていきます。

    ヒアリングでよく聞かれること
    • なぜ転職したいのか、きっかけについて
    • 現在の職業や過去の職歴・経験
    • 希望条件(勤務地・職種・年収など)
    • 過去に退職歴があれば、なぜ退職に至ったのか
    • 転職で一番大事にしたい軸は?(年収・休みの希望など)
  3. 求人紹介
    事前情報や面談時のヒアリング内容をもとに、担当アドバイザーからいくつかマッチしそうな求人が紹介されます。

    面談時に紹介された求人以外にも、後日アドバイザーの方から追加で多くの企業情報は送られてきますので、面談の時にピンとくる求人の紹介がなくても安心してください。

  4. 今後の転職活動の進め方について
    転職活動の具体的なスケジュールや今後やることなどを担当アドバイザーと相談をします。

    いつ転職をしたいのか、その時期に転職を決めるためにはいつまで応募を始めるのかなど、応募のための準備事項など内定獲得・入社決定という転職のゴールに向け逆算をしていきます。

    転職完了までのスケジュールを担当アドバイザーと一緒に立てていきましょう。

面談実施時のポイント

面談では、下手な嘘はつかずに、正確な情報を話しましょう。面談担当者は事前の応募書類や面談時のヒアリングを通して、条件や経験に応じて求職者にマッチしそうな求人を紹介してくれます。情報共有がしっかり行われないとミスマッチの原因に……。

また、転職に関しての不安点や疑問点は積極的に聞きましょう。わからないことがあれば、多くの転職のサポートをしてきたプロに聞くのが一番です。もし面談前に気になることがあれば、面談前にリストアップしておくと、面談の限られた時間を有効活用できます◎

【STEP3】求人紹介

面談のヒアリングをもとに、担当アドバイザーから求人を何件か紹介されます。担当アドバイザーの方でマッチしそうな求人を厳選してくれるため、自分にあった求人に出会えるはずです!

担当アドバイザーから紹介される求人にはサイトには載っていない非公開求人も含まれるため要チェックです。

求人選びのポイント

  • 遠慮なくチューニングしてOK
    基本に条件に合ったものを紹介してくれますが、ヒアリング時に情報がうまく伝わっていなかった……ということもあります。もし譲れない条件があればしっかりと確認しましょう。

    また、最初の面談時に伝えた条件から途中で変更があった場合でも大丈夫です。担当者へ連絡を行えば、新しい条件で求人を探して紹介をしてくれます。

  • 紹介された求人を自分でも調べてみる
    紹介された求人について理解を深めるために、自分で会社の雰囲気や環境をインターネットや企業サイトで調べてみたり、担当のアドバイザーに直接質問してみたりするのもいいでしょう。

    求人票に書いていることだけではわからなかった部分も、調べてみることでより今後のキャリアをイメージしやすくなります。

【STEP4】応募・選考

応募したい求人があれば、担当のアドバイザーへ応募の意思を伝えましょう。エージェントをとおして企業に応募し、選考へと進みます。選考結果についても、すべてエージェントを通して伝えられます。

1. 書類選考

まずは書類選考からスタートします。多くの転職エージェントでは、履歴書や職務経歴書・ポートフォリオ等の応募書類の添削サポートを無料でおこなってくれます。書類選考の通過率を高めるためにも、積極的に活用していきましょう。

書類選考でのサポート内容
  • 履歴書や職務経歴書の添削・アドバイス
  • ポートフォリオの見せ方や構成の提案
  • 企業に合わせた強みの表現方法アドバイス

2. 面接選考

書類選考通過後は面接選考に進みます。事前に担当アドバイザーから面接対策をしてもらうなど万全の準備をして臨みましょう。面接での受け答えについてのアドバイスや、応募する企業に合わせた志望動機の考え方・面接の傾向など対策をしてくれます。

面接選考でのサポート内容
  • 面接でよく聞かれる質問への受け答えのアドバイス
  • 自己PRや志望動機のブラッシュアップ
  • 模擬面接を通した実践的なフィードバック
  • 企業ごとの面接傾向についてのアドバイス

【STEP5】内定・入社後フォロー

最終面接を通過したら、エージェント経由で内定の連絡が来ます。内定後、内定を受諾するかどうかを決めたのち、入社手続きとなります。

もし休日や給与面などの条件・入社希望日で交渉が必要な場合、転職エージェント経由で交渉をすることが可能です。

会社と条件面について直接交渉をするというのは気まずい気持ちもあり、そもそも言い出しにくいという方もいらっしゃると思います。そういった気まずさや交渉を行う手間などを、転職エージェントを利用することで回避することができます。

また、入社をした後もエージェントがサポートを行ってくれるところもあります。求職者の方がより満足できる転職のお手伝いをすることが転職エージェントのお仕事です。

入社後も定期的にフォローしてくれたり、相談に乗ってくれたりなど、もし何か困ったことがあれば相談してみるのも選択肢の一つです。

転職を成功させるためのエージェントの選び方

総合型と特化型、どちらが向いているか検討する

転職エージェントには総合型エージェント特化型エージェントの2種類があります。

それぞれ特徴があり、どちらが自分に向いているのか、もしくは併用すべきなのか、比較検討することが大切です。

それぞれのエージェントのメリットやデメリット、どんな人におすすめなのかを紹介します。

総合型エージェント

総合型エージェントは、「総合」と名の付く通り幅広い業界・業種の求人情報を取り扱っています。代表的なものとして「リクルートエージェント」や「doda」などが挙げられます。

メリット
  • 求人件数が多い
  • 異業種の転職に役立つ・比較しやすい
  • コンサルの質が高い傾向にある
  • 担当者から転職全般のアドバイスをもらうことができる
デメリット
  • 特定の業界や職種の専門性は低い
  • 人によっては担当者の知識不足を感じる場合がある
こんな人におすすめ!
  • いろいろな分野の求人を並行して見たい人
  • 異業種への転職を考えている

特化型エージェント

特化型エージェントは業界・職種・年代などの特定の分野に特化したエージェントです。クリエイター、IT、20代、女性などさまざまな分野の求人に特化した転職エージェントが存在します。

代表なものとして、クリエイター向けの「ReNew」やIT業界特化の「マイナビITエージェント」、20代向けの求人がメインの「第二新卒エージェント」などが挙げられます。

メリット
  • 専門性が高く知識が豊富
  • 企業とのつながりが深く、企業ごとの対策をしてくれる
デメリット
  • 求人の数は総合型エージェントに比べて少ない
  • 掲載企業が首都圏に集中している可能性がある
こんな人におすすめ!
  • 転職したい業界・業種が決まっている人
  • 転職に関して専門性の高いアドバイス・話が聞きたい人

複数登録で情報の幅を広げる

転職エージェントを登録・利用する際、複数の転職エージェントを併用するのがおすすめです。

とくにおすすめなのは、幅広い求人をもつ「総合型エージェント」と、専門的な知識やアドバイスが期待できる「特化型エージェント」のどちらも利用することです。

2種類のエージェントを利用することで、「特化型エージェント」で専門的な細かい知識やアドバイスを受けつつ、特化型エージェントの求人数の少なさを「総合型エージェント」でカバーするという使い方ができます。

双方のエージェントが得意なことを使いながら効率的に転職活動を進めていきましょう!

また、併用するのであれば、最終的に2~3社に絞っての利用がおすすめです。複数の転職エージェントに登録することで幅広い求人やさまざまなアドバイスを得ることができますが、そのぶん担当アドバイザーとの連絡を取る回数や、やるべきことは増えていきます。

自分が管理できる範囲で転職エージェントを有効的に利用していきましょう。

口コミや評判を確認する

エージェントに登録をしてから「失敗した……」「求めていたものと違った……」とならないためにも、口コミや評判をあらかじめ確認しておくことがおすすめです。

方法1.インターネットで調べる

SNSやインターネットで調べることで、一番手軽にかつ多くの情報を手に入れることができます。

なかには、検索候補に「○○ やめとけ」と出てくるなど、利用者の不安をあおるようなものもあることに注意が必要です。大量の情報の中から情報の取捨選択をしっかり行い、見極めることが重要です。

方法2.知人に聞く

自分の身の回りに実際に転職エージェントを利用した人がいれば、その人に直接聞いてみてもいいでしょう。直接話を聞くことで、自分から知りたいことを質問できたり、体験談を聞くことができたりと自分が求めている情報を手に入れやすいです。

利用する転職エージェントを見極めて、よりよい転職活動へつなげていきましょう!

転職エージェントを使い倒す6のコツ

①希望や目標を明確に伝える

初回面談時のヒアリングなどで、担当アドバイザーへ現在の状況やこれまでの経歴・就職の希望条件などの情報共有を行います。

その際一番重要なことは、正確な情報を伝えることです。

担当アドバイザーはヒアリングの内容をもとに求職者へ紹介する求人を選ぶため、共有される情報が間違っていると希望にあった求人を紹介することが難しくなります。

希望に合致した求人を提案してもらうためにも、ヒアリング前に話したい内容を簡単にメモなどにまとめておくと、当日「伝え損ねてしまった……!」ということも防止できます。

②提供されるサポートをフル活用する

転職エージェントでは、履歴書・職務経歴書などの応募書類の添削や、面接対策・キャリア相談など多くのサービスが無料で受けられます。

ただし、担当アドバイザーは多くの求職者を担当しているため、必ずしもすべてのサポートを選考のたびに自発的に提案してくれるとは限りません。必要なサポートがある場合は、遠慮せずに自分から依頼することをおすすめします。

③こまめなコミュニケーションを心がける

担当のアドバイザーとは積極的にコミュニケーションを取っていきましょう!

面談後は担当アドバイザーから、求人紹介や応募準備などの依頼の連絡が届きます。アドバイザーからの連絡は、できるだけ早めに確認と返信を行いましょう。

とくに求人紹介への返信が遅れると、応募したい求人の募集が終了してしまうこともあります。せっかくの機会を逃さないためにも、迅速な対応を心がけましょう。

転職エージェントの大きな利点は、企業に直接聞きづらい求人の詳細や選考状況、面接の内容などについて、企業と求職者の間に立って情報を取り次いでくれることです。

担当アドバイザーと積極的にコミュニケーションを取って、うまく活用していきましょう!

④エージェントとの信頼関係を構築する

言葉遣いやメールの返信は迅速に行う、締め切りを守るなど基本的なことですが、担当アドバイザーとのコミュニケーションは、礼儀やマナーを守ったやりとりをしましょう。

アドバイザーと信頼関係を築くことで、より良いサポートを受けることができます。

⑤主体的に動く

転職エージェントは求職者の希望をもとにさまざまなサポートやアドバイスをしてくれますが、転職して実際に働いていくのは自分自身です。

エージェントから得られる情報だけに頼りすぎるのではなく、自分でも情報収集を続けましょう

企業から提示される求人情報だけではわからない、企業の雰囲気や実際に働いている人の声などを、企業サイトや口コミサイトなどで調べていくとより企業理解が深まります。

⑥長期的なキャリアを見据える

転職は、キャリアの重要な転換点となります。適切な転職によってスキルアップやキャリアアップを実現できる一方で、企業とのミスマッチが起きると、理想とは異なる働き方を強いられる可能性もあります。

そのため、今回の転職が今後のキャリア全体にどのような影響を与えるのか、長期的な視点で慎重に検討することが大切です。将来を見据えた判断で、後悔のない転職を実現しましょう。

まとめ

転職エージェントを利用して転職活動を行うことで、プロのサポートを受けながら転職をより効率的に進めることができます。

転職に対しての希望条件や叶えたいキャリアプランは人それぞれ異なります。転職エージェントは求職者一人ひとりの願いを叶えるための力になりたいと考えております。

転職に関しての悩み・不安なことがあればいつでもお気軽にご連絡ください!

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Suzuka Otomo
Suzuka Otomo Digital Education / Education / Career Designer / 大友 涼花

クリエイターの育成およびキャリア支援業務を担当。大学在学時にデザインを学んだ経験を活かし、クリエイターの成長支援から転職サポートまでを手がける。新卒入社後は販売職としてキャリアをスタートし、その後クリエイターの可能性に魅せられLIGへ入社。

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