After Effects「CC Particle World」の使い方【作例付き】

After Effects「CC Particle World」の使い方【作例付き】

Marin Suzuki

Marin Suzuki

新卒ブログとは?
2024年4月に新卒入社したLIGメンバーが、日々の学びや気づきを綴るブログです。彼らがふだんどんなことを学んでいるのか、気軽にのぞいてみてください。

みなさんこんにちは! 新人デザイナーのもんろーです。

今回はAdobe After Effects(Ae)のエフェクト「CC Particle World」の使い方と活用法をお伝えします。

CC Particle Worldはいわゆる無課金エフェクトです。もともと入っている&クオリティーの高いものが作ることができるので、Aeのエフェクトを理解する練習にはもってこいですね。

CC Particle Worldの使い方

エフェクトの適用方法

エフェクトタブシミュレーションCC Particle Worldを選択します。

参考:シミュレーションの中に入ってるエフェクトの紹介
シミュレーションの中に入っているエフェクトは、すべてパーティクルなど細かいものを発生させるのに役立ちます。一つひとつをざっくりと説明すると……

  • CC Ball Action(ボール状にレイヤーを分割してくれます)
  • CC Bubbles(浮き上がる泡を作り出します)
  • CC Drizzle(雨の波紋をレイヤーに映し出します)
  • CC Hair(毛が飛びます)
  • CC Mr.Mercury(水が溢れるようなアニメーションを作り出します)
  • CC Particle System II(2次元空間で粒子が発生します)
  • CC Particle World(3次元空間で粒子が発生します)
  • CC Pixel Polly(レイヤーを紙吹雪のように粉砕してアニメーションします)
  • CC Rainfall(雨を発生させます)
  • CC Scatterize(レイヤーを粉末状に粉砕します)
  • CC Snowfall(雪を発生させます)
  • CC Star Burst(レイヤーを宇宙空間の星状に砕いてアニメーションします)
  • ウェーブワールド(レイヤーに水面の波紋のアニメーションを作成します)
  • カードダンス(レイヤーをさいの目状に分割します)
  • コースティック(レイヤーに水面の歪みを作成します)
  • シャター(レイヤーが衝撃で砕けるアニメーションを作成します)
  • パーティクルプレイグラウンド(単純な粒子を発生させます)
  • 泡(泡を発生させます)

 

似たエフェクトにCC Particle System IIがありますが、今回紹介するCC Particle Worldは、3次元空間に粒子を発生させることができ、パーティクルの奥行きまで出すことができます。とっても便利!

 

設定できるとこのように花火が出てきます。

設定項目の詳細

CC Particle Worldは、設定の仕方でいろいろな表現ができます。ここからは細かい設定方法について簡単に説明していきます。

エフェクトコントロールパネルから、パーティクルの詳細設定が可能です。中身を紹介します。

CC Particle World 設定一覧

設定項目 機能説明
基本設定 Grid & Guides 画面のガイドライン表示設定
Birth Rate パーティクルの発生数を調整
Longevity(sec) パーティクルの表示持続時間
Producer パーティクルの発生位置・範囲
物理設定
(Physics)
Animation パーティクルの拡散パターン
Velocity パーティクルの飛び出す勢い
Gravity パーティクルの落下速度・重力
Resistance 重力に対する抵抗力
床設定
(Floor)
Floor Position 空間内の床の位置
Particle Visibility パーティクルの表示位置
Render Animation 床に対するアニメーション
Floor Action 床に接触後の動作設定
方向設定 Direction Axis パーティクル出現方向
Gravity Vector 重力の方向
パーティクル設定
(Particle)
Particle Type パーティクルの形状
Birth Size 発生時のサイズ
Death Size 消滅時のサイズ
Size Variation サイズのばらつき
Max Opacity パーティクルの最大透明度
Opacity Map 透明度の変化パターン
Transfer Mode 複数パーティクルの合成方法
その他
(Extras)
Effect Camera カメラアングル・視点設定
Depth Cue 奥行きに応じた表示設定
Composite With Original 元レイヤーとの合成設定

 
英語ばかりで気後れしてしまいますが……(汗)

いろいろいじってみると面白い動きを作り出すことができます!

CC Particle Worldを使った作例

今回はシミュレーションの中のいろいろなエフェクトを使用して作ったサンプル動画をご紹介します!

火の粉が舞う演出

使用エフェクト
  • CC Particle World
  • グロー

宇宙感のある空間

使用エフェクト
  • CC Particle World
  • 4色グラデーション
  • VRフラクタルノイズ
  • グロー(二重)

魔法のような表現

使用エフェクト
  • CC Particle World
  • グロー

粉雪が降るような表現

使用エフェクト
  • CC Particle World
  • グロー

組み合わせ次第でさまざまな空間が作れますので、ぜひいろいろ試してみてくださいね!

 

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Designerチームに所属し、自社のWORKS動画の制作を中心に活動している。専門学校のグラフィックデザイン科を修了し、エディトリアル、パッケージ、イラスト、動画制作など様々なデザインを経験。卒業後、LIGに新卒入社。

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