文系大学とWスクールで内定獲得!新卒デザイナー3名にインタビュー

文系大学とWスクールで内定獲得!新卒デザイナー3名にインタビュー

Shohei Osawa

Shohei Osawa

こんにちは! デジLIG担当の大澤です。

デジLIG(デジタルハリウッドSTUDIO by LIG)とは
株式会社LIGとデジタルハリウッドが業務提携をしてはじめたクリエイター養成スクールのこと。Webデザイナーや動画クリエイターを目指す方向けのカリキュラムを展開している。現在、上野・池袋・北千住・町田・川崎・大宮にて受講生を募集していて、無料説明会は毎日開催中!

本連載では、デジLIG卒業生のスクール体験談や就職の成功事例を通じて、Webデザインや動画制作を勉強中の方に役立つ情報をお届けしています。

今回は、美大ではなく文系の大学とデジLIGのWスクールを経て、見事デザイナーとして内定を獲得した新卒3名にインタビューしました。

大学に通ってから将来の職業を考える方はたくさんいらっしゃるでしょう。そして、就職活動は社会人としての第一歩となるので慎重になるかと思います。

今回インタビューした3名が通っている大学ではデザインを専門的に学べるカリキュラムがないため、大学4年生になってから大学とデジLIGでの学習を並行しておこない、夢を叶えました。

4年間専門的に学んできた美大生の方々をライバルとして臨む就職活動で勝ち残るため、どのように学習を進め、どのように内定を実現させたのか、気になることをたくさん伺いました。三者三様のポートフォリオにも注目です!

本記事はこんな方におすすめです!
  • Web業界に就職を希望されている方
  • 文系の四年制大学に通い、デザイナーを目指している方
  • 希望する職業をまだ決めきれず悩んでいる方
ico 人物紹介:山本さん【STUDIO池袋 2023年4月生/Webデザイナー専攻受講】
高校時代から得意な英語を活かし、文化などをさらに深めて学習していきたいという背景から大学を選択。文系大学の人文学部英語英米文化学科に通い、アメリカやイギリスの文化を学ぶ。アルバイトでは営業職で同期のアルバイトの中で成績1位にも輝く。

部活動ではサイクリング部に所属。部員募集の広報として活動した際にデザインに触れ興味関心が高まり、一般企業への就職活動もしていたもののデザインを通して課題解決できる仕事に興味を持ち、いったん就活をストップ。デジLIGとのWスクールでWebデザイナーを目指すことを決意する。制作会社から内定を受け、4月からWebデザイナーとして就職予定。

ico 人物紹介:桂野さん【STUDIO町田 2023年4月生/Webデザイナー専攻グラフィック経験者プラン受講】
一次産業である農業への興味関心が強く、東京農業大学(国際食料情報学部国際農業開発学科)に進学し、国際問題や農業について学ぶ。しかし、入学した2020年にコロナ禍となり、あらためて将来を見つめ直すことに。

幼少期からものづくりが好きで、誰かに喜んでもらえるようなデザインを考えることが得意だったと自己分析し、学生団体ではリーフレットの制作やSNSの発信などを担当。独学で様々なデザインツールにも触れ、クリエイティブ制作におけるデザインが課題解決の手段になるということを知り、Webデザイナーを目指すことを決意する。デジLIGにてWスクールをし、制作会社から内定を受け、4月からUIデザイナーとして就職予定。

ico 人物紹介:森田さん【STUDIO上野 2023年2月生/Webデザイナー専攻受講】
文系大学の経済学部商学科に進学していたが、コロナ禍での大学生活を過ごす中で就職や将来について考え悩んでいた際にIT企業のインターンを経験。LP改修の経験やデザインについても触れ、広告などのコンテンツが好きだったことから、自ら人の記憶に残るようなものを生み出したいと考えWebデザイナーを目指すことを選択する。

1年就職浪人をしてでも本気でデザイナーになるべく、大学4年の冬からデジLIGとWスクールをすることを決意。大学卒業後もアルバイトとスクールを両立させて制作会社から見事内定を獲得し、4月からUIデザイナーとして就職予定。

Wスクールを選択した理由は?

3人会話写真左から森田さん、桂野さん、山本さん

――まずはみなさん、デザイナーとして内定おめでとうございます!

3人:ありがとうございます!

――大学とのWスクールという選択をし、大学での学業やデジLIGでの学習だけではなく、日頃のアルバイトもこなしながらマルチに頑張ってきて得られた成果ですし、その大変さを想像すると一社会人としても尊敬します!

 そもそもみなさんは美大ではなく文系の大学に通われていたと思うのですが、なぜデザイナーを目指したのでしょうか?

山本さん:大学で所属していたサイクリング部で、新入生勧誘期間中のSNSの投稿制作やポスター制作に携わり、その中で自分が制作したものを見て新入生が興味を持ってくれるきっかけとなったことにやりがいを感じました。この経験からデザインに興味を持ち、デザインを通して課題解決できる仕事に惹かれるようになりましたね。

それと、服装自由やリモートワークの普及度、オフィスのおしゃれな雰囲気などWeb業界ならではの文化や雰囲気にも魅力を感じました! 一般企業含め就職活動をしていましたが、どうしてもピンとくる企業と出会えなかったんです。そこで時間をかけてでもWebデザイナーを目指そうと思いました!

桂野さん:コロナ禍を経て働き方が多様化してきていたこともあり、自分の将来の選択肢を増やすためにも、場所にとらわれず働けるスキルを身につけたいと思ったことがきっかけです。幼少期からものづくりが好きで、誰かに喜んでもらえるようなデザインを考えたりすることが得意だったので、学生団体ではリーフレットの制作やSNSの発信などを担当していました。

趣味の一環ではありましたが、CanvaやAdobeなどのツールにも触れ、制作するうちにデザインが課題解決の手段になるということを知り、Webデザイナーという働き方に興味を持ちました。

森田さん:自分の好きを仕事にしたいと思ったからです。元々、広告などのコンテンツが好きで自分も人の記憶に残るようなものを生み出したいと考えていました。

それと、Webサイトやファッション雑誌の編集を見て、デザインはそのモノに付加価値を与えるものだと思い、クリエイティブな職に就きたいと考えるようになりました。デジLIGに入学してから、様々な「デザイン」に触れ、よりデザイナーになりたいという気持ちが大きくなりましたね。

――なるほど、3人ともデザインに触れたきっかけがあり、「デザインが誰かのためになる」ということを理解されている点が共通していますね。それに将来を考えるタイミングでコロナ禍を経験したからこその選択というのもトレンドといったところですね。では、なぜWスクールを選択されたのでしょうか?

桂野さんピン

桂野さん:私は3ヶ月間ほど独学で勉強をしていたものの、周りの友達が就活モードで内定先を決めていて、モチベーションを維持するのが難しかったことが理由の一つです。

大学も農業大学ということで専門外でしたし、頼れる人がいなかったというのがツライ点ではありました。焦りや不安から、独学だと好きなデザインを学ことが楽しめなくなっていたなと思います。挑戦すると決めたなら「楽しみながら学習がしたい」、「気軽に質問できる環境や進路について相談できる環境がほしい!」と思いスクールを選択しました。

山本さん:家で勉強や作業をすることが苦手なタイプだったので、独学ではなく校舎があるスクールに通って勉強する方が向いていると思ったからです。家にこもって一人で本やネットで勉強するのには精神的にも限界があり、スクールに通うことが一番近道と思いました。

森田さん:私も二人と同じく、一人だとまず何から取り組むべきなのかすら分からない状態だったので、学習内容が決まっていて段階的に成長していくことが可能なスクールに通うことで、初心者でも安心して実践的な勉強ができるのではないかと思い、スクールを選択しました。

――たしかに大学でも専門外のカリキュラムだったでしょうし、環境を整えるという点で3人ともにWスクールを決断されたのですね。ちなみにデジLIGを選択いただけた理由はありますでしょうか?

山本さんピン

山本さん現役デザイナーの方々にアドバイスをいただける点が一番のポイントだと思いました。それに、家やバイト先から近いという立地的なところもよかったですし、校舎のオシャレな雰囲気もスクールへ通う上でのモチベーションに繋がるなと思って決めましたね。

森田さん:私も現役のデザイナーさんが講師ということで、的確なアドバイスをいただけるという点からデジLIGを選択しました。それに、住んでいるところから近い場所にLIGの校舎が2校もあったので、家での作業より校舎の大きい画面で作業したいと思って選択しました。

桂野さん:私たちと同じ大学生であり、未経験からWebデザイナーとしてご活躍されているデジLIG卒業生のポートフォリオを拝見して、「私もこのレベルのポートフォリオを作ってみたい!」という憧れを抱いたのがきっかけでした。

実際に説明会に行ってみると、スタッフの方が未経験の私にもわかりやすく丁寧に説明をしてくださいました。なにより就活をする上での不安に寄り添い、私に合ったスケジュールの提案をしてくださったことも大きな決め手でしたね。

――デジLIGに魅力を感じていただけて嬉しいです! しかし、費用もかかるので親御さまにもきっと相談されましたよね? 話すのも勇気が必要だったと思いますが、いかがでしたでしょうか?

3人:そうですね(苦笑)。

森田さんピン

森田さん:私はなかなか言い出せなかったのですが、大晦日に実家で直接相談したところ、「チャレンジしてみなさい」と後押しをしてもらえました。

山本さん:大学にも通わせてもらっていたので言いづらかったんですけど、Webデザイナーになりたいという明確な目標ができたことを伝えたところ、後押しをしてもらえました。

桂野さん:私もWebデザイナーになるために必要な情報収集をして、スクールを決める直前に親に話して説得しましたね。

――3人とも決めるギリギリで話したんですね(笑)。それでも、覚悟を持って真剣に考え伝えたからこそ、親御さまも納得いただけたのでしょうね。みなさんのWスクールを始めた経緯を聞けて大変参考になりました!

デジLIGでのスクールライフ

3人会話2

――では、ここからはスクールでの学習内容について伺います! デジLIGに通って楽しかった経験を教えてください。

山本さん現役のWebデザイナーのトレーナーの方々から的確なアドバイスをいただくことができ、制作物が目に見えて良くなっていくことが自分の成長に繋がっていると実感できて楽しかったです!

桂野さん:私もトレーナーの方々に直接アドバイスをいただきながら「ああでもない、こうでもない……」と様々なパターンで検証し、一つの正解に捉われることなく制作できたのが楽しかったです。

配色やフォント、ジャンプ率などを戦略的に変えることで、同じ作品でも全く違う印象を与えたり、情報がより伝わるように設計できるところがデザインの奥深さではないかと思います。他にも、デジLIGオリジナルのFigma講座やコピーライターの講座は非常に参考になりましたね。

森田さん:バナーやWebページのデザインを考えているときが特に楽しかったです! たくさんリサーチしてからトンマナを設定し、何もなかった画面がデザインによってどんどん埋め尽くされていくとワクワクしました。トレーナーの方々にフィードバックをいただき、さらにブラッシュアップしていくことで、より良い作品ができあがる工程が楽しかったです。

――なるほど、みなさんプロからのフィードバックが成長に繋がり、さらにデザインが楽しくなったようですね。

森田さんピン2

森田さん:ときには「良い感じ」だと自分で思って見てもらった制作物に対して、厳しいフィードバックをいただくこともありましたね。しかし、負けず嫌いの性格から見返したいと考え、そこからさらに自分に厳しくして成長しようと考えました。振り返ってみると、あのときのデザインはひどいと自分でも感じます(笑)。

やっぱりデザインはフィードバックありきだと思いましたね。最初は、厳しめのアドバイスをいただいて少し落ち込みましたが、目標とするデザイナーさんから指導いただけたのは貴重な経験でした!

山本さん:僕も一人で学習していると自分本位のデザインになってしまうところを、トレーナーへ確認することで本来必要とされているデザインに修正できていたと思います。自分だけでは思いつかない的確なアドバイスがあって本当によかったです。

桂野さん:自分で調べてもわからなかったことはメモに書き溜めていました。トレーナーはみなさん現役のプロなので、1つ質問をすれば10に拡げて返していただけて、様々な刺激を受けながら通うことができたのがよかったなと思います。

――みなさんが本気で頑張って学習に取り組んでいるからこそ、トレーナーもフィードバックで応えてくれていたのでしょうね。3人ともにいい環境で学習ができていて安心しました! ちなみに大変だったことはありましたか?

山本さん森田さん:コーディングです……。

――なるほど、2人はコーディングが苦手だったんですね。今の表情を見たら伝わってきました(笑)。

山本さんピン2

山本さん:一番苦戦しました……。何回もやりたくないと思いましたし、コーディングの時期はモチベーションも下がりがちでしたね(笑)。講師の方に何度も質問したり、ネットで調べてなんとか一つずつクリアしていきました。

森田さん:覚える言語が多くて、少しでも間違うとまったく意図していない画面になってしまうので大変でした。蕁麻疹が出るんじゃないかってくらい……(笑)。

――かなり苦戦されましたね(笑)。それでも乗り越えてみていかがですか?

山本さん:そうですね、コーディングを勉強したからこそ一連の流れを知れたので、コーディングがあることを理解したうえでデザインの作り込み方を考えるようになりました。実際の現場を想定して制作するという意識に変わりました。

森田さんコーディングすることによって平面だったデザインが立体的になると知りましたね。完成した作品に動きがついたりすると、作品としての価値がぐっと上がるので、やってよかったと非常に達成感を感じましたね。それに、就職活動で企業の方からもコーディングまでできることを評価いただけました!

山本さん桂野さん:私たちもコーディングのことは企業から評価いただけました。学習できてよかったです!

――苦手なことでもしっかりと学習をされたことで制作の幅に繋がり、就職活動の評価にも繋がったのは嬉しいですね! 桂野さんは何か大変だったことはありましたか?

桂野さんピン2

桂野さん:卒業制作で、クライアントワークに挑戦したことが一番大変でしたね。地元の老舗板金屋のコーポレートサイトを一から制作させていたのですが、担い手不足に悩まれており、若い世代の職人さんも興味を持ってくれるようなサイトを持ちたいとのご要望で、ロゴの作成から企画、コーディングまでを実装しました。

特に苦労したのはデザイナーとしての視点からクライアント様への提案をおこなうことや、今まで使ったことのないWordpress環境を構築することになったことなど、本当に大変でしたね。カリキュラムの一環ではありましたが、最初から最後まで仕事として請け負っていく責任感を感じながら制作をすることができた貴重な機会だったと思います。

桂野さん作品桂野さん卒業制作作品(WordPress対応)

――板金屋となると、日頃あまり馴染みもないかと思いますし、よく理解を深めながら制作されましたね。

桂野さん:そうですね、母が働いていた職場でもあったので話を聞きながらリサーチもおこない、理解を深めながら制作を進められました。4月からは幅広く様々なジャンルの制作物を担当していくことにもなると思うので、初めて触れる分野の制作をおこなううえで必要なことも学べて、いい機会になりました。

――なるほど、今後に繋がるいい機会であったことは私たちとしても嬉しいです!

 

学習を進めていくポイント

――森田さんは大学4年の冬から、山本さんと桂野さんは大学4年の春からデジLIGで学習に取り組んでいたと思いますが、どのように進められていたのでしょうか?

森田さん:私の場合は大学を卒業する直前の2月からデジLIGに通い始めて、大学卒業後は学生時代から続けていた飲食店でアルバイトをしながら両立させていましたね!

――なるほど、大学を卒業してからも学習を続けるということで、少しプレッシャーはありましたよね。

森田さん:そうですね、やはり友達が新社会人として頑張っている姿はSNSなどでも見ていたので、正直少し不安な気持ちはありましたね。ただ、それが逆にやる気に繋がっていたと思います。

学習時間を計画することで効率よく進められましたし、アルバイトもあるので限られた時間の中で集中して取り組むようにしていました。好きなときに好きなだけ学習もできたため、アルバイトをしながらでも無理なく実践的な学習ができたと思います。

 森田さん桂野さん

――山本さんと桂野さんは大学生活と完全に被っていましたし、周りの就職活動をしている友人がいたことや卒論もきっとプレッシャーでしたよね?

山本さん:そうですね、夏ごろには周りの友達も就活を終え遊んでいたりする中で、自分は面接も受けておらずスクールにこもる毎日だったので、周りと比べてしまい不安になるときも時々ありました。

そんなときこそ、原点であるWebデザイナーになるという自分の目標に立ち返ることを心がけました。この不安を払拭するために自分ができることは、ひたすら手を動かし、がむしゃらに勉強するしかないと考え、自分の今やるべきことに集中しました。

――根性がありますね! ただ、そのメンタルも強く保てていけたのはすごいですね。

山本さん一緒に学んでいる方々との繋がりも大きかったです。社会人の方々もたくさん通っていて様々な方との繋がりができましたし、特に同じWebデザイナーを目指しているという共通点から同じ話題で相談し合える環境はメンタルを保てた理由の一つになったと思います。

大学だと学んでいる分野が全然違うので、デザインについては話せなかったですしね。歳上で社会人の方々だから話しづらいということはなく、フランクに接していただける方々ばかりなので安心して話せました。

――たしかに、歳の近い社会人の先輩方もいたと思いますし、相談しあえた環境があったのも学習を続けていくことができたポイントですよね。桂野さんはいかがでしょうか?

桂野さん:私はポートフォリオ制作の期間にちょうど卒論の執筆が入ってきてしまったので両立が本当に大変でした。ポートフォリオはコーディングをする予定だったのですが、断念してノーコードツールのSTUDIOで制作することにしたので「もっと早めに取り掛かっていれば……」と後悔しています。

スクールに入学したときからどんなポートフォリオを制作したいかを考えるようにして、早め早めに取り掛かることをオススメします。

――なるほど、制作と卒論の同時進行は大変でしたね……。でも頑張って乗り越えましたね!

ある日のスケジュール

大学やアルバイト、卒業論文などと並行してデジLIGでの学習を進めていた3人に、ある日のスケジュールを聞いてみました。

山本さんのスケジュール

山本さんのある日のスケジュール▲大学がある日のスケジュール例。学校でも授業前の空き時間を活用して学習を進めていたとのことです。

森田さんのスケジュール

▲アルバイトがある日のスケジュール例。日中だけでなく、アルバイトが終わった後にも勉強をおこなっていたそうです。

桂野さんのスケジュール

▲卒業論文とポートフォリオ制作が重なっていた時期のスケジュール例。朝早い時間帯から学習を進め、両立していたことが伺えます。

就職活動エピソード

――就職活動はそれぞれ大変だったと思いますが、ぜひ体験談を教えてください!
桂野さん山本さん

山本さん:就活サイトではwantedlyを一番利用しましたね。会社の理念や雰囲気、求めている人材なども分かりやすく、ボタン一つでエントリーでき、チャット形式で企業様と連絡が取れる点が使いやすかったです。志望動機やガクチカなどのES添削や、面接練習はデジLIGの運営の方々にたくさん相談に乗っていただきました。

本格的な就活は12月から約2か月間実施していましたね。正直、もっとスピーディーに就職活動を進められると思って焦っていたと思います。しかし、自主制作やポートフォリオ制作に時間をかけた分、自分でも納得いく制作ができ、面接でもいい評価をいただくことができました。

森田さん:私は8月ごろからポートフォリオ制作を始めて、スクールの課題で制作した作品だけでなく、自主制作のデザインも複数制作をしました。

ポートフォリオは、すぐに応募を進めるためにもPDFで作成し、ただ作品を載せるだけでなくそのデザインにした理由などを詳細に明記し、一貫性のあるデザインにするためにトレーナーの方々にもアドバイスをいただき完成させました。9月から選考を受け始めて、11月下旬に内定をいただけたので就職活動期間は3ヶ月間でしたね。

桂野さん:デザイン専門外の大学から志望していたため、「なぜWeb業界を志望するのか?」という質問は必ず聞かれると思い、自分の今までの経験と紐づけてわかりやすく相手に伝えられるよう対策をしました。また、新卒での就職活動であったため、自己分析にも力を入れましたね

私は「Xmind」というマインドマップ作成アプリを使い、過去から現在までの経験や「なぜWebデザインに興味を持ったのか」「なぜこの仕事じゃなきゃいけないのか」というように自問自答し、思考を整理することで就活軸の解像度を上げていきました。私も11月から本格的に選考を受けはじめて1月には内定をいただけたので約3ヶ月間の就職活動でした。

――なるほど、みなさんポートフォリオが完成してから約3ヶ月間で見事内定を獲得されたんですね!みなさんのポートフォリオをぜひ見せてください。

山本さんポートフォリオ(STUDIOで制作)

桂野さんポートフォリオ桂野さんポートフォリオ(STUDIOで制作)

森田さんポートフォリオ森田さんポートフォリオ(PDFで制作)

――それぞれアピールの仕方は違いますが、作品を見せるだけでなく、制作の意図までまとめられていて、素敵なポートフォリオですね。ありがとうございます! ちなみに、就活の一番盛り上がっている時期より遅めのスタートに見えるかもしれませんが、募集されている企業もしっかりあったのですね。

山本さん:そうですね、全体数は多くないかもですが常に5社は受けていたと思いますね。

桂野さん森田さん:私たちも同じく、受けられる企業は全然あったと思います。受けていた時期だとベンチャー企業を含め中小企業が多数あったので、しっかりと企業研究をして臨めました。

――就活の際にアピールしていたポイントを教えてください。

桂野さん:私の場合は、農業というまったく別の畑からの挑戦ではあったので、採用担当者の方には興味を持っていただけることが多かったかなと思います。学生団体では社会課題解決のためのイベントに特に力を入れて活動していたので、農産物マルシェで仕入れから販売を行った経験や「さかな文化祭」という魚食推進イベントで企画運営をおこなった際のエピソードをアピールしていました。

多方面に興味を向けられる強みであったり、他の就活生に比べると個性的なバッググラウンドではあったので、面接担当者の方とのお話が盛り上がることも多かったです。

山本さん:部活動の広報活動でSNSを活用した経験や大手百貨店でのクレジットカード登録案内のアルバイトにて短期間で成績1位になれた際の営業力をアピールしていましたね。それと、デザイン力や学び続けられる継続力、大学と並行してWスクールしていたことも伝えていました。

森田さん:7年間続けてきた接客アルバイトでの経験や大学時代のインターンでの経験、大学のゼミで産学連携で取り組んでいた企業との共同開発プロジェクト「SDGs×フェアトレード」で商品開発をおこなっていた経験をアピールしていました。

――学生時代頑張ってきた経験は面接で必ず聞かれますよね。みなさんデザインだけではなく、社会人として貢献していくことができる能力を身につけていたことが良いアピールポイントに繋がっていますね。経験を積んでいることは大切ですね!

これからWebデザイナーを目指す大学生へ

3人集合写真

――最後に、これからWebデザインを学ぼうと考えている大学生に向けてメッセージをお願いいたします!

山本さん:通常の大学だと周りにWebデザイナーを目指す同級生はほとんどいないと思います。また、書類作成や面接練習に加え、ポートフォリオや自主制作などWebデザイナー就活ならではのやるべきこともあって就職活動も長引き、孤独感や不安感に襲われることも多々あると思います。

そんなときこそ自分の目標に立ち返り、それに向けて努力する事が大切だと思います。周りの状況に左右されず自分は自分だと言い聞かせ、目の前の事を一つずつクリアしていくと目標にたどり着くはずです。

デザインのことであればデジLIGの仲間やスタッフさんに相談できますし、煮詰まったときは友人とデザインなどと関係ないリフレッシュをすることも大事だと思います。これはWスクールだからこそできるチャレンジですので、頑張ってください!

桂野さん:自分の心が湧くものが見つかったら、次はとにかく行動することが大事なポイントかなと思います。私は周りが絶賛就活中の大学3年生の時に、デザインというお仕事を知ったので、今から勉強して間に合うのかだったりこのまま違う方向に舵をきってしまって、自分が今まで大学で学んできたことが無駄になってしまうのではないか……とたくさんのことで悩みました。

でも、社会人として働きながらも夢に向かって挑戦する同じデジLIG生の方々をみて、大学生のうちにこうして将来の選択で悩めるというのはむしろ贅沢なことだと感じました。そこからは、「時間のある今を活用しなくてどうする!」と吹っ切れました。あとは大学生という特権をフル活用して、とにかく様々なバックグラウンドを持つ社会人の先輩方のお話を聞いて刺激を受けたり、作品についてグイグイ聞いてフィーバックをいただいたり……。とにかく、がむしゃらでもいいから行動していましたね!

私がまさかデザイナーになるなんて想像していなかったように、自分には関係のないと思っていたことから意外な道が開かれることなんてこれから先もあると思います。自分の心に素直に従うことで、与えられた環境を最大限活用しながら突き進んでいってほしいです。頑張ってくださいね!

森田さん:デザインに興味を持って、積極的に学習をすることをおすすめします。私は好きなことを仕事にしたいと思いこの道に進みましたが、どうしても周りと比べてしまったり、向いていないんじゃないかと思うときがありました。

しかし、デザインは決してセンスだけではなく、勉強したらした分だけインプットされるものだと実体験から伝えられます! 常に「このデザインいいな」と思いながら様々モノやコトに目を向けるのが大切です。

また、つまづいたり、行き詰まったときは、未来の自分がデザイナーとして働いている姿を想像しながら奮い立たせていました。とにかく挑戦して、自分の好きなことを仕事にして欲しいと思います。応援しています。

――素敵なメッセージをありがとうございます!

さいごに

大学とデジLIGでWスクールをし、見事新卒でデザイナーとして内定を勝ち取った3名のみなさん。美大生とは違って大学ではITスキルとは異なった分野を学んでいた3人ですが、むしろその分短期間で集中してスキルを習得し、デザイン思考まで習得されて素敵なポートフォリオを完成させ、学生時代の経験から内定に結び付けられました。

デジLIGには今回の3名の方をはじめ、大学生や短大、専門学校生、高校生、なかには中学生の方も将来クリエイターとして活躍するためにWスクールとして多数在籍いただいております。

「学校で学んだこともないし、デザイナーにはなれない……」と諦めるのはまだ早いです!

3人のように、一緒に新卒のデザイナーを目指してみませんか?

社会人として、そしてクリエイターとしての第一歩を踏み出せるように、私たち運営スタッフも全力でサポートします!

デジLIGでは、Webクリエイター・動画クリエイターを目指す方を応援しております! スクールでの学習を検討されている方は、ぜひお気軽に無料個別説明会へお越しください!

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Shohei Osawa
Shohei Osawa Digital Education / School Adviser / 大澤 昇平

大学卒業後、大手テーマパークホテルへ新卒入社。人事として中途・新卒・パートアルバイト採用業務に従事。その後転職し、ホテル・観光業特化型の採用支援を行う人材事業に携わり、国内のみならずワールドワイドに人材採用支援を経験。同社にて経営企画責任者を経験後、2022年2月からLIGへ入社し、人材に関する経験から「デジタルハリウッドSTUDIO by LIG」のクリエイター育成とキャリアサポート、事業企画に携わる。

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