Google検索で使えるコマンド13選!実際に使うものだけ紹介

Google検索で使えるコマンド13選!実際に使うものだけ紹介

Makiya

Makiya

こんにちは、SEOマーケターのマキヤと申します。

有名なコマンドですが、Googleの検索窓に「site:ドメイン名」と入れて検索すると、そのサイト内のコンテンツだけを検索できます。

この記事ではそのような、Google検索で使えるコマンドを紹介いたします。正式には演算子と呼ばれるものですね。

演算子自体はたくさんあるのですが、絶対に使わないだろってもの(Macで検索窓に「weather:」って入れると天気のアプリが開く)や、正しく動作しないなどの理由でGoogleが非推奨としているものもあるため、この記事では役にたつタイミングがありそうな演算子に絞って紹介していきます。また、具体的な使い方も少し紹介いたします。

実際に使う可能性があるGoogle検索コマンド13選

1 site: 特定のサイト内のページだけ検索できる

個人的には最も有名なコマンドなのかなとも思っています。
ドメインを入力することで、そのサイト内のページだけが検索可能です。

例えば当サイトのURLは「https://liginc.co.jp/」なのですが、この場合検索窓に

site:liginc.co.jp

と入力して使います。
後ろにスペースを入れて単語を入力すると、そのサイト内からコンテンツを探すことができます。

より正確に言うと、インデックスされているページのリストと、インデックスされているページ数を知ることができます。

後述しますが、コマンドは組み合わせても使えますので、自社サイトの問題を見つける時などによく使われます。

2 before:YYYY-MM-DD 特定の日付より前に投稿された検索結果を表示する

こちらは2019年に実装されたコマンドです。

特定の期間より前に投稿されたコンテンツだけを表示してくれます。

ちなみに期間を指定しての検索は、元々検索結果の「ツール」からおこなうことも可能です。

このコマンドはそれを簡易的にした感じですね。

特定のトピックに関して、ある時期の情報だけちゃんと調べたいという場合に用いられます。他にも様々な用途が考えられます。

3 after:YYYY-MM-DD 特定の日付より後に投稿された検索結果を表示する

afterにすると、その日付以降の検索結果を表示します。

新しい投稿が見つけやすくなるので、競合の動きが激しいときなどに使えたりします。

4 related: 関連するサイトを出してくれる

「related:ドメイン名」で、それと類似しているとGoogleが判断したサイトが出てきます。

自分が知りたいテーマに関する情報を効率的に集めたり、競合サイトを手っ取り早く調べたりするときに使えます。

検索順位に影響はしないそうですが、サイトのテーマがうまく認識されていなかったりすると、全く別のジャンルのサイトが表示されたりします。

なので新しめのサイトとかで、サイトテーマがどう認識されているか確認する目安としても使えます。

5 OR どちらかを出してくれる

英単語の意味と同じように使うことができます。A OR BでAかBどちらかについて言及されたページが出ます。

例えばそんなことする人はいないのですが、「ポテチ OR ホットドッグ」で検索すると、ポテトチップスとホットドッグの検索結果が一気に表示されます。

6 AND どちらにも関連する結果を出してくれる

ORはどちらかですが、ANDはどちらにも関連する結果を表示します。

「ポテチ AND ホットドッグ」で検索すると、ポテトチップスを使ったホットドッグという謎のレシピが出てきます。

適切な例が浮かばず申し訳ないのですが、絶対にもっとうまく使う方法がある気がします。

7 ー(マイナス) 除外検索ができる

指定した単語が含まれていない結果を検索します。

かなり日常でも使えるコマンドで、たとえば「上野 居酒屋  −予約」みたいに調べることで、予約サイトを除外していい感じの店を見つけやすくなります。

仕事で使った例ですが、弊社LIGでは「デジタルハリウッドSTUDIO by LIG」というWebクリエイタースクールを運営していて、評判が良いことから色んなWebデザインスクールを紹介するサイトや記事で紹介されているのですが、

「逆にどういう文脈だと紹介されないんだろう?」と気になって調べたときに使いました。

「Webデザインスクール -デジタルハリウッド」と検索すると、「マンツーマンで指導してくれるWebデザインスクール○選」「安いWebデザインスクール特集!」みたいな記事が多く出てきて、「こういう内容だとうちのスクールは紹介されないんだな」と、理解に役立ちました。

8 “ ”  これに囲まれた単語に言及する結果を出してくれる

これは一言でいうと「完全一致検索」です。

僕にはすごく年が離れた妹がいるのですが、少し前に話していたら流行っている言葉で「好ハオ」という言葉があると知りました。

中国語の「好(ハオ)」から派生した言葉だと思うのですが、「好ハオ」の3文字でハオと読むらしいのです。調べても当時は中国語の解説ページや「好」って名前の肉まんとかのページが出てくるばかりだったので、「“好ハオ”」と検索し、そこに言及した記事を見つけました。

まだあまりインデックスされてなさそうな新しめの言葉だったり、他の単語と混同されがちな単語で使うと効果を発揮します。

あとこの記事を作るにあたってコマンド名で検索するときも、これをつけないとコマンドが発動するので便利でした。

9 cache: 最新のキャッシュでウェブページを表示

そのページがインデックスされていることが前提ですが、「cache:」のあとにURLを入れて検索すると、最新版のキャッシュを見ることができます。

サーバーが落ちているけど内容が見たい!というときに活躍します。

10 filetype: 特定の種類のファイルを検索してくれる

「filetype:pdf」など、拡張子を入力することでその拡張子だけ検索できます。

論文など、一次情報となるPDFを探すときにも使ったりします。

11 intitle: タイトルに特定の単語が含まれるページを検索する。

検索語句に対して出てくるページのタイトルがバラバラなとき、自分が知りたいテーマにだけ絞って検索したりできます。

複数の単語の場合は「all」を追加して「allintitle:」で検索できます

12 inurl: 特定のURLが含まれるページを検索する。

intitleのURLバージョンです。

これ単体というより「site:」と組み合わせて使うことが多く、例えば1つの記事に2通りのURLを持つ可能性があるとき、それを内部で修正して、それがうまくいっているかを確認したりできます。

同じように、複数の場合は「allinurl:」で検索できます。

13 intext:特定の単語が含まれるページを検索する

これは一見普通の検索に見えますが、「どうやって辿り着いたページか覚えてないけど、そう書いてあるページがあった記憶がある」というみたいなときに使えます。

複数の場合は「allintext:」で検索できます

この他にも無数のコマンドがありますが、実際に使ったことがあるものをピックアップしました。

組み合わせて使用する例

紹介したコマンドはだいたい組み合わせが可能なので、少し高度な使い方ができたりもします。

site+filetypeでインデックスされたファイルを見つける

例えば「site:自社URL filetype:pdf」と入れることで、インデックスされたPDFをわかりやすく確認できます。

インデックスされてていいPDFならいいのですが、入力フォームを色々入れた後にPDFのホワイトペーパーをダウンロードしてもらうサイトなのに、PDFがインデックスされてることで検索結果から直接ホワイトペーパーにアクセス出来ちゃうサイトがあったりします。

この場合は必要に応じてnoindexに設定するなどしましょう。

site:+“ ”で内部リンクに役立つページを見つける

このLIGブログは10年以上運営されており、とんでもない記事量があって全部把握するのは難しいです。

関連記事を内部リンクしたいとき、「site:自社URL “サイトリニューアル”」などと検索するとそう言及した記事だけを表示できるので、リンクのない言及などに内部リンクを繋げるなどが考えられます。

allintitle:レビュー 競合の名前+after: 

テキストは自由ですが、この場合だと新しい競合他社のレビューが見つけられます。

site:+before:+after: 3つの組み合わせ

beforeとafterの期間を1ヶ月とかにすることで、競合他社が新しいコンテンツをどれくらいのペースで公開・更新しているのかがわかります。

公開だけでなく更新も含まれるので、公開だけを知りたい場合は別ツールなどの使用も必要になるかと思います。

まとめ

コマンドの組み合わせはまだまだ多くの可能性があり、例えば「allintitle:レビュー 競合の名前+after: 」で新しい競合他社のレビューが見つけられます。

コマンド単体でも役立つ場合がたまにあるので、なんとなく使うクセを持っておくと便利かなと思います。

よろしければぜひ使ってみてください!

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日本大学芸術学部卒業後、ハードな営業職やフリーライターを経て、一部上場企業にて複数メディアのSEO担当や編集責任者を務める。2023年1月よりLIGにジョイン、SEOを中心としたコンテンツマーケティング職に従事。

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