オウンドメディアのドメインはどう選ぶべき?Web担当者の悩みを一挙解決

オウンドメディアのドメインはどう選ぶべき?Web担当者の悩みを一挙解決

Ryotaro Hasegawa

Ryotaro Hasegawa

こんにちは、Webサイト制作のアカウントプランナーを担当している長谷川です。LIGでは日々、様々な企業様からオウンドメディア制作のご依頼をいただいています。

そんな中で担当者の方からよくご相談を受けるのが、ドメインの選び方についてです。ドメインを取得する必要があることはわかっていても、新規で取得すべきなのか、それともコーポレートサイトなど既存ドメインを使うべきなのか、はたまたサブディレクトリとサブドメインはどっちがいいのかなど、多くの悩みをお持ちになられています。

そこで今回は、同じように悩まれているWeb担当者の方に、オウンドメディア立ち上げ時に悩みがちなドメインの選び方について詳しく解説します。
 

この記事を読むと、以下の疑問が解決できます。
  • オウンドメディアを立ち上げる時は、新規ドメインと現在のドメイン、どっちを選ぶべき?
  • サブディレクトリとサブドメイン、結局どっちがいいの?
  • SEOで有利なドメインって?

新規と既存どっち?結論:既存ドメインを使い倒せ

ドメインを取得するとなった場合、選択肢としてまず浮かぶのが、新しく独自ドメインを取得するのか、現在のドメインを使うのかですよね。結論から言うと、オウンドメディアを立ち上げるなら、コーポレートサイトのような既存ドメインを使うことをおすすめします。

その理由は、ドメインパワーがSEOに大きく影響するためです。
 

※ドメインパワーとは
ドメインパワーとは簡単にいうとそのドメインが検索エンジンからどれくらい信頼されているのかを表す概念です。正確な数値は目には見えませんが、被リンクの質・数がドメインパワーに大きく影響します。各種分析ツールでは「ドメインオーソリティ」「パワーランク」といった疑似的な数値を示してくれ、これらの数値をドメインパワーの代替として使う場合もあります。

オウンドメディアを多くの人に見てもらうには様々な方法がありますが、なかでもGoogleなどの検索エンジンで上位に表示されれば強力な流入元になります。そして検索エンジン上で上位表示するには、このドメインパワーが大きく影響してきます。

新規ドメインを取得した場合、このドメインパワーが0からのスタートになるため、SEOで評価されるまでかなりの時間と労力が必要です。このような理由から、基本的にはコーポレートサイトドメインなどの既存ドメインを活用することをおすすめしています。

ただし、次のような例外もあります。ご自身の状況と照らし合わせ、次に当てはまる場合は新規ドメインの取得を検討してください。

例外パターン:こんな場合は新規ドメインを検討して


コーポレートサイトの立ち上げから間もない場合かつ、中長期でサービス名のドメインを成長させた方が事業成長に良いと判断する場合は新規ドメインを検討してください。

上場レベルの企業か起業後まもないベンチャー企業なのかで、ドメインの選択方法に違いがでます。後者であれば、一般的なサイトの場合そもそも使い倒すドメインパワーがないため、前述したような既存ドメインを選択する恩恵が受けられません。

ドメインパワーという観点ではスタートラインがほぼ同じになるので、会社とオウンドメディアを切り分けたい(例えばサービス自体のサービスサイトを独立させ、そこを強化するためにオウンドメディアを配置する)という場合は新規ドメイン、そうでない場合は既存ドメインにするという選択肢を取ります。

サブディレクトリとサブドメインはどっちを選ぶべき?

ここまで、オウンドメディアを立ち上げるなら既存ドメインがおすすめであるとお伝えしました。既存ドメインという選択になった場合、さらにサブディレクトリとサブドメインという選択肢がでてきます。

これらはどんな基準で判断すべきなのでしょうか。詳しく解説していきます。

そもそもサブドメイン、サブディレクトリの違いとは?

そもそもサブドメイン、サブディレクトリって何だっけ? という方もいると思うので、まずはそれぞれの違いを解説します。

まず、以下のような元となるドメインを、ルートドメインといいます。

  • https://liginc.co.jp/

そして、サブドメイン、サブディレクトリは、それぞれ以下のようなURLのことをいいます。

  • サブドメイン:https://blog.liginc.co.jp/
  • サブディレクトリ:https://liginc.co.jp/blog

どちらもURLが似ていますが、サブディレクトリはルートドメインと同一サイトとして認識され、サブドメインはルートドメインと別サイトではあるのですが、ルートドメインへの被リンクを内部リンクとして認識します*。(*出典:Google検索セントラル「ウェブマスター ツールの内部リンクと外部からのリンクの取り扱いを変更しました」)

また、サブドメインの評価は、本ドメインの評価を受け継ぐ傾向が見られるため、サブディレクトリと比較して大きく不利があるということではないと考えられます。

基本的にはサブドメインがおすすめ

SEO的には、「サブディレクトリが良い」「どちらでも同じ」といった様々な意見が見られますが、ここは正直、両方展開してみてどちらが強かったかといった事例がないので事実はわからないというのが答えです。

ただし、SEO以外の要素も踏まえるとサブドメインをおすすめします。理由は、既存のWebサイトのサブディレクトリ配下でオウンドメディアを立ち上げる場合、ネットワークの設定がややこしくなる点や、それに伴いいくつかの制限がでてくることがあるためです。

例えば、サブディレクトリを別サーバーで運用するとした場合、リバースプロキシ(サーバとクライアントの通信を中継する機能)を入れなくてはいけないなどの措置な処置が必要になったり、リバースプロキシの製品仕様などの制約で、冗長構成(予備の装置をバックアップとして設置しておくこと)ができない場合があります。冗長構成ができないということはつまり、障害が起こったときにネットワークダウンするということです。

また、自社で管理しているサーバーに、Web制作会社がオウンドメディアのシステムを構築するとなると、提供するサーバー自体が変わってくることもあり得ます。そうなると管理が複雑になるので、であれば最初からサブドメインで切り出してしまったほうが楽です。

以上の点から、必ずしもサブディレクトリにこだわる必要はありません。障害が起きにくい・責任分界点がわかりやすいことも踏まえると、サブドメインがおすすめですし、クライアントもサブドメインを選択される場合がほとんどです。

まとめ:既存ドメイン×サブドメインでドメインパワーを使い倒そう

いかがでしたでしょうか。最後にここまでの内容をまとめます。

  • オウンドメディアを立ち上げるなら、既存ドメイン×サブドメインがおすすめ
    ドメインパワーを使い倒して、SEOで評価されやすいオウンドメディアにしましょう。
  • ただし、中長期での運用×レッドオーシャンのキーワードの場合は、新規ドメインを検討する
    ドメインに一般的な検索ワードを含めることで、SEO的に有利になることがあります。
  • ドメイン取得から日が浅い場合は、サイトの成長戦略次第では新規ドメインを検討するのも一考
    中長期戦略で考察した場合でかつ取得して間もないドメインパワーは、新規ドメインを取得して成長を目指した方が有利になる可能性があります。

LIGでは今回紹介したような内容を含め、お客様の状況を総合的に判断してメディアの制作をしています。もしオウンドメディアの制作でお困りでしたら、ぜひ気軽にお問合せください。

 

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その他のよくある質問

本文内では紹介しきれなかったオウンドメディア立ち上げ時によくある質問をまとめています。

新規ドメインを取得する場合、中古ドメインという選択肢はどうなのか?

ドメインパワーのことを考えると中古ドメインが選択肢もでてくる方もいるかもしれません。過去の事例では、このような相談を受けたことはありませんが、ドメインパワーは既存の被リンクの質や数に依存するため、ドメインだけ買ってコンテンツをすべて捨てるとなると、リダイレクト処理などを行わなければドメインパワーは下がることが予想されます。

また、もともとのドメインが得意としていた領域でやっていくのか? なども考えたうえで、選択する必要があります。

noteなどのプラットフォームを利用するのはどうなのか?

最近はnoteなどのプラットフォームを活用して、発信していく方もいます。オウンドメディアは初期投資もかかしますし、継続して運用していくのも結構大変です。

なので、「まずはコンテンツを発信してみたい程度」の小さな位置づけであれば、noteなどのプラットフォームを利用してもいいと思います。

ただし、noteなどの外部プラットフォームは、そもそもコンテンツを制作しても(外部ドメインでコンテンツ公開することになるので)自社ドメインのSEO強化にはなりづらい側面があったり、値上げや仕様変更に振り回されるリスクがあったり、最悪の場合サービスが終了する点も考慮しなくてはいけません。

これらの点も総合的に判断して、決定する必要があります。

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Ryotaro Hasegawa
Ryotaro Hasegawa Design / Manager / Account Planner / 長谷川 亮太郎

1977年生まれ。東京理科大学を中退後、DTS、Jストリームで主に動画配信関連のプロジェクトを多数経験。2020年LIGにジョイン。コンテンツ配信、Webシステム開発、アプリ開発、システム運用などの経験を活かした提案営業を担当。

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