こんにちは。LIG Technologies Vietnam Company Limited. CEOのTSUZUです。
2021年の年末にベトナムに赴任してから3ヶ月が経ちました。2021年7月の立ち上げから、ありがたいことにお仕事を継続的にいただいており、ベトナム拠点も拡大しています。
そこで、今回はベトナムで採用活動を行なった所感を共有したいと思います。
ベトナムでの採用活動
求人サイト
まずは求人サイトのご紹介です。弊社の採用ターゲットであるIT人材では、ITviecという媒体がよく使われているそうです。
正確なシェアについては調査が追いついていないのですが、現地の人事マネージャー曰く、エンジニアが転職を検討する際にまず確認するのがこちらのサイトということでした。
使用方法としては、サイトに掲載したい求人数分チケットを購入し、求職者の情報を共有してもらいます。内定時の手数料などはかかりません。
最低2チケット(4,727,360vnd・日本円で25915円・有効期限半年間)から購入でき、掲載期間は1ヶ月です。まとめてチケットを購入するとディスカウントも受けられます。日本の求人サイト同様、幅広い層にリーチできるのが大きなメリットだと感じました。
エージェント
採用エージェントも日系・ベトナム系問わず数多くあり、弊社でも複数活用しています。
各エージェントの特色や強みは挙げるとキリがなくなってしまうので別の機会に譲りますが、メリットとしてはなかなか転職市場に顔を出してもらえない、レアなスキルを持つ人材にリーチできる点、各エージェントの担当者の方と密にやり取りすることで、採用したいターゲットを絞り込んで紹介してもらえる点が挙げられます。
また、家庭の事情などで急な離職が発生し、至急採用したいといった場合でも、迅速に対応してくれるとのことです。手数料は、内定者の年収の20〜25%程度が相場のようです。
リファラル/SNS経由での募集
リファラルについて、ベトナムは大変活発でした。
この点は、日本とはかなり違う点かもしれません。ベトナム拠点はまだ30名弱の規模ですが、1つ募集をかけると必ず誰かが知り合いを紹介してくれます。リファラルボーナスは当然支給しますが、他に比べるとかなり価格を抑えられますし、既存社員の紹介に裏打ちされたメンバーが入ってもらえるのは日本・ベトナム問わず大変魅力的なルートですね。
また、Facebookに求人を載せるのも非常に効果的で、ベトナムのIT系のグループに投稿するとたくさんの問い合わせがあります。採用フィーがかからない点は非常に魅力的ですが、玉石混交な面は否めないなという印象です。
採用活動を実施してみて
もっとも驚いた点は、募集開始から内定に至るスピード感でした。
もちろん採用するターゲットによりますが、1つの募集に対して2ヶ月あれば採用まで漕ぎ着けることが可能なイメージです(実際には採用計画に基づいた募集を行なっているため、ランディングタイムはもう少し長くとっています)。
しかし、逆に言えばそれだけ流動性の高い市場であるという証明でもあり、定着率向上のための施策を日々行う必要性を実感させられる事実でもあると思います。
また、コロナ禍で業績が芳しくない企業が開発チームをクローズするケースも多いようで、「このレベルのエンジニアが失職してしまっているのか……」と驚くケースも度々見受けられました。この点に関しては、なかなか予測がつかない状況ではあるので、引き続き引き続き注視し、機会があればまたレポートしようと思います。
とはいえ、やはりエンジニアの採用という面において、ベトナムは以前魅力的な環境であるのは間違いないと実感しています。
おわりに
最後までお読みいただきありがとうございました。
LIGではグローバル人材を活用したDX支援を行っています。もし興味があれば、是非ご連絡ください。
以上、LIG Technologies Vietnam Company Limited. CEOのTSUZUでした。