英語で会議ができるようになるには?よく使うフレーズと学習法を紹介

英語で会議ができるようになるには?よく使うフレーズと学習法を紹介

Yuka Inaba

Yuka Inaba

こんにちは、Webディレクターのイナッチです。

LIGはフィリピンやベトナムにも開発拠点があるため、会議で英語を使用する機会が頻繁にあります。私の英語力はTOEIC L&R 700点ちょっと、単語をググりながらであればそれなりに読み書きができるのですが、話すとなると日常会話から怪しいレベルです。

幸いLIGには英語が堪能なブリッジディレクターが多く在籍していますので、これまでは「日本語で話して、ブリッジディレクターに通訳してもらう」というスタイルで会議を進行してきました。

一方で、「自分で話すことができたら会議がもっと円滑に進むのに」という気持ちをずっと抱えていました。単純に、通訳を挟むと同じことを話すのに2倍の時間がかかるためです。

そこで、今年からは「話せるところは自分で話す」というスタイルに切り替えてみました!

実は昨年からコソコソと一人で勉強し直していたことと、会議中だけではあるものの日常的に英語を浴びていたことが功を奏して、今では「あらかじめ用意した内容であれば自分で話せる」「最低限の受け答えはできる」という状態まで改善し、あくまで体感ですが、以前より会議コストを20〜30%は削減できている実感があります。

まだまだ相手の発言を聞き取れないことがあったり、リアルタイムで考えたことを話せないことがあったりするので、ブリッジディレクターの方にめちゃくちゃ助けてもらっているのですが、これからも少しずつ自分でできることを増やしていければと思っています。

今回は「Webディレクターの会議進行」というシーンでよく使う英語フレーズを、用途別にご紹介します。また、最後に個人的に実践している「ゆる学習法」も紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

会議によく使うフレーズ一覧

最初のあいさつ

リモート会議の開始はもちろんあいさつからです。

英語には「お疲れさまです」にあたる言葉がないので、時間帯に合わせたあいさつを主に使用しています。

Good morning! おはようございます!
Good afternoon! こんにちは!
Good evening! こんばんは!
Hi! こんにちは!(時間帯問わず)

気遣いフレーズ

会議の本題に入る前に、感謝や気遣いの言葉が言えると気持ちがいいなと思います。

本当はアイスブレイク(週末は何をされましたか? など)をできるといいのですが、まだ自分で話を広げる自信がないので挑戦していません(苦笑)。

まだまだ初歩的なことしか言えないので、今後ボキャブラリーを増やしていきたいです。

Thank you for attending the meeting. 会議へのご参加ありがとうございます
Thank you for your time. お時間をいただきありがとうございます
I appreciate your quick response yesterday. 昨日は迅速なご対応ありがとうございます
Thank you for your feedback last week. 先週はフィードバックをありがとうございます
Thank you always. いつもありがとうございます
Thank you for everything. いろいろとありがとうございます

会議の導入

会議の冒頭は、あらかじめ用意した箇条書きのアジェンダを投影しながら、それを読み上げます。

次に紹介する「議題の説明」と組み合わせながら話します。

Here is today’s agenda. 今日のアジェンダはこちらです
Firstly, はじめに、
Secondly, 2番めに、
Thirdly, 3番めに、
Lastly, 最後に、
After that, そのあと、

議題の説明

前に紹介した「会議の導入」と組み合わせて使用します。

例えば、「Firstly, let me explain the project outline.(はじめに、プロジェクトの概要を説明させてください。)」といった形です。

Let me explain the project outline. プロジェクトの概要を説明させてください
I’d like to share the screen specifications. 画面の仕様を共有したいと思います
I’d like to hear your opinion on the specification. 仕様についてのご意見を伺いたいです
I’d like to hear your progress yesterday. 昨日の進捗を伺いたいです
There are some new tasks I’d like you to work on. いくつか取り組んでいただきたい新しいタスクがいくつかあります

会議の進行

続いて、議題と議題の間をつなぐフレーズです。

So let’s get started. それでは始めましょう
Let’s start with the first item. 最初の議題を始めましょう
Let’s move on to the next item. 次の議題に進みましょう
This is the last item. これが最後の議題です

理解度の確認

慣れない英語で複雑な話をすることも多いので、伝わっているか不安になることがあります。

そのため、説明の途中や終わりにこのフレーズをよく使用します。

Does it make sense so far? ここまで伝わりましたか?
Did you get me? 伝わりましたか?
Do you have any questions? ご質問はありますか?

聞き取れないとき

聞き取れないときの聞き返しフレーズです。

ちなみに実務上は、音声の問題のときだけ聞き返し、単に私のヒアリング力の問題であるときはブリッジディレクターにヘルプを依頼しています。

本当は自分でわかるまで聞き返すほうが早く上達するとは思うのですが、現状は仕事なのでここは会議効率を優先しています。

I’m sorry, I couldn’t catch you. ごめんなさい、よく聞き取れませんでした
Excuse me, I can’t hear you well. すみません、よく聞こえません
Could you say that again, please? もう一度お願いできますか?
Come again, please? もう一度お願いできますか?
You’re breaking up. 声が途切れていますよ
You are on mute. ミュートですよ

ディスカッション

開発を進めていると、仕様の実現方法や課題の解決方法などについて、メンバーで協議する場面もあります。

メンバーから素敵な提案をもらえると、とても頼もしい気持ちになります。

Could you give me your thoughts? どう思われますか?
Thank you for your nice suggestion. 素敵な提案をありがとうございます
I agree with you. 私も同意します
I think so, too. 私もそう思います
I wouldn’t think so. そうではないと思います
Which one do you think is better? どちらが良いと思いますか?

進捗の確認

開発進行中は、デイリーでこまめに進捗を確認するようにしています。

Could you please let us know your progress yesterday? 昨日の進捗を教えていただけますか?
Could you please let us know what you are planning to do today? 本日は何をする予定か教えていただけますか?
Do you have any problems? なにか困っていることはありますか?

作業の依頼、期限の設定・確認

ディレクターとして、タスクを依頼するフレーズは本当に多用します。

Could you please work on this task today? 本日このタスクに取り組んでいただけますか?
Could you please finish the task by tomorrow? 明日までにそのタスクを終えていただけませんか?
Do you think these tasks will be completed by this weekend? これらのタスクは今週中に終わると思いますか?
I’d like you to research the cause. 原因を調べていただきたいです。
Could somebody work on this issue? どなたかこの課題に取り組んでいただけませんか?

会議の締め

最後に質問などがないかを確認して、会議を締めます。

That’s all from me today. 私からは以上です
Do you have any questions or comments? 何か質問やコメントは他にありますか?
Yes, I have a question. はい、質問があります
None for me. 私からはありません
So I think that’s all for today. それでは本日は以上だと思います
See you next meeting. 次のミーティングでお会いしましょう
Bye. お疲れさまです(去り際の挨拶として)
Have a nice weekend! よい週末をお過ごしください!

一人で無料でできるゆる学習法

フレーズの紹介は以上になりますが、最後に私が実践している一人でできるゆるーい学習法を2つご紹介します。

忙しい社会人に嬉しい、「いつでも」「無料で」「一人で」できる方法です(なお専門家ではないので、効果は保証いたしかねます)!

一人で無料できる発声練習

英語は発音やリズム・イントネーションが大事であり、カタカナベースで合っているだけでは通じないことが多いといわれています。

伝わる話し方ができているか、他人に客観的に評価してもらえる機会があればいいのですが、海外の友達でもいない限り、お金がかかりがち。また、「間違ったら恥ずかしい」を乗り越えるのも大変です。

そこで、まずは機械に評価してもらおう! という方法を紹介します。

手順

  1. Google翻訳ページを開く(同じ機能があれば何のツールでもいいと思います)。
  2. 翻訳済みの英文を入力し、スピーカーボタンを押して再生する。
  3. マイクボタンを押して、先ほど聴いた音声を真似して発声してみる。
  4. 機械的に読み取ったテキストを表示してくれるので、意図した文章通りであるかを確認する。
  5. 意図どおりに読み取られなかった場合は、正しく読み取られるまで聴いて発声してを繰り返す。

もちろん「機械が読み取れる」イコール「人に伝わる」とは限りませんが、正しく読み取ってもらえたとき嬉しくて、モチベーションになるのでおすすめです。

私はカラオケの採点機能のような感覚で楽しんでいます。

一人で無料できるフレーズ学習

私たちがかつて学校で習った英語フレーズは、実際にネイティブが使わないものも多いとよく聞きます。例えば「Do you understand?」は失礼すぎるとか、「Pardon?」は貴族っぽすぎるとか……!

さらに「英語に敬語なんてない」というのは嘘で、ちゃんと相手を敬う言い方があるとも聞きます。チームのモチベーション管理にも気を遣うWebディレクターとしては、「伝われば良い」ではなく、ニュアンスも大切にしたいです。

私のフレーズ学習法はズバリ、「YouTubeを観る」です(意外性なくてすみません)!!

ある日YouTubeで「英語 敬語」を検索したところ、驚くほどわかりやすく楽しく説明してくれる動画にたくさん出会いました(今すぐ「英語 敬語」で検索してその衝撃を体験してください)!

今ではたくさんのチャンネルを登録して、日常的に勉強感覚ゼロでインプットしています。ちなみに個人的にオススメのチャンネルは以下です(50音順)。

さいごに

自分が発した英語が相手に伝わると嬉しくて、仕事であることを忘れてしまいそうになりますが、成果を上げるチームをまとめるWebディレクターとして責務を果たすべく、これからも精進してまいります!

最後に、私が言葉に詰まったときに即座にフォローしてくれるブリッジディレクターのイエンさん、いつもありがとうございます(※この記事の翻訳もレビューしていただきました)!

See you next time! (それではまた!)

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Webディレクター歴12年。システム開発を伴うプロジェクトの要件定義やディレクション、長期にわたる安定運用と事業展開を想定した情報管理や体制構築を得意とする。Webディレクター・PM向けのセミナーも実施するなど、メンバー教育にも力を入れている。

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