実録!セブ島の現地法人に訪問して感じた、フィリピンのリアルとは?

実録!セブ島の現地法人に訪問して感じた、フィリピンのリアルとは?

Koji Murata

Koji Murata

こんにちは、COOのコージです!

緊急事態宣言が解除されて久しいですが、オミクロン型が猛威を振るっている最近は、また海外が遠のいてしまったように感じています。まだまだ未来が見えづらい状況が続きますが、前を向いて生きていきたいですね!

前回の記事では、遠隔でもグローバルビジネスを止めない方法をお伝えしましたが、やはり海外拠点との直接のコミュニケーションは重要です。

コロナによって、1年近くも直接会うことができずにいましたが、昨年10月に念願がやっと叶って、セブメンバーとコミュニケーションを取れたと共に、新しい責任者のノアさんを送り出してきました!今日は、隔離生活のリアルや現在のフィリピンの状況などを写真を交えながら報告します!

第1章:到着ー隔離編 〜念願叶って、やっとセブ島直行便で出発!〜

半年以上VISAの発行を待っていましたが、無事にVISAが発行されてフライトが取れたので、セブ島出張を行ないました。空港はガラガラで、やはり国をまたぐ移動がものすごく減っていることを実感しました。

私自身2020年まではベトナム・インドに住んでいたので、頻繁に日本と海外を行き来していましたが、2020年の夏に帰国してからは海外から遠ざかっており、1年以上振りの海外に相当テンションが上がっていました。


感染拡大を防ぐための隔離が続く各国ですが、成田空港もひと気のないガランとした感じでした。

 

フェイスガードをしないとボーディングができないフィリピン航空。もちろん、飛行機に乗る前からしっかりしていましたよ! ちなみに、マスクはthe saunaマスク! ワクチン接種証明書や陰性証明書など10枚以上にも渡る、事前に準備した書類を持ってチェックインしました。

 


隔離指定のホテルへの移動はこの専用のバンです。こちらは、現金&自腹で払わないといけないので、日本とはかなり違いますね!

やっとのことでPCR検査を終えて空港の外へ。ちなみに、フェイスシールドにはられているオレンジのシールが検査済みの印です! 到着後、一時間くらいで色々な説明を受けたり、イミグレーションを通り、PCR検査(鼻をグリグリするほう)を受けて隔離施設(指定ホテル)へ移動しました。

 

無事にホテル着。時間は10時を回っており、ぐったりとして薄暗いホテルに入ります。

空港から40分程度ワゴンで移動しましたが、夜間の移動であったためか、非常にスムーズに目的地に到着しました。さていよいよ、10日間の隔離生活が始まりました。

部屋に関してはキレイとは言えないまでも、とても広い部屋で、ゆっくりと過ごすには十分でした。問題は窓の大きさとインターネットスピードでした。もし、今からホテルを選んだり、フロントで希望を伝えられるとすれば、窓が大きな部屋にしてもらいます。

10日間、やることと言えば、仕事、映画を観る、Youtubeを観る、本を読む、くらいなものです。インターネットに関しては必要最低限のスピードはありますが、日本の一般的なWi-Fiと比べると10%くらいだと認識しておいてください。

私は、その不安を元々持っていて、10日間を乗り切るためにグローバルWi-Fiを借りていきましたが、結局現地のネットワークを使うので、やはりホテルの回線のスピードと同じくらいでした。ということは、あまりグローバルWi-Fiは意味がないということですね……。


これがある日の朝食です。スクランブルエッグとハムという洋食から、ガッツリ白飯という展開に魚の頭の揚げたやつを添えてくれました。

今回の旅の一番の思い出と言えるのが、この隔離ホテルで食べたリアルなフィリピンの食事でした。これは、本当に見たことのない食事で、ベトナムとインドに7年以上住んだ私が、これは……と絶句してしまったほどです。

たしかに、日本の食事は世界的に見ても美味しいと言われていますが、日本とフィリピンでここまでの違いがあるのはショッキングでした。本当によかったことは、フリーズドライのお味噌汁を持っていっていたことでした。毎回の食事がとてもありがたいものになりましたし、いつも当たり前と思っていることがそうではないと痛感させてもらう機会になりました。

普段は考えもしませんが、外に出られない状態は想像しているよりきついです。私は普段から健康のために、休みの日にはよくゴルフをするのですが、もちろん隔離先ではできません。約1ヶ月間好きなことができない時間は辛かったですね。

さすがに外に出れずにストレスが溜まったので、5日目くらいから部屋の中での室内散歩が日課になっていました。最終的には、1日2万歩も部屋の中だけで歩いていました!笑

いつもは、当たり前にできている運動ができなくなると、もちろんストレスが溜まります。また、好きなコーヒーが飲めない、好きな(健康的な)食べ物が食べられない状況も、重ねてストレスになります。

この状況で一番感じたのは、やはり普段の生活が恵まれているということです。

第2章:開放ーオフィス訪問編 〜自由って素晴らしい〜

10日間の隔離中、3回のPCR検査を行ない無事陰性となり、念願の開放。すぐにオフィスへ訪問しましたが、感染対策で基本的に在宅ワークになっており、ほとんど社員は出社していませんでした(残念!)。

外に出られる、自由であることの幸せを噛み締めながらも仕事でこの地へ来たことを思い出し、まずはオフィスで仕事をし始めました。ここで驚いたことはコロナ禍で発達したデリバリーの幅とクオリティの高さでした。

ほとんどのものは、注文から10〜15分程度で手元に届きます。もちろん、手数料は少しかかりますが、コロナ禍だからこそこれだけの発展を遂げたのは間違いないでしょう。

オフィスでひとしきり仕事をしてから、やっとメンバーとのコミュニケーションができるチャンスでした。ランチタイムにて、暖かく出迎えてくれました。セブ島の伝統的な料理と、とてもかわいいケーキを用意してくれて、感動しました……!

 

また、仕事が終わってからは、毎晩のようにメンバーと食事に出かけて「バリューカード」を活用してお互いの理解を深めていきました。

バリューカードは英語と日本語が両方書かれており、日本でもとても良いツールになりますが、海外で考え方や価値観を限られた時間で理解するときに真価を発揮するので、外国の方と交流がある際は騙されたと思って試してみてください!

僕のこんな笑顔、普段絶対出ないです……。(開放された喜びがすごかったのです)

第3章:休日編 〜セブ島のリアル〜

そんなこんなで平日を乗り切り、初めての休日に訪れたのが、バジャウ民族に住む日本人の友人宅でした。ドライバーに近くまで送ってもらいましたが、降りるときに「ここは本当に危ない地域だが、本当に行くのか? 行くなら荷物はすべて置いていくべきだ」と言われてビビりまくりました。


それくらい、一般的なフィリピン人も訪れないエリアですが、バジャウ族のみなさんは水上に器用に家を作りコミュニティで生活をしている民族で、その中に住む日本人の家を訪ねました。

多くを求めず、今目の前にある時間やもの、人を大切にして生きている姿を目の当たりにして、自分の日本での生活や、隔離中に辛さを感じた自分がどれだけ多くを求めていたのか、と思わされました。

 



その後、セブ島でも流行っているサウナを訪れました。完全予約制ですが、いつも現地のサウナー(お金持ち)の予約でいっぱいになっているようでした。カフェと併設されており、デートスポットとしても知られているようで、感動しました。

LIGの会長であるゴウさんも立ち上げに関わったと聞いていますが、さすが日本人の方が経営されているサウナだけあり、サウナのクオリティと水風呂で疲れを癒せました。

第4章:まとめ編 〜セブ島で学んだこと〜

20日間の出張(半分の10日間は隔離で、帰国後には6日のホテル隔離が待っている状態)でしたが、セブ島のメンバーと直接会って話せたこと、彼らの価値観や感情を肌で感じられたこと、セブ島のリアルに触れたことで、我々のビジネスの価値をあらためて感じられて、本当に意義深い20日間を過ごせました。

我々が帰国した直後にフィリピン政府から、「観光ビザ再開&隔離がなくなる」という発表があり、自分達が訪問したタイミングを呪うと共に、レアな経験ができたことに感謝しています。

何よりも、我々が当たり前だと思っている日本での生活は、本当に恵まれており、これほど素晴らしい国は他にない、とあらためて思えるようになりました。だからこそ、我々と関わってくれるメンバーを成長させ、ハッピーになってもらえるよう、全力を尽くしていきたいと決意を新たにしました。

いくつか、今回のセブ島出張からの学びをまとめてみました。

セブ島出張の学び
  • 隔離は準備が大事!(室内で没頭できる趣味:読書、映画鑑賞、筋トレ、室内散歩w)
  • グローバルメンバーとのコミュニケーションはバリューカードが適任!(価値観や考え方が短期間でわかる!)
  • 日本は本当に素晴らしい国で、それは当たり前じゃない!(目の前のことを大切にしよう!

これから7月に進出したばかりのベトナム出張を控えていますが、日本以外の国々では、新たな変異株が流行し始めていると聞きますので、心の底からこの状況が落ち着くことを祈っていますし、もっと自由に移動ができる日が早くくることを祈ってやみません。

このような時期だからこそ、直接会って話をすること、そしてお互いの理解度を高めて同じ方向に向くことが強く求められていると感じています。

この記事が少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです! では、また!

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Koji Murata
Koji Murata 海外事業部部長 / CODY CEO / LTV Chairman / 村田 浩二

新卒で入社したエン・ジャパン株式会社にて、事業責任者を歴任後、ベトナムで最大手の求人メディアを買収後赴任し、戦略的な事業管理をおこない、新規事業開発・APACでの事業開発後、インドへ赴任。買収した子会社のPMIを実施しながら、4000名規模のIT企業の買収の成功。2020年にGOKIGEN株式会社を創業。2021年よりLIGに参画。2021年10月より現職。

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