こんにちは、 COOのコージです!
僕がLIGにジョインしたのは2021年の初め。本当は立場上、いろんな外部のイベントに出たり、偉い人たちと会ったりしなければいけないのですが、コロナ禍で展示会や交流会が軒並み中止になってしまいました。
でも戸惑ったのは最初だけ。その後はオンラインでがっつり商談や他社との交流をしていました。活用したのが、ビジネスマッチングサービス「ONLY STORY」です!
以前、記事で紹介したことがあるのですが、LIGでは2019年からビジネスツールとして本格的に導入しています。決裁者とのアポ獲得ができるサービスとして知られていますが、実はそれ以外にもサービスのブラッシュアップやお宝な出会いがある、めちゃくちゃ有益なツールなんです。
そこで今回は、2年使ったLIGがONLY STORYのリアルガチなレビューをお届けします!
ONLY STORYとは
- ONLY STORYとは
- 審査を通過した決裁者のみが利用可能な決裁者のマッチングプラットフォームです。上場企業や成長ベンチャーの役員など、5,000人以上の決裁者が登録しています。無料で使えます。
- ONLY STORY有料版(チラCEO)
- 決裁者マッチング支援SaaS。カスタマーサクセスがつき、無料版よりも強力にマッチングを支援してもらえます。LIGは有料版を利用しています。
決裁者同士のマッチングは4つ!
レビューの前に、まずサービスの核である決裁者同士のマッチング方法をご紹介します。
ONLY STORYでは4つの方法でマッチングすることができます。
1.メッセージ送付
ONLY STORYに登録している5,000人以上の決裁者に、直接メッセージを送る方法です。
業種や商材、従業員数などで絞り込んだり、「ITシステムの構築を頼みたい」「エンジニアを採用したい」などといった決裁者のニーズから自社に合う会社を探すことができます。メッセージに対して相手が興味を示してくれたら、商談日程を決めていきます。
2.掲示板投稿
サービス内の掲示板に「Buy(買いたい)」と「Sell(売りたい)」を投稿して連絡を待つ方法です。Buy/Sellには「新卒採用を強化したいです!」「経費精算サポートします!」などの希望を書き込みます。月250件以上投稿があって、掲示板としては結構活発です。
3.オンラインイベント
オンラインイベントは、
- 決裁者のビジネス交流会的な「オンラインピッチ会」
- 上場企業や大手企業に自社事業をプレゼンする「GIVERピッチ」
- 設定されたテーマに合った企業が集う「テーマ別イベント」
の3種類があります。
大体週3回くらい、何かしらのイベントが開催されているので興味のあるものを選べます。僕が参加したときの感想は後ほど詳しくご紹介します。
4.紹介
ONLY STORYの担当者が、希望条件にマッチした企業をセレクトして紹介してくれます。
毎月の定例ミーティングがあるので、そこで会社の状況や最新の条件を伝えて、毎月一定数を紹介してもらいます。そのなかで会ってみたい企業があれば担当者にマッチングを仲介してもらいます。
目的に応じて使い分ける! LIG的、ONLY STORY活用方法
そもそもLIGがONLY STORYを使い始めた目的は、「BiTT開発のアウトバウンドマーケティング」です。
BiTT開発はLIGオリジナルのサービスで、2019年のローンチ当初は認知度ほぼゼロでした。その状況で受注につなげるためには、ある程度の予算の決定権を持つ決裁者にアピールしていく必要がありました。そこで以前から知っていたONLY STORYを使ってみることにしたんです。
導入当初はいろんな機能を試してみたんですが、この2年間でサービスの状況も変わり、求めるアポも変わったため、使い方も大きく変わりました。
- 【導入初期】
目的:BiTT開発の認知度アップ、ニーズの把握
利用機能:メッセージ送付、掲示板、オンラインイベント【現在】
目的:一定規模のBiTT開発の受注
利用機能:紹介、オンラインイベント(GIVERピッチ)
2年間使い続けられたのは、目的の変化に合わせて柔軟に利用方法を変えられたというのが大きいですね。ここはONLY STORYの強みでもあると思います。
実際の使い方とガチの受注実績を公開!
ではここからは、4つのマッチングの使い分けと具体的な成果をご紹介します!
メッセージ送付
決裁者へのダイレクトメッセージは導入初期に頻繁に利用していました。
検索機能を使ってなにかお取り組みができそうな決裁者をピックアップ。メッセージを送ってアタックして、反応があった決裁者とはオンラインで商談をしました。
地道な作業ですが、これをやったことでBiTT開発の認知拡大ができたほか、受注に至らなくても導入判断をする立場の方の意見が聞けるので、サービスのブラッシュアップにつながりました!
- ★活用ポイント★
- メッセージの内容については、ラブレター文面と呼ばれ、ONLY STORY内で推奨されている返信率が高い文面の事例をもらったのですが、これがめちゃくちゃ使えました! それを参考に文面を変えたら本当に返信率がアップしました! たしかに、一方的な押し売りの営業メッセージがくるのは嫌ですよね。
掲示板
こちらはメッセージ送付と似たような使い方をしていました。
掲示板への投稿を一つひとつチェックして、気になった企業があればメッセージを送りました。もちろんLIGからも投稿して、アピールしましたよ!
オンラインイベント
イベントは導入初期から現在まで、結構活用しました。特によく参加していたのは「オンラインピッチ会」です。事前に参加予定企業を見て、ビジネスにつながりそうな匂いがすれば参加していました。
次によく出ていたのが「GIVERピッチ」です。GIVERと呼ばれる優良企業に対して参加企業が自社製品をプレゼンする会です。「バチェラー」みたいな感じです。GIVERピッチには、GIVERとして2回、プレゼンサイドとして2回参加しました。
- ★受注実績★
- イベントで出会えた企業さまから、BiTT開発のご依頼をいただくことができました!
そのほかにもイベントをきっかけにいいサービスに出会えて、発注も2件発生しました。そのうち1件は採用戦略コンサルの「AZURITE」さんです。LIGでは2022年卒から初めて新卒採用を始めたのですが、LIGは新卒採用初心者だったためスタートで出遅れました。でもAZURITEのサポートのおかげで、5人から内定承諾をいただけました!!
紹介
導入から1年ほど、メッセージやオンラインイベントを通してさまざまな企業と話をしてきたことで、BiTT開発のサービス改善や認知度アップができましたが、それ以外にも、相性が良さそうなところは個別で紹介してくれます。
企業のマッチングサービスって世の中にいくつもありますが、個人的にONLY STORYの紹介のおすすめポイントは3つあります。
紹介の精度が高い
担当者は定例ミーティングを通して企業が求める要素をバッチリ理解してくれます。適切なフィルタリングをして条件に合う企業を紹介してくれるので、会いたいと思う企業が多いですね。自分で検索をかけ続けるのに比べて圧倒的に楽なのも助かっています。
相手の意向を探ってくれる
会ってみたい企業があれば、担当者が相手の感触を探ってくれます。脈がない場合には無駄に商談をする必要がないので助かります。しかも事前にLIGのサービスについても説明してくれているので、商談時にお互いについて説明する必要がなく、話が早く進められます。
商談後もフォローしてくれる
商談が終わった後のフォローもバッチリ! 相手企業に商談の印象を本音ベースで聞いてくれるので、その後のアプローチの方法も決めやすいです。
- ★受注実績★
- BiTT開発というサービスの都合上、すぐに受注とはいかないのですが、紹介で出会ったいくつかの企業とは今後に向けていいお話ができています。
アポ獲得だけじゃない!ONLY STORYのココが良かった
ここまで4つのマッチングとLIGなりの活用方法を紹介しましたが、僕的にはONLY STORYの魅力は、アポ獲得以外の部分が結構大きいと思っています。
その1.アポ目的以外で他社サービスを知れる、出会いがある
ONLY STORYは一方だけが売り込みをするのではなく、お互いに貢献しあう「GIVER」の仕組みづくりを目指しています。だから受注だけがゴールじゃないんです。実際、受注に至らなかったものの、今でも情報交換をしていて「何かあったらお互いに仕事を頼める」という関係づくりができている企業は少なくありません。
それに掲示板やイベントを通して、ほかの業界のトレンドやサービスを知ることができて、思わぬ出会いもたくさんあります。
たとえばイベントで出会った大阪の灯油販売企業。一見すると開発案件とは関係なさそうですが、新規事業としてアプリを活用した水の販売を考えていたんです。まさか灯油販売企業に開発ニーズがあるなんて思ってもいなかったので、「こんなところにお宝が!」と驚きました(笑)。自分たちで営業先を探していたら、絶対に出会えなかったでしょうね。
その2.他社の事例をもとにアドバイスをもらえる
なんせ登録企業は約5,000社。なのでいろんな会社の成功・失敗事例を知っています。
LIGでは定例ミーティングの際に、自社と似ているサービスを展開していたり悩みを抱えたりしている他社の事例をもとにアドバイスをもらったんですが、これがサービス改善に非常に役立ちました!
あまり詳しくは言えないんですが、LIGと同じようにグローバルリソースを活用したシステム開発を行っている企業では、ある一部分に特化していることを前面に押し出して成功しているのだとか。
それを知るまでは「開発ならなんでもできます!」という打ち出し方をしていました。会社の特性上、いろんな企業からご相談をいただくため、それに対応できる「オールラウンドさ」が強みだと思っていたんです。でもそれだと印象に残らないため、どうしても「安かろう悪かろう」というイメージが先行してしまっていました。
でもアドバイスをもとに、システム開発に加えて「デザイン×コンサルティング」ができることを打ち出すように変更。すると、サービス設計など上流工程から相談をいただけるようになり、大手企業からの問い合わせが増えたんです!
いやほんと、ONLY STORYには感謝しかありません。
まとめ
さて、長々と熱く語ってしまいましたが、要するに「アポがとれて商談にも受注にもつながったけど、それ以外の価値もたくさんあってオススメだよ」ということです。LIGでは数千万円の売上につながったので、費用対効果も良かったと思います。
では最後にサービスのポイントをおさらいしておきましょう。
- ◆ONLY STORYのここがいい!
- ・4つの方法を使い分けて、マッチングができる
・担当者の対応がきめ細やかで、紹介の精度が高い
・商談をサポートしてくれるので効率よく進められて、フィードバックももらえる
・自社ではリーチしないような企業や決裁者との出会いがある
・すぐに仕事にならなくても、決裁者とのつながりという資産ができる
LIGは有料版を利用しましたが、無料版もあるのでまずは試してみたいという場合はこちらから始めるのもいいと思います。無料版はビジネスマッチングアプリになっており、スキマ時間や自粛中のおうち時間に使うことができます。利用開始後すぐに受注をしたり、出会った決裁者の8割以上とお取り組みをしている、という会員もいるみたいです。
- ◆決裁者専用ビジネスマッチングアプリ「ONLY STORY」の特徴
- ・上場企業や調達ベンチャーの役員など、審査を通過した決裁者のみ約5,000人が登録
・おすすめ決裁者のスワイプや掲示板投稿ができる
・有料版限定のイベントにお試し参加もできる
・色々な企業からメッセージがもらえる
気になった企業の決裁者の方は、ぜひサービスサイトをチェックしてみてください!