英会話スクール事業で学んだ異文化コミュニケーション術3選

英会話スクール事業で学んだ異文化コミュニケーション術3選

Mio Kato

Mio Kato

こんにちは、MeRISE英会話 上野校by LIGを運営しているみおです!

早いもので、LIGに入社して2年半が経ちました。MeRISE英会話という英会話スクールの運営に携わらせていただき、フィリピンから来た先生たちと毎日話していますが、これまで、先生たちとのコミュニケーションを通じて得た気づきや学びががたくさんありました。

そこで今回の記事では、私が日々、先生たちとコミュニケーションを取るなかで学んだミスコミュニケーションをなくすコミュニケーション術を、3つのポイントに絞ってご紹介しようと思います。海外の方と一緒に働く機会がある方や、留学する予定のある方のご参考になれば幸いです。

ハイコンテクストよりもローコンテクストを

ハイコンテクストとは
言語以外の要素を重要視し、お互い空気を読んだり言葉で直接伝えなくてもわかるよね、という状況や文脈に依存したコミュニケーションのこと。
ローコンテクストとは
前提となる文脈や価値観が少なく、「言語」に依存してコミュニケーションのこと

日本はハイコンテクストな国の代表例のようで、空気を読むという場面がたくさんあると感じます。

しかし、この空気を読むコミュニケーションは業務を進めるうえでは伝達事項がしっかり伝わらない可能性があり、ミスコミュニケーションに繋がります。

日本人同士であればなんとなく伝わることであっても、異なる国や文化で育った方とのコミュニケーションにおいては、意識的にローコンテクスト(言葉で明確に伝える・確認すること)なコミュニケーションを行うことが大事です。

実際にフィリピン人の先生たちと話す際は曖昧な表現はなるべく避け、下記をクリアにすることを心掛けました。

  • 誰のタスクなのか
  • いつまでの期限なのか
  • その発言は感想か事実か

ここで、空気を読むコミュニケーションをなくすためによく使用していたちょっとした英語表現をご紹介します。相手に「こういう認識で合ってる?」と確認をして、もやもやをクリアにすることができます。

  • I would like to clarify……
  • I would like to make it clear that……
  • I would like to confirm that……
  • (Do)You mean〜?

校正ツールの導入はマスト

先生たちとのコミュニケーションは対面だけでなく、チャットツールでも行っており、英語で文章を書く際は文法ミスやスペルミスがどうしても発生してしまいます。そういったミスを防ぐため、私にとって英語校正ツールはマストアイテムです。

英語校正ツールを利用することによって、ばーっと文章を書くだけで、文法とスペルミスを逐一指摘してくれるので、正しい英語の文章を完成させるスピードが速くなります。

さらに、「あ〜ここのスペリングはよく間違えているな」と、自分のミスの癖に気づくことができます。以前別の記事で英語の文章校正ツールをご紹介したので、テキストコミュニケーションを頻繁に行う方はぜひチェックしてみてください。

“Is there anything you can’t eat?” を言えるように

「食べられないものはないですか?」と聞く表現です。

友人や会社の飲み会など、複数人でごはんに行く際に聞くことが多いかと思いますが、海外の方と一緒に食事をする際は必ず使いたい表現です。相手によっては嫌いであったり、宗教上食べられないものがあるかもしれません。

実際に先生たちもお寿司など生のお魚やお肉が食べられない方が多く、一緒にごはんを食べに行く際は、生の食べ物を避けてチョイスしていました。先生のRazelによると、普段、生のものを食べる習慣がないので、食べるとお腹を壊してしまうようです。

このように、海外の方は文化や習慣によって食べるものが異なることが多いため、一緒に食事に行く際は“Is there anything you can’t eat?”と必ず聞くようにしましょう。また、この質問をすることにより「異文化への配慮ができる人物」と認識されポジティブな印象を持たれるようになります。

以上、英語でミスコミュニケーションをなくすためのコミュニケーション術3つをご紹介しました~!

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青山学院大学を卒業後、会計のコンサルティング会社にて複数の上場企業の経理実務から業務改善の提案のプロジェクトを経験。2019年2月にLIGへジョインし、英会話スクールの事業やWebクリエイタースクール「デジタルハリウッドSTUDIO by LIG」の営業・企画・運営、スクール生のキャリアサポートに携わる。

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