Webディレクターのたまさんです。最近、ステージング環境が好きになったので、皆さんにも好きになって欲しいと思い、その想いをつづろうと思います。
ステージング環境とは?
ステージング環境を好きになってもらうために、Web制作でよく聞く〇〇環境について説明します。
- 本番環境:シンプルに書くと実際に公開する環境。Webサイト、サービスがみんな(特定の人)に見られる環境。
- ステージング環境:本番環境に可能な限り近い環境。ドメイン以外の違いがない環境と言い換えても良いです。
- テスト(検証)環境:機能をテストする環境。
ここでよく聞くのは本番環境とテスト環境だと思います。
「テストアップしました。ご確認ください!」みたいなセリフを聞いたり吐いたりしていると思います。
そもそも環境とは?
我々はお客様からさまざまな要望を聞いてそのご要望に合わせたWebサイトを作成します。
そのご要望を叶えるWebサイトを実現するために、サーバーとドメイン、そしてWPやお問い合わせフォームなど機能を動かすために必要なものをサーバーにインストールする必要があります。
なので、本番環境とはお客様のご要望を満たすWebサイトが正常に動作するための環境ということになります。したがって、その本番環境とほぼ同じ環境になっていないと、正確なテストができないことになります。
Web制作でよくある流れの危険性
ここで気をつけたいのが、その「テストアップいたしました。ご確認のほどよろしくお願い申し上げます。こちらで問題なければ本番環境へアップし、公開させていただきます。」
という「テストアップした」という環境がどんな環境なのか? ということです。
我々も含めた制作会社側が用意したサーバーで「テスト環境」というものを用意し、そこにIDとパスワード入れなきゃ見れない仕掛けをして、ご確認いただくことが多いのではないでしょうか?
制作会社側で各案件ごとに本番環境とドメイン以外違いがない環境を作ることは、非常に困難なので、本番環境との違いがたくさんある環境で「ご確認」いただいているかたちになります。
ステージング環境を用意するメリットとデメリット
では、コストがかかるものの、本番環境と限りなく近いステージ環境を用意するメリット・デメリットについて改めて説明します。
メリット
- サイト公開前に正確なテストができ、公開後に慌てなくてすむ。
- サイト公開後も更新や機能追加がある度に、正確なテストができる。
デメリット
- サーバーのコストが増える。
まとめ
ここまで読んでいただいた方は、読む前よりステージング環境のことが好きになられたのではないでしょうか。サイト構築時や更新時にトラブルに見舞われたことがある人も、ステージング環境が欲しくてたまらなくなったと思います。
ただ、コストがかかることですので、当然この愛しのステージング環境を用意しないという選択肢もあるかと思います。リターンとコストを天秤にかけて、ステージング環境を用意するかどうかを判断していただければと思います。
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