こんにちは、堀田です。お久しぶりです。
以前はLAMP野尻湖(長野)で支配人をしていましたが、2017年にLIGのグループ会社として株式会社HOTTAを設立し、いまは地元の京都でIL LAGO(イルラーゴ)という飲食店を経営しています。こちらのお店です!
ご存じの方も多いですが、最近はコロナの影響で、飲食店のような接客業は厳しい状況ですよね。時短営業にしたり、テイクアウトを始めたり。店内営業をするにしても、通常より席数を減らして間隔を空けたり、予約数も制限したり……。考えるべき点は山積みです。
それでもお客さんが来ないと経営が成り立ちません。特に予約管理は口コミ・グルメサイトなどを活用している方も多いと思います。たしかに集客効果は高いですが、結構コストがかかるんです。できるだけコスト削減したいこのご時世には、なかなかキツイものがありますよね……。
なんてことに頭を悩ませながら、現実逃避のためLIGブログを見ていると、こんな記事を発見しました。
オンライン予約・配信・決済が簡単かつ無料! 「SELECTTYPE」は予約システムを使いたい人の強い味方です!
無料でWebサイトの作成から、予約システムまで使えるSELECTTYPE(セレクトタイプ)というサービスです。
- SELECTTYPE(セレクトタイプ)とは?
-
- 様々な業種のテンプレートが存在する
- 常にアップデートしているので、細かい設定も自由自在
- 9割の機能が無料で使える
Webサイトが簡単につくれて、予約システムも自分で管理できて、それが無料なんて飲食業界の救世主……!?
それだけでも使ってみる価値大! と思って触ってみると、なんとSELECTTYPEの魅力はそこだけじゃなかったんです。コロナで困っているお店が救われる機能が、たくさんありました。
僕のように悩める飲食店の経営者はもちろん、美容院やアパレル店などの接客業、レンタルスペースを運営する方々にも、必ず役に立つサービスだと感動しました。
同じように飲食店で悩んでいるみなさんに触ってもらいたいので、今回は実際に使ってみた様子を一部紹介します。
コロナ禍の状況の中でも、来店客数のコントロールは店内の感染防止対策はもちろん、お客様の不安を取り除いて、安心して来店いただくアピールになるはずです!
ここまで読んだだけで「はやく始めたい!」と思った方は、以下のボタンからすぐに始められますよ!
目次
1時間かからずお店の予約フォームが完成!
何はともあれ、まずは登録しましょう。前回の記事には、登録がめちゃくちゃシンプルで簡単とありましたが、まあそんなわけ……ありました。
TOPページから「無料で始める」ボタンをクリック。
するとこの画面が表示されます。
- メールアドレス
- 設定するパスワード
- 設定するパスワード(再入力)
上記の3つを入力して、「無料アカウントを作成」を押すだけ。FacebookやGoogleのアカウントでも登録できるそうです。
ちなみにここから先の工程もずっと、この登録画面と同じくらいシンプルで簡単に使うことができます。完成までにかかった時間は、わずか1時間程度。専門的な知識がなくても全然大丈夫なので、Webに詳しくない方も安心してください!
豊富なテンプレートを選択できる!
冒頭でも軽く説明しましたが、自分のサイトを持っている人はイチからWebサイトをつくる必要はありません。予約フォームのページだけを、独立してつくることができるんです。
現在Webサイトを持っているお店は、SELECTTYPEでつくった予約フォームだけを埋め込んだり、リンクで飛ばすことも可能。これを機にWebサイトから制作したい! という方は、ぜひ前回の記事を参考にしてみてください!
ということで今回は予約フォームだけを早速つくっていきましょう。
登録完了後のTOP画面から、左上の「予約フォーム」をクリック、さらに「新しく作成する」をクリックすると、下記のような画面に。
テンプレートが大量に出てきました。ありがたい……。
よくみると用途ごとに大きくカテゴリが4つあるようです。
使い道が異なる4つのタイプ
自分たちの業態に合わせて予約受付タイプを選択でき、大きく以下の4つに分けられます。
営業時間タイプ
受付の開始/終了時刻を設定し、その範囲内で希望予約時刻を選ぶタイプ。
飲食店やマッサージ店、レンタルスペースなどに向いています。
→今回の記事では、こちらのタイプをメインに紹介します。
教室/イベントタイプ
教室・習い事やイベントのスケジュール表示/予約受付にマッチしたタイプ。
「時間割」の様にカレンダーに受付枠をマッピングして予約受付ができます。
塾やヨガなどの教室、セミナーなどのイベントに向いています。
スタッフ指名タイプ
美容室・ネイルサロン・整体院や歯科・病院など担当のスタッフ/医師を指名して予約する業態にマッチしたタイプ。「指名無し」の予約受付にも対応しています。
宿泊施設タイプ
ホテル・民宿・民泊など宿泊の予約受付にマッチしたタイプ。基本的には曜日ごとに宿泊可能な日数や滞在時間を設定して予約受付が可能です。
今回は飲食店に向いている「営業時間タイプ」でつくっていきます!
自分の業態にマッチする予約フォームを作成しよう
予約フォームをイチから作成することも可能ですが、せっかく素敵なテンプレートが用意されているので使わせていただきます!
- ▼飲食店向け予約フォームのテンプレートを見る
- https://select-type.com/lp/restaurantReserveSystem/
しかもこのテンプレートが地味にすごいのは、実際にクリック・入力したりして、ちゃんと動かして事前に確認ができます。お客さんが使うとどんな風になるのか、どこにどんな文字が入ってどんな設定ができるのか、イメージしやすくて最高ですね。
テンプレートを選んで、右下の「このテンプレートで作成」をクリックすると、設定ができる画面に移ります。
ちなみに、「途中で操作がわからなくなった」「次どのステップに進めばいいの」という人もいるかもしれません。そんなときはSELECTTYPEが公開している記事がめちゃくちゃ参考になります。だから操作がわからなくなったら、SELECTTYPEのブログを見るのをオススメします!
「営業時間タイプ」で予約フォームの各種設定
続いてまいりましょう。設定画面にはこのように多くの項目が並んでいます。
▲それぞれの席における詳細な設定ができます。
▲予約フォーム入力項目を設定できる画面。
▲予約してくれた人へ通知するメールの詳細設定画面。文言を変更することもできます。
営業時間タイプによる予約フォームの大枠はこんな感じです。メールの通知設定などを詳細に設定することができます。ユーザーが予約時に選択する項目に関する詳細は「お席」のカテゴリー内にて変更ができるようです。
進めていきましょう。
「お席」のカウンター席にある設定をクリックすると、
- 席名やどんな席なのかの基本情報
- 予約確定方法(承認制/先着順)
- 受付期間
- 受付時間
などが設定できます。飲食店にとっては必須といえる項目ですね。
ちなみに受付時間など、全体に共通する設定は、ここで設定したものが他の席タイプにも反映されるようです。
ここまで見てきて入力する項目が多い……と思ったあなた! 意外とサクサクといけてしまうんです。それでもつまづいたら、あらゆる場所にある【ヘルプ】をクリックしてみてください。SELECTTYPEのブログで丁寧に解説してくれているので、そこを確認すれば迷わず進めます。
見た目以上に編集した点は少ないので、流れを一気に説明します。
- ▼営業時間タイプの設定のおおまかな流れ
- ①カウンター席の説明を「スタンディングスタイルのカウンター席です。」へ変更
②「予約確定方法」を「先着順」に設定
③「受付期間」を「翌日〜2週間前」に設定
④曜日ごとの営業時間や定休日の設定
⑤1組あたりの利用時間の設定
⑥予約枠数の設定
設定画面はこんな感じで、何を編集すれば良いか一目瞭然。
ここまでで、「カウンター席」の分の編集は終了です。うちの店には「テーブル席」もあるので、その設定もしていきます。
共通の設定を省いていくと、このような感じ。
- ①テーブル席の説明を「4名までのテーブル席です。」へ変更
②「予約確定方法」を「先着順」に設定
③予約枠数の設定
こちらは一瞬で終了しました。
「宴席」はこのご時世難しいので、一旦この項目を削除すると、もうほぼ完成に近づいています。
あとは、
- 予約時に何を入力してもらうか(名前、アドレスなど)
- キャンセルはWebからできるようにするか
- リマインドメールはいつどんな文章を送るか
などなど、細かい設定をしていきます。
そうして仕上がった画面がこちら!
カレンダーの空いている時間をクリックすると……
しっかりと機能しています! ものすごく簡単だった……!
ちなみに今回は予約の方法を「座席のみ」としたのですが、あらかじめコースを選べるようにすることも可能です!
背景や色などを自由自在に変更できる!
現状のデザインはテンプレートのままですが、背景画像やカレンダーのデザインを変更したり、細かい部分の文字まで編集したりと、なんでもできちゃいます!
こちらも簡単なので、サクッとやってみましょう。
とりあえず背景を変更したいので、左側の背景画像(オリジナル画像)をクリックして写真をアップロードします。
IL LAGO名物の「カモバーガー」です。こちらを背景にしていきましょう。
はい、あっというまに更新できました!
デザインに関してはこちらの記事が参考になりますよ!
飲食店にありがたい、密を避ける予約数の制御
お客さん側はこのようにカレンダーで空き時間が確認可能です。密にならないようにするのであれば、予約数を制御しましょう。
編集ページにある「予約枠の設定」の設定ボタンをクリックすると、以下のようなポップアップが表示されます。
この画面上で予約数の上限を決めていきましょう。このように工夫して使えば、お店側もお客さん側も安心して食事を楽しめますね。
どんな業種でも使える!予約システムの活用法
すでにサービスとして充実しすぎな気もするのですが、SELECTTYPEには他にも便利な使い方があるんです。
ここまででまだ、「うちの業種にはマッチしないかもな〜」という気持ちが消えていない方! 大丈夫ですよ!
①テイクアウト予約
これまでは店舗営業だったけれど、この状況の中でテイクアウトも始めた、あるいはテイクアウトのみにシフトしたお店も多いですよね。SELECTTYPEでは店内飲食の予約だけではなく、テイクアウトの予約も設定できます。
取りに来る時間がわかれば用意もスムーズにできますし、お客さんを待たせることもありません。お昼の時間帯に混み合って、待っているお客さんが密になってしまうことも避けられますね。
テイクアウトの予約は、今回僕が利用した「営業時間タイプ」ではなく、「イベントタイプ」を使います。
予約の仕方は二通り。
- 時間ごとに予約枠を用意する
- お客さんから受け取り時間を指定してもらう
主に飲食店に便利な機能と思われがちですが、実はアパレル関連でもよく利用されている使い方です。
詳細な説明や、実際の設定方法はSELECTTYPEがまとめてくれていますので、ぜひ見てみてください!
②新予約システム:スタッフ指名タイプ
飲食店で利用する機会は少ないかもしれませんが、昨年末に新しく追加された「スタッフ指名タイプ」。美容院やネイルサロン、歯科医院などに最適です。スタッフごとに空き状況を反映して予約できます。
美容院などをネットで予約する人はよく見ると思うので、馴染み深い人も多いのでは?
この予約フォームの特徴は、「指名無しの予約にも対応している」という点です。だから特に指名は無いや……という人も選択できる項目があるので、ユーザーは使い勝手がいいと思います!
しかもスタッフ指名無しで予約が入った場合、「予約割り当てのルール」や「指名無し予約時の料金」といった便利なカスタマイズ機能によって、SELECTTYPE内で調整ができるのでありがたいですね!
……ということで使い方が異なる数種類の予約システムによって、SELECTTYPEが飲食店のみならず、多種多様な業種にマッチするということは、おわかりいただけたかと思います。
SELECTTYPEには、細かく設定できる便利機能がまだあります!
③クレジットカード決済機能
SELECTTYPEはStripeとの連携により、クレジットカード決済が可能。しかも費用は、売上が発生した際の手数料として4.6%~5.6%(Stripe手数料3.6%を含む)のみです。導入費用や固定費は一切掛かりません。
▲事前決済の設定画面。
「大量注文されたテイクアウト商品を、誰も受け取りに来ず廃棄した」「貸切の宴会予約が無断キャンセルされた」なんて許しがたいニュースを見ることもありますが、設定画面で「予約者に事前決済を行う」を選択できるので安心ですね。
④予約管理カレンダー機能
SELECTTYPEの管理画面から、カレンダー形式で予約情報の閲覧・管理ができるのが「予約管理カレンダー機能」。
受け付けた予約が自動で反映され、座席タイプ別に表示させることもできるので、非常に見やすく管理しやすいのが特徴。
さらに嬉しいのが、電話やSNSから受けた予約なども、手動で入力できること。SELECTTYPE内のカレンダーだけで、全ての予約管理ができてしまうので、予約に関するミスが格段に減りそうですね。
ここまで“主な”便利機能を紹介しましたが、それでも残念ながら、まだ機能の全すべては紹介しきれていません……。ちょっと……できることが多すぎて……。
「こんなことはできないのかな?」といま思っているあなた。たぶんできるので、ぜひSELECTTYPEに登録して(2分で済みます)、確認してみてください!
まとめ:飲食店の救世主「SELECTTYPE」
とにかくもう一度言わせてください。ここまで紹介した主な機能は、すべて無料です!!
逆に有料プランでは何ができるの? と気になった方は、以下のページに詳しく記載されていますのでご覧ください。
予約フォームの個数や受付期間などが変わりますが、少なくとも小規模の個人店なら、無料プランで充分すぎるほどだと思います。
飲食店に限らず、SELECTTYPEはすべての業種に使える上に、それぞれのお店や企業に合わせたフレキシブルなカスタマイズが可能。コロナで困っているすべての方にとって、救いの一手になるはずと思っています。
厳しい状況はまだまだ続きますが、便利なサービスを有効活用して一緒に乗り切りましょう! 登録は3分なので、ぜひSELECTTYPEを気軽に試してみてくださいね!