こんにちはみなさま、Webディレクター・プランナーのむむです。
実はむむは、Googleで検索したりツールを使って調査したりすることが結構好き派です。知らないことを知っていくことがとても楽しいお年頃。
日々お問い合わせをいただく中で、私がよく行っていることが「調査」です。
さまざまな業種のクライアントからお問い合わせをいただきますので、正直、クライアント業界に対し私の知識不足が否めません。
初回ヒアリング前に事前準備(事前調査)をすることで、クライアントへの理解が向上し、有意義な初回ヒアリングを迎えることを目指しています。
本日は、日頃むむが調査していることを2回にわたってまとめたいと思います。
LIGに寄せられる、お問い合わせの種類
お問い合わせの種類は大きく2つあり、どちらも調査する内容は同じです。
- 新規制作 / リニューアル
- 運用改善
分析または調査する内容
基本的な調査内容は以下です。
まずはお問い合わせいただいたクライアントの業界を把握します。次にクライアント企業を知り、既存のシステム面を調査。最後にキーワードを調査することで、より有意義な想定ユーザーを形作っていく、という流れです。
- やること
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- 業界分析
- 企業分析
- 既存システム調査
- キーワード調査
今回の記事では、業界分析と企業分析について詳しくご紹介していきます。
業界分析
業界分析と聞くと、私の中では就職活動の印象しか残っていないため、いつも学生のときを思い出します。あのときは辛かった!
まず初めに企業の業界を調べていきます。調査対象の企業によっては、一体なんの業界なのかと疑問が出てくる会社もしばしば……。取り扱っている事業が複数ある場合、調べる業界も増えます。
就活の際によく耳にする本や業界地図を確認したり、GoogleにてWikipediaを閲覧したり、「企業名+採用」で検索し、採用ポータルサイトに残っている情報を閲覧し(できれば複数)、業界を把握します。検索する業界がわかれば、その業界に関する情報を深掘りしていきます。市場規模調査では、国が出している調査報告書をよく探しています。
- やること
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- 業界を調べる
- 業界地図の確認
- Wikipedia
- 採用ポータルサイトにて情報を収集
- 市場規模調査
- 業界の中の大手調査 など
- 情報の深掘り
- 業界の中にどんな分野があるのかなど、特徴を知る
- 今後、どんな分野が広がっていきそうなのかを知る
- 業界に関するビジネス記事の検索
- 上記の中で出てきた気になるキーワードを随時検索 など
- 業界を調べる
上記を調べることで、業界の流れや市場の大きさを把握し、業界の中のどの分野にクライアント企業が属しているのかを把握することができます。また業界トレンドを知ることで、自分に新しい知識が付与されます。
企業分析
業界がなんとなく見えてきたところで、次は企業分析です。
会社に関する情報を調べていきます。設立や事業内容、社員数や上場の有無など、基本的な情報から採用ポータルに記載されている内容、採用のためのコラム、発表されているプレスリリースなど、Google検索を駆使していきます。
- やること
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- 企業情報の把握
- 設立年
- 代表氏名
- 社員数
- Wikipedia
- グループ企業/関連会社 など
- 売り上げの把握
- 決算公告/決算短信/決算報告書 など
- 事業内容の把握
- プレスリリース
- インタビュー記事
- 特集記事
- 採用サイト
- 企業ブログ
- Instagram など
- 企業情報の把握
上記を調べることで、物販なのか、役務の提供なのか、手数料収益型なのかなど商取引の内容を把握することが可能です。また売上高と営業利益の確認することで、企業の大きさを知ることができます。
ひいては企業自身の現在のターゲットを想像することが可能となります。
まとめ
今回は業界分析と企業分析についてまとめました。
新設したばかりの企業など、タイミングによっては調査できる内容があまりない可能性もあります。そのときは事前に調べられるところだけを調査し、残りはヒアリングの際にすぐに聞けるようにまとめておくことでスムーズに進めることが可能です。
業界分析と企業分析を行うことで、クライアントがどういったことを課題に感じていて、どうしたいのか、という部分を考えるきっかけになればと思います。
次回は、既存システム調査とキーワード調査についてまとめていきたいと思います。
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