
Asanaを使っている人に伝えたい個人的お気に入りの使い方3選
こんにちは、Webディレクターのともぞうです。
今回はWebサイトのリリース前後に最低限おこなっている確認作業を一部ご紹介します。
LIGでは、リリース後でないと確認できないことや、案外忘れがちなものを「最低限おこなうものリスト」として管理しています。あくまで忘れがちなものたちの確認のため、クロスブラウザテストや機能テストといったスケジュール内に組み込まれるものは対象外になっています。
目次
リリース前には、以下のことを実施しています。
黄色のマーカーが引かれている項目を抜粋し、どんなことに注意しているかを説明していきます。
Google Analyticsで、リアルタイムで計測できているかを確認しています。最低限以下の4つを確認するようにしています。
とくにSPA(Single Page Application)構成の場合は、念入りに確認をするようにしています。
まれに、開発時に開発者が発行したAPIキーを挿れたままにしてしまう、ということが起きていたので、その予防策です。開発者のGoogleアカウントが停止すると、サイト上のGoogle Mapsも表示されなくなってしまいます。必ずクライアントから提供されたものに差し替える必要があります。
不要なリクエストがないか、レスポンスにエラーがないかの確認をおこないます。
容量が大きすぎるファイルを読み込んでいないかなども確認ができるので、Networkタブはおもしろいです。
リリース後は以下を確認するようにしています。
Facebookが提供している以下のシェアデバッガーで検証し、期待通りの情報がでているかを確認しています。
https://developers.facebook.com/tools/debug/sharing
また、TwitterはCard validatorで検証をおこなうようにしています。
https://cards-dev.twitter.com/validator
開発期間の設定が残っていると、正常な確認をおこなえません。自分のローカルのhostsファイルの記述が残っていないかの確認は、タスクとして登録してあります。
プロジェクト管理ツール「Asana」の機能を使って管理しています。ふだん使用しているテンプレートプロジェクトに、今回ご紹介した項目を、タスクとして登録してあります。そのため、プロジェクト開始とともにすでにタスクがある状態になります。
以下の記事で、テンプレートプロジェクトについて紹介していますのでご参照ください。
Asanaを使っている人に伝えたい個人的お気に入りの使い方3選
「忘れがち」になるのは人に依存していることが原因であり、これは仕組み化することでしか回避できないと考えています。
人間は、忘れないようにする! と意気込んでいても忘れるものです。なぜ忘れてしまうのか? と振り返るより、忘れてしまうものは仕方がないと割り切りましょう。どうやったら一連の流れに組み込めるかを考えることが大事です。
リリース前後のチェックというものは、プロジェクトごとに必ずおこなわれる作業です。何度も繰り返しおこなっているものほど、仕組み化しやすいはずです(Asanaはそういう仕組み化がしやすいので好きです)。
みなさんもぜひ仕組み化によって、「忘れがち」をなくしていきましょう。