こんにちは、LIG Philippines inc.のセイト(@seito_horiguchi)です。
最近プログラミング学習が流行っていますね。
初学者の人は「何の言語から始めればいいの?」と思うかもしれません。正直これといったベストな回答はないのですが、今回僕はJavaScriptを勧めたいと思います。
JavaScriptはGitHubの2019年のデータでも、「2019年で活発に使われているプログラミング言語ランキング第1位」を取っているほど人気な言語です。
なにがそんなにすごいのか? 今回はその特徴について5つにまとめて解説したいと思います。
ちなみにですが、本記事はYouTubeでも解説しているので動画や音声で観たい人はこちらをぜひ。
目次
JavaScriptってどんな言語?
JavaScriptのすごさを説明する前に、まずはそもそもどういう言語なのか軽く説明しましょう。
JavaScriptとは、主にWebブラウザ上で動くアプリケーションを開発するための言語です。
みなさんのPCやスマホでも、ChromeやSafariといったブラウザを開くと思いますが、そこでアクセスしたWebサイトやアプリケーションはすべてJavaScriptが関わっていると思ってもらって間違いないです。
JavaScriptがGitHub言語ランキング1位の理由
さて、ここからJavaScriptがプログラミング言語ランキング1位をとっている理由を、僕なりに5つに分けて解説していきたいと思います。
人気の理由1:学習開始の敷居が低い
とにかく始めやすいです。
他の言語であれば、始める前に言語のインストールやツールの設定など、環境構築でやらなければいけないことがいろいろあります。
それに対してJavaScriptは、もっとも簡単な実行方法でいえばブラウザ上ですぐに実行できてしまいます。
試しにGoogle Chromeを開き、右クリックで「要素の検証」を押してみてください。すると開発者ツールというものが出現しますが、これの「Consoleタブ」に移ればもうJavaScriptを書ける状態です。
他にもやり方はいくつかありますが、それくらい簡単にJavaScriptを始められるということです。
人気の理由2:カバー領域が広い
実はJavaScriptで作れるものは1つではありません。
- Webサイト
- Webアプリケーション
- モバイルアプリ
- デスクトップアプリ
さらにフロントエンドだけでなくバックエンドの開発も。その上最近では、機械学習の分野でもJavaScriptである程度実行できるライブラリが登場しました。
ここまでカバー領域が広い言語はほかにないでしょう。
人気の理由3:情報を集めやすい
冒頭でも説明したとおり、JavaScriptはGitHubの言語ランキングで1位を取っており、これはつまり使用するユーザーが多いということを意味します。
GitHubだけでなく、エンジニア御用達のQ&Aサイト『Stack Overflow』の2019年ランキングでも1位をとっています。これはJavaScriptに関してディスカッションや質問が多く行われていることを意味します。
つまり、困ったときに検索してヒットする情報量の多さや、質問に答えてくれる人が多いという点で強みがあります。
参考:Developer Survey Results2019
人気の理由4:コミュニティが盛ん
JavaScriptは、コミュニティで言語を発展させようとする動きが凄まじいです。
どの言語においても、より使いやすく、発展させるために多くの企業や開発者がライブラリやフレームワークを開発し育てる動きがありますが、JavaScriptにおいてはその数も企業の規模も目立っています。
たとえば下記のような例があります。
- TypeScript(拡張言語) / Microsoft
- Dart(フレームワーク) / Google
- Angular.js(フレームワーク) / Google
- React.js(フレームワーク) / Facebook
- Vue.js(フレームワーク) / Alibaba
このように、名だたる企業がJavaScriptの発展を支援しています。
人気の理由5:サバイバル力に長けている
プログラミング言語は、トレンドが激しいので「昔は使われていたが今は使われていない」ということがよくあります。
ゆえに、冒頭で紹介したような言語ランキングの順位も変動はかなり激しいです。
しかし、JavaScriptに関してはGitHubのランキングで2014年からずっと1位を取り続けています。これはかなり珍しい状況でといえるでしょう。
JavaScriptは唯一無二の存在
ランキングで1位を取り続けている理由として、JavaScriptが「Webのクライアントサイド領域(ユーザーから見える部分画面)を唯一開発する言語である」ことがあげられるでしょう。
たとえばサーバーサイド領域の開発であれば、PHPやRuby、Pythonなど、開発者は複数の選択肢を持てます。しかし、ことクライアントサイドに関してはJavaScriptしか選択肢がないのです。これはトレンドが激しいプログラミング言語界隈で生き残る上で、重要な要素です。
まとめ
いかがだったでしょうか。
正直ここまでメリットが多い言語は、珍しいかもしれません。
JavaScriptは「始めやすい、カバー領域が広い、情報を集めやすい、コミュニティが盛ん、サバイバル力」の5拍子揃っているスーパー言語です。
ついでに、僕はYouTubeでJavaScriptの入門向け講座も投稿してますので、もしこの記事を読んで興味を持ってくれたならぜひ視聴してみてください。では!
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