こんにちは、観音クリエイションです。たそがれながら失礼します。なぜたそがれているかというと日本の人材不足を憂いているからです。
世はまさに大人材不足時代
日本は少子高齢化にともなって労働人口が右肩下がりで減少しています。なんと現在で22万人もの人材が足りていない状況。この労働人口は今後もどんどん不足していくという予測が立っており、日本は今や世界でもトップクラスに人材確保が難しい国と言われています。
中でもIT関係の人材の確保は非常に困難で、もう優秀な人材の争奪戦。業界全体が人手不足にあえいでいます。日本中のIT企業の人事部が「ど゛う゛し゛て゛だ゛よ゛お゛お゛ぉ゛お゛!!! も゛っ゛と゛人゛集゛ま゛っ゛て゛く゛れ゛よ゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!」って藤原竜也みたいな顔してあえいでいます。
弊社LIGも例に漏れず。これまでWeb求人媒体に出稿したり、自社サイトの採用ページを強化したり、SNSに力を入れたりと、あの手この手で人材確保を頑張ってきました。
けどもうしんどいんですよ。オンラインの施策はしんどいんです。だって競合他社がみんなやってるんだもの。10人を1,000社で取り合うような状況なんだもの。「も゛う゛し゛ん゛ど゛い゛に゛ゃ゛あ゛あ゛あ゛ん゛」って毎日言ってます。今のは藤原竜也と見せかけてニャンちゅうです。
優秀な人材と出会うために我が社は紙を使います
だから今回はオンラインから離れて採用活動をすることにしました。ポチポチクリックする時代は終わりです。Fecebook連携を解除しろ! LANケーブルを引っこ抜け! ノートパソコンを逆パカしろ! 紙を使え!!!!!!!!
そう、採用活動のために紙を使います。具体的に言うとチラシを作ってポスティングをしてみます。
以下、今回の作戦の概要です。
1. 「LIGの社員募集!」というチラシを作る
2. 優秀な人がいそうなところにポスティングしまくる
3. 優秀な人めっちゃ集まる
4. 勝利
競合のIT企業が使っていない方法で採用の問題をバシッと解決。完璧なのでは?
人材募集のチラシを作ろう
さて、本作戦を遂行するにあたって重要なのがチラシ。このチラシの出来が成功を左右すると言っても過言ではありません。
僕はデザインができないので、今回はLIGのデザイナー、もーりーさんにお願いすることにしました。
人物紹介:もーりー最高の仕事を最短の納期でやってくれる最強のデザイナー。都内デザイン会社にて書籍・ポスター・パンフレットなどの紙媒体を主としたデザインを手掛け、2016年よりLIGに入社。LIG入社後はDeNA様やアース製薬様などの案件に携わり、八面六臂の大活躍。 |
というわけで、今回はアカウントプランナーという職種の採用につなげるチラシのデザインをお願いしたいんです。ただどういうものにしたらいいのかイメージがまったく湧いていなくて……。
〜翌朝〜
アルプスPPSなら印刷からポスティングまで丸っとお任せできるぞ
さて、いいデザインが出来上がったのであとは印刷しまくってポスティングしまくるだけ。
しかしながら何をどうやればいいのかまったくわかりません。ここはひとつ社内のメディアディレクターに相談してみることにします。いろんな会社とやりとりをしている職種なので、何かしらいいサービスを知っているはず。
人物紹介:ころもLIGの敏腕メディアディレクター。Webサービス、ファイナンス、マーケティング、さらには飲食にいたるまで、あらゆる業界のPRを得意とする。年間でやりとりするクライアントは50社以上。繁忙期には10記事以上の広告案件を同時並行で進めることも。 |
お疲れ様です。
うっわ!! びっくりした!!! 怖い!!! なんなんですか突然!!
アルプスPPSのポスティングサービスを使ってみた
ポスティングするエリアも細かく指定可能。今回はITリテラシーや情報感度が高く、優秀な人が多そうな六本木を指定しました。
今回は枚数が多いので、念のためポスティング前にサンプルを送ってもらうオプションも利用しました。紙質も仕上がりも希望通りでバッチリ!
このオプションが不要の場合はデータを入稿した時点でやることは終わり。後はアルプスPPSさんが全部やってくれます。めっちゃお手軽。
ちなみに配布期間は5万部で1週間ぐらいでした。10月28日(火)に入稿して翌週の11月4日(月)に配布が完了。なかなかスピーディー。
ポスティングサービスを使ってみてわかったメリット
今回ポスティングサービスを実際に使ってみて、感じたメリットをまとめておきます。
ポスティングのメリットその1:とにかく手軽
データ入稿したらあとは全部印刷のプロとポスティングのプロがやってくれます。必要なのはチラシのデータだけ。
ポスティングのメリットその2:ターゲットをかなり細かく絞り込める
地域は丁目単位まで絞り込める上に、建物種別まで選択できます。なのでかなりピンポイントに配布先を狙うことができるんですよね。
今回はIT系に強い20〜30代がメインターゲットだったので、オフィスビルや一軒家を外してマンションのみを配布先に指定しました。
ポスティングのメリットその3:コストが安い
前述の通り、今回はチラシ5万部を印刷してポスティングまでしてもらって約30万円。中途採用1人あたりの採用コストの単価が約80〜120万円なので、ポスティングは費用対効果的にも「完全にアリ」な手段だと言えるでしょう。
ポスティングサービスを使ってみてわかったデメリット
もちろんメリットだけではなく紙媒体という特性上、「まあそりゃそうだよね」というデメリットもありました。今回感じたデメリットは2点。
ポスティングのデメリットその1:効果測定がしづらい
Googleのリスティング広告やFacebook広告だとインプレッション(広告が表示された回数)やCTR(広告がクリックされた回数の割合)などのデータを見ることができますが、チラシはそんな細かいレポート出せません。せいぜい何枚配って何人が反応してくれたかがわかるぐらい。
ここは仕方ないので割り切って「効果がめちゃくちゃ出そうなチラシを作る」という力技で、レポートが不要なほどわかりやすい結果を出しにいくのがいいでしょう。今回はその重要任務をもーりーさんが一晩でやってくれました。
ポスティングのデメリットその2:ウザがられる可能性がある
各ご家庭にはいろんなチラシが配布されています。受け取った方のタイミングや状況によっては配布したものや配布したことに対してクレームをいただく可能性もゼロではありません。
なので配る側としてはできる限り配慮したいところ。ウザがられないデザインにするとか、割引券などの喜ばれるものをセットでつけるとか、受け取る人の気持ちを考えてチラシを作りたいですね。
まとめ
というわけでチラシで人材不足を解消する作戦、ポスティングまでは無事完了することができました。
ちなみに配布からわずか2日でTwitterにて「LIGのチラシ来てた!あえての紙の広告刺さる…!」という声をチラホラ見かけることができ、さっそく手応えを感じています。
(ツイート掲載のご許可をいただいた方々、ありがとうございます!)
実際に応募が来るのが楽しみ。ご応募お待ちしてます!
ネットでリーチできない層へのアプローチの手段に悩んでいる人事の方々、ぜひ一度使ってみてはいかがでしょうか。
おまけ
冒頭のたそがれ写真は会社のバルコニーの構造の関係で背骨が折れそうになりながら撮影しました。