こんにちは。LIGで編集者として働いているケイ(@yutorination)です。
先日、LIGが長野県信濃町で開催している「信濃町ライター養成講座」の第3回を開催しました。今回はそのレポートを書いていきたいと思います。
台風被害のため、開催日程は1週延期に
当初は10/12(土)開催予定だったのですが、ちょうど台風19号の直撃と重なり、1週間順延して10/19(土)に開催しました。
講座当日、長野駅に到着したらウソのように晴れていたのですが(上記写真参照)、交通網がまだ完全に復旧していなかったこともあり、出席が叶わなかった受講生も複数いらっしゃいました。
また、信濃町周辺では倒木、土砂崩れ、浸水の影響で、広範囲で数日間の停電となってしまったようです。受講生のなかにも「停電に遭った」という方がいらっしゃいました。
今回の台風に際して、マスメディアやインターネット上では様々な論争が起こっていましたね。「防災」というイシューは結果論になりがちで、事後の評価が非常に難しいものだと思います。
メディアに携わる人間としては、まず溢れる「情報」に振り回されない冷静さを持つこと、様々な角度から情報収集をしつつも「あらゆる判断を保留する」こと、そして募金やボランティアなど自分のできる/したいと考える範囲で支援に携わること、この三点の重要性を、今回改めて感じております。
今回のテーマは「企画をつくる、企画書を書く」
さて、第3回となる今回のテーマは「企画をつくる、企画書を書く」でした。前半ではLIGエディターのきょうこさんが「企画」にまつわる概論を講義しました。
Webメディアで記事を書きたいと思ったとき、まず必要なのが企画書。
といっても、PowerPointやPDF等でしっかり作らなくてもよいです。
- タイトル案
- 概要(記事の内容はどんなものになるか)
- 目的(この記事の目的は何か)
- 記事のアイキャッチ(メインビジュアル)のイメージ
最低限、この4点を揃えていればOKでしょう。
Web記事の場合、読んでもらうには記事のメインビジュアルが重要です。そのため、記事の内容をイメージできるような参考画像を、画像検索などを使って探してきて、それを企画書に盛り込むと、より記事のイメージがしやすくなります。
ワークショップでは実際に企画書作成に取り組む
後半からは実際に、こちらで用意したフォーマットをもとに、受講生たちの活躍の場となるWebサイト「ありえない、いなかまち。」での記事制作を目指した企画書作成に取り組んでもらいました。
受講生のみなさんが書きながら迷う部分があったら、きょうこさんと僕の2名で、その場で相談に乗りながら仕上げていきます。
フィードバックは対話形式で
できあがった企画書をFacebookグループにアップロードしてもらい、一つずつ講評していきます。
受講生のみなさんにもマイクを回し、企画書に込めた意図について改めて説明してもらい、講師2名との対話形式で進めていきました。
フィードバックは、「記事として成立させるためにはどうすればよいか」「取材依頼や実際の取材のときに、どんな困難が予想されるか」といった点を重点的にお話ししました。
信濃町役場のみなさんもいらしていたので、僕から無理矢理ワークシートを渡して、ワークショップに参加してもらうことに。
全体的には、各々の関心や問題意識をもとにした情熱の込もった企画が集まっていたと思います。「自分に見えている景色を言語化することって企画の肝だよなぁ」と改めて感じました。
ただ、Webメディアで記事を書いて公開まで漕ぎ着けるのって、意外と大変です。果たしてこれから企画の「タネ」を咲かせられる=記事化できるかどうか、それはこれからのみなさんの頑張り次第、というところでしょうか。
まとめと次回予告
次回は今週11/9(土)14:00※より、LIG野尻湖オフィスで開催です。
※ 申し込み人数が定員に達したため、募集は終了しております。
テーマは「インタビューのためのリサーチ、質問案の作り方」。実際に取材を行うまでに、やることはまだたくさんあります。受講生のみなさんには、目の前のハードルをどんどんクリアして上達してほしいですし、みなさんが書いた記事が掲載されるのが、今から楽しみです。
ちなみに
こうしたライター養成講座は、実は信濃町以外の場所で、企業や自治体の方からお声がけいただいて、単発でも開催していたりします。
ご興味のある方がいらっしゃいましたら、下記ボタンからお問い合わせください。