Web事業部LP
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2019.08.22

防火・防災管理者ってなに?講習申し込みから資格取得までの流れと注意点まとめ

れいこ

こんにちは、人事のれいこです。

突然ですが、みなさんは「防火・防災管理者」って聞いたことありますか?

会社など多くの人々が集まる場所では、「防火管理者」や、「防災管理者」が必要です。防火・防災管理者は、その場所を管理・監督する立場の方から選任するよう、消防法で決められています。

たとえば、防火管理者が必要かどうかの基準は、50名以上が入れる建物にある事務所や、30名以上入れる建物にある店舗など、目的や規模によって変わります。詳しくは消防庁が出しているこちらをご参照ください。

この防火・防災管理者になるためには資格が必要です。そして資格取得のためには、各自治体で行われている講習を受けなければならないのです。

今回、弊社の役員がこの「防火・防災管理者」の資格を取得するため、代理で私から申し込みをすることになりました。私自身もこの資格を前職で取得していましたが、かなり前の話。申し込みから受講までの手続きを行う中で、あらためていろいろな情報を集めなければならず大変でした……。良い機会なので、この手続きの流れをまとめようと思います。

ということで今回の記事では、防火・防災管理者の申し込みから受講後までの流れを書いていきます。これから講習を受ける方の参考になれば幸いです。

防火・防災管理者講習について

防火・防災管理者とは

そもそも、防火・防災管理者とは何でしょうか。

防火・防災管理者は、「防火管理者」と「防災管理者」をまとめた言葉です。それではそれぞれの意味を見ていきましょう。

防火管理者

多数の人が利用する建物などの「火災による被害」を防止するため、防火管理に係る消防計画を作成し、防火管理上必要な業務(防火管理業務)を計画的に行う責任者(引用:日本防火・防災協会ホームページ

つまり、火災による被害を防ぐための計画を立てておき、もし何か起きたら必要なことをおこなうのが防火管理者ですね。管理・監督する地位にある人で、防火管理に関する資格を有していることが必要です。

防災管理者

大規模・高層の建築物等(防災管理対象物)において、地震その他の「火災以外の災害」による被害を軽減するため、防災管理に係る消防計画を作成し、防災管理上必要な業務(防災管理業務)を計画的に行う責任者(引用:日本防火・防災協会ホームページ

火災以外の災害(地震や毒性物質の発散等を原因とする災害)に対して、同じように計画を立てておき、もし何か起きたら必要なことをおこなう人が防災管理者となります。

※ 防災管理対象物(防災管理者の選任が必要な防火対象物)

対象用途等 地階を除く階数 延べ面積
共同住宅、格納庫、倉庫等を除く、すべての用途の建築物等  11(階)以上 1万㎡以上
 5(階)以上10(階)以下 2万㎡以上
 4(階)以下 5万㎡以上
 地 下 街 1千㎡以上

参考:東京消防庁 防火管理実践ガイド 防火管理制度PDF

防災管理対象物に該当するかどうかは、事業所を管轄する消防本部・消防署にお問い合わせください。

防火・防災管理者講習とは

防火・防災管理者講習とは、この防火管理者または防災管理者として業務を行うために必要な講習のことです。防火管理者のみ、防災管理者のみの講習もありますが、同時に資格を取得できるのが、この防火・防災管理者講習になります。

防火・防災管理者は2日間講習を受講して取得できる国家資格です。東京消防庁による講習の案内はこちらをご確認ください。

カタめの説明でしたね、そして長くなりました……! ここからは具体的な申し込みから受講の流れについて、私の個人的な意見を交えてご案内していきたいと思います!

防火・防災管理者講習の申し込みの流れ

まずは会場と日程を調べる

各自治体で行われている防火・防災管理者講習。まずは、会場探しと日程を調べましょう。

東京都内で受ける場合だと、講習会場は3箇所から選べます。

家や会社から近い場所で講習を受けるのが一番ですが、おすすめは秋葉原にある会場です。なぜなら講習の開催回数がもっとも多く、日程が選びやすいからです! 反対に錦糸町の会場は講習の回数が少ないので、錦糸町で受けたい方は満席になる前に早めに申し込みましょう。また、平日の講習に比べて、土日の講習の日程は少ないので、土日に受けたい方もお早めに!

東京都での防火・防災管理講習空席状況はこちらから確認できます。そのほかの都道府県については、こちらから調べることが可能です(ページ上部右の「防火管理講習日程」「防災管理講習日程」のボタンをクリックしてください)。

ちなみに拠点数が多く、70名以上の人員が受講するような場合には、出張講習の利用もできます。ただし会場を用意する必要があります。詳細はこちらのページ上部の中ほど、「出張(企業)講習」のボタンをクリックしてご覧ください。

講習受講にかかる時間
講習は2日間連続(9:00〜17:00)で受講します。詳しくは東京消防庁の時間割をご確認ください。ただし防災管理講習だけ、もしくは防火管理講習だけ受講する場合は1日で終わります。

申し込み用紙に記入する

なんと、Web上で申し込みすることはできません。

申し込み用紙を印刷して、手書きで必要事項を記入します。申し込み用紙はこちら

消防署に直接行って申し込み

用紙に記入したら、申し込みをするのですが……令和という新時代が始まったにも関わらず、申し込みは消防署に訪問のみです。

インターネット申し込みができないどころか、メール・郵送・FAXすべて受け付けてくれません!!!※ 2019年8月現在

しかも平日9:00〜16:30にしか受付をしていないので、注意しましょう。

会社から一番近い上野消防署で申し込みしてきました。消防署なんてなかなか入る機会がないので、ドキドキします。

 

申し込み用紙を担当の方に渡し、数分待つと、受講票がもらえます。申し込みは本人ではなく、代理でも大丈夫です。特に身分証の提示も求められませんでした。

(それなら郵送でもよかったのでは……)

 

1枚目の緑色の紙が講習の案内、2枚目の白い紙が受講票です。当日、忘れずに持っていきましょう!

いよいよ防火・防災管理者講習当日

8:30受付開始で、講習は9:00スタートです。初日は会場でテキストを購入する必要があるので、遅くとも10分前には到着しておくと安心です。

また、秋葉原の講習会場は人数も多いので、エレベーターがとても混みます。ギリギリだと遅れてしまう可能性があるので、時間に余裕を持っていきましょう。

持ち物

  • 受講票
  • 身分証明書(運転免許証・パスポート・写真付き住民基本台帳カード・個人番号カードなど、顔写真付きの公的証明書が必要です。詳しくはこちらをご覧ください)
  • 筆記用具(メモを取るペンと、ラインマーカーがあると便利です)
  • テキスト購入代の5,000円

会場

今回の受講会場東京消防庁消防技術試験講習場は、秋葉原駅から徒歩5分くらいの場所にあります。

講習会場は飲食禁止ですが、別フロアで飲食が可能です。ランチタイムはそこでお弁当を食べてもいいですし、外でランチをしてもOKです。

受講の際の注意点

初日にテキストを購入する必要がある

3冊セットで5,000円(税込)です。びっくりするほど重たくて分厚いです。ビニール袋に入った状態でもらえますが、持って歩くと手が痛くなりそうな重量感です。

講習は座席指定のため、1日目はテキストを置いて帰れます。2日目は持って帰らないといけないので、A4サイズで厚さ1〜2センチぐらいのテキスト3冊が入る大きめのカバンがあるといいかもしれません。

寝てると起こされる

そりゃそうですね。当たり前なんですけど、寝てる人は起こされます。なんだか学生時代を思い出しますね。ちなみに講習中にPC作業をしたりスマホをいじっていたりすると、それも注意されます。うん、社会人として当たり前ですね。ちゃんと起きて話を聞きましょう。大事なお話ですから。ねっ。

出席確認がある

大学でも出席確認あったな〜。友達に「代わりに出席簿丸つけといて!」とお願いした青春時代をうっかり思い出しますが、この講習も出席確認があります。机にボタンがあって、講師が「はい、出席とりまーす。ボタン押してください」というと、このボタンが光ります。数十秒しか光らないので、光っている間に押さないといけないというドキドキがあります。休憩して席に戻るのが遅れると間に合わない可能性があるので、余裕を持って行動しましょう。

講習の注意事項にも、遅刻・早退した場合は受講修了と認めないと書かれています。

最終日にテストがある

テストがあると緊張感がありますよね。でも講師の方が大事なところをマーカーを引くように指示してくれたり、強調してくれます。だからテスト嫌いなあなたもきっと大丈夫です。私が受けたときも全員合格していました。

 

※ これらはすべて東京消防庁消防技術試験講習場で講習を受けた場合です。講習の時間や受講料などは、地域によって変わる場合があるので、必ず最寄りの消防署等でご確認ください!

晴れてあなたも防火・防災管理者!

合格すると、このような防火管理者の修了証がその場でもらえます!

おめでとうございます! 2日間お疲れ様でした!

 
 

今回、防火・防災管理者講習の申し込みから資格取得までの流れや注意点をまとめてみました。

講習は座学が中心ですが、三角巾の使い方、消火器の使い方、スプリンクラーや防火扉の仕組みの説明などもあります。すぐに使う機会はなくても、知っておいて損はないと思います!

これから防火・防災管理者講習を受ける方の参考になれば幸いです。それではまた!