やっとかめだなも! 東京都台東区で働く、名古屋出身・Webディレクターのちゃんれみです!
2016年に名古屋から上京をし、LIGに入社、そしてLIGブログを書き始めて3年近い月日が経とうとしています。
メンバーページによると、2019年2月現在、わたしは31本の記事を書いたようです。奇しくも自分の年齢と同じ本数でした。
古くより個人の日記用のブログは存在していますが、最近では自社でメディアや「note」などのサービスを通して、プロのライターではない方がWebの「記事」を書く機会が増えたのではないでしょうか。
今回は、プロのライターではない自分が、LIGブログの執筆をはじめた3年間を通して学んだことや、気をつけていることを紹介したいと思います!
とにかく記事や本をたくさん読まない
よく、何かを上達するためには、お手本になるものをたくさんインプットすることが良いと言いますよね。
わたしも「Webデザインのスキルアップのために何をすればいいですか?」と聞かれたら、「よりたくさんのWebサイトを見ること」なんて答えてます。
しかしながら、実はわたくし、活字がまったくダメでして、新卒の頃から「本を読め」「情報収拾しろ」って言われ続けてきましたが、おそらく最後まで読み切った本は1冊もありません。
ただし全くしないわけではなく、仕事などで必要になったときに、記事や時には本からも「飛ばし読み」して必要な情報だけを得るという方法でなんとか社会人として生きてきました。
この「飛ばし読み」文化というのは、Webサイト制作においても常に意識すべきことで、なぜなら「ユーザーはすべての情報を読まない」からです。
これは記事にも同じことが言えると思っていて、大量の情報がWeb上にあふれかえっている昨今、必要な情報だけを「飛ばし読み」したいユーザーが増えてきていると感じています。
何が言いたいかというと、わたしは「活字が苦手な人」なので、同じ立場の読者を意識して執筆することで、自ずと誰でも読みやすい文章が書けるのではないか……
ということで、これまでもこれからも「とにかく記事や本を読まない」を継続していきたいと思います。(半分ぐらい「活字苦手」「本読まない」の言い訳です)
記事を書く前にすること
いきなり文章を書き始めるのではなく、記事を書く前に決めておくことを3つ紹介します。
誰のための記事なのか
まず、記事の読み手(ターゲット)は誰なのかを考えます。
非ライターの場合、文章力だけで読み手を惹きつけることは難しく、万人に向けて書いた記事は一人にも刺さらないなんてことになりかねないためです。おそらくそれができる人は、今頃プロのライターか小説家にでもなっていることでしょう。
例えば今回の記事は「ライターではないけどブログ記事を書いている人(または書こうとしている人)」をターゲットとし、かつ冒頭文で「活字が苦手な人」に共感してもらいたいなと思って執筆をはじめました。
記事を見て何をしてほしいのか
ターゲットを決めたら、次は記事を読んで彼らに「どういう行動を起こしてほしいか」「どういう気持ちになってほしいか」を決めます。
例えばこの記事は「共感してSNSでシェアしてもらいたい」「活字が苦手な人でもブログ記事が書けるんだ!という気持ちになってほしい」といった思いで書き始めました。
前述の「ターゲット」とこの「ゴール」を決めるということは、記事だけに限らず、Web制作においても基本ですね!
記事を書ききるモチベーションがあるか
非ライターが継続して記事を書き続ける上で意外と大事なのが、モチベーションです。
なぜなら私たちはプロではないので、金銭や期日など何かに強制されて記事を書くということが少ないためです。(余談ですがLIGブログに関しては全社員の業務の一環として組み込まれており、厳格な期日設定や仮想通貨での報酬・罰則もあります)
そして「記事を書ききって、公開した」という成功体験を積むことが、次なる執筆へつながると思っているので、執筆途中で挫折しないように、書く前に「ちゃんと書ききることができるか」を考えるようにしています。
記事を書くときにすること
前項では「記事を書ききること」が大事ということに触れましたが、続いては途中で挫折しないために、執筆中に気をつけていることをご紹介します。
ストーリーを考える
物語には「起承転結」があり、それはWebサイトの設計でも、記事においても同じことが言えます。
ストーリーを組み立てるときは、「粒度の荒い情報から粒度の細かい情報へ」を心がけています。
簡単に言うと、冒頭はとっつきやすい・共感しやすい内容から書き始め、まずはユーザーに興味を持ってもらった上で、より詳しい情報に読み進めていってもらう、といった感じです。
いきなり細かい話から入ると、話の全体像が見えず、興味も湧きづらいし理解もしづらいですよね。
見出しを考える
起承転結に合わせた見出しが浮かばないようだと、記事を書ききることが困難になります。
私はここでよく諦め、見出しがきちんと考えられるお題に変えたりしています。
この記事でいう見出しとは、h2とh3のことです。目次を先に作るイメージですね。
例
- 記事を書く前にすること(h2)
- 誰のための記事なのか(h3)
- 記事を見て何をしてほしいのか(h3)
- 記事を書ききるモチベーションがあるか(h3)
- 記事を書くときにすること(h2)
- ストーリーを考える(h3)
- 見出しを考える(h3)
- ・・・
書きたいところから書く
これもモチベーション維持の方法の1つなんですが、執筆中に行きどまらないよう、書きたい・書きやすいところから書き始め、見出しの内容を埋めていくように進めています。後半は「あとこの見出し本文だけ埋めれば終わる…!」というモチベーションでやりきれます。
最初にストーリーと見出しを決めておくと、記事全体の流れが破綻しにくくなるのでこの方法でも問題なく書ききることができるんです!(ちなみにこれを書いている段階で、まだ前の見出し本文は空です。笑)
こまめに読み返しながら書く
これは人によって勢いをつけて全部書ききる方が良い場合もありますが、私は「記事が出来上がってきたぞ…!」というモチベーション維持のために、ちょこちょこプレビューを見ながら書いています。
また、書き終えてからストーリーが破綻していた! なんてことを防ぐためでもあります。
(ちなみに現時点でこの記事のリビジョン(下書き保存して確認した数)は自動保存も含めると52回に及んでいます。)
記事を書き終えたときにすること
黙読する
書き終えたら、必ず最初から最後まで黙読をして、誤字脱字はもちろんですが、「ひっかかるところがないか」を確認します。
このときに最初に決めた「ターゲット」の気持ちになり、「ゴール」に辿りつける内容になっているかを意識しています。
「ひっかかるところ」とは、読んでいてわかりづらいところがないか、違和感のある言葉尻などになっていないかの確認です。「なんか変だなー」と感じるときは、修正をして、納得がいくまで黙読を続けます。
デバイスを変えて読んでみる
最近ではスマートフォンでの閲覧が半数以上を占めているWebメディアがほとんどだと思います。
私は執筆はPCで行っていますが、より読み手の視点になれるよう、かならずスマホでも確認をするようにしています。とくに改行位置はデバイスによってまちまちなので、気にして見ています!
自らシェアする
書いたからには、誰かに読んでもらいたい。誰かの反応がもらえると、自然と書くモチベーションにつながります。
そして、一番読んでもらいやすいのは家族、友人、同僚などすでに自分を知っている人、そして趣向が近い人です。 せっかく記事を書いたんだから、恥ずかしがらずに自らSNSにシェアしたり、読んでほしい人に送りつけたりしましょう!
番外編
まず自分に興味を持ってもらう
インフルエンサーともなると、ちょっとした発言でもたくさんいいねを集めたり、シェアされたりしますよね。
Webの記事はテレビのコメンテーターのように顔出しすることも少ないですし、小説家のように選ばれた人だけが書いたものが世に出ているわけではありません。
まずは「この人の記事なら読んでみたい」「この人の発言なら信憑性があるかも」と思ってもらえるよう、自分を知ってもらうことも大事かもしれません。
というわけでこの記事ではアイキャッチをはじめ自分自身の写真を使ってみました。マイナス効果にならないことを願います。
▲「とにかく盛れてる写真を撮ってくれ」という無茶振りに真摯に応えてくれたデザイナーの花ちゃん(ありがとう…!)
さいごに:ブログを書き続けるために一番大事なこと
タイトルにもある通り、わたしは入社してから約3年間、LIGブログの未入稿は0件です。
リーダー業を兼任していたり、そこそこ忙しい人の分類だと自負していますが、めげずに書き続けてこれたのも、今回紹介したような、「自分が書きやすい方法」「自分が書き続けられる方法」を模索しながら続けた結果、「ブログを書くことが好き」になれたことが大きいと思います!
みなさんもこれを1つの参考として、ブログを書くことが好きになれる方法を探してみてくださいね!
それではまた、ちゃんれみでした!
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