こんにちは。LIGのマーケティング担当のまこりーぬです。
突然ですが、みなさんはGoogleアナリティクスを日頃どう活用していますか?
私は普段、簡単にチャネル別の反響分析を行うために、Googleアナリティクスを使って、主にLIGブログのPV・コンバージョン数、参照元などを確認しています。多くの方が私と同じような使い方をしているのではないでしょうか?
しかし! Googleアナリティクスの使い方は、ほかにもたくさんあるんです。例えば、電話コンバージョンの計測。実はGoogleアナリティクスの管理画面上で、電話からの問い合わせも計測できるんです。ご存知でしたか?
電話での問い合わせってWebからの問い合わせより確度が高いのに、意外と多くの人が無関心だったりするんですよね。
せっかくGoogleアナリティクスを使っているのなら、あわせて電話コンバージョンも分析して、しっかりと施策を実行していきたいと思いませんか?
というわけで今回は、ちょうどGoogleアナリティクスと連携を開始したコールトラッカーを提供する株式会社コムスクエアさんに、「Googleアナリティクスとコールトラッキングを連携させるメリット」についてお話を伺ってみることにしました。
今回お話を伺った人:春田 元気さん株式会社コムスクエア コールトラッカー事業部長。 大学卒業後大手中古車販売企業に入社。2014年に株式会社コムスクエアへ転職。2015年にチームリーダーとなる。大手企業との交渉を取りまとめた実績などを評価され、2017年10月よりコールトラッカー事業の事業部長となる。コールトラッキングマイスター。チリ毛。 |
- コールトラッキングとは?
- コールトラッキング(電話効果測定)とは、かかってきた電話の履歴を分析し効果測定をすること。いつ、だれが、どこから、何回、何分電話したか分かるため、チャネル分析やサイト改善、広告のパフォーマンス改善に役立てることができる。Webの効果測定ツールでは測定できない、オフライン広告の効果測定に強みを持つ。
なぜGoogleアナリティクスと連携したの?
まこりーぬ:Googleアナリティクスの管理画面で電話コンバージョンの計測・分析ができるようになったと聞いて、お話を伺いにきました。もともとGoogleアナリティクスの機能には電話計測機能があると思いますが、コールトラッカーでできることはそれとどう違うんですか?
春田:はい。おっしゃる通り、Googleアナリティクスにはデフォルトで電話計測機能はあります。しかし、その方法は「スマホでタップされた回数を計測する」というシンプルな仕組み。ユーザーが誤ってタップしてしまった場合や、タップしたけど電話しなかった場合でも計測されてしまうんです。
まこりーぬ:つまり、実際に電話をかけていなくても、Googleアナリティクス上ではコンバージョンがあったことになってしまうわけですね。マーケターの立場からするとその誤差は怖いですね……。
春田:そうなんです。だから今までは正確な分析ができなかった。しかし、きちんと電話コンバージョンも計測して分析したいというニーズは高く、弊社もお客様から「コールトラッカーをGoogleアナリティクスと連携してほしい」というご要望をいただくことが多くありました。今回の連携は、そのご要望に応えるカタチで開始したというわけです。
まこりーぬ:なるほど。では、Googleアナリティクスとコールトラッキングを連携させることで、どういったメリットがあるのでしょうか?
電話とWebのコンバージョンデータを一元化して分析
春田:やはり、電話問い合わせとWeb問い合わせのデータを一緒に分析できるようになるので、より効果的なマーケティング施策が打ち出せることではないでしょうか。あとは、普段からGoogleアナリティクスを使っている方にとって、使い慣れた管理画面で一元化できるのは大きなメリットになると思います。
[行動][イベント][概要]で電話がいつどれだけ発生したかを確認することができます。
そして、[リアルタイム]では、現在その瞬間に発生している電話コンバージョンを確認でき、
[集客]の[概要]では、チャネル別のコンバージョン数も見ることができるんです。
さらに、[行動][イベント][概要][イベントアクション]では、30秒以上の電話と30秒未満の電話、キャンセルされた電話の件数をそれぞれ別に見ることができ、電話コンバージョンの質を分析することができます。
まこりーぬ:どれも便利なものばかりですね。特に有効コールの件数を表示できるのは、より精度の高い分析をする上で助かります。
まこりーぬ:では実際に、Googleアナリティクスを使っているような企業が、コールトラッキングを導入するメリットはどのくらいあるのでしょうか。
春田:とある求人広告を出稿していた企業様は、従来の申し込み方法がWebのみだったところ、電話番号も載せて電話反響の測定を行った結果、142%もコンバージョン数が向上したという事例もあります。
まこりーぬ:それはすごい……!! でも逆に言えば、それだけ成果をあげる機会を損失していたということですよね。
春田:そうですね。機会損失でいうと、こんなデータがあります。ヘアサロンの予約サイトの事例なのですが、弊社が調査を行ったところ、Webサイトにアクセスしたあとに電話予約をするユーザーが69%にもなりました。
春田:つまり、コールトラッキングを導入していない状態では、31%のコンバージョンしか追うことができていないんです。これでは広告の成果を感じられず、担当者は誤ってCPAが高いと判断してしまう可能性がありますよね。
まこりーぬ:本当は成果を挙げている広告だったのに、電話コンバージョンを追えていないばかりに広告費を削減してしまう……相当な機会損失になりかねませんね。
春田:その通りです。しかし、コールトラッキングを導入しておけば、残りの69%を占める電話コンバージョンもしっかりと把握することができるので、本当のCPAやコンバージョン数を把握できます。
まこりーぬ:なるほど。でも、いくら普段使っているGoogleアナリティクス上で電話コンバージョンを確認できるようになっても、連携させるのが難しかったり工数がかかったりしたら導入するのはちょっと……。
コールトラッカーとの連携は簡単! 24時間の徹底サポートも!
春田:ご安心ください。お申し込みから約5営業日でご利用いただけます。企業様の方でご設定いただく作業についても、弊社が事前にわかりやすいマニュアルをご用意しております。それに沿って作業すれば、2~3時間もあれば連携作業は完了です。
以下は、活用開始までのおおよそのスケジュールです。
- アカウント発行まで3営業日
- 管理画面設定で1時間~3時間
- テスト検証などで2営業日
合計5営業日でサービスをご利用いただけます。
もし、それでもご不明な点があれば、弊社のカスタマーサポートセンターにお問い合わせください。24時間365日、年中無休で電話やメールでの問い合わせが可能です。
まこりーぬ:24時間! 至れり尽くせりだなぁ。さっそくLIGでも導入してみようと思います!
コールトラッキングは広告運用や集客にも効果抜群!
今回はコールトラッキングの重要性や、Googleアナリティクスとコールトラッキングを連携させることのメリットについてご紹介しました。
Googleアナリティクスと連携させることのできるコールトラッカーは、業界トップレベルの高い技術を持ち、運用方法やコールトラッキング技術に関する複数の特許を取得しています。
例えば、そのひとつでもある「動的発番」。動的発番では、サイト訪問者やページ遷移、時間ごとに電話番号を変更することができます。つまり、Googleアナリティクスと連携させることで、GoogleアナリティクスのユーザーIDと通話ログ情報を紐づけて管理することもできるんです。これなら、さらに精度の高い分析や施策を行えそうですね。
さらにコールトラッカーには、電話の取りこぼしによる機会損失を軽減させる機能も充実! 営業時間外や接客中、打ち合わせ中などにかかってきた電話もコールキューイングやSMS連携機能などによってしっかりとカバーしてくれます。
通知機能 | 応対できなかった電話に対して、企業様に着信日時や発信者番号等をメール、FAX、SMSで通知し折り返し電話ができます。 |
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コールキューイング | 回線数を超える着信があった場合、「順番にお繋ぎいたしますので、そのままお待ちください」と音声ガイダンスを流し、離脱を防止できます。 |
SMS連携機能 | 着信すると自動的にSMS送信できるのでクーポンを送信し来店を訴求させたり、会員登録URLを送信し新規会員化へ繋げられます。 |
転送機能 | 応対できなかった電話があると、事前に設定した電話番号に自動転送できます。しかも、転送先は複数設定が可能です。 |
伝言録音+再生機能 | 応対できなかった電話があると、伝言録音機能にて注文や問い合わせ内容をお客様に録音していただき、確認することができます。 |
まとめ
LIGではまだ電話問い合わせに対して本格的に取り組んでいないので、今回伺ったお話を受けて、コールトラッカーを使って分析に力を入れてみたいと思いました。
Googleアナリティクスとの連携によって電話問い合わせを可視化し、オフライン計測データを融合させることにより、CPAの改善に繋げることができます。
より効果的に広告運用を行いたい方はもちろん、現状の集客に満足していない方も、ぜひコールトラッキングを導入してGoogleアナリティクスと連携してみてはいかがでしょうか?