はじめまして! LIGセブ支社でインターンをしているゆきです。
これまではアメリカに留学したり、興味本位からWebサイトの作成、分析などをしていたのですが、気づけばセブで働いていました。最初のころは慣れない環境のせいかお腹を壊したり、精神的にも不安を抱えたりしていましたが、2ヶ月以上経った今ではお腹も心もだいぶ安定しています。
フィリピンでの生活は仕事に勉強と大変な面もありますが、インターン業務のおかげで日本にいるときより学ぶことも触れる情報の幅も広く、以前と比べて将来の仕事についてより広い視野で考えられるようになりました。少しはこっちに来て成長してるんだなあと感じています。
とはいえ未熟な大学生である自分は、しっかり定まっていない自分の将来に不安を感じています……。理想の将来像はなんとなくあるけれど、ふわふわしていて将来に向けて具体的に何をすればいいのかわからないという状態です。
そんな悩みを抱えているとき、とある特殊ルート(セブ支社で毎月支社長が企画している「ナレッジシェア会」という知識共有の場)から「不透明な将来に向け初めの一歩を踏み出す方法」という質の高い情報を入手することができたので、今回は将来に不安を持っている人たちに向け、それらの情報をシェアしたいと思います!
目次
「逆算」がカギ。ゴールに向けて一歩踏み出す方法
突然ですが、みなさんは「ゴールからの逆算」をしたことはありますか? 逆算と聞くと少し難しく聞こえるので、Weblioで調べてみました。
- 逆算(ぎゃくさん)
①順序を逆にしてあとの方から前にさかのぼって計算すること。 「年齢から生まれた年を-する」
②〘数〙一つの計算法の逆の算法。減法は加法の逆算、除法は乗法の逆算。
引用元:https://www.weblio.jp/content/%E9%80%86%E7%AE%97
Weblioさんには、「後ろから前にさかのぼって計算すること」というふうな意味だと書いてあります。同様に、「ゴールから現在にさかのぼって考える」というのが今回のトピックです。
ということで、まずはゴールから現在の逆算の例を挙げてみます。
- 海外を旅しながら生活したい(ゴール)
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出社しないでもお金を稼げる状態が望ましい
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フリーランスとして働けるようになる
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独学でプログラミングの勉強を初める(いまやるべきこと)
このように、ゴールからの逆算をする際にはゴールに自分の将来を置き、現在まで構造的にさかのぼることで「いま自分がやるべきこと」を導き出せます。
「SHOWROOM」の前田裕二氏も実践していた「逆算」
先日、『人生の勝算』というSHOWROOM創設者である前田裕二氏の著作を読んだのですが、その中で「就職活動時に目標から逆算をして対策を練っていた」という一文を目にしました。
彼の場合は、内定までのフローを把握した後、そこから逆算しいまの自分に何が必要かを見極めたのだといいます。
- 内定(ゴール)
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最終面接
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役員面接
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グループ面接
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グループディスカッション
これを踏まえて、最初に取り組んだ就活対策は「友達とファミレスで朝までディスカッション」というシンプルなものでした。内定にたどり着くためにはまず最初の関門であるグループディスカッションを突破する必要があり、ディスカッション中にうまく存在感を発揮する必要があると判断したためです。
ディスカッションを突破した後の面接では、より自分のことをアピールしなければなりません。どんな角度から自分について質問をされてもすぐに答えられるよう徹底的に自己分析を行い、30冊もの自己分析ノートをつくったそうです。
これらはすべて「内定」というゴールからの逆算で導き出した就活対策です。逆算のやり方には種類があり、「人生設計」のような大雑把なやり方もあれば、目標を達成するために細かく計画するやり方もあります。
逆算の際に意識するべき3つのこと
こうした逆算をする際には、どんなことを意識するべきなのでしょうか?
1.詳細なゴール設定
ゴールからの逆算におけるポイントは、「ゴールをより詳細に描くこと」です。たとえば下記のような感じになります。
- UIに特化したフリーランスデザイナーになりたい。
ただ単に「デザイナーになりたい」というのではなく、「UIに特化したフリーランスデザイナー」と詳細に設定することによって、そのために必要な知識やスキルも具体的になります。そしてそれに対応した勉強をすることで、より理想の将来に近づくことができるというわけです。
2.設定したゴールの達成に必要な要素を細分化する
上記の例に沿って、「UIに特化したフリーランスデザイナー」に必要なスキルを細分化してみます。
- UIに特化したフリーランスデザイナーに必要であろうスキル
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- UI
- UX
- プログラミングスキル
- ツール(Photoshop、Illustrator、WF、etc)
- 企画力
3.細分化したスキルにパラメーターを振る
つぎに、上記の5つにパラメーターを振ってみましょう。下記のようになります。
パラメータを振る際のポイントは、自分の理想の将来像に合わせて振ることです。ゴールを詳細に設定したのもこのためで、将来の自分が持っているスキルを想像して正確にパラメーターを振ります。
- たとえば……
-
- フリーランスデザイナーであればデザインだけでなく、企画からWF作成、コーディングまでやることになるので、プログラミング、ツールへの知識へのウエイトを増やす。
- UIに特化したデザイナーなので、当然UIへのウエイトはマックスだが、その分学習コストが増えるため、UXへのウエイトを少し下げる。
コツは、しっかり理想の将来像に合うように振ること。通常のデザイナーとフリーランスデザイナーでは得意とするスキルが異なる可能性もあります。将来の自分が得意としているであろうスキルを想定し、ウエイトを増やすのがポイントです。
まとめ
今回は「ぼんやりとした将来に一歩踏み出す方法」として、「ゴールからの逆算」をについてご紹介しました。
逆算をすることで、「いまやるべきこと」を導き出すことができます。その際に意識すべきなのは、先述の通り……詳細なゴール設定、必要なスキルの細分化、そして細分化したスキルにパラメーターを振ること、の3つです。
僕のように将来に不安を覚えている人も、この3ステップではじめの一歩を踏み出すことができるかもしれません。よかったら是非試してみてくださいね!
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