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2018.11.23

プロジェクトマネージャー同士が交流できる場をつくる!「プロジェクトReマネジメント」イベントレポート

きくりん

まっすぐな瞳でこちらを見つめる今回のレポート著者、きくりん

こんにちは、アシスタントディレクターのきくりんです!

2018年11月2日(金)に、「面白法人カヤック」さん、「Asana」さん、「Impressive」さん、「LIG」の4社共催でプロジェクトマネージャーのお仕事に関してのイベントを、いいオフィス上野にて開催しました。

その名も、「プロジェクトReマネジメント」!

どの企業内でも、そこまで多くはないプロジェクトマネージャーという役職。自分や自社のやり方が正しいかどうかわからない、同じ職種同士で集まる場が欲しいといった声を、LIGのプロジェクトマネージャー陣も常日頃から耳にしていました。

そこで、もともとAsanaさんと面白法人カヤックさんが2018年8月に開催していたこのイベントを、改めて4社合同で行うこととなったのです。

実質2回目となる今回の大きな目的は、「PMに関する知識のインプットとアウトプットの両方をしていきながら、みんなで知識をテンプレートのかたちにしていくこと」。誰でも使えるようなかたちで、知識をまとめていこう、という狙いです。構成としては下記の3つを行うという、盛りだくさんな内容でした。

  • LT
  • ワークショップ
  • 懇親会

そんなプロジェクトマネージャーの、プロジェクトマネージャーによる、プロジェクトマネージャーのためのイベント、「プロジェクトReマネジメント」のイベントレポートをお届けします! 今回、残念ながら参加できなかった方やこの職種・業務内容に興味がある方にも、ぜひ読んでいただきたい内容です。

各社によるLT

プロジェクトマネージャーの働き方や、業務の効率化について、4社のエースプロジェクトマネージャーがそれぞれLTを行いました。

面白法人カヤック 高田一史さん「カヤックにおけるプロジェクトマネージャーの働き方」

面白法人カヤック 高田一史さん

面白法人カヤック 高田一史
映画とTBSラジオが大好きなディレクター。カヌーをやっていたため、あだ名が「カヌー」。徳川家康並の忍耐力があり、どれだけ仕事量が多くても、苦しいプロジェクトでも、「常に気遣いのある行動ができる」と社内で評される。

カヤックでのプロジェクトマネージャーの働き方についてお話しいただきました。

個人的に、カヤックにおけるプロジェクトマネージャーの育て方のお話が興味深かったです。
カヤックでは、新卒採用時にディレクターとして採用されると、OJTとして一緒に案件に入り、進行をしながら実践の中で学んでいくとのこと。厳しい環境に入りながらもプロジェクトの全体像を掴んでいくことができます。

今後の展望としては、「企画力も含めて、お客様からのカヤックへの期待に応えたい」とのこと。そのために、「どんな局面でも楽しみながらアイデアで切り抜け、関係者全員を楽しくさせる、カヤックらしいプロジェクトマネージャー」と、「自分の持ち味を活かして案件を進められる自分らしいプロジェクトマネージャー」の確立を目指しているとのことでした。

株式会社LIG Jack「LIGにおけるプロジェクトマネージャーの働き方」

LIG Jack

株式会社LIG Jack
1987年生まれ。新卒で楽天株式会社に入社し、アプリケーションエンジニアとしてキャリアのスタートを切る。2015年4月に株式会社LIGにジョイン。
Web事業部マネージャーとしてWeb制作・サービス開発全般のマネジメントに従事。

我らがJackから、LIGでのプロジェクトマネージャーの働き方についてお話させていただきました。

まず、LIGのプロジェクトマネージャーとディレクターは、下記のように業務内容が分かれています。

プロジェクト
マネージャー
管理タスク

  • リソース・予算の管理
  • 会議調整・ファシリテーター
  • 契約書・請求書のやりとり
  • マイルストーンの管理
ディレクター 具体的なタスク

  • コンセプト策定、要件定義
  • 制作物の品質管理
  • 詳細なスケジュールの作成・管理

「大規模な案件になればなるほど、プロジェクトマネージャーと、アートディレクター、テクニカルディレクター、ディレクターの業務内容を明確に定義し、責任をしっかり分けることで、自分の担当に責任を持つようにしている」とのこと。

「制作陣が作業に没頭できる時間をいかに生み出すかにこだわっています。その時間をクリエイターが有意義に使うことで、より良いものができたときが、プロジェクトマネージャーとしてのやりがいを感じる瞬間です」という話も印象的でした。

Impressive 野沢康介さん「ドキュメントテンプレ化のメリットについて」

Impressive 野沢康介さん

Impressive 野沢康介1972年生まれ。大学を中退して音楽の道を目指すも夢破れ、その後独学でECサイトを立ち上げる。2008年4月にImpressiveにプログラマーとして入社。現在はプロジェクトマネージャーのリーダーとして、Web開発、運用業務に従事。

同じ職種の人が社内に少ないからこそ、情報共有がしにくく、属人性が高くなりがちなプロジェクトマネージャーの業務。その属人的になってしまう問題への対策のひとつとして、ドキュメントのテンプレート化があります。今回はそのメリットについてお話しいただきました。

テンプレート化することによって、下記課題が解決したとのことでした。

  • ドキュメント作成の手間
  • 製作陣に情報が足りないと言われる
  • ドキュメントの数が増えてくると、学習コストが上がる

社内の声としても、「情報検索コストが下がった」「コミュニケーションが円滑になった」という意見を多く聞いたそうです。

Impressiveでは、Dropbox Paperでドキュメントを作成。案件管理シート、ヒアリングシートなどのテンプレートを作り、一箇所を見ればすべての情報が見れるようにしているとのこと。

「ドキュメントとはPMが管理・整理するものではなく、制作者との情報共有・コミュニケーションの手段である」という言葉には、多くの方がうなずいていました。

Asana アオキトモさん「これからのチームプロジェクトの理想」

Asana Torchbearer アオキトモさん

Asana Torchbearer アオキトモ
2012年にFacebookからスピンアウトしたプロジェクト管理ツール「Asana」のコミュニティマネージャーJoshua Zerkel(元Evernoteマネージャー)からの誘いで、エヴァンジェリストであるAsana Torchbearerとしての活動を開始。企業向けコンサルであるAsana Certified Proの役職も得て、企業向けのトレーニングを行う。いずれの役職も日本人で就任した人物は初。両タイトル兼任は世界で唯一。

最後に、Asanaのアオキさんより、これからのチームプロジェクト、これからのプロジェクトマネジメントについてお話しいただきました。

「ツールを選ぶ際に、自分たちの今のプロジェクトを再現できるかどうかで選ぶと、何も変わらない」とのこと。実際は、ツールに合わせてワークフロー自体を見直すことが大事だというお話はとても印象的でした。

専門的な知識をチームに共有することがプロジェクトマネージャーの理想形とのこと。さらに、「会議などでビジョンを定期的に語ること」「ビジョンをチームに浸透させること」が優秀なプロジェクトマネージャーに求められます。そう語るアオキさんの言葉には、これまでの実感と熱量がこもっており、心を動かされました。

参加者と登壇者全員でワークショップ

いくつかのグループに分かれ、ワークショップを行いました。テーマはこちら!

テーマ
プロジェクトのキックオフにおいて、共通するペイン(課題)を見つけ、さらにその解決方法となるTipsを見つける

各グループでは、初対面とは思えないほどの盛り上がりを見せていました。

共通の悩み、課題があるからこそ、グループメンバーの間で共感できたことに、喜びもひとしおのようです。

ペインを共有しTipsを見つけるグループワーク
活発にディスカッションしていました

懇親会&シェアタイム

ワークショップのあとは、懇親会として、お酒を飲みながらのシェアタイムを行いました。
アルコールが入ったこともあり、今回のイベント内での最高潮の盛り上がり。各発表に対しての共感の嵐が巻き起こっていました。

各グループのペインとTipsの中から、いくつかピックアップしてお届けします!

ペイン:
プロジェクトの価値が伝わらない。
プロジェクトメンバーが自分ごと化してくれない。
Tips:
なぜあなたをアサインしたのか、その意義を伝える。
「このプロジェクトであなたはこんなことができますよ」と、その人にとってのプロジェクトに参加する価値を分解して伝える。
ペイン:
キックオフの目的がそもそもふんわりしてしまっている。
キックオフをしないまま、先行して作業が始まってしまっている。
Tips:
キックオフ時には三種の神器を設定する必要がある。これらを大事にし、しっかり定義していくことが重要。
・大義、メンバーにとってのやりがい
・予算、お金
・スケジュールに耐えうるリソース
ペイン:
社内の協力が得られない。
なんとなくみんなプロジェクトに対して乗り気じゃない。
Tips:
プロジェクトメンバーの意欲を高めるためにも、ブレストを行い、自分の担当にかかわらず何かしらアイデアを出してもらう。そうすることで、自分ごと化され、意欲が高まる。

最後に

今回のイベントは、弊社に併設しているコワーキングスペース「いいオフィス上野」での開催でした。今後の「プロジェクトReマネジメント」の展望としては、オンラインミートアップも開催していきたいとのことです。

そして、「プロジェクトReマネジメント」のFacebookグループがあります。他社のプロジェクトマネージャーがどんなことをしているのか知りたい方は、ぜひご参加ください!
プロジェクトReマネジメント Facebookグループ

プロジェクトReマネジメント 登壇者集合写真

プロジェクトメンバーのモチベーションの上げ方など、非常に勉強になりました。僕も、メンバーの士気を上げていけるよう、もっともっと力を磨いていこうと思います!

以上、プロジェクトReマネジメントのイベントレポートでした!