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2018.11.25

筋トレをするときにオススメな曲10選(中二病編)

ケイ(中野慧)

LIG/広報室エディターのケイ(@yutorination)です。「LIGブログ」の編集と広報を担当しています。

近年、サラリーマンのあいだで「筋トレ」が流行しています。ブームの火付け役である「謎のマッチョ社長」Testosterone氏は、「友達や恋人は裏切るがダンベルは裏切らない」などの数々の名言をツイートして人気となり、2018年11月現在で63万ものフォロワーを集めています。

筋トレをしていると、体力もつくし食べ物にも気を遣うようになるので健康的なのですが、それ以上に良かったことがあります。

筋トレをして得られる良かったこと、それは「謎の全能感」です。

筆者は都内にある某マンモス大学の近くに住んでいて、すぐそばの某巨大公園のなかに公営スポーツジムがあるのでたまに行っています。

公園の周辺には、某W大学のサークルの人たちがいつもたくさんおり、筋トレを始める以前は「はぁ〜パリピ大学生〜」と思いがちだったのですが、筋トレを終えてジムを出てきたときには「いざとなればいつでも倒せるし別に……」という感じで心の余裕が生まれ、若いパリピにも寛容になれる効果があることがわかりました。

筋トレはそういった謎の中二病的な全能感をもたらしてくれるし、筋トレをしている最中も、そういう気分を盛り上げていきたい。

というわけで今回は、「筋トレをしながら中二病的な全能感に浸れる」曲を、コンテンツ制作の観点をまじえつつ10曲ご紹介します。

筋トレをするときにオススメな曲10選(中二病編)

(1)DOBERMAN INFINITY「Do or Die」

EXILE関係のイケメソ+人気若手俳優(窪田正孝、林遣都、斎藤工etc)が大量出演し、抗争を繰り広げる大人気映画シリーズ『HiGH&LOW』。筆者の知人の編集・ライターの女性たちがほぼ全員ぐらいの勢いで皆ハマっており、上映会などの布教活動に参加して観てみたらわりと面白く、その謎の過剰さをもつ世界観に引き込まれてしまいました。

この曲は、主人公格のコブラ(岩田剛典/三代目J Soul Brothers, EXILE)、ヤマト(鈴木伸之/劇団EXILE)が所属するチーム「山王連合会」のテーマソングです。

付きまとう試練 神からのご指名
また俺かよ けどもう動じねぇ
生き方は俺がコーディネート
自ら導き出すぜ勝利へ

何と戦っているのかよくわからないところにも良さがあります。

筋トレも、本当に何と戦っているかよくわからないですからね。『HiGH&LOW』シリーズを観てからこの曲を聴くと非常に良い感じです。

(2)GENERATIONS from EXILE TRIBE「RUN THIS TOWN」

これも『HiGH&LOW』に出てくるチームのひとつ、スモーキー(窪田正孝)率いる「RUDE BOYS」のテーマソングです。RUDE BOYSは「無名街」というスラム街出身のストリートチルドレンで構成されていて、警察権力もあまり及ばないこの街を守る自警団みたいな存在です。

メンバーにはパルクール(障害物があるコースを自分の身体能力だけで滑らかに素早く通り抜けるスポーツ)の出身者もいて、この曲も非常に疾走感があるので、いわゆる「プライオメトリクス」系の、アジリティを鍛える種目をやるときによいですね。ちなみにRUDE BOYSのバトルシーンは、パルクール+ブレイクダンスという感じでかっこいいです。

(3)三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE 「MUGEN ROAD」

また『HiGH&LOW』かよという感じですが……これはもともとヤマトやコブラたちが下っ端として参加していて、作中の世界である「S.W.O.R.D.地区(スウォード地区)」をかつて統べていた伝説のチーム「ムゲン(MUGEN)」のテーマソングです。ボスはもちろん、EXILEのAKIRAさん演じる「琥珀さん」。このキャラクターの元ネタはEXILE軍団の元締めであるHIROさんだと思われます。

「どうしちまったんだよ琥珀さん!」

とか、

「MUGENは仲間を見捨てねぇ!」

というセリフを耳にしたことのある人も多いはず(主観)。『HiGH&LOW』の世界観は「設定が渋滞している」という感じなのですが、一度ハマると中毒性があり、どんどん知識が増えていきます。

この曲も、なかなかオラついた感じがよいですね。なにせ伝説のチーム。威厳があります。

この世は争いばかり
逃げれば負けて終わり
立ち向かう勇気は弱さ捨てる一歩さ

歌詞もこんな感じで、非常に荒廃した世界観で生きている感じがします。

あ、いま思い出したので補足しておきたいのですが、映画第4弾『HiGH&LOW THE MOVIE 3』では、主人公のコブラ(ガンちゃん)が囚われて裸で鎖に縛られ、生コン(生コンクリート)を飲まされる……? というシーンがありました。ハードな世界観です。

(4)三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE  「R.Y.U.S.E.I.」

また三代目J Soul Brothersです。この曲は超有名みたいですが、僕は『HiGH&LOW』を観る前まで三代目J Soul Brothersに1mmも興味を持ったことがなかったので、聞いたことがありませんでした……。

『HiGH&LOW』を観て「雨宮兄弟」の末っ子役で出ている登坂広臣ってかっこいいな〜〜と思って、三代目の曲をYouTubeで探していて知りました。こちらも謎の全能感が溢れていて素晴らしいですね。曲調も今ふうのバキバキのEDMでかっこいいです。

(5)TWO-MIX 「JUST COMMUNICATION」

『HiGH&LOW』シリーズや、三代目J Soul Brothersなどを学んで(?)いて、「これどっかで見たことあるよな……」と考えていて、ある日ふと思い当たりました。

そう、1994年のアニメ『新機動戦記ガンダムW(ウイング)』です。

「バンダイチャンネル」では会員登録せずに1話を視聴することができますので、ぜひオープニングだけでもご覧いただければ幸いです。

「新機動戦記ガンダムW」 | バンダイチャンネル

オープニングテーマ「JUST COMMUNICATION」は、すっかりコナン君のイメージのある声優・高山みなみさんがボーカルを務めるユニット「TWO-MIX」のデビュー作で、まだアニメソングがそこまで市民権を得ていなかった時代に25万枚を売り上げたという、アニメファンには思い入れのある曲だそうです。

『ガンダムW』のOPを観て衝撃を受けるのは、まず、タンクトップに短パンの少年が、手のひらで顔を隠して仁王立ちしている、という謎のポーズで始まるところです。どういう思想で生きていたら「こういうポーズをしよう」という発想に至るのか……驚異的としか言いようがない。

第1話もかなりクレイジーで、終わり際に主人公ヒイロ(タンクトップに短パンの少年)が、ヒロインのリリーナ様(様付けしないといけない)に「お前を……殺す!」と耳元で囁くという衝撃の展開。引きが強い。

リリーナ様もリリーナ様で、浜辺とかで「ヒイロ、早く私を殺しにいらっしゃ〜い!」と叫ぶなどしています。

まあとにかく、『ガンダムW』はイケメン少年が5人出てきて、あと謎のパワー系の性格をしているリリーナ様もそうですが、全員が謎の全能感に包まれている。これはすごい。

(6)水樹奈々「禁断のレジスタンス」

2015年の「KING SUPER LIVE」というアニソンイベントで、声優・歌手の水樹奈々さんらスター声優歌手5人が、『ガンダムW』の美少年キャラ5人になぞらえて出てきて、「JUST COMMUNICATION」を歌うという一幕がありました。水樹奈々さんは全能感を感じさせるパフォーマンスをされるので、すごいなと思います。

この「禁断のレジスタンス」という曲は、僕個人も大好きな2014年放映のアニメ『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞(ロンド)』のOP曲です。『クロスアンジュ』は、正確にはガンダムシリーズではないのですが、同じサンライズが作ってますし、クリエイティブプロデューサーは21世紀に入って『ガンダムSEED』を大ヒットさせた福田己津央氏なので、ガンダムの強い影響下にある作品だといえます。

同作で水樹奈々さんは主人公アンジュの声も演じていて、とにかくこのアンジュという主人公がいいんですね。めちゃくちゃ気が強いというか、全能感があり、平気でバンバン殺すし、どんな逆境にあってもめげない。

アンジュはもともと高貴でおしとやかなお姫様だったのですが、兄の策略で陥れられ、孤島の牢獄で強制労働(ガンダムみたいなロボットに乗って命がけで竜狩り)をさせられるなどさんざんな目に遭い、それでまあ当初は家族を信じようとしていたのですが結局裏切られ、最終的には世界を滅ぼすことを決意します。これだけ説明すると意味不明ですが、まあ詳しくはアニメを観てください。

(7)MAN WITH A MISSION「Raise Your Flag」

これもガンダムですが、2015〜2017年にかけて放送された『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』のOPのうちのひとつです。今さらですが、ガンダムシリーズは日本の若手ロックバンドをどんどん取り込むところがあります。

『鉄血のオルフェンズ』も、少年たちの無目的な全能感を描こうと頑張った作品でそれなりに面白かったのですが、やっぱり『HiGH&LOW』や『ガンダムW』、『クロスアンジュ』の「やりきっている感」に比べると若干足りなかったかなとは思います。とはいえ曲の全能感は良いです。「止まるんじゃねぇぞ……!」という気持ちでトレーニングに励むことができます。

(8)東方神起「Purple Line」

だいぶネタ切れしてきてる感がありますが、「イケメン×全能感」という意味ではこれもよいと感じます。東方神起では一番有名な曲ですよね。

独特のトライバルなリズム感によって、人類が野蛮だった頃の原始的な気分になれるのがよいと思います。別にK-POPに詳しいわけではないのですが、少女時代などもそうですし、SMエンタテインメントのアイドルグループの曲は、英米系のダンスミュージックとも、J-POPの情感豊かな感じともちょっと違う、独特の曲調がよいですよね。

(9)KAT-TUN 「Real Face」

だいぶ息切れ感がありますが、「ギリギリでいつも生きていたい」と思っています。

東方神起の「Purple Line」と同様、謎の全能感と焦燥感を感じながら筋トレできます。もちろんジャニーズなので映像はありません。ジャニーズにあまり詳しくないため、他の曲でこういった中二病的全能感が全開になっているものがあればぜひ教えてください。

(10)Queen & David Bowie「Under Pressure」

ついにネタ切れも甚だしくなり、UKロックに走りました。そもそも筆者はクイーンやデヴィッド・ボウイみたいなイギリスのロックバンドが好きです。

この「アンダー・プレッシャー」という曲は、まさにバーベルスクワットをしていて重みに潰されそうなトレイニーを思い起こさせます。

今や、クイーンのフレディ・マーキュリーも、デヴィッド・ボウイも……20世紀のロックの巨人たちの多くはこの世を去ってしまいました。

フレディ・マーキュリーもデヴィッド・ボウイもなかなか複雑なバックグラウンドを持った人です。20世紀前半という時代は、西欧列強(日本もそうですが)の植民地支配が世界を覆い、それが原因となって二度の世界大戦が起こり、多くの人たちの命がものすごく軽く奪われていった時代です。

この「アンダー・プレッシャー」という曲のPVは、20世紀後半の日本の満員電車のシーンから始まっています。戦争が終わっても相変わらず、一人ひとりの個人の尊厳はない。巨大なもの――国家や経済など――が優先され、多くの人が押し潰されている。

フレディ・マーキュリーやデヴィッド・ボウイの作品には、「大戦後の世界を癒やす」、そして「巨大なものに押し潰される一人ひとりの人間の尊厳」というテーマ性が強くあるように思います。

それに加えて、彼らは「セクシュアリティ」という問題も非常に繊細に感じていたわけです。

セクシュアリティというのは個人の尊厳とも強く結びついているもので、そして「個人の尊厳」というものは、少しずつ解放されていきつつあるわけですが、それはボーッとしているだけでは維持向上されていくわけではありません。

「権利の上にねむる者」(Cf.丸山真男)になってはならず、冒頭に紹介した「Do or Die」の歌詞のように「生き方は俺がコーディネート」し、「自ら導き出すぜ勝利へ」という気持ちで事に当たらねばなりません。

まずそのためには、昨今の筋トレブームの生みの親であるTestosterone氏の至言にもあるとおり、「いざとなれば上司や取引先も力ずくで葬れる」という余裕を持つことが第一歩です。

そういった謎の全能感を維持・向上させていくためにも、引き続き筋トレに励んでいこうと思います。

おまけ

ベンチプレスを行なうケイの画像

ちなみにトレーニングで何をやっているかというと、僕はBIG3(スクワット、デッドリフト、ベンチプレス)と懸垂を中心にしつつ、『ドラゴンボール』のトランクスみたいにパワーだけにならないように柔軟性を確保すべく、ダイナミック/バリスティックストレッチとヨガもやっています。中学生のときから32歳になったいまでも野球をやっているのですが、ここ1年ほどトレーニングをちゃんと続けてきた成果なのか、このあいだ人生で初めて、試合で柵越えのホームランを打つことができて感動しました。何事も「継続は力なり」ということなのかもしれません。