LIGデザイナー採用
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2018.11.26

グッドデザイン賞2018でどれだけWebサービスが受賞しているか調べてみた

シエロ

お初にお目にかかります。関西から参りました、シエロと申します。

8月からLIGにジョインし、現在Webディレクターをしています。

東京は暑いなあと思っていたら、もう冬が目前です……。月日が立つのは早いですね。

秋の東京といえば、デザイン関連イベントが開催される季節のイメージです。

その中でも毎年秋になったらチェックしているのが「グッドデザイン賞」というデザインアワード。ありとあらゆるジャンルのデザインが集う中から、その年のデザインの傾向を見るのが好きです。

グッドデザイン賞は時代を反映するアワードの側面もあると思います。そこで今回は2018年のグッドデザイン賞では、どれだけのWebサービスが受賞しているのか気になったので調べてみました。

目次

  1. そもそもグッドデザイン賞とは
  2. 概要・理念・歴史
  3. 誰が審査しているのだろうか
  4. ベスト100からWebサービスを調べてみよう
    • 組織改善クラウドサービス 「モチベーションクラウド」
    • 電子契約 「クラウドサイン」
    • 災害医療支援電子システム 「J-SPEED+」
  5. Web技術のみでできたWebサービス
  6. まとめ

そもそもグッドデザイン賞とは

約10年前、京都の山奥でプロダクトデザインを勉強しておりました(まぁこれで年齢がバレますね)。

学生時代に夜行バスで眠たい目をこすりながら上京し、グッドデザイン賞の会場や同時期に行われるデザインイベントを見に行ったのはいい思い出です。

最新技術を使い、新しい未来を描いた工業製品や暮らしを快適にする建築。生活を豊かにする、心温かくなるような生活用品たち。様々な分野のデザインが集まり、その中からアワードに選ばれたサービスやプロダクトの中に、Webサービスはあまり見かけなかったような気がします。

そもそもグッドデザイン賞とはどういったアワードなのか。実はプロダクトや建築だけのアワードではないのか……? そういえばちゃんと知らないなと思い、あらためて調べてみました。

概要・理念・歴史

公式サイトからの引用ですが、グッドデザイン賞とは下記のような理念で運営されています。

グッドデザイン賞は、デザインによって私たちの暮らしや社会をよりよくしていくための活動です。1957年の開始以来、シンボルマークの「Gマーク」とともに広く親しまれてきました。

グッドデザイン賞は、製品、建築、ソフトウェア、システム、サービスなど、私たちを取りまくさまざまなものごとに贈られます。かたちのある無しにかかわらず、人が何らかの理想や目的を果たすために築いたものごとをデザインととらえ、その質を評価・顕彰しています。

さらに、複雑化する社会において、課題の解決や新たなテーマの発見にデザインが必要とされ、デザインへの期待が高まっています。グッドデザイン賞は、審査と多様なプロモーションを通じて、デザインに可能性を見出す人びとを支援し、デザインにできること・デザインが生かされる領域を広げ、私たちひとりひとりが豊かに、創造的に生きられる社会をめざしています。(出典:グッドデザイン賞とは

1957年から開始されている歴史あるアワードなのですね。公式サイトには設立された歴史が記載されているのですが、そこではサンフランシスコ講和条約やGHQなど歴史の教科書で読むような単語がでてきます。

今でこそ一般的になった「デザイン」という言葉ですが、当時は一般的ではなかったようです。時代が変わると言葉も変化するのは、いつの時代も一緒ですね。

またグッドデザイン賞は、公益財団法人日本デザイン振興会によって運営されています。日本デザイン振興会は東京ミッドタウン・デザインハブの運営もおこなっているようです。

グッドデザイン賞は、デザインに優劣をつけることが目的ではなく、新たな発見をして社会に共有することで次の創造へ繋げることを理念としています。

誰が審査しているのだろうか

2018年審査委員長は有限会社デザインスタジオエス代表の柴田文江さんで、副委員長はライゾマティクス代表取締役社長の齋藤精一さんです。柴田文江さんは無印良品の通称・人をダメにするソファをデザインされた方で、マイ・スタープロダクトデザイナーです。

彼らの下に「ユニット」と呼ばれる各ジャンルチームがあり、それぞれのプロダクトのデザインを評価しています。各ユニットごとに出されている審査講評も併せて読むとそれぞれ選ばれた視点がわかりました。

ベスト100からWebサービスを調べてみよう

色々書いてきましたが、そんな選考の元2018年のグッドデザインが選ばれているようでした。

結論からいうと、厳密にWebサービスとして受賞しているのは、下記の3点なのかなと思いました。

組織改善クラウドサービス 「モチベーションクラウド」

組織改善クラウドサービス 「モチベーションクラウド」

「モチベーションクラウド」

「モチベーションクラウド」は、組織状態を可視化・診断・改善することで、企業と従業員の相互理解や相思相愛度合い(従業員エンゲージメント)を高める、国内初の組織改善クラウドです。

デザインの段階で「サービスブループリント」という手法を使い、BtoBならではの複数利用者のことを想定して、UXの設計とUIの改善をおこなったようです。

またサービスサイトでは可視化されづらい商材の利用シーンをドラマ仕立てのCMで表現しています。社長役が役所広司さんで、こんな素敵な社長がいるだけでモチベーション上がるような……。

電子契約 「クラウドサイン」

電子契約 「クラウドサイン」

クラウドサイン

リーガルテックと呼ばれる、法律が関わる分野のWebサービスです。

法律家を交えてサービス開発をおこなっており、難しい分野でも異なる分野の人と協力することで新しいサービスが生まれるのだなと感じました。

IT企業であるLIGでも契約書周りのペーパーレスを目指してはいますが、完璧ではありません。個人的にNoMorePaper派なので、こういったサービスを活用して不要な紙をなくしたいなと思います。

災害医療支援電子システム 「J-SPEED+」

災害医療支援電子システム 「J-SPEED+」

J-SPEED+

災害医療現場のスピーディーな情報共有を目的としたサービスです。こちらの課題も、多くの現場で「紙ベース」での情報共有がおこなわれていたことでした。

災害医療の現場に携わる数多くの人たちの意見をまとめるために「グラフィックレコーディング」と「ファシリテーション」という手法を用いて設計されています。私たちのクライアントの課題を整理する際にも使える手法ではないかと思いました。

Web技術のみでできたWebサービス

アプリやデータ整備プロジェクトもあり、Webが関わっていると思われるものもありましたが、今回はWeb技術のみでできているWebサービスという観点から選んでみました。

プロダクトであればプロダクトサイトを持っていたり、形のないコミュニティなどでも人と人とをつなぐ場所にWebは存在していました。しかしそれは受賞したコンテンツが魅力的なのであって、「Webサービスとしての受賞ではない」と思ったため今回は除外しております。

プロダクトサイトとして、素敵なサイトをお持ちのサービスも選ばれています。ベスト100の一覧はこちらからご覧ください。また各受賞ページにデザイナーの想いが記載されており、どういった想いでデザインされたかがわかります。

まとめ

正直、「調べて書くだけだから、わりとすぐ書けるかな?」と思って選んだ題材でしたが、調べれば調べるほどに奥が深くて、沼にはまっていきました。読む手が……とまらない……。

面白いデザインや新しい考えが今年も生まれているようです。Webサービス、という視点ではなく「こんなコンテンツの使い方あるんだな」と思ったのが、調理ができる器調理ができる器9°(クド)[U90、U150]でした。シンプルで使いやすそうで食生活が豊かになりそうです。

会社のキッチンでランチに使えたら、新しい料理がつくれそうだなぁと。また、プロダクトサイトにレシピが載っていて、レシピがあるだけでも使用イメージが湧くというのが新たな発見でした。

また以前から気になっていた喫茶店 「喫茶ランドリー」が受賞していたのが驚きでした。
そして次のオフィスからそこまで遠くない……。見に行ける……だと……。さすが東京だ(違うか)。素敵なコインランドリーです。

グッドデザイン2018公式サイトはビジュアルが人の顔のようなアイコンになっており、サイトの要所要所にあしらいとして使われているのが可愛くて必見です!

グッドデザイン2018

またベスト100には選出されていませんでしたが、Web制作会社のブログとして取り上げなければ! と思ったのが「縦書きWeb普及委員会」です。

いつか縦書きのイケてるサイトを作りたいので、イケてる縦書きサイトを作りたいなとお思いの方はぜひご依頼お待ちしております。

それではお付き合いいただきありがとうございました。次回お目にかかりましたらどうぞよろしくお願いいたします。
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