ども、LIGのWebディレクター・ZIMAです。
見積もりシミュレーター作成のご相談を連続でいただいたこともあって、いろいろ調べてみました。その結果、ちょっとだけ見積もりシミュレーターに詳しくなったので、みなさんにも共有させてください!
そもそも「見積もりシミュレーターってなんぞや」という方はいますか?
広報、総務、事務のだいたいの方は利用されているのではないでしょうか。またメーカーから直接、車の購入を検討されている方など、ネットの見積もりシミュレーターを使って、夢を膨らませているのではないでしょうか。……ちょっとだけ、イメージ湧いてきましたか?
では、見積もりシミュレーターって、いったいどのようなものなのでしょう。さっそく下記でご説明いたします!
見積もりシミュレーターってどういうもの?
見積もりシミュレーターとは、画面上のガイドに従って、順を追って選択項目を選んでいくと、根拠に基づいた費用設定のもと、見積もりのシミュレーションがおこなえるものです。
見積もりシミュレーターを使うメリットは?
クライアントとユーザーの双方の視点から、見積もりシミュレーターのメリットをまとめました。
クライアント側のメリット
見積もりシミュレーターを使わない場合、お問い合わせにてヒアリングをおこない、その結果をもとに見積もりを算出し、社内確認をとったあとでユーザーへお伝えしますよね。
しかし、見積もりシミュレーターを使えばこの運用フローがくなるため、運用コスト・管理コストが削減されます。
また、事前に見積もりを算出してからお問い合わせをいただくため、ユーザーとのコミュニケーションもスムーズになり、ご契約の確率も高くなるようです。
ユーザー側のメリット
上記と同様に、見積もりが必要な際に、お問い合わせなどのフローが不要になります。
また、利用できる時間帯の縛りもないので、ユーザー自身の好きなタイミングで見積もりが算出でき、直近の入用の際などに助かります。急な社内での予算検討などにも活用できます。
どんな業界で使われることが多い?
下記のような業界では、見積もりシミュレーターが使われることが多いです。
- 車・レンタカー系
- サーバー・アプリ開発系
- 印刷・製本系
- 建築・リフォーム系
- ユニフォーム生産・レンタル系
- 冠婚葬祭
- 引越・運送系
- 保険・ローン系
- 電話・テレビ系
レンタカーを借りる際や、引越する際に、みなさんも見積もりシミュレーターを使ったことがあるのではないでしょうか。
共通する機能・条件
見積もりシミュレーターの利用者が、企業かカスタマーかによって、見せ方や仕様は異なりますが、実際に20サイトくらい利用してみた結果、利便性が高いと感じたサイトでは、以下の項目を意識しているように見受けられました。
- ①1画面で完結している
- いくつかの組み合わせパターンがある場合、選択内容の確認や変更など簡単にできたほうがいいですよね。1画面で完結している場合、結果の費用感を見ながら比較がスムーズにおこなえたので、利便性が高いと感じました。
- ②現状の選択項目や見積もり結果が常に見えている
- 「なにを選択したら、いくらになるのか?」が明確になっているほうが安心しますよね。LIGではクライアントさまへ見積書を提出する際にも、細かい費用感が見えるように作成しています。
- ③最終的に見積もり結果が見積書として表示/出力ができる
- 言うまでもなく、ユーザーが求めるゴールは見積書を取得することです。費用感が見えるだけではなく、最終的に見積書として結果が表示/出力されたほうがいいですよね。
- ④お問い合わせフォームと連動しており、商品を注文できる
- 表示された結果からスムーズにご購入いただけるよう、動線を設置しておいたほうがいいですよね。ユーザーにとっても、クライアントにとっても必要な配慮だと感じました。
- ⑤内容をリセットできる
- 画面内で、なんども検討を繰り返す方のためにも、リセットボタンがあると便利ですよね。見積もりが必要なときって、結局比較検討のために用意することが多いですからね。
事例
参考として利用してみたサイトのなかから、操作性が優れていたもの、選択項目ごとにイメージ画像が変化するものなど、いろいろご紹介します。
ニフクラ
画像等はなく、テキストと選択項目のみの見積もりシミュレーターです。見積書の発行までが1ページのなかで完結しているタイプのものは、サーバー・インフラ系に多く見られました。
住友不動産のリフォーム
検索途中においても見積もり結果が画面下部に固定表示されています。予算に合わせて選択項目の差し引きがその場でおこなえるので、利便性が高いと感じます。
CREATIVE VILLAGE
選択項目ごとに1画面ずつ着実に進んでいくタイプのシミュレーターです。1画面で完結されてはいませんが、なにをどうしたらいいのかわからないユーザーにとって、選択項目ごとに画像とテキストで丁寧に説明してくれるのはとても親切ですよね。
ラクスル
選択項目の種類が多く、操作が複雑なため、選択前に操作方法のご案内から始まる仕様となっています。選択項目が多いタイプの見積もりシミュレーターは、細かいレイアウトが必要となる印刷・製本系に多いようです。
まとめ
制作観点で、見積もりシミュレーターについて書いている記事を見かけなかったので、あの日この記事を探していた僕のために書きました。
とはいえ今回書いた内容は、あくまで最低限見えている特徴でしかなく、結局のところ、扱う商材、ユーザーのタイプによって、最適な仕様は異なります。
もし、見積もりシミュレーターの制作をお考えになった際は、まず利用されるユーザーの目線に立って考えて見るといいですね。最後に個人的な感想ですが、車メーカーのシミュレーターでお気に入りのカスタムを楽しみつつ将来の自分を想像するのが楽しかったです。
おわり。ZIMAでした。
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