Whisky STANDのオープニングイベントでブラインドテイスティングを体験!

Whisky STANDのオープニングイベントでブラインドテイスティングを体験!

トミエ

トミエ

2021年1月15日追記:当記事でご紹介しておりますWhiskySTANDは、2020年に営業を終了いたしました。今までご愛顧いただきましたお客様に、深く御礼申し上げます。

こんにちは! 編集・広報を担当しているトミエです。

みなさん、ウイスキーは好きですか? 僕は断然ビール派なのですが、もちろんウイスキーも興味があるんです。ビールもウイスキーも大麦が原料のお酒ですからね。

ただ、ウイスキーってハードルが高いイメージなんですよ。アルコール度数が高くてあまり多く飲めないし、値段も高いし……って思いませんか?

そんな僕が、先日ご案内した「Whisky STAND」のオープニングイベントに参加してきましたので、その様子をご紹介したいと思います。

ウイスキーの香りが気分を盛り上げる

「Whisky STAND」は、ウイスキーをハーフショットの15mlから楽しめるテイスティングバー。ボトルの棚が客席側に並んでいて、実際にボトルを手に取って選ぶことができます。こんなことができる店は日本では「Whisky STAND」だけ

今回のオープニングイベントでは、ウイスキーのブラインドテイスティングを行います。あまりウイスキーに詳しくないのに、ブラインドテイスティングなんて難しそうだな……とも思いましたが、「ウイスキーの基本を知るためのテイスティング」だということで気楽にテイスティングしてみたいと思います。

店内に入ると、すでにテイスティング用のセットが並べられていました。

店内に入ってすぐ気づいたのですが、店内全体がほのかにウイスキーの香り。少し麦っぽさを感じる甘い香りとでも言いましょうか。今回のウイスキーはどんな味わいなのか、ちょっとワクワクしてきました。

ブラインドテイスティング開始!

店長の藤さんから「Whisky STAND」について説明の後、早速ブラインドテイスティング開始。この時間帯は10名でテイスティングとなりました。

この3種類のウイスキーは、それぞれバーボン、アイリッシュ、スコッチのどれなのかを当てるテイスティング。数字が書かれているカードに、ウイスキーの種類や所感を書き込んでいきます。

よく見ると、微妙に色の濃さも違いますね。

まず1番からテイスティングしてみましょう。

お、これはちょっとスモーキーな印象。ストレートなのでアルコールがキツく感じられますが、後味はすっきりしていて軽い感じもなくはないです。

次は2番。

おおっ、これもまた香りがスモーキー。1番も2番もスモーキーというのはどういうことでしょう。何を基準に判断したらいいかわからなくなってしまいました。再度1番をテイスティングしてみたのですが、スモーキーさということでは2番のほうが強いですね。

うーん、迷います。そもそもウイスキーにはまったく詳しくないですから(「Whisky STAND」の広報担当としてどうなんだというご意見もあるかと思いますが……)。

こうなったら奥の手を使います。

チラッ(カウンターから後ろを振り向いて……)。

なるほど。スコッチは「スモーキーな風味が特徴」だと。
 

さらにチラッ。

アイリッシュは「癖が少なく滑らかで軽快な飲み口が特徴」。でも、「麦芽にピート(泥炭)香をつけず」とありますね。どちらもスモーキーな感じはあるのですが……よりスモーキーさが強いのは2番なので、2番がスコッチだとしておきましょう。

そして、最後に3番をテイスティング。おお、これは甘いバニラの香り。わかりますよ、これは。実はイベント告知記事の取材の際、藤さんに軽く特徴を教えていただいていたのです。

例えば、バーボンは焦がした樽で熟成させるので色が濃くなります。そして、バニラっぽい香りがあって……

間違いようのないバニラの香り。そして少し色が濃いですよね。ということで、これは間違いない。自信を持って、3番はバーボン!

自信満々の割には、「バニラ香」としか書けていないのですが……。これは精進が必要ですね。

ということで、
1番:アイリッシュ
2番:スコッチ
3番:バーボン
でファイナルアンサー!

ブラインドテイスティングの答え合わせ

約20分のテイスティング時間が終わったら答え合わせです。

まず、1番から3番まで全ての答えが発表されました。
1番:アイリッシュ
2番:スコッチ
3番:バーボン

全問正解!

「Whisky STAND」広報担当の面目躍如といったところでしょうか(チラッとカンニング気味の行為をしておりますが……すみません)。とはいえ、それぞれの特徴をしっかりわかっているわけではありませんので、解説をしっかり聞いておきたいと思います。

アイリッシュの特徴

1番はアイリッシュ。さすがに銘柄まで当てられる人はいませんでしたが、それもそのはず。実はひっかけ問題だったようなのです。

今回の銘柄は「カネマラ」。藤さん曰く、

「カネマラはアイリッシュの中でも特殊なウイスキーで、異端児と言われています。アイリッシュって基本的にはピーティー(※)、スモーキーな香りはしないんですが、カネマラだけはスモーキーな香りをきかせたウイスキーなんです」
※ピート(泥炭)を使って麦芽を燻製させたことに由来する香り。スモーキーな香りの中でも燻製のような心地よい香りのこと。

とのこと。

1番でスモーキーな香りがしたのは間違いではなかったようで、自分が感じたことが正しかったと思うとちょっとうれしい。

Tasting Note
Connemara(カネマラ)
アイリッシュの異端児。アイリッシュ唯一のピーテッド・シングルモルト。草や土を思わせるようなフレッシュな香りと、アイルランドピートの香りが特徴。
色:ほのかに緑がかったゴールド
香り:スモーキー、フレッシュなフルーツを思わせる香り
味わい:ハチミツ、バニラ、チョコレート
フィニッシュ:ドライ。さわやかで心地よいスパイシーさ
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スコッチの特徴

続いて2番のスコッチですが、銘柄は「カリラ」でした。

「スコッチの中でも、例えばラフロイグとかラガブーリンとかだったらすぐわかる方もいたと思うんですが、微妙な感じの2種類だったので、難しかったと思います」と藤さん。

僕はそこまでの知識はないので、スモーキーさの強弱で判断したのですがそれがよかったのかも。スコッチはスモーキーな香りが特徴とおぼえておけばよさそうです。

Tasting Note
Caol Ila 12 Year Old(カリラ12年)
「カリラ」とはゲール語(アイルランドやスコットランドで使われているケルト系言語)で「アイラ海峡」という意味。複雑な香りとテイストが特徴で、木炭を思わせるスモーキーさを感じる。
色:ホワイトゴールド
香り:フルーティー、ピート香、スモーキー
味わい:スタートは甘く、ピリッとした感じもあるが重すぎない
フィニッシュ:ドライ。さわやかで心地よいスパイシーさ
Caol Ila(カリラ) 12年 箱入り [ シングルモルトスコッチ ウイスキー イギリス 700ml ]

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バーボンの特徴

最後はバーボン。銘柄は「ノブクリーク」だったのですが、ここまで3種類の銘柄を当てられた人はいませんでした。銘柄まではなかなか難しいんですね。

バーボンは、内側を焦がしたホワイトオークの新樽を使っています。なんといってもバニラを思わせる香りが特徴。これはウイスキーに詳しくない僕でも一発でわかりました。

Tasting Note
KNOB CREEK(ノブクリーク)
禁酒法以前のバーボンを再現。バニラのような甘さを中心に、高い熟成感があるバランスのよいバーボン。
色:琥珀
香り:バニラ、ナッツ、オーク樽の香り
味わい:バニラを思わせる力強い甘味、キャラメル、かすかなスモーキーさ
フィニッシュ:長く続くリッチで甘い余韻
バーボン ウイスキー ノブ クリーク [アメリカ合衆国 750ml ]

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フリータイムでお客さまに話を聞いてみた

ブラインドテイスティングはここまで。全問正解に気を良くした僕は、カウンターの隣に座ったお客さまにちょっとお話を聞いてみました。隣に座っていたのは、なんとウイスキー検定1級を持っているという加藤寛康さん。

――今日はなぜWhisky STANDのイベントに参加してみようと思ったんですか?

TwitterでWhisky STANDさんの投稿を何度か見かけていて、ぜひお店へ行ってみたいと思っていました。Twitter仲間との間でもよく話題になっていたんですよ。それと、ブラインドテイスティング自体にも興味があったんです。

――実際に参加していかがでしたか? ブラインドテイスティングは難しかったのではないかと思いますが。

地域は当てることができましたが、銘柄まで当てるのは難しかったですね。ブラインドテイスティングをする機会は多くはないので、また機会があればぜひ挑戦したいと思います。

――Whisky STANDの雰囲気はいかがでしたか?

とても素敵ですね。特にソファー席が。それと、ウイスキーのボトルがバックバーではなく客席側に置いてあるのは特徴的ですね。ボトルを目の前で見て選べるのは、ウイスキー好きにはうれしいシステムだと感じました。

――ありがとうございます! Whisky STANDへのご要望がありましたら教えてください!

ぜひ今後も積極的にウイスキーに関するイベントの開催をしていただきたいです! 特に初心者向けに。ウイスキーを飲み慣れていない人にとって、ウイスキーは「高い」「難しい」「飲みにくい」という印象が強いと思うので、Whisky STANDさんのイベントを通じて、ウイスキーに親しむ人が増えてくれるといいなと思います

――本日はご参加ありがとうございました!

次のイベントは9月22日(土)開催

今回のイベントは、ウイスキービギナーの僕でもブランドの種類による違いがよくわかって有意義なイベントでした。「Whisky STAND」では、今後もイベントを開催していく予定ですので、今後もTwitter、LIGブログをぜひチェックしていただければと思います。

なお、9月22日には「10種の食材を組み合わせて絶品オリジナルハイボールを作ろう!」というイベントを開催します。ぜひご参加ください!

イベント概要

開催場所 Whisky STAND
東京都台東区上野5-16-9 サンエイビルB1F
JR御徒町駅、東京メトロ仲御徒町駅より徒歩1分

開催日時 2018年9月22日(土)
一部 15:00〜17:00(10名)
二部 17:30〜19:30(10名)
※20:00より通常営業となります。
内容 オリジナルハイボール作り
【アレンジ食材】
ブラックペッパー、シナモン、カルダモン、ローズマリー、ミント、ライム、レモン、山椒、生姜、蜂蜜、酢橘

ウイスキー3種とソーダ飲み放題
「ジョニーウォーカー黒(スモーキー)」
「タリスカー(スパイシー)」
「オールドオーバーホルト(スイーティ)」

特典 イベントで作ったオリジナルハイボールをSNS投稿すると、オリジナルステッカーと次回使える200円割引チケットをプレゼント!
参加費 3000円(税込) ※店内ドリンクはキャッシュオン

参加申し込みはこちら

もちろん、通常営業でもお待ちしております。自分でボトルを手に取って、お好みのウイスキーをお楽しみください!

店舗情報
店舗名: Whisky STAND
住所: 東京都台東区上野5-16-9 サンエイビルB1F
電話: 03-6806-0665
営業時間: 月〜木 20:00〜24:00(ラストオーダー 23:00)、金・土 20:00〜27:00(ラストオーダー 26:30)
定休日: 日曜日
Twitter: @whiskystand

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ずっとオールドメディアで編集・ライターをやってきました。今は世の中の流れについていこうと必死に生きています。とりあえずは、おいしいビールを飲んでいれば幸せ。基本的に性格はネガティブなのですが、ビジネスポジティブで頑張ります。人生楽しく。

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