こんにちは。メディアディレクターの岩(ガン)です。
これまでの人生で、一度は「起業してみたい!」と考えたことはないでしょうか?「好きなことを仕事にしたい」「ニーズのありそうなサービスを思いついた」「これが実現できれば、社会がもっとよくなるはず!」など、人によって起業したい理由はいろいろあると思います。
実は私も学生時代、「学生だけで運営する居酒屋」で起業したことがあるんです。なんとか開業できるギリギリの資金は調達できましたが……その後の資金繰りには苦労したことを覚えています。あのとき、起業家のスタートアップを助ける個人投資家(エンジェル投資家)がいてくれたら、どんなによかったことでしょうか……。
そんなふうに思っていた私ですが、今回は「Founder(ファウンダー)」というサービスのPRで、「エンジェル投資家からの資金提供を受けることに成功した起業家」の方にインタビューする機会をいただきました。
- 「Founder」とは?
- 「起業したい」「投資したい」という思いをつなぐ、起業家とエンジェル投資家の日本最大級のマッチングサイト。起業家が「Founder」に登録すれば、すぐに案件内容が公開され、投資家からの具体的なメッセージを受け取ることができる。
この機会に、「Founderを利用した感想」はもちろん、「事業資金を調達した流れ」をいろいろと聞いてみたいと思います!
「Founder」で資金調達に成功!新規事業の足がかりに
人物紹介:吉田 巧さん株式会社HAPPINESSのCEO。板前や俳優業を経験したのち、人材サービスで独立。HAPPINESSでは人材サービスのほか、セールスプロモーションや通信情報ソリューション、Expert キャリア支援、コンテンツ企画・運営など、幅広い事業を展開中。「Founder」を利用して、新規事業の資金調達に成功した。 |
融資に頼ることができず、「Founder」にたどり着く
——吉田さん、よろしくお願いします! 吉田さんは「Founder」を使って、どんな事業の資金調達を成功させたんですか?
今回は投資家さまから、弊社の新規事業である「バルーン事業」と「プログラミング教室の事業」に資金援助していただきました。「Founder」で最初に資金援助が決まったのは、バルーン事業です。バルーン事業では、バルーンアートや風船を使って、イベントなどの空間を装飾したり、Web上で「バルーンギフトのショップ」を展開したりしています。
——どうしてバルーン事業をはじめようと思ったんですか?
僕はもともと「板前」として働いていましたが、3年前に起業して「人材サービス」や「セールスプロモーション」などを展開してきました。セールスプロモーションとして「ウォーターサーバーの販売支援」などをするときは、商業施設の一角を借りて、イベントブースを開くことがあるんです。バルーンは、そのブースを装飾するために使っていました。
もともと、弊社の従業員のなかにはバルーンを作れる人がいて、その従業員がつくった「装飾用のバルーン」のクオリティが高かったこともあり、僕は「これを事業として立ち上げれば成功するのではないか」と思いついて。しかも市場を調べてみると、いろいろなバルーンの形に変形できる「ツイストバルーン」を企業単位で行っている会社がない。そこで、バルーン事業に新しい可能性を感じ、新規事業として立ち上げることにしたんです。
——いろいろな事業を展開されていたのであれば、「銀行からの融資」に頼ることもできそうですが……。
そう考えますよね。実は起業するとき、「起業を斡旋するコンサル会社」を経由して、自分で資金を出して会社を立ち上げた関係もあり、信用情報機関のブラックリストに入ってしまったんです。ですから、資金を借りられなくて……。
それに、起業後はほとんど1人だけで運営していたこともあり、「いろいろな人の意見やアイデア、指導をもらいたい」と考え、それを実現できそうな「資金調達」に興味を持ちました。
——数あるビジネスマッチングサイトのなかで、「Founder」を選んだ理由とは?
「Founder」をはじめた開いたとき、「使いやすくて、見やすいサイトだ」と感じて、これだったら使ってみたい、と思ったからです。それに、ほかのビジネスマッチングサイトよりも投資家さまが投稿している内容が多かったので、「このサービスは多くの投資家さまに使われているサービスだ」と感じたことも大きいですね。
短期間で資金援助が決定。投資家のアドバイスをもとに事業内容をブラッシュアップ
——「Founder」を使って、いくらの資金援助に成功したのでしょうか。
ありがたいことに、バルーン事業で400万円、プログラミング教室の事業では200万円の資金を援助していただくことになりました。バルーン事業のほうは、2018年1月に「Founder」に登録して、2か月後の3月末には資金援助にたどり着いたので、そのスピード感には驚きましたね。
——2か月は、なかなか早いですよね。「Founder」上で投資家とは、どんなやり取りをしたんですか?
まず、起業家が「Founder」に登録すると、登録情報がすぐに公開されて、投資家さまから連絡を受けられるようになります。また、起業家からも投資家さまにメッセージを送ることができるんです。僕は、投資家さまの投稿している内容やプロフィールを見て、「バルーン事業は、こういう方から投資していただきたい」と感じた方に、積極的にメッセージを送りました。すると、今回の投資家さまが「事業内容に興味がある」とご返信をくださって。
その時点で、まだバルーン事業の事業内容は固まっていなかったのですが、3月中に3回ほどお会いして、投資家さまのご意見をお伺いしながら、「本当に自分たちがやりたい」ことや「こうすれば面白い」という内容が見えてきたんです。最後は事業内容がしっかりと固まり、「これで行きましょう!」と資金援助していただくことに決まりました。
——バルーン事業では、どんなポイントが投資家に評価されたと思いますか?
「チャリティーバルーン」という活動をはじめたことだと思います。バルーン事業では、チャリティー活動の一環として、福祉施設や保育施設でバルーンを使った演出や、宮城県をメインとした震災の復興支援を行っています。バルーン事業に投資してくださったのは2名で、そのうちのお一方が「ケースワーカー」として働いている会社員の方です。その方は「福祉関係の事業に積極的に投資したい」と考え、融資をしてくださったようです。
——プログラミング教室の事業は、どんな流れで投資を受けたんですか?
プログラミング教室の投資家さまは、バルーン事業をご提案したときに「よい事業計画だけど、複数人の投資家がいる起業家には投資をしない」とお断りのメッセージをくださった方なんです。だけど僕は、その理由を知りたくて、数日後にまた「Founder」から投資家さまにメッセージを送ってみました。きちんと誠意を持ってお断りをしてくださった方なので、お会いしてみたい気持ちもあったんですね。
すると投資家さまが、僕のメッセージに対して「とりあえず電話をください」とご自身の電話番号を添えたご返信をくださって。電話をかけると、投資家さまが「とりあえず会いましょう」と実際に面会することをご提案してくださいました。
投資家さまと2回目にお会いしたとき、僕は「弊社のIT関係に関わっているスタッフが、プログラミング教室を計画しているんです」という話を少しお伝えしたんです。当時、投資家さまは「学習塾」を経営している会社から、東京で営業している1校を「フランチャイズ店」として買い取ろうとしていたようです。
そこで、「場所はあるから、学習塾をしてみないか?」と投資家さまからお話をいただき、資金援助をしていただきながら「プログラミングと英会話を一緒に受けられるワンストップの学習塾」を行うことが決まりました。
投資家と二人三脚で新しいビジネスを盛り上げる楽しみがある
——投資家にアピールするときは、どんな工夫をしましたか?
メッセージで事業内容をアピールするときは、たとえば『人生を変える100分の1の計画』などの「キャッチコピー」や「キャッチフレーズ」を必ず決めて、少しでも投資家さまの目に留まるようにしていました。
投資家さまは、毎日たくさんの起業家からメッセージを受け取っています。それに、いろいろな投資家さまのお話をお伺いしてみると、「どんなに忙しくても、最終的には起業家の人となりを見ている」ことがわかったんです。ですから目に止まりやすく、自分自身をアピールできるように、インパクトのある文章やキャッチコピーを工夫しました。
——「Founder」を利用して、どんなメリットを感じましたか?
一番のメリットは、ビジネスでいろいろな経験をお持ちの投資家さまから、「第三者目線のアドバイスをいただける」ことだと思います。それと、投資家さまは資金を出すだけではなく、事業を一緒に盛り上げてくださるんです。
たとえば、バルーン事業の投資家さまは「今度、友達の誕生日パーティーがあるから、空間装飾をお願いするね」と新しいご縁をつないでくださったこともあります。そのように投資家さまの人脈を紹介していただくなどして、投資家さまと一緒にビジネスできる点が魅力です。
「Founder」の事務局から「投資家を募るためのアドバイスメール」などが届いて資金調達のコツがわかったり、M&Aの知識が身につくようなセミナーにご案内していただいたりしたことも勉強になりましたね。
——「Founder」は、どんな起業家に適しているサービスだと思いますか?
「アイデアに自信がある」「事業のビジネスモデルに自信がある」といったような起業家の方は向いているでしょう。また、「資金はないけど、どうしてもやりたいことがある!」などとしっかりと意思表示できる人でしょうか。「Founder」という顔が見えないサービスのなかで、投資家さまは「起業家の人柄」を見ていることが多いんです。そのなかで、自分の人柄や意志を明確に示せる方であれば、いろいろな投資家さまと巡り会えるはずです。
——資金援助を受けた事業について、今後のビジョンを教えてください。
バルーンの事業については、2020年までに「日本一の完全無店舗型バルーンショップ」にしたいと考えています。バルーンショップのWebサイトはスタートしているので、無店舗型でも発注が継続するように、お客様に喜んでいただけるサービスを整えていきたいです。
また、プログラミング教室は年内に3店舗同時運営、2020年までには10店舗の運営を目指しています。2020年には「東京オリンピック」もありますから、そのときは国際交流ができるモデルを構築していきたいですね。
——吉田さん、ありがとうございました!
起業家と投資家のマッチングサイト「Founder」
米国では「5兆3000億円」もの投資が行われているそうです。それに対して、日本のベンチャーキャピタルの投資額は「1240億円」程度。この数字からも、日本の投資家が「投資に対して消極的なこと」がわかるかと思います。そのため日本の起業家は、「融資」以外に資金調達の手段がほとんどありません。
「Founder」は「起業できない人を減らして、起業家をさらに増やし、日本の経済発展に貢献する」という理念のもとにサービスを展開する、ビジネスマッチングサービスです。起業家が日本でも投資を受けられる機会を最大化して、もっと飛躍できるように、起業家と投資家のマッチングをサポートします!
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