こんにちは。Web事業部マネージャーのさささん(さっさん)です。
LIGではホームページの作成着手から公開まで、平均で約3ヶ月〜4ヶ月の時間を費やしています。公開までのその期間は、お客様へのヒアリング、調査分析、企画のご提案、要件定義、設計、デザイン、コーディング、システム開発、動作検証(テスト)などを行います。
これらのプロセスをすべて終えると、いよいよホームページを世界に向けて公開することになります。(“世界に”と言ってみたかったんです)
制作経験が無い方には知られていないかもしれませんが、公開作業はイメージされているほど簡単な作業ではありません。ボタンひとつで完了すればよいのですが、公開直前、公開直後にやらなければいけないことがいくつかあります。
今回は、ホームページ公開時にやっておくべきことのなかで重要なものをピックアップして、紹介させていただきます。
目次
早い段階で実施すべきこと
公開作業と手順を整理しよう
公開作業の抜け漏れを防ぐために、必ず作業内容を洗い出し、手順を明確にしなければいけません。さらに、各作業の所要時間も見積もっておくことをおすすめします。
公開日時が決まっている場合、どれぐらいの時間がかかるか把握しておけば逆算することで作業開始時刻を決めることができます。
- ポイント
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- 公開作業の手順書(リリース手順書)を用意しましょう。
- 作業内容をすべて洗い出しましょう。
- 各作業時間を見積もりましょう。
公開直前に実施すべきこと
表示確認
ブラウザ検証の期間(テスト期間)を設けて確認済みかもしれませんが、念のため公開直前にもホームページの表示に問題がないか確認しておきましょう。
- ポイント
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- PC、スマートフォン、タブレットそれぞれで確認しましょう。
noindex の設定内容を確認
公開前の環境では、ホームページが検索エンジンにインデックスされないようにしているかと思います。noindex の設定内容が正しいか確認しておきましょう。
- ポイント
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- WordPress を使用している場合は、設定画面にて「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」のチェック状態を確認しましょう。
favicon, apple-touch-icon を確認
ブラウザ検証で確認が漏れがちなのが、ブラウザのタブに表示されるアイコン(favicon )やスマホでホーム画面にホームページを追加すると表示されるアイコン(apple-touch-icon)です。今一度設定されているか確認しておきましょう。
- ポイント
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- PCブラウザで確認しましょう。
- スマートフォンやタブレットでは、iOS, Android 端末の両方でホーム画面にブックマークを追加して確認しましょう。
公開直後に実施すべきこと
公開URLにアクセスしよう
Webサイトを公開したら、まずブラウザに指定のURLを入力して、ページが表示されるか確認しましょう。
- ポイント
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- ベーシック認証が外れているか確認しましょう。
- PC、スマートフォン、タブレットそれぞれで確認しましょう。
フォームの動作を確認しよう
多くのWebサイトにはお問い合わせ用のフォームが設置されていますね。
公開前に、開発環境やステージング環境で動作確認をしている前提ですが、公開後も必ず動作確認をしましょう。
- ポイント
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- メールが送受信されること
- 文字化けが発生していないこと
- メールのTo, Cc, Bcc, From, Subject 等が期待した内容になっていること
Google にホームページを登録しよう
Googleの検索結果に公開したホームページを表示させるために、「Google Search Console」を使ってインデックス登録を行います。
Google Search Consoleは、サイトの問題点や改善点を教えてくれる無料のツールです。サイト運用には必要不可欠です。
Googleアナリティクスを見よう
ホームページにGoogleアナリティクスを導入する場合は、公開後にGoogleアナリティクスを導入してください。公開したホームページのトラッキングができているか確認しましょう。
- ポイント
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- リアルタイムレポートの画面で、アクティビティが発生していること
SNSシェアボタンを押そう
FacebookやTwitterなどのSNSボタンが設置されている場合は、ボタンを押してみましょう。またSNSのアプリやページにて、URLを添付した投稿を行ってみましょう。
- ポイント
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- 期待しているタイトルと説明が表示されること
- 期待している画像が表示されること(各ページにアイキャッチを設定している場合は念入りに確認を)
モバイルフレンドリーテストを実施しよう
Googleが「モバイル ファースト インデックス」の導入を正式にアナウンスしました。これによって、モバイル向けページの評価が検索結果のランキングに影響を与えます。必ず、モバイル フレンドリー テストを実施しましょう!
もし「このページはモバイル フレンドリーではありません」という結果であったとしても、修正するポイントも教えてくれるので、それに従って修正しましょう。
▼Google Search Console モバイル フレンドリー テスト
https://www.google.com/webmasters/tools/mobile-friendly/
リダイレクトが正常に動作しているか確認しよう
リニューアルの場合はURLが変更になることがあります。リダイレクト設定を施しているホームページであれば、旧URLにアクセスしたときに新URLのページが開けるか確認しましょう。
広告が表示されるか確認しよう
広告を埋め込んでいる場合は、広告が正常に表示されるか確認しましょう。広告は収益にも影響が出るので、表示されない場合は早めに対応したほうがよいかもしれません。
まとめ
いかがでしたか。前提として、サイトリリース時に問題が頻発しないように次の点は意識するようにしてください。
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- テスト期間をしっかりと設ける
- リリース手順書を用意しておく
- リハーサルを行う
そして、公開前のテストも重要ですが、公開後の確認も非常に重要だということを忘れないでください。
LIGはWebサイト制作を支援しています。ご興味のある方は事業ぺージをぜひご覧ください。