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正確な英語翻訳ができる翻訳ツール3選!精度を高めるコツも紹介
前回、前々回と翻訳ツールに関しての記事を書きましたが、今回は自分で英語を書く際のスペルミスや文法などを校正してくれる最強ツール、「Grammarly (グラマリー)」をご紹介したいと思います。
僕自身セブのエンジニアやクライアントとのやり取り、SNSのプライベートなメッセージを英語で書くことが多いのですが、読み書きはかなり苦手です。日本語でさえ誤字脱字や表現の繰り返しなどのミスをしてまうのに、英語ならばなおさら。。。
少しでも英語で文章を書く機会のある方には、ぜひこのツールをオススメしたいです。
目次
ネイティブも利用する校正サービス、Grammarlyの素晴らしい機能
まずは上の動画をご覧ください。ソーシャルメディアマネージャーとしての転職初日、不運なことに自社サービスのサーバがダウンし、いきなりクレームへのメッセージ返信に追われる羽目になる……というストーリーです。
注目は動画の30秒あたりから始まる実際のGrammarlyの使用イメージ。スペルミスやコンマ、アポストロフィの抜け漏れを猛スピードで修正してくれてますね。これなら英語でのメッセージ対応もサクサクこなせます。
- Grammarlyが解決してくれること
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- スペルミスやタイプミス
- 文法の間違い
- 単数形複数形の間違い
- aやtheなどの冠詞の抜け漏れ
- 前置詞の抜けや誤用
- コンマやアポストロフィーなどのスタイル調整
これらすべてを一瞬かつ素晴らしい精度で指摘し、クリック一つで修正してくれます。オーサム。
指摘された「SEE MORE IN GRAMMALY」をクリックすると詳細な説明画面がポップアップします。
英語学習者としてスペルチェックを修正機能に頼り切るのではなく、なぜその修正が必要なのかをきちんと確認することは大事ですね。
Grammarlyの多彩な導入方法
まずは下記オフィシャルサイトからアカウントを登録しましょう
Chrome, Firefox, Safari, Edge など各種ブラウザに対応しているので、サイトから拡張機能としてダウンロードし、名前、メールアドレス、パスワードを登録してアカウントを作成します。
これが終われば、あとはGmail、Facebook、Slack、Chatwork、WordPress、などなどブラウザでテキスト入力する部分はすべてチェックしてくれます。めっちゃ簡単。
後はMac、Windowsのスタンドアローンアプリもあるので、ブラウザ以外で使いたい方はこちらから。
https://www.grammarly.com/native/
iPhone、Android用のGrammarly Keyboardアプリも!
Android版 は以前からあったのですが、僕はiPhoneユーザーなので使えませんでした。そしたら先日2017年11月に、待望のiOS版が登場!
Grammarly Keyboard for iOS
キーボードの拡張として動いてくれているので、スマートフォン側でテキスト入力をする際にリアルタイムで訂正をしてくれます。
これさえあれば出先でのメールやSNSでのやり取りも、スペルミスを恐れずにガンガン出来るようになります。スウィート。
(後は、SlackやEvernoteのデスクトップアプリ内で使えるようになってくれれば…!)
Grammarly プレミアム(有料版)について
上記紹介したのは、全て無料版までの機能になります。
有料版にアップするとそれに加えて、
- 更に高度な文法チェック
- 別の言い回しをサジェスト
- 単語の言い換え
- 盗用度のチェック
このあたりがアップグレードされます。
この動画の中で、黄色の下線でサジェストされている部分が有料版のみで校正される部分です。全体の内容を理解した上でさらに適切な文章になるようにサジェッションしていてすごい。
海外の大学に通っていて論文を書く学生さんや日本人だからといって許されないガチのビジネスメールのやり取りが必要な方は確実に検討した方がいいでしょう。
普段そこまで英語を使わないという方は無料版で十分かと思います。僕もまだ無料版ですが、そのうち必要になったらアップグレードするつもりです。そこそこな値段ですが、校正チェックにかける時間を考えたら安いもんです。
余談: Grammarlyという会社について
余談ですが、実はGrammarlyのサービス自体は2009年スタートと決して新しくなく、最初は大学向けの有料サービスでした。そこからMicrosoft Officeのプラグインに展開し、2013年にWebサービス化(けどこの時点では有料版)。2015年にやっとブラウザ拡張機能として現在と同じ内容のものがリリースされました。僕も含め、Grammarlyを使い始めた人はこのあたりからが多いかと思います。それから拡張機能や対応デバイスを増やしてパイを広げ、2017年に初めての資金調達(1億1000万ドル!)。
今のフリーミアムの形からスタートするのではなく、特定分野のプロフェッショナル向けからスタートし、サービスやファンを育ててから一般コンシューマー向けに展開し、大量のデータを得て機械学習によってさらに精度を上げていくという戦略。しかもその間、文章構成というサービスからピボットしていないのがすごい。
初めて大規模な資金調達をおこなったGrammarlyが2018年以降どういう風にサービスを成長させていくのかが個人的に楽しみです。
まとめ
英文を作成するのがめんどくさい、スペルミスが恥ずかしいので気軽にメッセージのやりとりができない。という人、少なくないですよね(僕です)。間違いを極度に恐れる日本人の性格が英語のハードルを上げてしまっているというのはよく聞く話。
僕はこのサービスが利用するようになってから英語を書くハードルが確実に下がりましたので、少しでも英語を書く機会がある方はぜひ使ってみて下さいね!