こんにちは、エリカです。
見積依頼をしたいけれど、なにを尋ねればいいか分からない!
見積書や提案書の内容が適切なのか分からない!
そんな悩みを持つWeb担当者の皆さまに、制作会社から適切な見積を引き出すテクニックをご紹介します。
STEP1 : 思いついた課題をすべて書き出す
まずは課題を書き出してみましょう。課題の大小や優先度は決めずに、とにかく思いついたことをすべて書き出します。
ポイントは『なぜ課題なのか』を添えることです。
課題の例
- 新しいサービスを作るから、サービスを説明するサイトがほしい
- デザインが古くなったと感じるから、新しくしたい
- お問い合わせの件数が少ないから、問い合わせの数を増やしたい
- ニュースの更新が面倒だから、更新しやすいサイトにしたい
- Googleの検索結果に表示されないから、SEOを強くしたい
STEP2 : 書き出した課題を3つに分ける
前項で書き出した課題を、3つのカテゴリーに分けて整理します。
3つのカテゴリー 効果 / 機能 / 印象
効果
- 問い合わせ数を増やしたいといった、数値化できる効果の課題です。
- この課題を解決することで、よい数値が増加したり、わるい数値が減少します。
機能
- 説明ページを作りたい、更新機能をつけたいといった、有る・無しが分かれる課題です。
- この課題を解決することで、情報の充実や、使い勝手の良さを得られます。
印象
- 古く感じるとか、雰囲気を変えたいといった、見た目に関する課題です。
- この課題を解決することで、ユーザーの満足度が上がることが見込まれます。
- 最も数値的な評価がしにくい課題でもあります。
課題の分類例
効果
- お問い合わせの件数が少ないから、問い合わせの数を増やしたい
- Googleの検索結果に表示されないから、SEOを強くしたい
機能
- 新しいサービスを作るから、サービスを説明するサイトがほしい
- ニュースの更新が面倒だから、更新しやすいサイトにしたい
印象
- デザインが古くなったと感じるから、新しくしたい
STEP3 : 優先順位を決める
前項で整理した課題に、3つの優先順位を設定します。
3つの優先順位 A:必達 / B:優先 / C:希望
A:必達
- 必ず達成しなければいけない課題です。
- Aが達成できなければ発注できません。
B:優先
- 基本的には達成したいが、見積やスケジュール次第で切り捨てることもできる課題です。
- 達成できるBの量で、見積を評価することが可能です。
C:希望
- 将来的に達成したいが、現時点では現実的では無かったり、優先度が低い課題です。
- 基本的には切り捨てですが、まとめて対応した方が効率がよいと判断する場合もあります。
優先度さえ決まっていれば見積の判断はとても簡単になります。
相見積をとったけれど、各社の見積内容が違いすぎて比較できない、なんて問題を防ぐことができるので、ぜひ参考にしてください。
STEP4 : 依頼書の形式にまとめる
最後は依頼書の形式にまとめましょう!
LIGのお問い合わせでは下記のような形式をご用意しています。
- 制作のご依頼内容(サイトの種類)
- 想定予算
- ご希望納期
- 現在のURL
- 概要(実施したい内容)
- 目的(達成したい内容)
- ターゲットユーザー
- 参考サイト・競合のサイト
まとめ
いかがでしたでしょうか。
LIGでは毎日たくさんのお問い合わせをいただいておりますが、見積もりやすい依頼はかなり少ないと感じます(感覚的には30分の1くらい)。
これはWeb担当者が悪いという話では無くて、そもそもWeb制作の依頼書を作るのは非常に難しいということを意識していただきたいのです。
正確な依頼書を作ろうと思ったら、まず自分たちのビジネス・会社について深い知識が必要で、かつWebへの幅広い知識も必要になるからです。
制作会社側もなるべくご要望にマッチした見積を作りたい、費用対効果のある提案をしたいと考えて、ヒアリングを頑張っていますので、依頼をする側でもテクニックを意識することでぐっと有意義な見積が出来るのではないかと思います。
ぜひ一緒に、いいWebを作っていきましょう!
LIGはWebサイト制作を支援しています。ご興味のある方は事業ぺージをぜひご覧ください。