こんにちは、ディレクターのむむです。
サイトを作る時は、新規サイト制作か、リニューアルかの 2 択が主だと思います。リニューアルを行う場合は、今までの PV 数や UU 数をできれば引き継ぎたいと思いますよね。
その際によく聞かれるのが「リダイレクト」です。
リダイレクトとは一体どのようなもので、どんな種類があるのか。この点について、自分なりにまとめてみました!
リダイレクトとは
指定した Web ページから 自動的に他の Web ページに転送されることを指します。
リニューアルなどサイト URL が変更した場合に、旧 URL から新 URL へ誘導するときに用いられあるアレのことですね。
リダイレクトの種類
実はリダイレクトにもいろんな種類がるのはご存知でしたでしょうか?
私は正直こんなにあることを知りませんでした。
「 301 と 302 だけじゃなかったんだ」というのが正直な感想です。
ではでは、それぞれどんな違いがあるのか見ていきましょう
- 301 Moved Permanently
- 302 Found
- 303 See Other
- 307 Temporary Redirect
301 Moved Permanently
「 301 」のステータスコードは、URL が新しい URL へ永久的に変更されたことを表すリダイレクトになります。
よく聞く「 301 リダイレクト」と呼ばれているやつです。
「サイトやページが移動した」ということを表します。
この処理を行うことで、今までの検索エンジンからの評価を落とさずサイトの移転を行うことができます。しかし、引き継ぎの時間も数週間以上かかる点と、評価がすべて引き継がれるわけではありませんのでご注意ください。
また、この設定を行うと旧サイトは検索エンジンからインデックスされなくなります。
302 Found
「 302 」のステータスコードは、URL が新しい URL へ一時的に変更されたことを表すリダイレクトになります。
「一時的に移動された」ということを表すため、移転前のサイトの情報が移転後のサイトに受け継がれることはありません。
例えば メンテナンス中であったり、サーバーエラーが発生したときにエラーページへリダイレクトする場合に使用されます。
302リダイレクトの場合は、既存サイトがインデックスされ続けますので、1 〜 2 週間程度の場合に使用します。
303 See Other
「 303 」のステータスコードは、新しい URL に GET メソッドでアクセスすることが決められたリダイレクトになり、他の場所を参照してくださいという意味を持っています。
「フォーム遷移後にリダイレクトして TOP ページへ戻す」というような遷移で使ったりします。
このステータスコードは HTTP/1.1 から導入されたものとなりますので、HTTP/1.1 が策定される以前に開発された多くの Web サイトは「 303 」ではなく『 302 Found 』が使われています。
307 Temporary Redirect
こちらのステータスコードも HTTP/1.1 から導入されたものとなります。「 307 」のステータスコードは要求されたリソースは一時的に異なるアドレスに置かれていることを表すリダイレクトになります。
「 302 Moved Temporarily 」から、不正な使われ方をすることが多くなったために「 302 Found 」となり、代わりに「 307 Temporary Redirect 」が定義されたことがきっかけで誕生しました。
Temporary Redirect とは「一時的なリダイレクト」の意味となり、内容としては 302 リダイレクトと近しいものとなります。しかし、リダイレクト前と同一メソッドでリダイレクト先へもアクセスを行うところが異なる点となります。
リダイレクト元で GET や POST の指定があり、この部分をそのままリダイレクト先へ引き継がせたい場合は 307 リダイレクトを使います。
リダイレクトに必要な物
実際にリダイレクト処理をエンジニアに依頼する際に、事前に調べてまとめておくものを下記へ記載します。
- 旧ドメインを契約しているアカウント情報
- 旧サイトのサーバー情報
- 新ドメインを契約しているアカウント情報
- 新サイトのサーバー情報
- 旧サイトのどのページを新サイトのどのページへ遷移させるかを示すリストまたは変更ルール(Excel)
私の場合は上記をまとめて情報としてエンジニアへポーンとお渡ししました。
制作会社へ依頼する場合にも、社内で対応する場合にも情報がまとまっていると作業がしやすいと思います。
最後に
いかがでしたか。
サイトを作る上でリダイレクトは大切ですよね。
私はリダイレクトについて調べた際に結構たくさん種類があるんだな〜と思いました。多くのサイトは 301 または 302 にて対応する流れになると思います。
Web サイトを制作する上で考えたい部分になりますので、もし対応する場合はそっとこの記事を思い出してみてください。
以上、むむでした!
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