エディターのケンです。
みなさん、ネットプリントを使ったことはありますか? インターネットで名刺を頼んだり、チラシの印刷を頼んだりするサービスです。
今回、ネットプリントの会社であるベストプリントさんからPRの話をいただきまして、サイトを見たり他社と比べたりしてみました。
が、
まったく分からねぇ!
価格は他社と比べて安いように見えないし、扱っている商品は名刺、チラシ、冊子などほとんど一緒。印刷にかかる時間もほとんど変わらない。なんならサイトもどこも似通っている。
な、なにをPRすればいいんだ……!?
というわけで、ベストプリントを運営する株式会社五色の川島一也さんへ話を聞いてみることにしました。
うおおおおお! どこが強みになってるのか全然わから〜ん!
教えて、ベストプリントさ〜ん!!
ネットプリント会社、どこも一緒に見える問題
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・

申し訳ございません。

え?

ベストプリントのサイトを見て、他の印刷会社との差がまったくわかりませんでした。ほんっとうに申し訳ございません!

ちょっと、やめてくださいよ!

川島さん、なんでこんなにも印刷会社のサービスってどこも一緒に見えてしまうんでしょうか。同じように見えてしまうぼくが悪いんでしょうか。

いや、ケンさんが悪いわけじゃないんです。印刷業界は古くから印刷業をやっている人たちが多くて、インターネットに慣れていない方々が多いんです。で、うまくいっていそうなところを見て、同じようにマネしていく悪しき習慣がありまして……。

ええ! マネしてたんだ!?

「あの印刷会社は、うまくやっているようだ。真似してみよう」「あ、こんな商品出しているんだ。うちも取り入れてみよう」といった具合に取り入れていった結果、どこの会社のページも同じような感じになったんと思うんです。

なるほど……。そちらの都合はわかったんですが、使う側はどこを選んでいいかわからなくないですか? 見た目はどこの印刷会社も似通ってしまっているわけですよね?

おっしゃるとおりです。なので我々はサイトを見直してるところなんです。お客様から選ばれるには、まずわかりやすいサイトである必要がありますよね。もっと印刷物を使った体験だったり、ユーザーが欲しい情報を見せたりできるサイトに変えていくように少しずつ変えている最中ですね。

例えば、アメリカのとある印刷会社では、作る人の顔が見えて、かつ印刷物がどんな使われ方をするかのイメージをサイトで具体的に表現しているんですね。

アメリカではそれが当たり前なんですか?

当たり前ではありませんが、見せ方は上手だと思います。アメリカで今一番伸びている印刷会社です。

日本のサイトでは、印刷するところまでは見せるけど、どんな人が作っていて依頼した印刷物がどう使われるかまではイメージさせられていないんです。そういった用途までお客様にイメージさせられることが大事だと思っています。

あとは差別化をしづらい中で、どのように差別化して見せられるかが今後の課題です。

なるほど。今後どんどん分かりやすいサイトにして差別化するってことですね。
ネットプリントを御社にお願いする理由がわからない問題

これから見やすくするためにサイトを改修するのは分かりました。

だけど、実際ぼくらは何をみてお願いすればいいですか? すごく失礼な言い方しちゃうと、それだけだと御社に頼む理由にならないと思うんです。

そうですね。弊社は、アメリカに支社があるので、他の会社で扱っていない商品を扱っています。

他では扱えない商品ですか?

社長が新しいもの好きで、どんどん新しい商品を仕入れてくるんですよ。例えば、5メートルあるのぼりや、海外のショッピングモールにあるような横断幕とか。

5メートルののぼりなんて、何に使うんですか(笑)

展示会やイベントに使われることが多いですね。最近ではテーブルクロスもあります。

幅を広げすぎじゃ……。

そうですね(笑)。あとは、タブロイド新聞や包装紙とか幅広く対応できますよ。社長がお客様の要望にどんどん応えちゃうから、どんどんやれることの幅が広がっちゃうんです。
差別化ポイント1. 他には扱っていない商品がある!

イジワルな事を聞きますね。確かに他の会社で扱っていない商品は差別化になると思います。だけど、幅広い商品ラインナップは差別化になりえますか? 逆に選びづらくないですか?

確かに商品がたくさんあると、選びづらさはあると思います。

しかしラインナップ以外に柔軟な対応ができることは、大手と差別化できているポイントです。やはり大きな会社だとどうしても時間がかかったり、柔軟に対応できなかったりするので。

なるほど。例えば、どんな対応がありましたか?

通常、印刷後はご指定の場所へお送りをするのですが、どうしてもお急ぎの場合は店頭で受け取れるようにしています。

他には、「2日後の展示会で使うメニューやパンフレットを2,000枚ほしい」といった場合です。初日に2,000枚は無理でも、先んじて1,000枚だけお渡しして、残りは「刷り上がりしだい会場にお届けする」ことも対応できます。この辺りのご相談はお電話いただければ相談にのれると思います。

緊急の案件も対応してくれるのは嬉しいですね。大手だと難しい対応かもしれません。

もちろん対応できるものと、そうでないものがあるので、まずはご相談いただければと。
差別化ポイント2. 大手にはできない柔軟な対応ができる!

あと弊社は、オンデマンド印刷の工場が秋葉原にあるんです。

秋葉原だと何か違うんですか?

通常、印刷工場は地方に持っているところが多いんです。都内にあると一度印刷した質感なんかを直接工場にきて確かめられるんですよ。

なので、例えば同人誌などの小冊子は、注文の仕方によっては直接工場で確かめていただいて、修正点があればすぐに会社に戻って修正して、また工場で確かめることができます。

またこの秋葉原近辺は、弊社でもデザインの修正などを承っているのですが、デザインだけを請け負っている会社や印刷したものを本にしてくれる会社もあったりするので立地的にも非常に便利です。

なるほど! 秋葉原に印刷工場があるからこそ柔軟な対応も可能なんですね。
差別化ポイント3. 都内にオンデマンド印刷工場があるから、仕上がりをすぐに確かめることができる
結局、料金って安いの? 問題

差別化したポイントは分かりました。でもユーザーって最初に料金を見ませんか? 安い方に流れてしまいそうですが……。

必ずしも安ければいい訳ではないんですよ。実は、価格を安く表示している印刷会社は、送料を別にしている場合が多いんです。一方、弊社は送料込みの価格にしています。

なので計算していただくと、最安値と謳っているところと実はほとんど料金が変わらないんです。

それって損しているんじゃないですか?

そのあたりはしっかり見せていく必要があるので今後の課題です。

お客様は安い印刷会社を探すのにいろいろなサイトを見比べますよね。

そうですね。

弊社は、パッと見た料金は高く見えるかもしれませんが、送料込みの価格表示ですし、送料もなるべく全国一律にしています。そういう面では分かりやすい料金設定ですし、比較しやすいと思うんですよ。

比べた時に計算しやすいってことですか?

そうです。そして、印刷会社は繰り返して使っていただくことが一番大切なんです。リピートしてくれるお客様からすると、始めから値段が見えていた方が使いやすいんです。

リピーターのことを考えた価格表示にしてるんですね。
失敗しない印刷方法を教えます

最後に、印刷物って刷ってしまったら後戻りできないじゃないですか。どうすれば、失敗せずに印刷物を依頼できますか?

あまり書いてほしくないんですが、一番良いのは、まず商品のサンプルを頼むこと。次に無料お試し印刷で、印刷具合を確認。そこまでやって本番の印刷を頼むことが一番失敗しない方法です。急ぎの場合はできませんが。

どうしてあまり書いてほしくないんですか?

あ! 本番で印刷するまではお金かからないから送料とお試し印刷分で赤字なのか(笑)

その通りです(笑) だけど、仕上がりを丁寧に見てもらったほうが、きっと印刷の良さをわかってもらえますし、お客様の用途に合わせた頼み方をしていただくことが印刷会社としては一番嬉しいことなんです。

良い話になってましたね。大事なことなので、ちゃんと記事にしておきましょう(笑)
まとめ
ということで、川島さんにいろいろとお話を伺いました。他社にできないポイントを大きく3つまとめると以下の通り。
- 他には扱っていない商品がある!
- 大手にはできない柔軟な対応ができる!
- 都内に印刷工場があるから、印刷物をすぐに確かめることができる
いろいろ失礼な質問を投げてしまいましたが、川島さん本当にありがとうございました!
印刷会社選びでお困りの方はベストプリントへ
少し無理な要望も、問い合わせをすれば柔軟に対応してくれるベストプリント!
社長が突っ走って集めてきたおかげで品揃えも豊富!
ぜひとも展示会やイベント、大学の文化祭、会社の周年記念などに一度検討してみてはいかがでしょうか。
納期が迫っている! 他の印刷会社だと難しいと言われた!
困ったらまずはベストプリントへご相談してみてはいかがでしょうか。