うぬらこんにちは! カリカチュアアーティストの田中ラオウです。
今回のブログテーマは犬猫イラストの描き方
今回は描いて楽しい見てかわいい、犬と猫のイラストの描き方です。じつは僕が運営している似顔絵受注サイト似顔絵制作ドットコムではオーダーの2割以上がペットのご依頼です。これまでたくさんの犬や猫を描かせていただいてきたなかで、バランスをとりやすい描き手順が見えてきましたので、今回の記事は、犬や猫のイラストを描いてみたいな、と思っている方に向けてその描き手順を紹介いたします。
犬猫のイラストは輪郭こそすべて
人物を描くときも同じですが、生き物を描くときに一番重要なポイントは輪郭です。輪郭線がきちんと犬猫らしく見えるかどうかを注意しながら描いていきましょう。
顔を3つのパートに分ける
いきなり全体の形を正確に捉えるのは少し難しいと思うので、まずは大まかなパートごとに分けてシンプルな形で捉えてみます。
コチラをご覧ください。


これは犬(猫)らしさを捉えるために重要なポイントを大きく3つに分けた図です。
- 赤=土台となる頭蓋骨
- 青=鼻と口周りのボリューム
- 緑=耳
このポイントそれぞれの大きさ、形、位置関係を見るのが動物画の基本にです。例えばダックスフントやドーベルマンのような面長の犬種は、小さい土台の下に細長い鼻が付いているバランスになります。

目や口はそれほど重要じゃない
輪郭をしっかりと描きたい犬(猫)らしいバランスで描けてさえいれば、そのなかに描き込む目や口の細かい形はそれほど重要じゃありません。極端な話、猫の輪郭の中に人間の目を描いても猫のイラストとして成り立ちます。ぎりぎりで(笑)。

自身のイラストを描きたい方も、まずは輪郭を正確に捉えることを意識して、顔の中のパーツに遊び心やオリジナリティを込めていくのが良いと思います。
好きなパーツを描き込んでみよう
上の犬種の図を薄くした画像を添付しますので、プリントアウトしてなぞってみるのもいい練習になると思います。

色々な目鼻を描き入れてみることで、どの程度正確に描くべきかが掴めてくると思います。

田中ラオウ実演
最後に僕が運営する似顔絵ネット注文専門店【似顔絵制作ドットコム】にご依頼いただいた時のペットの似顔絵の描き方をデモンストレーションとして紹介させていただきます。※現在、注文過多のため、田中指名の場合は通常の倍の納期(2週間~)をいただいております。あらかじめご了承ください。
モデル

ラオウの実家の猫「ポッキー 14歳(♀)」。後ろに見えるのは実家の電話機(FAX機能付き)
下書き

最初にご紹介した3つのポイントのバランスを取ります。

ディテールを描きます。
ペン入れ

線の強弱を意識しています。

線画完成。
色塗り

使っているのは色鉛筆の芯だけを固めた変わった画材。

細かいところも塗り残さないように。
完成

ポッキーはラオウに似て、人を寄せ付けない誇り高い帝王タイプの猫なのでかわいくなりすぎないよう、背景に紫を入れました。
ペットの似顔絵ギャラリー
最後に僕が今まで描かいたたくさんのペットの似顔絵をご紹介します。

うおりゃっ!





そいやっ!!





まだまだっ!!!








わっしょいわっしょいわっ・・・っ!!?

ラオウさん

はい?

画像載せすぎ

・・・
【結論】 ペットの似顔絵を30枚くらい立て続けに載せると編集長に怒られる
皆さんもこの記事を参考にしながらペットの似顔絵を描いてみましょう!
 
 
田中ラオウ公式Webサイト「The Artwork of Raou Tanaka」
田中ラオウ監修の似顔絵販売「似顔絵制作ドットコム」
 
     
        

 
                         
                                 
                         
                                 
                         
                                 
                         
                             
                            