注)この記事は、わたくしセコが壱岐島で入手困難な極上牛「壱岐牛」や海産物、麦焼酎をとことん味わった、とにかくお腹が空いてしまう記事です。どうしても我慢できない方は、3月25日(土)になんとたった1000円で壱岐の料理を食べることができる壱岐島のイベントを行いますので、ぜひご参加ください。イベントの詳細は当記事の最後でご確認できます。
こんにちはー! 神々の島、長崎県壱岐島やって来ましたよ!
壱岐島は、古事記に載っていたり、神社が1000社以上あったり、日本のモンサンミッシェルと呼ばれる小枝一本持ち出してはいけない神社があったり、まさに神々の島!
長崎県壱岐島のパワースポットが神秘的すぎて気分も心もリフレッシュ!
長崎空港から飛行機で30分、博多から高速船でわずか1時間ほどで来れる場所です。
朝に東京を出たら、昼には到着できますね! 近い!
今回は、壱岐島でしか味わえないグルメがあると聞きつけ、至高の食をレポートしにきました。
ここから出てくる食べ物の多くは壱岐島のふるさと納税の返礼品としてもらえるので、良ければチェックしてみてくださいね!
目次
幻の名牛が食べられる卸売肉屋「うめしま」
まず幻の名牛と呼ばれる「壱岐牛」を食べられる「うめしま」にやってきました。
壱岐の子牛は、全国の有名ブランド牛の素牛として出荷されているらしく、肉質が良く評価が高いのだとか。そんな牛を島内で育てた「壱岐島生まれ、壱岐島育ち」肉質等級3・4・5等級の牛が「壱岐牛」になるらしいです。つまり、壱岐牛は生産頭数が非常に少なく、知る人ぞ知る極上牛なんです。
では早速、いきますよー!!
店の中に入ると著名人の色紙がずらり!
店内に貼られている壱岐牛のポスター。この肉を今から食べられるわけです。
それでは東京生まれ、東京育ちの私の口に合うのか確かめます。
来ちゃいました! カルビ!!
なんですかね、この上品な霜降り。
文句のつけようのない見た目です。
ひっくり返すのは一回のみです。最高の味を求める者として当たり前の行為です。
あまりに素晴らしい肉を目の前にして食べる前からニヤけてしまってます。
パクつきますよーーっ!! と。
あぁ、壱岐の馬鹿……。
サーロインステーキも頼んでみました。
鉄皿のサイズに合わせたのでしょうか。大きすぎです。
ナイフを上からかぶせるだけで切れていくサーロイン。
うっ……
ぱぁ〜!
なんでしょうね、本当に上品な脂なので脂があっさりしてるんですよ!
いくらでも食べられます。
これは正直たまげたものを最初からいただいてしまいました。
星3つです!
若宮水産は玄界灘で穫れる海の宝石箱
うめしまの隣には、壱岐の特産品を取り扱っている「若宮水産」があります。
そう、壱岐は海産物もスゴいんです!
旬の水イカ。イカの中の王様ですね。刺し身にしたら最高です。
味噌漬けもあります。
壱岐といえばウニなんですよ! 豊かな海では、ムラサキウニから少し小ぶりの赤ウニまで獲れます。
冬の時期はシーズンではないですが、4月中旬から10月初旬ごろに来れば、超濃厚な絶品ウニ丼を味わえます。
そして最高級の黒アワビまで…壱岐の海がスゴすぎるんですけど…。
まさに海の宝石箱。恐るべし。
麦焼酎発祥の地で伝統を活かし革新を続ける壱岐の蔵酒造
麦焼酎発祥の地に来たら、さすがに昼から飲まなきゃダメですよ。
壱岐焼酎っていうのはフランスのボルドーやスコッチ・ウイスキーと同様、その土地で作られたブランドとしてWTOや国税庁から世界的に認められているのご存じでした?
お伺いしたのは「壱岐っ娘」や「壱岐の島」など様々な種類の麦焼酎を開発・販売されている壱岐の蔵酒造です。
おぉ、早く飲みたいーーっ!!
酒蔵の手前には試飲できる販売所があります。
壱岐の蔵酒造は明治32年創業の原田酒造など伝統ある酒蔵6社が昭和59年に壱岐焼酎協業組合として統合してできた、伝統と最新技術を融合させて麦焼酎の開発に取り組んでいる会社です。
数々の賞状やトロフィーは壱岐の蔵が高品質の麦焼酎をつくっている証拠です。
まばゆいですね。世界的な賞も受賞しているようです。
安倍首相も来たのかな?
スゴいですよね?
どんな焼酎なんでしょう、早く飲みたいーーっ!!
はやる気持ちを抑え、社長の原田さんが各焼酎と工程の説明を丁寧にしていただきました。
「おいしい焼酎を作るためには水が1番大事なんです。この場所に蔵を作ったのは、とにかく新鮮できれいな水が出る場所だったからなんですよ」
「通常、昔からの酒蔵は横から横への移動作業になっていますが、壱岐の蔵酒造は3階建てになっており焼酎が作られる過程を上から下に落としていく事で次の作業に効率的に移れるようにつくられております」
(早く飲みたいなぁ…)
「こちらの3階にあるドラムはお酒をつくる上で最初の工程になります。ホースで水を持ってきてタンクをまわして米を洗ったり、浸したりして、その後蒸気を入れて蒸し上げにします。そして蒸し上げて冷やしたお米に麹菌を含ませて、アルコールを作っていき次の工程のために2階のドラムに落としていきます」
(なるほどぉ)
「ここは酵母を培養するための部屋です。麹はカビで、酵母は微生物と覚えてください。まず酵母はグルコースという糖しか食べれません」
「そして酵母がグルコースを食べてアルコールに変えます。お米はデンプンなので、デンプンをグルコースに変えてあげる必要があります。そのデンプンをグルコースに変える役割を担っているのが麹菌になります。従って麹も酵母もないとアルコールは作れないのです」
(これとこれが菌として…うん、うん。化学な感じ)
(さっぱり分かんないや…)
蔵から見える景色は、大きな貯蔵タンクが並んでいて、その後ろには雄大な景色が広がっています。
(あの中にたくさんウマいものが入ってるんだろうなぁ)
「ここは、焼酎業界では三角棚と呼ばれる場所です。日本酒でいうと麹室と同じです。上の階に先程見たドラムがあるので、こちらの黒いシューターでお米を落としてきてこの三角棚に敷いていきます。この中でしゃもじを使って温度管理をしながら麹をつくっていきます」
 :
(とにかく声がいいんだよなぁ。原田さん)
「これが二次仕込みのタンクです。このタンクに2日間かけて作った麹を入れてデンプンをグルコースに、さらに酵母を入れる事により酵母がグルコースを食べてアルコールに変えます」
(優しいよなぁ、原田さん)
「こちらが蒸留機です。蒸留というのは簡単に言うと水を沸かすと蒸気が出ますよね。水の沸点が100度、アルコールの沸点が78度となっているので一緒の熱を加えるとアルコールのほうが先に出てきます。それを冷やしポタポタと出てきたのが、焼酎の原酒です」
「原酒は蒸留したばかりは非常にアルコール度数が高いのですが、蒸留を続けていくと水も一緒に出てくるためだんだんアルコール度数も減っていき、最終的にはアルコールのほうがなくなり水が多くなってきます」
「だいたい蒸留を続けて垂れて出てくるアルコール度数が16度くらいになった時に蒸留を止めます。その時点で溜まった原酒のアルコール度数は45度くらいになります。それを最低一年間貯蔵して熟成させてから製品化していきます」
(原田さん……)
(僕は……)
(僕は……飲みたいだけの男なんです……)
「こちらはシェリー酒で使われている樽になります。この中に入れて2年から3年寝かし、さらに貯蔵タンクで2年から3年寝かし、合計で5年くらいは寝かした焼酎になります」
(樽ですねぇ…)
「では飲んでみてください」
きたーーーーー!
40分ほど丁寧に説明していただき、販売所に戻ってみると、原田さんが壱岐の蔵酒造でつくっているお酒をすべて並べてくれました。
記念すべき一杯目は「壱岐っ娘 25°」。
ありがとう! ありがとう原田さんっ! それでは、飲ませていただきます!
まずは香りを楽しみます。
そしてクイっと。
プハーッ! これはスッキリ飲みやすい!!
そして後から豊潤な香りが鼻を突き抜けます。
これもどうぞ! と次々に切れ目なく注いでくれる原田さん。
さすがに5杯目くらいになると、こんな目になってしまいます。
プッハーーー。
びっくりするくらいウマいお酒を次から次へと飲ませてくれるのですが、このペースは普通にコロっとやられそうです。
壱岐の蔵酒造の中でも高級酒である「壱岐っ娘 35° 黒箱」です。高級感ありますね!
減圧蒸留でつくられており、米麹の旨味と麦の風味が絶妙な一品です。
こちらはなんと言っても35度とアルコール度数が結構高め。
タンクで1年以上寝かせてる高級酒、いきます!
この酔い加減で更に35度を追加!
クイッ!
………。
(マジで効いてる)