こんにちは。駆け出しデザイナーのミシェルです。
普段の業務は、 LIG ブログのアイキャッチやバナーのデザインです。しかし、まだまだ経験値が浅いがゆえ、デザインの表現の幅の狭さに日々悩んでいます。先輩デザイナーたちは、どんな風に仕事をこなしているんだろうか……。
そこで、LIG にはどんなデザイナーが在籍しているかの紹介も兼ねて、色々と聞いてみることにしました。一人目のデザイナーは、 2015 年 9 月に入社したトミーです。
人物紹介:トミー 2016年に手がけた「GREE SECONDARY PROJECT」のサイトでは、多数の賞( CSS Design Awards S.KUDOS / AWWWARDS Merit for Commendable Sites / CSS WINNER SOTD / DesignAwards.Asia SOTD / CSS REEL WOTD )を受賞。 LIG のデザインを引っ張っていくうえで欠かせない存在。 |
受賞の秘訣やデザイナーとしてのキャリア、LIG に興味のあるデザイナーの方は是非読んでみてください。
多数の賞を受賞した「GREE SECONDARY PROJECT」サイト制作秘話
ー どんな賞を受賞されたんですか?
Web にはオンラインアワードが複数種類あって、世界各地のサイトがそれぞれの賞に毎日応募しています。選考基準は賞によって違いますが、どの賞も応募されたサイトの中から、 NOMINEE として選出されたサイトがギャラリーに掲載され、その中から 1 日に 1 サイトがSOTD ( SITES OF THE DAY ) として表彰されるんです。
審査員は、 SOTD 、 SOTM 、 SOTY などを数多く受賞している、世界各国から選出されたアートディレクターやデザイナーが務めているらしいです。特に CSS Design Awards や AWWWARDS、 FWA は世界でも最高峰のサイトが集まってくるので見ているだけでおもしろいですよ。
ー それだけの中で選ばれたってことですね! 苦労したポイントはありますか?
サイトデザインは表現の方向性を「広がり」にし、信頼感や誠実さをカラーと合わせた線形の遷移アニメーションに落とし込みました。苦労というか時間を要したところは、多分デザイナーよりフロントエンドが大変だったと思うのですが、 html5 の canvas で表現した背景の「広がり」のアニメーションです。
psd でカンプを作っていましたが、コードで書かなくてはいけない箇所なので、実際フロントエンドエンジニアと調整を繰り返しおこないました。
ー この部分ですね。完成した時の感想はどうでした?
フィールドが広がっていく、思った通りの表現ができたので満足感はありました。
ー 賞をとったポイントって何だと思いますか?
一つは、事業紹介サイトとしての体裁を保ちつつ表現するポイントを絞ったこと。もう一つは、評価基準がいろいろある中で、リーダブル(読みやすいサイトと表現)部分で評価していただいたこと。この二点かなと思います。この案件で LIG の提案に対して、案を通してくださったクライアントと、フロントエンドが頑張ってくれた印象が強いです。
▼受賞した 5 つの賞
CSS Design Awards S.KUDOS AWWWARDS Merit for Commendable Sites CSS WINNER SOTD DesignAwards.Asia SOTD CSS REEL WOTD
ー デザインするときに一番大事にしていることは何ですか?
こだわりのポイントは、そのサイトに訪れるターゲットユーザーに対しての印象と使い勝手です。
あとは、キックオフ MTG に必ず行くようにしています。クライアントから直接話を聞くことがやはり大事ですね。
ー 仕事を通して成長を実感できた経験はありますか?
思い通りにいかなかったとき、後々考えていると成長している気がするんです。なんであの時ああだったんだろうって、真剣に考えたりするじゃないですか。
ー 社内のデザイナー陣の雰囲気ってどうですか?
社内のデザイナーは、個々人では仲良しなんですけどみんなで集まると殺伐とするんですよ。大勢が苦手というのは、デザイナー特有なのかもしれません。変な人はいないです。悪いやつはいない。
ー 目標としているデザイナーはいますか?
確実に一生届かないのですが、 tha. の中村勇吾さん、 THE GUILD の深津さんです。最近だと、どの制作会社にもすごい人が多いので、憧れてる人は沢山います。 LIG にも自分にはないものを持っている人は沢山いますしね。僕も自分なりに頑張ります!
新卒3年目で、未経験のWebデザイナーに転身
ー LIG に入るまでの経歴を教えてください。
普通に四年制大学を卒業してから一般企業に入社して 2 年間働きました。次第に Web の仕事をしたいなと思うようになり、会社を辞めて半年間 デジハリ の Web デザイナーコースで基礎知識を学びました。それから広告制作プロダクションで 3 年半 Web デザイナーとして勤務し、その後 LIG に入社ですね。
ー なぜ突然 Web デザイナーになろうと思ったんですか?
当時 Flash ブームのときで、デジタルというところに魅力を感じてこの世界に入ったんです。 Information Architecture (情報アーキテクチャ) という言葉が広まってきた頃で、データとして与えたものがデザインとして生まれ変わるのが萌えポイントでした。当時は Web デザインとフロントエンドを一緒にやる流れが多かったので、「デザインした。動いた! 楽しい!」みたいな感じでしたね。
ー 職種が変わることに対する不安はなかったんですか?
不安はありませんでした。新卒 3 年目だったこともあり、年齢がそんなに行ってなかったのでまだなんとかなる! と思って。それまでに Web デザイナーの経験はありませんでしたが、もともと昔からただ漠然と「デザイナーになれたらかっこいいな、それを仕事にして一生生きていけたらいいな」という思いはあったので、自然な流れだったのかもしれません。
ー 自然と運命に導かれたんですね。なぜ、Web デザイナー 2 社目で LIG を選んだんですか?
今はもう社内にいないのですが、 LIG に憧れているデザイナーが在籍していまして、そのことが大きかったです。ほかには、女性陣デザイナーとの面談で「さすがだなぁ」と思う部分が多々あったことと、年齢や立場を気にせずメンバーの個性や意思を尊重する自由な社風が感じ取れたので、LIG に入社を決めました。
ー LIG に入ってみてどうですか? ギャップとかありましたか?
ギャップはそれほどありませんでした。ただ、ベンチャーなので社内制度などがよく変わる印象はありますね。
「仕事が楽しくて、日曜日になるともう会社に行きたくなります(笑)」
ー LIG に入って変わったことはありますか?
LIG に入る前に勤めていた会社は少人数で価値観が近い人が集まっていました。今 100 人近くいる LIG に入って気付いたのは、「人の意見ってこんなにも違うんだな」ということ。いろいろな人がいるからこそ気付かされることが多々あり、視野が広がりました。チーム単位でいうと前者なので、いいバランスを保てています。
ー それによって仕事の面で生かされたことは?
『先ほど、 LIG に入る前に勤めていた会社は少人数で価値観が近い人が集まって』〜という話をしましたが、以前はデザイン会社にいたので、デザイナー思考の人が多く、コミュニケーションもなんとなくやりやすかったのですが、 LIG だとこれまでの経緯だったりがみんな違うので、説明する力は以前よりついた気がします。あと、前回のLIG SHIP( LIG デザイナーが主催する LT イベント)で代理店の方にライトニング・トークイベントで登壇いただいたのですが、その時のひとつに「鳥の目・虫の目」という話を聞いてから、最近は、そこを意識しています。
ー 普段の情報収集はどのようにおこなっているのですか?
一番頼りにしているツールは Feedly です。 Feedly では、デザイン TIPS やフロントエンド関連、広告プロモーションなどの記事をよく見るのですが、まとめたサイトの情報が膨大すぎるので、そのときに気になっているカテゴリーに絞ってみることが多いです。あとは、社外のデザイナーさんと一緒に飲みに行って情報交換をしたり。
ー ネットの情報だけでなく本も読まれますか?
本は電車や寝る前に読んでいます。アマゾンのレビューが高いものは思わず買っちゃいますね。最近一番良かった本は『融けるデザイン ― ハード × ソフト × ネット時代の新たな設計論』。デザイナーの皆さん、是非読んでみてください。
ー 最近の趣味は何ですか?
昔は DJ が趣味でしたが、最近はこれといった趣味が無いんですよ……。仕事が楽しいので、日曜日になるともう会社に行きたくなります(笑)。あとは、最近車が欲しくてめっちゃ検索しています。首都高の下とか、青山らへんとかドライブすると楽しいですよね。
ー 天職というか、本当に楽しんでお仕事をされているんですね! あ、あと個人的に……好きな映画を聞きたいです。
『愛のむきだし』という映画が好きです。
ー 最後に、LIG で一緒に働きたい人物像を教えてください。
ユーザー目線で考えられる人、ここぞというときに頑張れる人ですね。あとは個人的な好みになりますが、ギャップのある人が面白くて好きです!
ちなみに、一番好きな芸能人は本田翼です。デザイナーが好きそうな顔ですよね。非の打ち所がなくて素材がいいなと思っています。
ー 好みの女性像は聞いていませんが(笑)。トミーさんありがとうございました!
LIGではデザイナーを大募集中!
現在 LIG では、デザイナーを大募集しております。
転職活動中の方、ただお話を聞いてみたい方、興味のある方は是非ご応募ください! お待ちしております!!